この項では、表示 メニューで利用できるオプションと、スコア画面の上のツールバーにある ズーム と ページビュー/連続ビュー/単一ページ について説明します。また、各種ナビゲーションのコマンドと機能を詳しく説明します。
スコアをズームイン/アウトするには複数の方法があります。
キーボードショートカット
表示メニュー
マウス
ドロップダウンメニュー: 特定の倍率にするには、標準ツールバーのドロップダウンメニューを使って (25~1600 %) にしたり、"ページの幅"、"全ページ"、や、"2ページ" にすることもできます。
100% 倍率に戻るには: ショートカットキー Ctrl+0 (Mac: Cmd+0) を使います。
ツールバー の領域は メニューバー と スコアウィンドウ の間です。
次のツールバーが含まれています。
ツールバーを表示・非表示するには:
表示→ツールバー から "ツールバーを変更する…" を選びます。
このダイアログで、左には変更可能なツールバー、選択されているツールバーでのツールボタンが中央に、そして追加できるボタンが右に表示されています。左パネルでツールバーを選べば、次のことができます。
このオプションを選んで 新しいワークスペースの作成 あるいは 既存の ワークスペースの編集 を行います。
ステータスバーは画面下にあり、選択したスコア要素の情報を表示します。このオプションにチェックを入れる/外すと表示/非表示となります。
スコア表示領域を分割すると、別の2つのものを同時に見たり、同じものの異なる2つの部分を同時にみたりすることができます。タブを使って2つのうちのどちらかを選択することができます。2つのスコアの境をドラグすると、表示面積を変えることができます。
このセクションを使って、印刷されない要素を表示・非表示することができます。
拍子記号で設定されたものと異なる長さの小節は、その右上に"-"、"+"を表示します。
フルスクリーンモードでは MuseScore が画面一杯に広がり、より多くの内容が表示されます。
ツールバー にあるドロップダウンリストを使えばスコアを異なる表示に切り替えることができます。
スコアをスクロールするには:
ページビュー はスコアを印刷や PDF や画像にエクスポートするときの表示形式で、ページごとであり余白が付いています。MuseScore は、ページの設定 と スタイル… に従って、自動で譜表の折り返しや ページ 区切り を付けます。ご自身で 譜表の折り返し、ページ区切り、セクション区切り を加えることもできます。
水平 と 垂直 のページスクロールの選択は、環境設定: キャンバス (スクロールページ) で行います。
連続ビュー では、スコアは段で区分されることなく表示されます。始まりの点といった表示はなく、小節番号、楽器名、音部記号、拍子記号、調号は常にウィンドウの左に表示されます。
注: レイアウトが単純化されていて、ページビューより連続ビューの方が MuseScore の動きが速やかです。
単一ページ ビューでは、スコアはただ一つのページとして表示され、ヘッダーはありますが余白は無く、ページの上下幅に制限はありません。譜表の折り返し(区切り)は ページの設定 と スタイル: 一般 に従って自動的に加えられます。ご自身で譜表の折り返しや セクション区切りを加えることもできます。
ワークスペース、インスペクタ と 選択フィルタ は サイドパネル としてスコア画面の左や右に表示すると便利です。所定の位置から動かすには、次の方法を使います。
パネルを所定の位置にするには、次の方法を使います。
あるいは、そのパネルのタイトルバーをダブルクリックすると、元あった位置に戻ります。
スコアをより容易に行き来するのに役立つ様々なコマンドが用意されています。キーボードショートカット: ナビゲーション で一覧表にしています。
ナビゲーター はオプションのパネルで、スコアウィンドウの下あるいは右にページの概要を表示します。
ページを水平にスクロールするとスコア画面の下に、垂直にスクロールするとスコア画面の右に、ナビゲーターが表示されます。(環境設定: キャンバス をご参照ください)
青色の四角がその時点で表示されているスコア領域を意味し、 その四角をドラグするか、ナビゲーターパネルを直接クリックすればスコアのその箇所が表示されます。スクロールバーをドラグしてもできます。
タイムライン パネルはスコアの詳しい概要を提供し、ナビゲーションと相互作用の可能性を広げています。
詳細は タイムライン をご参照ください。
小節を探す 機能を使えば、特定の小節や リハーサルマーク、スコアのページ番号の位置に、速やかに移動できます。
次のいずれかのオプションを使います。
注: "R"、"r"、"P" や "p" の1文字や、それに整数を加えた "R1" や "p3" といった形式は混乱を生じやすく、リハーサルマークに使うことは避けるのがよいでしょう。
注: 小節を探すコマンドを行う際、ツールバーの "自動的にスコアを動かす" ボタンを有効にしておけば、スコア表示は該当する位置に移動します。