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この章は、MuseScore をインストールし、初めて実行するのに役立つでしょう。各種の学びや助けとなる資料への案内もあります。
MuseScore は新しいユーザーを援助するよう、いくつもの学習リソースを用意しています。
MuseScore を初めて立ち上げた時、スタートアップ・ウィザード が表示され、MuseScore の基礎的な機能の設定を援助するようになっています。そういった機能の一つが ツアー で、その名の通り、ガイド付きツアーです。
そうするとMuseScore を開いた際に ツアー が始まり、主だったユーザーインターフェースを紹介します。
現在用意されているツアーは:
対話式の はじめよう スコアはスコアの入力の基本に関する実践的な案内です。初めて MuseScore を開いた時、スタートセンター の主画面に表示され、 それをクリックすれば開きます。青色で記載された指示に従って行けば、スコア記載の基礎を順に案内されます。
注: 「はじめよう」スコアが表示されない場合、スタートセンターの右側パネルにある左右矢印をクリックして表示されるまでオプションを探しましょう。
(校閲者注)「はじめよう(Getting Started)」 スコアは内容が現行バージョンにはそぐわなくなったため、現在は表示されなくなっています。
チュートリアル と How-to セクションに、MuseScore Drumline など、特定のトピックに関するチュートリアルがあります。
MuseScore.org が Youtube に掲載していた MuseScore の3つのビデオ・チュートリアルは、2023年1月に私的共用に対する制限により、アクセスできなくなりました。
それに代わるべく Marc Sabatella が作成しました [masteringmusescore.com に置いてある Musescore 3 についての包括的なチュートリアル・ビデオ] をお試しください。 Marc Sabatella は MuseScore の codebase に大きく貢献していますが、彼が運営する masteringmusescore.com は Muse Group あるいはその子会社とは無縁です。
MuseScore は、主題毎に各種のビデオを用意しています。次の方法でアクセスできます。
次の表をご参考に
MuseScore を使っているうちに問題を生じたなら、援助やサポートを得る方法があります。
ハンドブックにアクセスするには:
メニューを使ってハンドブックの中をブラウズしたり、検索 してみましょう。
スコア内の要素を選択して F1 を押すとウェブページが開いて、ハンドブックの中でその要素に関連するものの一覧が表示されます。
MuseScore はユーザー協力のための各種オンライン フォーラム を用意しています。既存の投稿の中にあなたの問題の答えを見つけられるかもしれません。ウェブサイトを 全般サーチ すると全てのフォーラムとハンドブックにある関連項目が一覧できます。
あることを実行するには複数の異なる技術を使うことが必要な場合があり、そういったことに対する答えをハンドブックに求めるのは困難でしょう。それに対する解法が How To's で見つかるかもしれません。
あなたの問題に対する答えが見つからないなら、サポートとバグの報告 フォーラムに問い合わせましょう。
質問を投稿する時には:
バグだと考える事柄に遭遇した場合、第一のステップは サポートとバグの報告 フォーラムへの投稿です。そうすれば、他の人がそれがバグであるかチェックするのを助けたり、回避する方法を助言してくれたりして、あなたはスコアの作成を続けられます。 これに関して バグの報告や機能の要望を行うには により詳しい説明があります。
MuseScore Studio は Windows、macOS、Linuxディストリビューション や BSD系列 を含む多くのオペレーティングシステムに対応しています。MuseScore Studio は以前 MuseScore とい名称でした。詳しくは online announcement をご参照ください。
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MuseScore とバージョンの詳細 により、あなたの使用に適切な MuseScore を選択できます。
Windows
Windows 7 以降
少なくとも 300MB のハードディスク容量
モニター解像度 1024x600ピクセル
Mac
macOS 10.10以降
モニター解像度 1024x600ピクセル
MuseScore Studio は全くに無料です。利用するのに PRO とか PLUS などといった類の MuseScore Studio の利用サービスは必要ありません。 Musescore Studio は GNU General Public License version 2 に基づいて提供されており、詳細は http://www.gnu.org の GPLv2 をご参照ください。
加えて、変更を加えることなく友人や生徒に再流通することが可能で、詳細は https://musescore.org/en/faq#faq-20204 の "you may give any of the versions of MuseScore on musescore.org to other people, or share it internally via a server." をご参照ください。有償で行うことについては GPLv2 terms をご参照ください。
インストールを行った後、MuseScore を初めて開始すると、基本的な環境設定の項目についての質問が表示されます。
まず、MuseScore(3.4以降)が使用状況データを収集することを許可するかどうかを、 はい、匿名のリポートを送信します か 送信しない をクリックして選択します。
言語とキーボードレイアウトの設定はインストール中に記録されるので、特に変更する必要はありません。次へ をクリックして続けます。
続いて、
ワークスペース ページでは、デフォルトのツールバーとパレットを指定します。ドロップダウンリストから一つを選び、 次へ をクリックして続けます。
次の質問は ツアー を行うかどうかです。MuseScore が "初めて" であれば 'はい' をチェックし、次へ をクリックして続けます。
最後に 完了 をクリックすると、MuseScore が開始されます。
このハンドブックは、さまざまなファイル形式と入力方法をサポートする Windows、macOS、および Linux 用の楽譜作成プログラムである MuseScore の機能についてのガイドです。 MuseScore は、GNU General Public License に基づいて無料のオープンソース ソフトウェアとしてリリースされています。 MuseScore は無償のボランティアによって 開発 ・サポートされ、Muse Group の従業員によって管理されています。 MuseScore BVBA は Muse Group の子会社です。 出典: wikipedia、forum discussion
楽譜の作成、再生、印刷が無料でできます。 MuseScore は、Windows、MacOS、Linux 上で動作するオープンソースの楽譜作成ソフトウェアで、40 を超える言語で利用できます。 使いやすい WYSIWYG エディタとオーディオ スコア再生機能を備えており、Finale や Sibelius などの商用製品に匹敵する美しい見た目とサウンドの結果が得られます。 出典: Handbook: MuseScore product description
次のことがミューズスコアと呼ばれることがよくありますが、このハンドブックの内容ではありません。
How and where to ask for support を参照ください。
MuseScore 3.6.2 は MuseScore 3 の最新バージョンです。MuseScore はオープンソース ソフトウェアであり、公式 MuseScore のソース コードは github にあります。 MuseScore 3.6.2 からの分岐が存在します、それらは管理者によって (まだ) 認識されていない方法で MuseScore を改善します。そのような認識はライセンスとは関係ありません。 バージョン 3.6.3 または 3.7 を提案する人もいます。MuseScore 4 以降の MuseScore 3 に関するフォーラム ディスカッション を参照ください。 プログラミング フレームワーク/ライブラリの大幅な変更により、一部の改善点は MuseScore 4 にマージすることができません。
MuseScore ソフトウェア開発の大部分がバージョン 3.6.2 から 4 に移行して以来、Muse Group の従業員は Musescore 3.6.2 のバグ修正に取り組むことはなくなりました。 MuseScore 4 は実際、MuseScore 3.6.2 からの継続的な開発の結果であり、大幅な再生と数え切れないほどの印刷の改良が加えられています。 プログラミング フレームワーク/ライブラリに大幅な変更が加えられ、MuseScore 4 は MuseScore 3 のより良いバージョンになるよう努めていますが、現在の MuseScore 4 実装には JACK などの重要な機能がありません、discussion1、discussion2、discussion3。
使用する MuseScore のバージョンを選ぶときは、会社のディストリビューションのバージョン管理と機能の実装の考え方に注意し、運用上のニーズを考慮してください。 たとえば、MuseScore 3.6.2 Linux は自動化とビデオ同期に影響する JACK をサポートしていますが、MuseScore 4.0.2 には JACK サポートがありません。 出典: https://github.com/orgs/musescore/Discussions/13745
MuseScore 3 と MuseScore 4 は、同じ OS 上にインストールし、並べて開くことができます。バージョン 3 と 4 の並べてインストール を参照ください。 スコア ファイルは、デフォルトでは 最後にインストールされた Musescore バージョンで開かれます。ファイルを開くプログラムを変更する と Problem with Shortcuts to MuseScore 4 files を参照ください。
Windows 10 でしたら MuseScore の(いささか古めいた)32-bit バージョンが Windows Store に用意されていて、ここ をクリックすると Store app. の MuseScoreのページが開きます。そこで Get the app > ボタンをクリックするだけで、MuseScore がダウンロードされ、インストールされ、引き続いて自動アップデートが行われます。
あるいは MuseScore のウェブサイトの ダウンロード ページから Windows インストーラーが得られます。 64-bit か 32-bit かを選んでダウンロードを開始します。使用するインターネットブラウザーがそのファイルをダウンロードするのか確認を求めてきます。ファイルを保存 をクリックしましょう。
ダウンロードが終了したら、そのファイルをダブルクリックしてインストールを始めましょう。始めるにあたって Windows のセキュリティ機能が確認を求めるウィンドウを表示します。Run をクリックして続行しましょう。
そうするとインストール手順が始まります。
ここで、あるいは後でも、Cancel をクリックすると次の表示になります。
Next をクリックすると続行し、セットアップウィザードが free software license の条件を表示します。
それらの条件を読み、条件を了解した旨の "I accept the terms in the License Agreement" にチェックを入れ、Next をクリックして続けます。次にインストーラーは MuseScore を保存する場所の確認を求めてきます。
新しくインストールする MuseScore と同時に既にコンピュータにある旧バージョンも持っておきたい場合には、別のフォルダーに変えることができます(注:MuseScore 3 は MuseScore 2 や1 を変更することなく同時並行に利用できます)。
Next をクリックして続行します。
Install を押して続行します。
セットアップウィザードは2~3分で必要なファイルのインストールと設定を行い、次の画面表示となります。
そして最終的に、
Finish をクリックしてインストーラーを終了します。ダウンロードしたインストーラーを削除してもかまいません。
メニューから MuseScore を始めるには、スタート→全てのプログラム→MuseScore 3→MuseScore 3 と選びます。
次のコマンドを使うと、画面表示することなく MuseScore をインストールできます。
msiexec /i MuseScore-X.Y.msi /qb-
MuseScore をアンインストールするには、メニューから スタート→全てのプログラム→MuseScore 3→MuseScore をアンインストール; を選ぶか、Windows' コントロールパネルを使います。アンインストールしても作成したスコアや MuseScore の設定は削除されません。
システムによってinstallerがブロックされることがあるかもしれません。MuseScore をインストールすることができない場合には、ダウンロードしたファイルを右クリックし、プロパティーをクリックします。 もし "このファイルは他のコンピューターから取得したものです。このコンピューターを保護するため、このファイルへのアクセスはブロックされる可能性があります。" と表示された場合には、"許可する(K)"をチェックし、"OK" をクリックしてからダウンロードしたファイルを再度ダブルクリックします。
DMG(ディスクイメージ)ファイルはMuseScoreのウェブサイトのダウンロードページにあります。macOSのリンクをクリックしてダウンロードを開始します。ダウンロードが完了したら、DMGファイルをダブルクリックしてディスクイメージをマウントします。
MuseScoreのアイコンを「アプリケーション」フォルダのアイコンにドラッグ&ドロップします。
If you are not logged in as administrator, macOS may ask for a password: click Authenticate and enter your password to proceed.
