フレームを使って追加コンテンツ
概要
フレーム は、1 つまたは複数のテキスト オブジェクトや画像を挿入できるスコア内の長方形のスペースです。スコア ウィンドウでは、フレームの周辺が点線で示されます (印刷されたスコアには表示されません)。
フレームには次の 3 つのタイプがあります。
- 縦型フレーム: 最初の段の前、最後の段の後、または段の間に挿入される横幅いっぱいの長方形。複数のテキスト オブジェクトや画像を含む場合があります。
- テキスト フレーム: 最初の段の前、最後の段の後、または段の間に挿入される横幅いっぱいの長方形。 1 つのテキスト オブジェクトのみを含むことができます。
- 横型フレーム: 複数のテキスト オブジェクトや画像を含む 2 つの小節間の四角形。
注: フレームを使って段間に追加スペースを作ることもできますが、この目的には スペーサー を使うことをお勧めします。
フレームを使う
フレームは次のように使われます。
- タイトル、サブタイトル、作曲者、編曲者、作詞者などを楽譜の先頭に表示します。 新しいスコア ダイアログ の 2 ページ目で関連する詳細を完了している場合、これは新しいスコアに対して自動的に行われます。
- スコア内の楽章を詳細に表示します。
- 曲の最後に歌詞を表示します。
- コーダの前に空白を作ります。
段の間や段の前後にフレームを加える
テキストフレーム
テキストフレーム は、最初の段の前か最後の段の後、または段の間に配置される全幅の長方形です。1 つの テキストブロック だけをフレームに追加できます。フレームの高さは、その中に含まれるテキスト ブロックの高さに合わせて自動的に調整されます。
テキストフレームを加える
- 小節またはフレームを選びます。
- 次のいずれかの方法を用います。
- メニュー バーから追加→フレーム→テキスト フレームの挿入を選択します
- レイアウト パレットで、"テキスト フレームを挿入" アイコンをクリックします。
- "テキスト フレームを挿入" カスタム キーボード ショートカットを使います (Preferences: Shortcuts ダイアログで設定できます)。
選択した小節が段の最初の小節である場合、フレームは単に段の上に挿入されます。選択した小節が最初の小節以外の場合、新しい段が開始され、その上にフレームが表示されます。
テキストを加える
テキストブロック をテキスト フレームに加えるには:
- フレームをダブルクリックするか、フレームを右クリックして 要素を編集 を選びます。またはフレームを選んで、ショートカットの F2 か Alt+Shift+E を使います。
- 目的のテキストを入力します。
テキストにはデフォルトで "フレーム" スタイルがありますが、プロパティ パネルの テキスト タブの "テキスト スタイル" を使ってこれを変更できます。通常の方法で文字の書式を適用することもできます。
縦型フレーム
縦型 は、最初の段の前、最後の段の後、または段の間に配置される全幅の長方形です。複数のテキスト ブロックや画像をフレームに加えることができます。
縦型フレームを加える
- 小節またはフレームを選びます。
- 次のいずれかの方法を用います。
- メニュー バーから追加→フレーム→縦型フレームの挿入 を選びます
- レイアウト パレットで、"垂直フレームを挿入" アイコンをクリックします。
- "垂直フレームを挿入" カスタム キーボード ショートカットを使います。 (Preferences: Shortcuts ダイアログで設定できます。)
選んだ小節が段の最初の小節の場合、フレームはその段の上に挿入されます。選んだ小節が最初の小節以外の場合、新しい段が開始され、その上にフレームが表示されます。
テキストを加える
テキストブロック を縦型フレームに加えるには、次のいずれかの方法を適います。
- フレームを右クリックして 追加 を選択し、オプション (テキスト、タイトル、サブタイトル、作曲者、作詞者、パート名) のどれかを選びます。
- フレームを選んで、メニュー バーから 追加→テキスト と進みます。次に、最初の 5 つのオプション (タイトル、サブタイトル、作曲者、作詞者、パート名) のどれれかを選びます。
- フレームを選んで、キーボード ショートカットを使って該当するテキスト ブロックを加えます。 (これらは Preferences: Shortcuts ダイアログで設定できます。)
画像を加える
- 縦型フレームを右クリックして 追加 を選択し、オプションの "画像"を選びます。
- "画像を挿入" ウィンドウから画像を検索し、追加します。
サイズ
縦型フレームの高さは、その中に含まれるテキスト ブロックの高さに合わせて自動的に調整されます。 ただし、プロパティ パネルの 縦型フレーム タブの "高さ" を使って、これを上書きできます。
コンテンツの位置と配置
縦型/テキスト フレームの境界線に直接隣接するテキスト オブジェクトの位置は、プロパティ パネルの 縦型フレーム タブで、関連する 余白 (上/下/左/右) を調整することで変更できます。
たとえば、左揃えと上揃えのテキスト オブジェクトは、"左余白" や "上余白" を増やすことで、それぞれの境界線から離れます。
間隔
プロパティ パネルの 縦型フレーム や テキストフレーム タブで、 "上間隔" と"下間隔"を調整して、フレームの上/下のスペースを作ります。
小節間にフレームを加える
横型フレーム
横型フレーム は、特定の段の小節間に、オプションのテキストや画像コンテンツを含むスペースを作るために使われます。
横型フレームを加える
- 小節を選んで、
- 次のいずれかの方法を用います。
- メニュー バーから追加→フレーム→横型フレームを挿入 を選びます。
- レイアウト パレットで、"横型フレームを挿入" アイコンをクリックします。
- "水平フレームを挿入" のキーボード ショートカットを使います。(これは Preferences: Shortcuts ダイアログで設定できます。)
選んだ小節の前にフレームが挿入されます。
テキストを加える
横型フレームにテキスト ブロックを追加するには、フレームを右クリックして 追加→テキスト を選びます。
画像を加える
- 横型フレームを右クリックし、
- 追加→画像を選びます
- "画像を挿入" ウィンドウから画像を検索し、加えます。
サイズ
横型フレームの幅は、プロパティ パネルの 横型フレーム タブで調整できます。
間隔
プロパティ パネルの 横型フレーム タブの "左間隔" と "右間隔" を使って、横型フレームの両側のスペースを調整できます。
横型フレームのその他のプロパティ
- 次の小節に括弧、音部記号、調号を表示