スコアのプロパティ
スコアを作成時に数種のメタタグが自動的に生成され、その後更に作られます。これらはスコアのヘッダ/フッタに利用されることもあります。ヘッダーやフッターで利用できるものもあります-[下記]ご参照
ファイル → スコアのプロパティ... (2.0.3 より前のバージョンでは ファイル → 情報) で現在のメタタグが表示されます。
既存のメタタグ
どのスコアのスコアプロパティにも以下のメタタグのフィールドが用意されています。スコア作成時に自動的に盛り込まれるものがあり、その他は特に変更されなければ空のままです。次の一覧の最初の4つはユーザーが変更するものではなく、ヘッダーやフッターには利用できず、本質的にメタタグではありません。
- ファイルのパス: コンピュータのスコアのファイル場所
- MuseScore バージョン: スコアの最終保存時に使用されたMuseScoreのバージョン
- リビジョン: スコアの最終保存時に使用されたMuseScoreのリビジョン
- API-レベル: ファイルフォーマットのバージョン
- arranger: (空)
- composer: "新しいスコアの作成" ウィザードに入力した通り (同じものがスコア最上部の垂直フレームの作曲者欄にも使用されます。- 後刻どちらかを変更しても他方には反映しない点、ご留意ください。)
- copyright: "新しいスコアの作成" ウィザードに入力した通り。著作権の情報はスコアの各ページの下に編集できなさそうなテキストとして表示されますが、ここでの内容を変更することで編集や削除することができます。
- creationDate: スコア作成日。スコアをテストモードで保存した場合 (コマンドラインオプション を参照) には、ここは空となります。
- lyricist: "新しいスコアの作成" ウィザードに入力した通り。(同じものがスコア最上部の垂直フレームの作詞者欄にも使用されます。—後刻どちらかを変更しても他方には反映しない点、ご留意ください。)
- movementNumber: (空)
- movementTitle: (空)
- platform: スコアが作成されたOS環境、: "Microsoft Windows", "Apple Macintosh", "Linux" あるいは "Unknown" スコアがテストモードで保存された場合には空となります。
- poet: (空)
- source: (空)
- translator: (空)
- workNumber: (空)
- workTitle: "新しいスコアの作成" ウィザードに入力した通り。(同じものがスコア最上部の垂直フレームでも使用されます。—後刻どちらかを変更しても他方には反映しない点、ご留意ください。)
パート譜 には各々に次のメタタグがあり、パート譜作成時に作られ記入されます。:
- partName: パート譜作成時に付けたパート名 (同じものがスコア最上部の垂直フレームでも使用されます。—後刻どちらかを変更しても他方には反映しない点、ご留意ください。)
メタタグの変更
パート譜がリンクされているスコアのメタタグを変更するには、そのスコアで現在作業中であることを確かめてください。個別パート譜のメタタグの変更には、そのパート譜で現在作業中であることが必要です。
ファイル → スコアのプロパティ... と進み、メタタグの現在のテキストを変更するか、空のフィールドに記載します。
新しいメタタグを追加
パート譜がリンクされたスコアにメタタグを追加するには、そのスコアで現在作業中であることを確かめてください。個別パート譜にメタタグを追加するには、そのパート譜で現在作業中であることが必要です。
ファイル → スコアのプロパティ... → 新規 2.0.3 より前のバージョンでは ファイル → 情報) と進みます。
新しいメタタグの名前を入力し、 OK (あるいは キャンセル) をクリックします。メタタグがタグリストに追加されます。その後、そのタグに内容を記入できるようになります。
ヘッダ/フッタ
メタタグの内容をスコアのヘッダ・フッタに表示することができます。スコアのヘッダ・フッタを作成するには、そのスコアが現在作業状態であることを確かめてください。個別パート譜のメタタグの変更には、そのパート譜が現在作業状態であることが必要です。
スタイル → 一般... と進んで "スタイルの編集" ウィンドウを開き、左側のサイドバーから ヘッダ、フッタ、番号 を選びます。
ヘッダ・フッタテキストの所を動き回っていると、現在のメタタグとその内容に加え、マクロのリストが表示されて意味するところが示されます。
ヘッダ・フッタを作成するボックスでは、 $:タグ名: としてタグを使うことができます。
適用 をクリックするとヘッダ・フッタがスコアでどのように見えるかを確かめられます。 OK をクリックしてスコアあるいは作業中のパート譜にヘッダ・フッタを割り当てます。もしパート譜の一つで作業中、 全パート譜に適用 をクリックし、更に OK をクリックしてダイアログを抜けるとその指定通りとなります。 キャンセル ボタンで、変更を適用することなく終えることができます。