When the application has finished copying, eject the disk image. You can now launch MuseScore from the Applications folder, Spotlight, or Launchpad.
Note: As of macOS 10.15 "Catalina", the system has to be told to permit MuseScore to be allowed to access user parts of the file system. The first time you use it on Catalina, it will ask you if you wish to permit it; of course, answer "yes", but if you bypass this by accident, you can set it via System Preferences > Security and Privacy > Privacy > Files and Folders. Unlock with your Admin credentials, then navigate to MuseScore (whichever version(s) you have and want), add it or them to the list of apps, and select "Documents" and "Downloads" folders, or as you prefer.
ApplicationsフォルダからMuseScoreを削除するだけです(ただし、そのためには管理者のアクセスが必要です)。
ARDの「コピー」機能を使えば、MuseScoreを複数のコンピュータにデプロイすることができます。MuseScoreは自己完結型のアプリケーションなので、コピー先のマシンの「/Application」フォルダにコピーするだけでOKです。また、アプリケーションの名前が異なる複数のバージョンをインストールすることも可能です。
Distribution packages for various Linux and BSD variants are available. Building from source is another possibility.
Consider your production needs to choose a MuseScore version that best suits you. For example MuseScore 3.6.2 support JACK, which has implications for automation and video synchronization, JACK support is missing from MuseScore 4.0.2.
The Download page contains basic info on how to download, install and use MuseScore.
musescore-$(your system architecture).AppImage
, what is my system architecture?)AppImage is the recommended way to use Musescore. An AppImage is a software that runs on all Linux (see https://appimage.org). It works like a portable app, all the files needed are contained within the AppImage itself.
Watch the how-to video, or follow these steps:
AppImages come in different versions. Make sure you download the right one for your system. To check the architecture of your system:
arch
or
uname -m
The output will be something like "i686
", "x86_64
" or "armv7
":
i686
(or similar) - 32-bit Intel/AMD processor (found on older machines).x86_64
(or similar) - 64-bit Intel/AMD processor (modern laptop and desktop computers, most Chromebooks).armv7
(or later) - ARM processor (phones & tablets, Raspberry Pi 2/3 running Ubuntu Mate, some Chromebooks, usually 32-bit at present).Download (jump to) a suitable version.
There are two ways to do this:
From the File Manager:
The process may be slightly different in other file managers.
From the Terminal:
This command works on all Linux systems (Note: The code below assumes that the AppImage is in the Downloads folder. If not the case then amend the file path accordingly):
cd ~/Downloads chmod u+x MuseScore*.AppImage
Note: You can move the AppImage to wherever it is most convenient. And to "uninstall" it, just delete it.
The above procedure allows you to run the MuseScore AppImage but doesn't integrate it with the rest of your system: it doesn't appear in your App menu, and MuseScore files are neither associated with the program nor do they have the correct icon on them.
To remedy this, you need to actually install the program as follows:
cd ~/Downloads ./MuseScore*.AppImage install
Or, alternatively, you can combine the operation into one command:
~/Downloads/MuseScore*.AppImage install
Use the "--help" and "man" options to get more information about the available command line options:
./MuseScore*.AppImage --help # displays a complete list of command line options ./MuseScore*.AppImage man # displays the manual page (explains what the options do)
(Ideally before, otherwise while or after) installing MuseScore itself, you can install one or more soundfont packages (if none is installed, the dependencies will pull in a suitable soundfont automatically):
musescore-general-soundfont-small
: the standard MuseScore_General soundfont in SF3 format, as shipped with MuseScore for other operating systemsmusescore-general-soundfont
: the MuseScore_General HQ soundfont in SF3 format, as available via the Extensions managermusescore-general-soundfont-lossless
: the MuseScore_General HQ soundfont in uncompressed SF2 format: takes up a lot more space on your hard disc, but offers the highest sound quality and extremely fast startup timesfluidr3mono-gm-soundfont
: the old soundfont shipped with MuseScore 2.0 (antecessor of MuseScore_General), use only if resources are very tight or you need ittimgm6mb-soundfont
: the old soundfont shipped with MuseScore 1.3; cannot substitute the others; use only if you need it; extremely tinyNote: only the MuseScore_General soundfont (HQ or regular) supports single-note dynamics (SND), and you need at least version 0.1.6 of those soundfonts (from unstable or backports) for SND support!
The command sudo update-alternatives --config MuseScore_General.sf3
can be used at any time to select the default soundfont used by MuseScore if you install more than one (note timgm6mb-soundfont
cannot be selected here).
Then, install the musescore3
package for MuseScore 3.x (the current stable version) or musescore
for MuseScore 2.x (there’s also musescore-snapshot
for the unstable developer preview). The packages are available in the following distributions:
musescore3
: sid (unstable), bullseye (testing/Debian 11), buster-backports (stable/Debian 10), stretch-backports-sloppy (oldstable/Debian 9)musescore
: buster (stable/Debian 10), stretch-backports (oldstable/Debian 9), jessie-backports-sloppy (oldoldstable/Debian 8)musescore-snapshot
: experimental (usable on unstable)See https://backports.debian.org/Instructions/ for instructions on how to add an official Debian backports repository to your system and install packages from there.
Note: without the appropriate backports, older versions may be available: MuseScore 2.0.3 on stretch, MuseScore 1.3 on jessie. Using the latest 2.3.2 version for 2.x-format scores instead (or conversion to 3.x) is strongly recommended!
Import the GPG key:
su rpm --import http://prereleases.musescore.org/linux/Fedora/RPM-GPG-KEY-Seve
Go to the download page of the MuseScore website. Click on the link for the stable Fedora download and choose the correct rpm package for your architecture.
Depending on your architecture, use one of the two sets of commands to install MuseScore
for arch i386
su yum localinstall musescore-X.Y-1.fc10.i386.rpm
for arch x86_64
su yum localinstall musescore-X.Y-1.fc10.x86_64.rpm
If you have difficulty with sound, see Fedora 11 and sound.
Message https://musescore.com/mirabilos if the regular or PPA packages don’t work.
KDE neon switched from bionic to focal in 2021, so the following should not be necessary any more, but keeping it for now for reference:
The KDE bionic-neon packages are built on a different repository than the normal Ubuntu PPAs, as this is the only way for us to build packages for KDE neon. Due to limitations of the OpenSuSE Buildservice used, this currently only provides amd64 (64-bit PC) packages, no ARM packages (Slimbook or Pinebook remix).
