全般に利用されるテキストとして、譜表テキスト と 段テキスト があります。この2つの差異は、対象が一つの譜表なのか、あるいは 段 全体なのかという点です。
パート譜の抽出 を行う際に関連があり、譜表テキストはそれが関連付けされた特定の楽器のパート譜にのみ表示され、段テキストは全てのパート譜に表示されます。加えて、空の譜表を隠す 選択をしている場合には、空の譜表に属する譜表テキストは非表示となります。段テキストは、"空の譜表を隠す" 設定には影響されません。
譜表テキストは、全般に用いられるテキストであり、スコアの特定の譜表の特定の場所に位置します。譜表テキストを加えるには、その場所の音符あるいは休符を選択してからメニューの 追加 → テキスト → 譜表テキスト と進むか、ショートカットキー Ctrl+T (Mac: ⌘+T) を使います。小さなテキストボックスが現れるので、そこにタイプします。Esc を押せば何時でもテキストボックスを終えることができ、何も入力していなくても構いません。
譜表テキストは、例えば、"Solo" や "Pizzicato" といったスコアの特定の譜表で指示をするのにも用いられます。その指示内容にもよりますが、その譜表のテキスト箇所の MIDI プレイバック に、譜表テキストを右クリックし "譜表テキストのプロパティ…" を選択することで、それに応じた指示に変更することが可能です。詳細は、譜表途中での変更 (ピッチカート、弱音器など) をご参照ください。
段テキストは、そのテキストが一つの譜表だけではなく段全体に適用したい場合に使います。これにより パート譜の抽出 時や 空の譜表を隠す 指定を行っている場合に差異を生じます。段テキストを作るには、その場所の音符あるいは休符を選択し、メニューの 追加 → テキスト → 段テキスト と進むか、キーボードショートカットの Ctrl+Shift+T (Mac: ⌘+Shift+T) を使います。小さなテキストボックスが現れるので、そこにタイプします。Esc を押せば何時でもテキストボックスを終えることができ、何も入力していなくても構いません。