譜表途中での楽器変更
スコアに新しい楽器を加えたり、楽器の設定を管理するには、 楽器ダイアログ を使ってください。
スコア上のあらゆる場所 で楽器を切り替えたり、その譜表を変更するには、譜表 / パート プロパティ を使ってください。
同じ楽器で 楽器の音のサンプルの変更 (チャンネルの切り替え (例:pizz, con sordino) には、譜表テキスト を使ってください。
楽器変更 テキスト (change-instrument-text}
演奏者が曲の途中で他の楽器に持ち替えるよう求められる際には、譜面のその始まり部分に楽器を変更する旨の指示が記載されるのが一般的です。元の楽器に戻る際も同様です。
MuseScore ではその目的で 楽器の変更 という名の特別クラスのテキストを利用できるようにしています。これによりその譜表の楽器を スコアのどの位置でも 他の楽器に変更することができ、それがプレイバックに反映されます。
楽器の変更 テキストを加える
- 楽器変更の開始場所となる音符・休符をクリックします。
- 、メニューの追加 でテキストを選び、楽器の変更を選びます。
- テキスト入力ボックスに適当な入力をします。
- その入力したテキストを右クリックし、開いたメニューで楽器選択を選びます。
そうすると楽器選択のダイアログが開き、その一番上には現在の楽器が示されており、下側には選択できる楽器の一覧表があります。
- 楽器を選んで OK をくりっくします。スコアには演奏者が用いる楽器がテキスト表示されます。
- 必要に応じ、その譜表の楽器変更の場所に 新たな調号を挿入 します。
注意 "楽器の変更" はテキストパレットからも利用できますが、それについての MuseScore 3.x にはバグがあり、新しく選ばれたのが移調楽器の場合に不具合を生じます。そのバグを避けるため、メニューから楽器変更のテキストを使ってください。
"楽器の変更"テキストの効果
MuseScore における楽器には、スコア設定、移調・演奏できる音域や音色などの特徴が含まれます。更に詳細については More info をご参照ください。
楽器の変更 テキストを使って音色の設定を変更すると:
- その位置以降、再生時の音色が新たな楽器に変わります。ミキサーは、1つあるいは複数のサブ・チャンネルを表示する ミキサー に変わります。その新しいサブ・チャンネルを使って、新しいサウンドを編集できます。
例えば次のミキサーは多くのトラックの中で "チューバ" のトラック(最初のトラック)を示しています。チューバ・トラックの上部にある小さな矢印が薄い灰色で表示されていますよね。新しい楽器が何ら加えられていないことを意味しています。
そして、スコア上のチューバの譜に "楽器の変更" テキストが加えられて "オーボエ" になり、ミキサーのチュ-バ・トラック上部の矢印が黒く表示されています。
ミキサー・メニューでその矢印をクリックするとサブメニューが開き、そのチューバの音色がまだあることが最初の2つのチャンネルに示され、更に3つ目に新しい "オーボエ" のチャンネルが加わっています。それをクリックするとミキサー・メニューが開き、"サウンド" タブ からオーボエに対する音色を指定するこができます。(下図ご参照)
そのトラックを最初の楽器に戻すには、新たに "楽器の変更" テキストを譜に加え、元の楽器の名称を指定します。この例では、チューバの譜が元のチューバに戻るわけです。ミキサー・メニューには、"オーボエ" サブチャンネルの次に新しい "チューバ" のサブチャンネルが加えられています。
- 次の段の頭に、新たな楽器の名前が表示されます。