All commands listed below must be entered in a terminal, in one line each.
Remove the Ubuntu PPAs (all three of them) from your system if you’ve ever configured it before. This is generally in /etc/apt/sources.list
or one of the files below /etc/apt/sources.list.d/
; if you used add-apt-repository
(the recommended way) to enable the PPA, you can remove them with: sudo rm -f /etc/apt/sources.list.d/mscore-ubuntu-ubuntu-mscore*
KDE bionic-neon is not compatible with the Ubuntu PPAs!
Install a few standard packages (usually they are already there, but just in case they aren’t) to be able to securely download the repository signature key:
sudo apt-get install wget ca-certificates
wget -O - https://download.opensuse.org/repositories/home:/mirabile:/mscore/bionic-neon/Release.key | sudo apt-key add -
echo deb https://download.opensuse.org/repositories/home:/mirabile:/mscore/bionic-neon ./ | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mscore.list
sudo apt-get update
Now, it’s time to install one or more soundfont packages (ideally install the one you want before installing MuseScore):
musescore-general-soundfont-small
: the standard MuseScore_General soundfont in SF3 format, as shipped with MuseScore for other operating systemsmusescore-general-soundfont
: the MuseScore_General HQ soundfont in SF3 format, as available via the Extensions managermusescore-general-soundfont-lossless
: the MuseScore_General HQ soundfont in uncompressed SF2 format: takes up a lot more space on your hard disc, but offers the highest sound quality and extremely fast startup timesfluidr3mono-gm-soundfont
: the old soundfont shipped with MuseScore 2.0 (antecessor of MuseScore_General), use only if resources are very tight or you need ittimgm6mb-soundfont
: the old soundfont shipped with MuseScore 1.3; cannot substitute the others; use only if you need it; extremely tinyIf you skip this step, a suitable soundfont will be automatically installed when you install MuseScore itself in the final step.
Note: only the MuseScore_General soundfont (HQ or regular) supports single-note dynamics (SND), and you need at least version 0.1.6 of those soundfonts (from our repository) for SND support!
The command sudo update-alternatives --config MuseScore_General.sf3
can be used at any time to select the default soundfont used by MuseScore if you install more than one (note timgm6mb-soundfont
cannot be selected here).
Finally, you can install the latest stable version of MuseScore with sudo apt-get install musescore3
and the old 2.x version with sudo apt-get install musescore
(the musescore-snapshot
package with an instable developer preview is also available).
WARNING: these instructions are not for KDE neon 18.04 (bionic) users (see above)! Later versions, such as KDE neon 20.04 (focal), should work though.
MuseScore 2.x (the old version) is available from 18.10 (cosmic) to 19.10 (eoan) out of the box. Older Ubuntu releases carry older versions (18.04 (bionic) has 2.1, 16.04 (xenial) has 2.0, 14.04 (trusty) and 12.04 (precise) have 1.3 and 1.2, respectively). Similar to the Debian instructions, we recommend using the latest 2.3.2 version for old 2.x scores instead, or migrating those scores to MuseScore 3.
Besides the versions supplied by the distribution itself, the MuseScore Debian packager provides newer versions of MuseScore for older Ubuntu releases in official PPAs (package archives).
Please activate the Stable releases of MuseScore 3 repository on your system and then install the musescore3
package, available for all releases from 18.04 (bionic) onwards. (It is not feasible to provide MuseScore 3 for older Ubuntu releases, as those lack the minimum Qt version required by MuseScore 3.)
If you wish to install the older MuseScore 2, activate the Stable releases of MuseScore 2 PPA and install the musescore
package, available for 12.04 (precise), 14.04 (trusty), 16.04 (xenial), and 18.04 (bionic) onwards. (Some intermediate releases may have slightly older MuseScore versions still available, but it’s best to update to the next LTS.) On the ancient 12.04 (precise) and 14.04 (trusty) releases, this will upgrade the Qt library in your system, which may break unrelated software (and on 12.04 even the C++ libraries are upgraded), mind you; best to upgrade to a newer LTS.
There’s also a MuseScore Nightly Builds (unstable development builds) PPA, from which the daring can install the musescore-snapshot
package, for LTS, that is, 18.04 (bionic) only.
WARNING: these PPAs are only suitable for Ubuntu/Kubuntu/Xubuntu/… but not for Debian or KDE bionic-neon!
As with Debian, you can install one or more soundfont packages (ideally install the one you want before installing MuseScore, but if you don’t, a suitable one will be installed alongside MuseScore):
musescore-general-soundfont-small
: the standard MuseScore_General soundfont in SF3 format, as shipped with MuseScore for other operating systemsmusescore-general-soundfont
: the MuseScore_General HQ soundfont in SF3 format, as available via the Extensions managermusescore-general-soundfont-lossless
: the MuseScore_General HQ soundfont in uncompressed SF2 format: takes up a lot more space on your hard disc, but offers the highest sound quality and extremely fast startup timesfluidr3mono-gm-soundfont
: the old soundfont shipped with MuseScore 2.0 (antecessor of MuseScore_General), use only if resources are very tight or you need ittimgm6mb-soundfont
