スイング再生
概要
"Straight" タイムの音楽は、楽譜に書かれたとおりに厳密に演奏されます。 対照的に、Swing タイムの音楽では、Straight の 8 分音符と 16 分音符が 3 連符のペアとして挿入され、ペアの最初の長さは 2 番目の音符の約 2 倍になります。 これにより、リズムにジャズ音楽によく見られる特有の弾むような感触が与えられます。 例えば
8 分音符の Swing:
16分音符の Swing:
Swing した音楽を演奏どおりに記譜するのではなく、Straight タイムで書き、単にスコア内の適切な箇所に "Swing" と "Straight" という指示を書き記すことが慣例として受け入れられています。
Swing 記号はスコアに再生効果を与えます。 デフォルトのスウィング比率は 60% (3:2) ですが、必要に応じて作品の雰囲気に合わせてこれを変更できます。
スコアに Swing や Straight の記号を加える
Swing 記号を加えるには
- 目的の音符または休符をクリックします。
- テンポ パレットの Swing テキストをクリックします。
あるいは、Swing テキストをパレットから該当の音符または休符にドラグ アンド ドロップすることもできます。
必要に応じて、visual swing marking を加えることもできます。
Straight 記号を加えるには
- 目的の音符または休符をクリックします。
- テンポ パレットの Straight テキストをクリックします。
これらの記号は 段テキスト の形式であるため、プレイバックでの効果は段内すべての譜表に適用されることに注意ください。 Swing を 1 つの譜表にだけ適用したい場合は、代わりに 譜表テキスト を使います。以下を参照ください。
Swing 再生を変える
Swing の種類と程度を調整する
- スコア内の Swing テキストを右クリックし、段テキスト プロパティ を選び、
- スウィングの設定 タブで、必要に応じて "スウィング" と "スウィング比率" を編集します。
注: スイングの設定は、"段テキストプロパティ" と "譜表テキストプロパティ" の両方にあります。
Swing を 1 つの譜表にのみ適用する
Swing をシステム内の 1 つの譜表にだけ適用する場合は、譜表テキストを使います。
- 開始位置の音符・休符を選びます。
- テキスト パレットの 譜表テキスト をクリックします。
- テキストを編集して目的の指定を作ります。
- テキストを右クリックして 譜表テキストのプロパティ を選ぶか、テキストを左クリックして プロパティパネルで 譜表テキストのプロパティ をクリックします。
- スウィングの設定 タブで、必要に応じて "スウィング" と "スウィング比率" を編集します。