練習番号
概要
練習番号 (リハーサル レターと呼ばれることもあります) は、さまざまな用途に使われます。例えば:
- 練習を容易にするためにスコア内の特定の位置を識別
- 検索 コマンドを使って、すぐ到達できるスコア内の栞
- スコアのさまざまなセクションの印付け
練習番号は段テキスト の一つです。フルスコアでは 段 の一番上の譜表の上にのみ表示されますが、すべての楽器の パート譜 にも表示されます。
練習番号をスコアに加えるには、次の 2 つの方法があります。(1) 手動で:希望どおりに名前を付けるか、(2)自動的に:順番に名付けられるようにします。
スコアに練習番号を加える
手動で作成し命名
練習番号を手動で作成し、任意の名前を付けるには:
1. 目的の位置の音符か休符をクリックして、
2. 次のどちらかのオプションを選びます。
* Ctrl+M (Mac: Cmd+M) を押す。
* メニューから 追加→テキスト→練習番号 を選ぶ。
3. 必要なテキストを入力します。
自動配置と命名
MuseScore は 練習番号 を自動的に名付けることができます。次のどちらかを行います。
* 任意の位置の音符・休符をクリックし、"テキスト" パレットの [B1] 練習番号アイコンをクリックします。
* 練習番号アイコンを "テキスト" パレットからスコア上にドラグ アンドドロップします。
注意: (1) デフォルトでは、記号は A、B、C などの順序で追加されます。 (2) 後で追加される記号の形式を小文字や数字に変更するには、以前の練習番号を適宜編集します。 (3) 既存の練習番号の間に追加した場合は、以前の番号に数字または文字を追加します。後で 練習番号を振り直す コマンドを適用することをお勧めします。 (以下参照)
練習番号に小節番号を使う
練習番号を小節番号で表示したい場合:
1. 最初の練習番号を加え、それを編集して、添付した小節の番号にします。
2. 上記の 自動配置と命名 に示すように、後続の練習番号を加えます。小節番号形式が自動的に採用されます。
練習番号を振り直す
MuseScore では、何らかの理由で一連の練習番号の順序が狂った場合、ユーザーは一連のリハーサル記号を自動で振り直すことができます。次の方法を使います。
1. 選択を行う前に、必要に応じて、範囲内の最初のマークを手動で変更することにより、練習番号 (小文字/大文字、数字、または小節番号) の新しい形式を確立できます。
2. 振り直し コマンドを適用する小節の範囲を選択します (選択がない場合、プログラムはすべての小節を並べ替えの対象とします。
3. メニューから、ツール→練習番号を振り直す を選びます。
MuseScore は、選択範囲内の_最初の練習番号に基づいて連続性を自動検出します — 選択範囲内のすべての練習番号は、それに応じて変更されます。次の連続性が可能です。
- A、B、C など
- a、b、c など
- 数値: 1、2、3 など
- 数値: 小節番号
練習番号を検索
スコアをナビゲーションの 検索/移動 を参照ください。
他の譜表で練習番号を繰り返す
ほとんどのフル スコアでは、練習番号は段の一番上の譜表の上にのみ表示されますが、生成されたすべての楽器の パート譜 に表示されます。下の譜表に重複する練習番号が必要な場合は、譜表テキスト として追加する必要があります。
ただし、一部のテンプレート (Symphony Orchestra または Classical Orchestra など) には追加機能があります。 一番上の譜表の上に練習番号を作ると、同じものが弦セクションのすぐ上に自動的に追加されます。練習番号がどちらかで編集すると、両方の内容が更新されます。
練習番号の見た目を変える
デフォルトでは、練習番号は大きな太字のフォントで表示され、フレームで囲まれ、小節の開始縦線の中央に配置されます。 フォーマット→スタイル→テキストスタイル から デフォルト のテキスト プロパティを編集できます。
練習番号のプロパティ
選択した 練習番号 のプロパティは、プロパティ パネル で変更できます。
練習番号のスタイル
スコア内のすべての練習番号のデフォルトの位置のプロパティは、フォーマット→スタイル… →練習番号 から編集できます。
外部リンク
- 練習番号 (ウィキペディア記事)