: the old soundfont shipped with MuseScore 1.3; cannot substitute the others; use only if you need it; extremely tinyNote: only the MuseScore_General soundfont (HQ or regular) supports single-note dynamics (SND), and you need at least version 0.1.6 of those soundfonts (possibly from the PPA) for SND support!
The command sudo update-alternatives --config MuseScore_General.sf3
can be used at any time to select the default soundfont used by MuseScore if you install more than one (note timgm6mb-soundfont
cannot be selected here).
See also the hints for the various distributions on the download page.
MuseScoreはChrome OS上で、Linuxコンテナ(Crostiniとも呼ばれる)内で動作します。 Linuxアプリの実行に慣れていない場合、ChromebookにMuseScoreをインストールするための特別な手順があります。 詳しくは、 Install MuseScore on Chromebook の記事を参照してください。また、このリンクから ARM プロセッサ用の MuseScore 3 の特別なビルドを入手できます(公式ビルドは Intel 用のみです)。
また、Linuxのコマンドをそのまま使いたい場合は、以下のリンク先のビデオで説明されている手順に従ってください。
chmod +x
for the AppImage file./
followed by the Musescore package file nameInstall required libraries if necessary, e.g.:
sudo apt-get install libvorbisfile3
sudo apt-get install libnss3
Install AppImage (using the install
command line option) to avoid running it from Linux command line each time
MuseScore はあなたの "システム言語" (ほとんどのプログラムがそれを用いており、あなたが PC に設定した国と言語に従っています)で動作します。
一般 タブの 言語 セクションでのドロップダウンリストから選びます。
リソースマネージャー を使うと、拡張機能をインストール/アンインストールと、翻訳のアップデートができます。次のどちらかのメニュー操作でアクセスします。
メニューバーから、編集→環境設定... (Mac: MuseScore→環境設定...) を選び、一般 タブの言語セクションにある 翻訳の更新 ボタンをクリック
拡張機能をインストール/アンインストールするには:
翻訳をアップデートするには:
注: その言語のメニューとダイアログが即座に変わりますが、インスペクターは MuseScore が再起動されるまで変化しません。
注: ここでお知らせするオプションは、MuseScore.org から直接アップデートが可能な Mac と Windows 版 MuseScore (ただし Windows Store 版を除きます)) にのみ適用されます。Linux distributions(及び Windows Store 版)のアップデートには別の仕組みがあります。
直接のアップデートが可能な MuseScore 各バージョンについて、次の2つの方法があります。
シンセサイザー を表示するには: メニューから 表示→シンセサイザー を選びます。
シンセサイザー は MuseScore の音の出力をコントロールし、次のことが可能です。
出力音量を変更する
MIDI 連続コントロールを選択して、シングルノートダイナミクスを使う(version 3.1 以降)
シンセサイザーのウィンドウは次のセクション/タブに分かれています。
シンセサイザーウィンドウの下にあるボタンは次の機能です。
ボタン | 機能 |
---|---|
既定値に設定 | 現在のシンセサイザー設定の 全て を保存し 既定値 設定とします。MuseScore を開くとシンセサイザーに自動的に適用されます。このボタンは保存ボタンとして機能しデフォルトのプロファイルに保存します が、それ以後に行ったシンセサイザー設定の変更はこのボタンを再び押すまで保存されません。 |
既定値の読み込み | 最後に保存された 既定値 設定をシンセサイザーに読み込みます。 |
スコアに保存 | 現在のシンセサイザー設定の 全て をそのスコアのみに適用として保存します。 |
スコアから読み込み | そのスコア の設定をシンセサイザーに読み込みます。 |
注: (1) "シンセサイザー設定" にはサンドフォントと SFZ ファイルの順、エフェクト設定、マスターチューニング、音量も含まれます。 (2) 一度に使えるシンセサイザー設定は1つのみで、複数のスコアを同時に開いている場合、1つのスコアでだけ別のシンセサイザー設定を使うことはできません。 (3) シンセサイザー設定の変更は、それを "スコアに保存" しない限り、オーディオファイル へのエクスポート先では有効になりません (上の表をご参照)。 下の チューニング もご参照ください。
Fluid タブをクリックすると SF2/SF3 サウンドフォント 音源ライブラリーにアクセスできます。サウンドフォントを必要に応じて読み込み、リアレンジしたり削除します。デフォルトで、サウンドフォント FluidR3Mono_GM.sf3 が既に読み込まれているはずです。
サウンドフォントをシンセサイザーのFluid タブ(上述)に加えた時点で、次の点を抑えてください:
注:シンセサイザーからサウンドフォントを除いても、サウンドフォント・フォルダーから アンインストール したわけではなく、後に必要なら利用できます。
Zerberus タブをクリックすると SFZ 音源サンプルライブラリーのコントロールパネルにアクセスできます。Fluid タブと類似の方法で、ファイルの 追加、削除 や 順の変更 ができます。でも Fluid と同じで、シンセサイザーに読み込む前に サウンドフォント フォルダーに インストール しておくことをお忘れなく。
シンセサイザーの マスターエフェクト タブで、リバーブ と コンプレッション をスコアに加えることができます。
マスターエフェクトに Zita1 Reverb と SC4 Compressor
エフェクトをオン・オフするには:
エフェクトの設定の保存・読み込みには、シンセサイザーウィンドウの下のボタンを使います。詳細は上の シンセサイザー設定 をご参照ください。
Zita 1 ステレオ・リバーブモジュールを使えば、小さな部屋から大ホール空間までを模擬的に作り出すことができます。Pre-delay、reverb time、reverb tone の微調整には次のコントロールを使います。
注: EQ1 と EQ2 は音質のリバーブのみに影響し、dry (非コンプレッション) には無関係です。
エフェクトを速やかに設定するには、"Output" を "Mix" にし、"Mid RT60" つまみを思うリバーブ時間に設定します。その後、上に説明したエフェクトの微調整をします。
SC4 ステレオ コンプレッサーで、最盛時のダイナミックレンジを調整し、大から中範囲の音量範囲を減らすことができます。調整は次のように行います。
速やかに設定するには、RMS = 1、しきい値 = -20 db、 レシオ = 6 にし、音量の減少を補うようにゲインを上げます。その後、上の説明に従って微調整します。
チューニング タブで MuseScore の マスターチューニング を調整できます。合奏調の楽器に対し、A4 = 440 Hz をデフォルトにしています。
マスターチューニングを変えるには:
注: (1) このチューニングは その時点の セッションにだけ適用されます。それを MuseScore でのデフォルトとしたり、特定のスコアの既定値とするには、シンセサイザー設定の保存/読み込み をご参照ください。 (2) 新しいチューニングせっていをエクスポートするオーディオファイル (WAV, MP3, OGG) に適用するには、エクスポートする前に、スコアに保存 します。
Some dynamics symbols have non-zero "Velocity change" property. When setup properly, it creates an Attack envelope simulation effect on note playback on certain instruments, eg sfz symbol on violins, more info see Dynamics
Musescore also utilize the same audio creation mechanism to simulate a variation of loudness effect on certain instruments eg crescendo on one violin long note, more info see ヘヤーピン
This mechanism utilize the MIDI Continuous Controller / Control Change (MIDI CC) Messages (wikipedia) technology
This tab contains settings for this audio creation mechanism. See also Different meanings of SNDs
シンセサイザーの右にあるスライダーで再生の音量を調整します。そこでの変更はその作業が終わるまでしか有効ではありませんから、その設定を維持するには "スコアに保存" するか、新たな "既定値に設定" します。
この章ではウィザードを使用して新しいスコアを設定する方法、および基本的な楽譜を入力および編集する方法を示します。
プログラムウィンドウのさまざまな部分(ツールバー、インスペクター、パレットなど)と表示およびナビゲーションオプションについて説明します。
新しいスコアを作成するには、新しいスコア ウィザードを開きます (下記の 新しいスコアの作成 を参照)。これには、スタート センター からもアクセスできます。
これは、MuseScore を初めて開いたときに表示されるウィンドウです。
NOT FOUND: Start_center_en.png
まだ表示されていないのであれば、スタート センターを開くには次のオプションのどちらかを使います。
MuseScore を開いたときにスタート センターが表示されないようにするには:
スタート センターからは次のことができます。
スタート センターが開いていないときに 新しいスコア ウィザード を開くには、次のオプションのいずれかを使います。
これにより、ステップ・バイ・ステップのウィザードが開きます。
ステップ 1: スコア情報を入力します。
上記のようにタイトル、作曲者、やその他の情報を入力し、次へ > をクリックします。 このステップはオプションです。スコアの作成後にこれらの情報を加えることもできます
(垂直フレーム を参照)。
ステップ 2: テンプレート ファイルを選びます。
左側の列には、ソロ、アンサンブル、オーケストラなどのテンプレートのリストがあり、音楽スタイルに従ってカテゴリに分類されています。
スコア テンプレートを選ぶには:
1 参照するか、検索バー (左上) を使って、特定のテンプレートを見つけます。
2 スコア テンプレートの名前をクリックして選び、次へ > をクリックします。 あるいは、スコアテンプレート名をダブルクリックすることもできます。 これにより、ウィザードの次のページ、調号を選択 が自動的に表示されます。
