フレットボードダイアグラム
MuseScore では ver. 2.0.3 から、ギターの フレットボードダイアグラム (あるいは コードダイアグラム とも云われます) をアドバンスワークスペースのフレットボードダイアグラム パレット に用意してあります。
どのフレットボードダイアグラムもあなた好みにカスタマイズし、他のフレット楽器に利用できます。後の利用のために カスタムパレット に追加することもできます。
フレットボードダイアグラムを加える
スコアにフレットボードダイアグラムを加えるには次のどちらかの操作を行います:
- 声部1の音符を1つ選んでから、パレット のフレットボードダイアグラムをダブルクリック
- フレットボードダイアグラムをパレットからスコア上の箇所まで、ドラグ・アンド・ドロップ
フレットボード (コード) ダイアグラムを編集する
- ダイアグラムを右クリックし、フレットボードダイアグラムのプロパティ... を選択
- 左下の "弦の数" のスピンボックスで、その楽器の弦の数 を調整
- 右手のスクロールバーで、フレットの番号 を調整
- 右下の "フレットの数" スピンボックスで、表示するフレットの数を調整
- 弦のフレット位置に点を打つにはそのフレットをクリックし、点を消すのもそのフレットをクリック
- 一番上に表示されているフレットの上側をクリックする度に、次のように変化します。
- 解放弦 (o),
- 消音/演奏しない弦 (x)
- 表示なし
- バレー や 部分バレー を作るには:
i. そのフレット位置に点が打たれていないことを確かめ、
ii. Shift キーを押しながらバレーを始めるフレット位置をクリックします (下の "ステップ 4" ご参照)。 注: 1 つのダイアグラムに適用できるバレーは 1 つだけです。
iii. バレーを消去するには、バレーが始まる位置の黒い点をクリックします。
例としてC コードから F# コードを作ってみましょう。:
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スコアに C のフレットボードダイアグラムを加え、それを右クリックしてフレットボードダイアグラムプロパティを選びます。
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しかるべきフレット位置をクリックして、指の位置を確定します。
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表示する "フレットの数" を "4" にし、右側のスクロールバーを使ってフレット番号を "2" にすると、このように表示されます。
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バレーを作るべく Shift キーを押しながら、6番弦の第2フレットをクリックします。"OK" をクリックしてそこを抜けると次の表示になっているはずです。
部分バレーにしたい場合も同じ手順です。A7 コードを例にすると、Shiftを押しながら、4番弦の第2フレットをクリックします:
位置、サイズ、色の調整
フレットボードダイアグラムのサイズ ("スケール" 単位)、色や位置は、ダイアグラムをクリックし、インスペクタ で関連の値を変更すれば調整できます。
位置については、編集モード でより直接的に調整できます。
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ダイアグラムをダブルクリックするか、シングルクリックして Ctrl+E (Mac: Cmd+E) を押すか、右クリックして "編集モード" を選びます。
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矢印キーを押す毎に 0.1 sp づつ微調整でき、Ctrl+矢印キー (Mac: Cmd+矢印キー) ではより大きく 1 sp づつの調整ができます。
フレットボードダイアグラムのスタイル
バレー記号の幅、上下位置、サイズなどフレットボードダイアグラムの初期値は、スタイル → 一般… → コード記号、フレットボードダイアグラム… で調整できます。そこでの調整は、既に入力されているもの全てと、その後に入力するダイアグラムに反映されます。