個々の楽器を 1 つずつ選択して追加するには: 「一般」 カテゴリの下にある 「楽器を選択してください」 をクリックし、次へ > をクリックするか、 「楽器を選択してください」 をダブルクリックします。
目的のスコア設定を作成したら、そのスコアを (空かどうかに関係なく) カスタム テンプレート として保存できます。 ユーザー テンプレート フォルダー 内のカスタム テンプレートは、このウィンドウの「Custom Templates」カテゴリの下に表示されます。
左の欄から楽器を選び、右の欄の楽器リストに加えます ウィンドウには次の項目が含まれます。
このウィンドウで使用できる主なアクションは次のとおりです。
最初に楽器の選択ウィンドウ で利用できる主なアクションを理解してください。
新しい楽器をスコアに追加するには、次のどちらかのオプションを使います。
楽器名とそれに関連する五線が、右側の列の楽器リストに表示されます。
最初に楽器の選択ウィンドウ で利用できる主なアクションを理解してください。
編集可能な譜表をスコア内の既存の楽器に追加するには:
最初に楽器の選択ウィンドウ で利用できる主なアクションを理解してください。
編集不可能な読み取り専用の譜表をスコア内の既存の楽器に追加するには:
音高の譜表とTAB譜を組み合わせるも参照してください。
このボタンの機能は、上記の楽器の選択ウィンドウで説明しています。
既存の楽器をソリストにするか、元に戻すには:
スコア内の楽器 (または譜表) の順序を変えるには:
楽器を削除する (その譜表をすべて削除する)、またはスコアから譜表を削除するには:
ステップ 3: 調号 (およびテンポ) を選ぶ
ステップ 4: 拍子記号などを選ぶ
ここで、以下を設定できます。
完了 をクリックしてウィザードを終了し、新しいスコアを作成します。
新しいスコア ウィザードで行った設定は、スコア自体の作業を開始するときにいつでも変更できます。
楽器の追加、削除、または順序を変更するには:
楽器の変更 (譜表プロパティ) も参照ください。
譜表と段の間の距離を調整したり、ページ余白を設定したりするには、レイアウトと書式設定 を参照ください。
テンプレート は、2 つの「テンプレート」フォルダーのいずれかに保存されている単なる標準の MuseScore スコア ファイルです。これらのフォルダー内のファイルはすべて、新しいスコアウィザードの「テンプレート ファイルの選択」ページに自動的に表示されます。デフォルトでは、2 つのテンプレート フォルダーが作成されます。
テンプレート機能を向上させる Score from Template プラグインをお試しください。
このフォルダーには MuseScore とともにインストールされたテンプレートが含まれているため、変更しないでください。 これは次の場所にあります。
Windows: 通常、C:\Program Files\MuseScore 3\templates
または
C:\Program Files (x86)\MuseScore 3\templates
(実際にはそれぞれ %ProgramFiles%\MuseScore 3\templates
または
%ProgramFiles(x86) )%\MuseScore 3\templates
)。
Linux: パッケージ マネージャーからインストールした場合は、/usr/share/mscore-xxx
の下にあります。 Linux 上で MuseScore を自分でコンパイルした場合は、/usr/local/share/mscore-xxx
の下を調べてください (xxx
は使用しているバージョンです)。
MacOS: /Applications/MuseScore 3.app/Contents/Resources/templates
の下。
将来使用するために作成したテンプレートはすべてここに保存する必要があります。 ユーザーの「テンプレート」フォルダーに入ると、新しいスコア ウィザードの「テンプレート ファイルの選択」ページの「カスタム テンプレート」という見出しの下に自動的に表示されます。
ユーザー テンプレート フォルダーのデフォルトの場所は次のとおりです。
Windows: %HOMEPATH%\Documents\MuseScore3\Templates
MacOS および Linux: ~/Documents/MuseScore3/Templates
注: 上記のディレクトリ名 (「テンプレート」) は、言語設定に従って翻訳される可能性があります。
プライベート テンプレート フォルダーの場所を構成するには:
MuseScore での記譜には、コンピューターキーボード、マウス、MIDIキーボード、それに仮想ピアノキーボードの4つの 入力方法 のいずれも 利用できます。 初期設定の 入力モード は ステップタイム で、一度に一つの音符・休符を入力します。他の 入力モード も使えます。
ニュー・スコアー・ウィザード を抜けると、スコアの一連の小節は小節休符で埋められています。:
小節に音符を入力すると、小節休符はその小節の残りに相当する休符に代わります。:
同じ拍で長さの異なる音符は、声部 を使って入力します。:
このセクションでは、 ステップ・タイム で コンピューターキーボード から音符・休符の入力する基本を紹介します。また、チュートリアル "Getting Started: An introduction to note entry in MuseScore" をご覧になることをお勧めします。これは スタートセンター から利用できます。
マウスを使って音符の入力を始める位置にある音符・休符をクリックするか、小節の選定 をします。始める位置を選ばない場合には、音符入力モード に入った (下記 "ステップ 2") 時点でのスコアの最初にカーソルを位置させるデフォルト設定です。
音符入力 モードに入るには、次のどちらかの方法を使います。:
* 音符入力 ツールバーの一番左にある "N" アイコンをクリックする。
* コンピューター・キーボードの N を押す。
音符入力 モードを抜けるには、次のいずれかの方法を使います。:
* N を押す。
* Esc を押す。
* ツールバーの "N" ボタンをクリックする。
音符入力 モードのまま、次のどちらかの方法で音符・休符の長さを選びます。:
* ドキュメント・ウィンドウのすぐ上にある 音符入力ツールバー で、対応する音符のアイコンをクリックする。
* 長さに応じたキーボード・ショートカットを入力する。 (下記参照)
この入力方法は音符入力モードではなくても、音符・休符を選択した状態にあるか、新規にスコアを作成してデフォルトで最初の位置が選ばれた状態である場合にも、利用できます。
音符入力 モードでは、音符/休符の長さを選ぶのに次のキーボード・ショートカットが利用できます。:
* 1: 64分音符・休符
* 2: 32分音符・休符
* 3: 16分音符・休符
* 4: 8分音符・休符
* 5: 4分音符・休符
* 6: 2分音符・休符
* 7: 全音符・休符
* 8: 倍全音符・休符
* 9: 四倍全音符・休符
* .: 付点 (選んだ音符・休符を付点ありかなしかに変えるトグルスイッチ)
* "長さを増やす": 音符入力モードにおいて、このショートカットは選択した音価を1段階増やす。このショートカットを環境設定: ショートカット で設定しましょう。
* "長さを減らす": 音符入力モードにおいて、この ショートカット は選択した音価を1段階減らす。
こちらもご参照ください:連符
記譜では以下のデバイスから入力できます。
このセクションでは "音符入力の基本" (上記ご参照) を拡張し、コンピューター・キーボードを使っての音符/休符入力で利用可能なコマンドすべてを紹介します。
以下、音符入力モードで利用できる編集用ショートカットの一覧表です。:
注 : (1) Q と W は最後に入力した符の長さを変更します。類似のショートカット 長さを増やす と 長さを減らす は最後に入力した音符の長さを変更するものではなく、環境設定ウィンドウで設定 するものです。。(2) Shift+Q と Shift+W は最後に入力した符の長さを付点分変更します。音符入力モード中、. (dot) を押しても最後に入力した符の長さを変えることはありません。
キーボードから対応する文字をタイプすることで 音符 を入力できます。ですから 音符入力 モードに入ってから次のようにタイプすると: 5 C D E F G A B C、下のようになります。
注: キーボードを使った音符入力で MuseScore は、直前に入力した音符と上下で一番近いものだと位置づけます。
休符 を入力するには "0" (ゼロ) をタイプします。ですから 音符入力 モードに入ってから次のようにタイプすると: 5 C D 0 E、下のようになります。
注: ツールバーで選んだ長さは、音符・休符の 両方 に適用されます。
付点音符 を入力したい場合、長さを選んでから . (ピリオド/フルストップ) を押します。
例えば、音符入力 モードに入り、次のようにタイプすると: 5 . C 4 D E F G A.
例えば3連符といった連符を入力したいのであれば、連符 をご参照ください。
2つとかそれ以上に別々のメロディーラインを同時進行で記譜したい場合には、声部 をご参照ください。
音符を半音毎に上下に移動するには:
* ↑ か ↓ を押します。
音符を音階に従って上下に移動するには:
* Alt+Shift+↑ か Alt+Shift+↓ を押します。
音符を1オクターブ上下に移動するには:
* Ctrl+↑ (Mac: Cmd+↑) か Ctrl+↓ (Mac: Cmd+↓) を押します。
音符を上下の矢印キーで移動する (上記ご参照) 際、MuseScore は必要な臨時記号を自動的に生成します。臨時記号を手動で加えることもでき、臨時記号 をご参照ください。
既に入力した音に、更にコードトーンを加えたい場合には:
* Shift を押したまま、A から G を使って音符を入力します。ですから C、D、Shift + F、Shift + A、E、F とタイプすると次の結果になります。
特定の 音程 で上あるいは下に音符を加えるには:
1. 音符が 選択 されていることを確かめて、
2. 次のいずれかの方法を使います。:
* メニューを追加→音程 と進んで、表示の中から音程を選びます。
* 上側 音程を Alt+1-9 と押します。(下側 音程も 環境設定 に表示される ショートカット に加えれば、可能です)
注: 長さの異なる音符で和音を作るには、複数の 声部 を利用します。
MuseScore で楽譜を入力すると、通常、既存の音符や休符は上書きされます。でも、音符を 挿入 する方法もあります。:
* スコアに 小節を追加挿入 する。
* スコアの先行する部分を カット・アンド・ペースト し、空き領域に入力する。
* Ctrl + Shift (Mac: Cmd + Shift) + 音名 (A to G) を押して音符を入力する。この方法で選択した長さの音符を入力するとその小節の後に続く音符を右側に移動します。もしその小節が拍子記号で指定される長さを超えると、 + がその小節の上に現れ、挿入モード であることを表します。
音符を一つ削除するには:
* その音符を選択し、Del を押します。(Mac: Backspace)
コードを削除するには:
1. Esc を押して 通常モード であることを確実にして、
2. Shift を押したままコードの音符を一つクリックして、コードを選択し、
3. Del を押します。(Mac: Backspace)
削除の方法は 範囲 にある音符/コードにも適用できます。
マウスでの音符入力は易しいのですが、沢山の入力をするのに最速というわけではありません。
1. 音符入力 のツールバーで求める長さの記号をクリックします。
2. スコア選択した長さにピッチを加えるべく、スコア上をクリックします。
3. 入力したコードに音符を追加するには、ステップ2を繰り返します。
4. 既存のコードに加えるのではなく入れ替えるには、クリックする前に Shift を押します。
5. 休符を加えるには右クリックします。
注: 音符入力モードにあってスコアの上にカーソルを漂わすと、加えようとしている音符・休符が事前表示されます。
MIDI キーボードを使うとピッチでの入力が可能です。
1. MIDI キーボードを予めコンピュータに接続したのち、スイッチを入れます。
2. MuseScore を起動します。(MIDI キーボードのスイッチを入れた 後に 行ってください。)
3. 新しいスコアの作成 に入ります。
4. 小節の休符をクリックして選択することで、音符入力を開始する場所を指定します。
5. N を押して 音符入力モード に入ります。
6. 音符の長さを 上記 のように、例えば四分音符なら 5 といった具合に選びます。
7. MIDI キーボードで音符を入力します。
これで、MIDIキーボードで押したピッチの音がスコアに入力されるはずです。そのピッチの音符が表示されない場合、ツールバーにある "MIDI入力 切替" をクリックするか、次の方法を使います:
注: デフォルトの入力方法である ステップ・タイム では、一度に一つの音符の入力ができます。他の音符入力モードについては 音符入力モード をご参照ください。
コンピューターに複数の MIDI デバイスが接続されている場合、どれが MIDI キーボードなのかを MuseScore に示す必要があります。
1. メニューを、編集→環境設定... (Mac: MuseScore→環境設定...) と進み、
2. I/O タブをクリックし、"MIDI 入力" セクションに表示されるデバイスから選びます。
3. OK をクリックして終了します。変更を適用するには MuseScore を再起動する必要があります。
スクリーンに表示される ピアノキーボード を使って音符を入力することもできます。
音符入力の方法は MIDI キーボード と同様です。
MuseScore には ステップ・タイム に加え幾通りもの 音符入力モード があります。これら全ては音符入力ツールバーの左にある "N" ボタンの右の小さな矢印をクリックすればアクセスできます。
演奏者の技量にもよりますが、その楽器の音域を超える音が考えられます。これを情報とすべく、MuseScore は オプション として、プロの演奏者の音域外となる音符を赤色で、アマ初心者演奏者の音域を超える音符はオリーブ・グリーン/ダーク・イエローで表示します。これらの色は画面には表示されますが、印刷する際には反映されません。
音符の色付けの表示・非表示と "プロフェッショナル" / "アマチュア" の音域の設定については、使用可能な音高の範囲 (譜表プロパティ: 全ての譜表) をご参照ください。
デフォルト設定では、標準サイズの 70% の大きさです。この設定は フォーマット → スタイル…→サイズ で変えることができます。
バージョン 3.3.3 以降であれば
1. 通常モード であることを確かめ、
2. 1つあるいは複数の音符・休符、あるいは符頭・符幹・符尾を 選択 します。望む長さのショートカット( 上記)を適用するか、ツールバーの街頭する長さのアイコンをクリックします。
バージョン 3.3.3 より前であれば
1. 通常モード にあることを確かめ、
2. 1つあるいは複数の音符・休符、あるいは符頭・符幹・符尾を 選択 します。望む長さのショートカット( 上記)を適用するか、ツールバーの街頭する長さのアイコンをクリックします。
注: 長さをより長くするとそれに続く音符・休符が上書きされ、長さを短くするとそれとそれに続く音符・休符間に休符が加えられます。
例として、3つの16分休符を一つの付点8分休符に変えるには:
より長くなったので、続く2つの16分音符を上書きすることになります。
一つの音符のピッチを変えるには:
異名同音の音符の表記を変えるには、その音符を選択し J コマンドを使います。さらに詳細は 臨時記号 をご参照ください。
一連の音符のピッチをを同じ音程で変えるには、移調 が利用できます。
一連の音符のリズムを変えることなく異なったメロディーに変更するには、 リピッチ・モード を使います。
スコアに誤った臨時記号が多く含まれている場合には、臨時記号の自動補正コマンドが使える可能性があります。( 臨時記号: 臨時記号の自動補正 をご参照ください。)
1つあるいは複数の音符を異なる声部に変えることについては、声部 をご参照ください。
休符を同じ長さの音符に変えるには:
1. 音符入力モード にはないことを確かめ、(Esc を押すなど)
2. その休符を選択し、
3. 望むピッチの音名 A-G を入力します。
音符を同じ長さの休符に変えるには:
1. 音符入力モード にはないことを確かめ、(Esc を押すなど)
2. その休符を選択し、
3. 0 (ゼロ) を押します。
音楽記号とテキストをスコアに適用するには、パレットを使うことをお勧めし、以下、パレットを使う を参照ください。
MuseScore には、項目を性質別に整理した 事前定義 パレットが同梱されています。
パレット領域内のパレットを非表示にしたり、表示したり、再配置するには、下の パレット領域をカスタマイズする セクションを参照ください。
パレットを展開したり折りたたんだりするには、下の パレットを展開/折りたたむ セクション を参照ください。
パレット領域内のすべてのパレットの現在の表示設定と展開/折りたたみの状態は、現在使用中のワークスペース プロファイルに自動的に保存されますが、スコア ファイルとは関係ありません。
すべてのパレットの内容はカスタマイズできます。また、空の custom パレットを作成し、その内容を独自に設定することもできます。下の パレットの内容をカスタマイズする セクションを参照ください。
音楽記号とテキストを適用する他の方法:
パレット領域のデフォルトの位置は、ドキュメント ウィンドウの左側です。 表示または非表示にするには:
パレット領域のドッキングを解除するには:
パネルを再び接続するには、上部バーを再度ダブルクリックします。 詳細については、サイドパネル を参照ください。
バージョン 3.4 以降
3.4 より前のバージョン
記号をスコアにドラグしているときに、その記号を適用したくない場合は、Esc を押します。
ヒント: 使用中にパレットのコンテンツが誤って再配置されないようにするには、パレット名を右クリックし、編集を有効にするのチェックを外します。
MuseScore はパレット項目へのキーボード ショートカット バインディングを提供しませんが、効率を向上させるために同じシンボルを連続して複数回適用するようにショートカットを設定できます。 一部のユーザーは、ピアノのペダルマークを適用するときにこの方法が便利だと感じています。 (注意: ピアノのペダル マークの記号は [線] パレットにあります。)
まず、環境設定: ショートカット の「現在のパレット要素を適用」にキーボード ショートカット キーを割り当てます。 マウスを使ってパレット項目をクリックしてスコアに一度適用した後、他のスコア要素を選択し、ショートカット キーを押して同じ (最後に適用した) 項目を繰り返し適用できます。
キーボード ショートカットを割り当てて個々の強弱記号を追加できる MuseScore プラグイン Dynamics actions も参照ください。
記号名 で検索すると、パレットを視覚的に検索することなく記号を見つけることができます。 パレットの表示/非表示ステータスや展開/折りたたみステータスに関係なく、すべての記号を検索します。
パレット領域の上部にある 検索 ボックスを使います。 入力すると、キー入力と一致する名前を持つ記号やパレットが下に表示され、入力内容の変更に応じて継続的に更新されます。
すべてのパレットを表示するには、検索文字列と一致しないために一時的に非表示になっているパレットも含まれます。検索ボックスで X をクリックします。
スコアに追加された項目は、コピー、貼り付け、複製できます。コピーと貼り付け を参照してください。
パレットからスコアに追加する記号に Text 要素 (例: 譜表テキスト、強弱記号、フィンガリング、反復番号括弧など) が含まれるか、それに属する場合、フォント タイプ、 フォント サイズ、テキストの色、配置は次のルールに従って調整されます。
対照的に、線 の 線のプロパティ はパレットからそのまま適用されます。
事前定義パレット を非表示にするには:
作成した customパレット を非表示にするには:
削除できるのは カスタムパレット のみですが、すべてのパレットを非表示にすることができます。
記号を追加 / 削除したり、レイアウトを再配置したりできます。 (3.3 より前のバージョンでは、新しいワークスペース のみがカスタマイズできます)。
パレットをカスタマイズする前に:
スコア項目は、パレットに追加されると、カスタム プロパティとともに保存されます。
注意: これらの値の変更は、パレット内の記号の外観にのみ影響します。 スコアページ上のサイズやオフセットは変更されません。
事前定義パレット から削除された項目は、その他 に移動されます。
カスタム パレット では、More ボタンを使用して、事前定義されたパレットを参照できます ( < と > )アイテムを追加します(ドラッグ アンド ドロップを使用するか、追加先 を選択してクリックします。)
次のメニュー オプションは、パレットの名前を右クリックするか、名前の右側にある [...] をクリックすると表示されます。
パレットのプロパティ...: 次のダイアログが表示され、パレットの外観を調整できます。
ワークスペース は複数の内容からなっていて、その主たるものは パレット 領域でスコアウィンドウの左側に位置しています。
各 パレット はスコアに適用可能な関連音楽記号を集めたフォルダーです。
ワークスペースのパレット領域の表示・非表示
MuseScore には設定済の2つのワークスペースがあり、基本 (デフォルトのオプション) と アドバンス (より多くのパレットと記号) です。 マスターパレット の各セクションにある記号から成っています。加えて、ご自身で カスタムワークスペース (下記ご参照) を作ることもできます。
次のどちらかの方法を使います:
ワークスペースの付け離しについては、サイドパネル をご参照ください。
基本とアドバンスのワークスペースは事前設定されたものです。 MuseScore では、ユーザー自身のワークスペースを作ることができます。
カスタムワークスペースを作るには:
ドロップダウンリスト隣の + ボタン をクリックすると、次のダイアログが表示されます。
注: 別の方法として、メニューから 表示→ワークスペース→新規... を選びます。
パレットの挿入、削除、名前の変更、順番を入れ替えたり、パレットの表示を編集したり、パレットの内容を編集可能にする点については、パレットメニュー をご参照ください。
パレットの内容の追加、変更、削除については、カスタムパレット をご参照ください。
ワークスペースの名前を編集したり、ワークスペースの関連コンポーネントを変更するには:
こうすると、上の 新しいワークスペースの作成 ダイアログと同じオプションのウィンドウが表示されます。
編集モード ではスコア上の各要素個別に、例えば次のような各種編集を行うことができます。
線、クレッシェンド、デクレッシェンド、スラー、符幹、連桁、および小節線については、次のいずれかの方法を使用します。
他の要素については、次のいずれかの方法を使用します。
次のいずれかを使います。
編集モード を抜けるには、次のどちらかを使います。
テキスト編集モード については、テキスト編集 をご参照ください。
他の要素との重なり合いや自動で 符頭の共用 がなされるといったことを避けるために、音符を左右に移動したい場合があります。
代替の方法として、符頭を選択し、インスペクタ の"コード" セクションで "オフセット" を変更します。
代替の方法として、符幹を選択し、インスペクタ "符幹" で "線の長さ" を変更します。
符幹を 元の位置に戻す には、その符幹を選択し、インスペクタ の "要素" セクションの "自動配置" で "オフセット" の X や Y の設定を調整します。
編集モード にあっては、次のキーボードコマンドを使って、(1) 装飾や臨時記号などの スコア要素 や、(2) スラーや線などでの 調整ハンドル の位置を変更することができます。
以下のコマンドは ハンドルの調整 にだけ適用できます。
すべての編集を元に戻すには、編集モードに いない ことを確かめ、Ctrl+R を押します。
This chapter discuss real world instruments and vocals, Musescore Instruments, score instrument setup and score template files.
An instrument in Musescore is an abstraction that contains the tablature(s) or staff(s) (the most useful aspect, see Layout and formatting), notation styles (clefs, noteheads etc), the musical behaviors (transposition, playable range) and settings related to playback audio created by the Musescore synthesizer.
An Musescore instrument contains staff(s) that can represent a single or multiple real world instrument(s), for example in Beethoven's Symphony No.3, Op.55 First edition published by Cianchettini & Sperati, n.d.[1809] London, the third staff Corni 1 & 2 in Eb represents two French horn players:
To transcribe this, you should add one Musescore instrument "Horn in Eb", and rename it, playback is not affected by naming.
Real world instrument, instrument section, vocals, and choir, are supported in Musescore in several ways:
You can manage instruments and staffs individually in any score, or use pre-configured template when you create a new score.
Instruments supported by Musescore 3.6.2 (archived https://musescore.org/en/instruments page December 2022). To suggest adding a missing instrument, see https://musescore.org/en/contribute
Two ways to open this window to manage setup:
The Choose Instruments window contains the following items:
The main actions available in this window are :
Understand the main actions available first.
To manage instruments of "Drumset" Musescore instrument, see Drum notation
To add a new Musescore instrument to the score, use any of the following options:
The instrument names, and their associated staff lines, now appear in the list of instruments in the right column.
Understand the main actions available first.
To add an editable staff to an existing instrument in the score:
Understand the main actions available first.
To add a non-editable ready-only staff to an existing instrument in the score:
See also, Combine pitched staff with tablature.
Function of this button is explained in Choose instruments window above.
To make an existing instrument soloist, or to undo it:
Not to be confused with Staff / Part properties : staff type template
Score template can be used to quickly set up a new score. A template contains:
Everything else are not re-used (Title frames, all text, or any layout and formatting information of any of its Parts).
A template file is a score file under certain directory that Musescore uses. You can create a score from scratch and save it as template, or copy any existing .mscz file to that directory to use it as template. There are two kinds of templates:
Check out the Score from Template plugin by parkingb which improves template function.
Click File > Save as and save the score file as .mscz format into the template directory Musescore uses. File name is used as the template name.
Not recommended to use this folder for custom templates
This folder contains the pre-defined templates. It can be found in the following directory:
C:\Program Files\MuseScore 3\templates
or C:\Program Files (x86)\MuseScore 3\templates
(Actually %ProgramFiles%\MuseScore 3\templates
or %ProgramFiles(x86)%\MuseScore 3\templates
, respectively) ./usr/share/mscore-xxx
if you installed from the package manager. If you compiled MuseScore on Linux yourself, then look under /usr/local/share/mscore-xxx
(with xxx
being the version you are using)./Applications/MuseScore 3.app/Contents/Resources/templates
.Custom template files must be stored here. The default directory of the custom templates folder is as follows (The folder name "Templates" varies with the language version of Musescore installed):
%HOMEPATH%\Documents\MuseScore3\Templates
.~/Documents/MuseScore3/Templates
.To configure the directory of custom templates folder: From the menu, select Edit→Preferences...→General.
既定値では インスペクタ は画面の右側に表示されます。表示・非表示は、
インスペクタ パネルを定位置から移動するには:
パネル上の二重の山形をクリックするか、パネル上部の空白部分をダブルクリックします。
パネル上部を再度ダブルクリックすると元の位置に戻ります。サイドパネル を併せご参照ください。
楽譜ウィンドウにあるオブジェクトを選ぶと、そのプロパティが自動的に インスペクタ に表示され、編集可能となります。複数の要素が同じタイプであれば、一緒に 選択 して編集することもできます。しかしタイプが 異なる 場合に編集できるのは "表示"、"色" と "自動配置" のみとなります。
スコアのオブジェクトを選択すると、インスペクタの右側に2つのボタンが明確な表示になります。
スタイルをデフォルトに戻す: この ボタンを押すと、その設定は スタイルメニュー に示される既定値に戻ります。
スタイルに設定: この ボタンを押すと、その特定の値がそのスタイルでの新しい既定値となります。スタイルメニュー を更新し、そのスタイルに従う他のすべてのオブジェクトが更新されます。
注: 直接 スタイルメニュー で編集することもできます。
プロパティはインスペクタ内で カテゴリー に分けて示されます。カテゴリー は太文字で表示されています。例えば縦線を選択すると、インスペクタの上の方に次の表示がなされます。
各カテゴリーの詳細とそのプロパティについては、以下説明をご参照ください。
全てのスコア要素(但し "フレーム" と "区切りとスペーサー" を除きます)を選択すると、インスペクタの中にこのカテゴリーが表示されます。そこでのオプションは次の通りです。
表示: ここでのチェックを外すと選択した要素は 非表示 になります。替わりにキーボードショートカット V を使うこともでき、トグルスイッチです。非表示の要素は印刷や PDFと・画像へのエクスポートでは表示されません。そういった要素を引き続き画面表示したい場合には、メニューから 表示 → 非表示属性を見せる を選びます。非表示の要素は薄いグレー色になります。
色: 長方形をクリックすると "色を選択" ダイアログが開き、色や明度を選べます。
自動配置: 自動配置 をご参照ください。
最小の距離: 自動配置が有効な場合、他の要素からの最小距離です。
オフセット X/Y: 選択した要素の位置を明確にできます (単位は sp での指定です)。正の数では右・下に、負の数では左・上に動きます。グリッドに配置する ボタンも用意されています。
積み重ね順(Z): 自動配置: 積み重ね順 をご参照ください。
このカテゴリーでは選択した音符での変更ができます。(音符の位置については要素 をご参照ください)次のプロパティが含まれています。
強弱記号 をご参照
テキストスタイルとプロパティ をご参照
テンポ をご参照
テンポの中のフェルマータセクション をご参照
このカテゴリーは、行った選択によって異なった表示となります。
連桁を選択するとこのセクションがインスペクタ内に表示され、連桁の、位置、角度、それに、連桁の音符間スペース、を微調整することができます。
音部記号を選択すると、このセクションが表示され、チェックすることにより 慣例の音部記号 の表示をオン・オフできます。
アーティキュレーションと装飾 を選択すると、このカテゴリーが表示されます。次のオプションが利用できます。
フレットボードダイアグラム をご参照ください。
線 を選択すると、このカテゴリーが表示されます。様々なプロパティをここで設定できます。
線 を選択すると、このカテゴリーが表示されます。線に文字列を設定し、テキストプロパティの編集、線にフックを設定し、テキストと線の配置を設定することができます。
終点フック : 終点フックを、始点と同様に設定します。
始点 テキスト / 継続部 テキスト / 終点 テキスト: 線の最初のテキスト / 線が継続する場合、その始まりのテキスト / その線の終点のテキスト、各々に次のプロパティがあります。
ある種の要素には追加のプロパティがあります。その要素を右クリックし、表示されるメニューから "... プロパティ" を選びます。それらのダイアログで可能な設定については、記譜 あるいは 高度なトピック にあるその要素のタイプについての説明をご参照ください。
参考:
* アーティキュレーションと装飾記号
* 拍子記号
* 譜表テキストと段テキスト
* 小節の操作
* 譜表/パートのプロパティ
注: 小節の 挿入 や 追加 が適切に表示されるよう、 長休符 機能をオフにしておくのが良いでしょう。(M がオン・オフのトグルスイッチです)
次のどちらかの方法を使います。
次のどちらかの方法を使います。
次のどちらかの方法を使います。
次のどちらかの方法を使います。
注: 複数の譜表から成るスコアにおいて小節を削除すると、その段の他の譜表の対応する小節も削除されます。
末尾の空の小節を自動的に削除するには:
小節全体ではなく、その内容だけを削除するには:
小節のプロパティを編集するには、その小節の空白部分を右クリックし、小節のプロパティ... を選びます。
ダイアログの左下に表示される ボタンを使って、前の小節や次の小節に移ることができます。
この機能により、スコア指定の拍子記号によるその小節の長さを調整することができます。これを使って 弱起 (anacrusis や upbeat ともいわれます)、カデンツァ、アドリブ などが作れます。
例: 下の図は、4分音符の弱起の小節が、拍子記号では 4/4 と 表記 されていますが 実際 は1/4 拍であることを表しています。 その譜表の最後にはそれを補完する小節があって、実際 は 3/4 拍となっています。
注: その小節の長さが拍子記号の指定より短いか長い場合、その小節の上に小さな - か + が表示されます(下図ご参照)。この記号は印刷あるいは PDF では表示されません。この記号を非表示にするには、「表示」メニューで「不規則な小節を表示する」のチェックを外します。
音符か休符の上で Ctrl+Del を押すとその小節の長さが短くなり、挿入モード を使えば小節の長さを増すことができます。
長休符区切り : これをチェックすると。選択した小節の最初で 長休符 が中断します。フォーマット→スタイル...→スコア で)"長休符を作成" をオンにする 前に この設定をチェックしておきましょう。MuseScore のデフォルト設定は、スコアでは オフ で、パート譜では オン です。
注: 例えばリハーサル記号、拍子記号の変更、複縦線など、重要な位置で、長休符は自動的に解除されます。
選択した小節に小節番号表示するか、どのように表示するかを定めます。
*___小節番号の増減"__ : 正・負の数を入力して選択した小節の番号を変化できます。"-1" は "小節カウントから除外" と同じ効果をもたらします。
See Barlines:Vertical alignment
既定値で MuseScore は各段の最初の小節に番号表示を行います (但し、セクション区切り の最初の小節を除きます)、が、他の番号表示も用意されています。 フォーマット→スタイル...→小節番号 をご参照ください。
拍子記号を変えないまま小節の長さをより長く・短くしたい場合、 小節のプロパティ で長さを変えることができますが、小節を分割したり結合したりする方法もあります。
方法 A. 小節を 2つだけ 結合:
方法 B. 任意の数の小節を結合:
注: (1) 複数の譜表から成るスコアで、一つの譜表で複数の小節を選択すると、その段の各譜表の同じ小節が結合されることになります。(2) 連桁は自動的に調整される場合もあります。(3) 既にパート譜を作成している場合、このオプションは無効です。
次のいずれかの方法を使います。
注: 一つの譜表の一つの音符だけを選んでも、その段の他の譜表も同じ位置で分割されます。
MuseScoreのパートの機能 と混同しないでください。Glossary: Part も参照ください。
日常的に使用される「声部」という用語は、独自のリズムを持つ音楽のラインまたはパートを指します。 Musescore での声部は異なり、自動で符幹の向きを決める機能を提供し、コード内では符幹の方向を個々に許可し、再生制御を簡単に可能にするソフトウェア機能 を指します。 これは、声という用語の日常的な使用に関連する音の高さや声域の概念とは関係ありません。 他の楽譜作成ソフトウェアでは、声部は "レイヤー" と呼ばれることもあります。
Musescore は 音部記号を含む譜表ごとに 作曲家が音符を割り当てることができる 4 つの声部を提供します。
声部の機能をよりわかりやすく説明するために、この記事では次の用語を使います:
* 声部 1、声部 2、声部 3、声部 4 は MuseScoreでの声部を示し、
* S (ソプラノ)、A (アルト)、T (テナー)、B (バス) は、4 部のハーモニー構成における 4 つの声を示します。(wikipedia)
この機能について読み続けるか、または、下のセクション にジャンプして SATB スコアを書く際のヒントとありがちな落とし穴を見てみてください。
スコアのセクションを 選択 すると、各声部は異なる色 (声部 1 は青、声部 2 は緑、声部 3 はオレンジ、声部 4 は紫) でハイライト表示されます。
よくわからない場合は、音声 1 のみを使ってください。
次の手順は、声部 1 と声部 2 を使って音楽の一節を記譜する方法を示しています:
最初に声部 1 に音符・休符を入力します: 音符入力モード にいることを確認してください: ツールバーで声部 1 ボタンが青で強調表示されます。 常に番号の小さい声部から入力してください。この例では声部 1 です。入力時に一部の音符が下向きの符幹である場合がありますが、声部 2 を加えると自動的に反転します。
次の抜粋は、声部 1 の音符のみが入力された高音部譜表を示しています。
カーソルをセクションの先頭に戻します: 声部 1 のセクションへの入力が終ったら、← キーを繰り返し押してカーソルを音符毎に移動し、セクションの最初の音符に戻ります。 あるいは、Ctrl+← (Mac:Cmd+←) を押して、カーソルを 1 小節ずつ戻します。 または、Esc を押して音符入力モードを終え、最初の音符を直接クリックすることもできます。
声部 2 に音符・休符を入力します: 音符入力モードになっていて、セクションの先頭にある声部 1 の音符が選択されていることを確かめてください。 ツールバーの右側の 声部 2 ボタン をクリックするか、ショートカット Ctrl+Alt+2 (Mac: Cmd+Alt+2< /kbd>) を使います。 低い側の声部の音符 (下向き符幹) をすべて入力します。
次の図は、上記の例で音声 2 に音符を追加した後を示しています。
音符が含まれていない場合、若い番号の声部に休符が自動的に追加されます。 場合によっては好ましくない場合もあるため、MuseScore での声部の使用方法を調整することを検討してください。
必要に応じて、すべての休符を作成できます 非表示: 目的の休符を選択し、V を押します。 または、インスペクター の「表示」チェックボックスをオフにします。 声部 2、3、または 4 (声部 1 ではない) の休符も、選択して Delete を押すことで 削除 できますが、お勧めできません。代わりに休符を非表示にします。
声部 1 の休符は、小節のその部分をスコアから削除することによってのみ削除できます。選択範囲を削除、または 小節を削除 を参照ください。
声部 2 ~ 4 で休符が削除されている場合は、その声部の拍に音符を入力する前に休符を復元する必要があります。 (たとえば、インポートされた XML や MIDI ファイル) で問題が発生する可能性があります。または このような場合の最も簡単な解決方法は、その声部を声部 1 と 2 回入れ替えることです。 正確な方法については、 下の 声部の音符を交換する を参照ください。
2 つの声部間で音符を交換するには:
注意: (a) 選択には任意の音部の内容を含めることができますが、一度に処理されるのは 2 つの声部だけです。 (b) 部分的な小節を選択した場合でも、操作は小節全体に適用されます。
また、ある声部から別の声部に音符を移動することもできます。 (音符の交換はなし)
注: 移動を成功させるには、次の条件を満たす必要があります。
現在の声部よりも大きい番号の声部内の音符を選択するには:
1. Alt + ↓ を使って、選択範囲を現在の声部の一番下の音符に移動します。
2. Alt + ↓ を押して、大きい番号の声部に移動します。
3. 必要に応じて、目的の音符が選択されるまで、上記の手順のいずれかを繰り返します。
現在の声部よりも小さい番号の声部で音符を選択するには:
1. Alt + ↑ を使って、選択範囲を現在の声部の一番上の音符に移動します。
2. Alt + ↑ を押して、小さい番号の声部に移動します。
3. 必要に応じて、目的の音符が選択されるまで、上記の手順のいずれかを繰り返します。
さらに譜表に分割するには、ツール: 分解 を参照ください。
Musescore 内のコードは日常使用よりも厳密に定義されており、コードを構成する音の長さは同じでなければなりません。 さまざまな長さの声部を 1 つのコード (1 つのボイスの) に集結することはできません。
ツール: 集結 を参照ください。
Musescore 3 のサウンドは楽器チャンネル ベースです。楽器チャンネル (抽象化) を参照ください。 サウンドを声部に割り当てるには、中間譜サウンド (チャンネル) 変更 を使います。
あるいは、分解 を使って声部を譜表に分割すれば、譜表 / パートのプロパティ: 楽器を変更する によって音を発するので、必要に応じて "楽器名" を編集します。
MuseScore は元に戻す/再実行の操作を無制限に記録します。
標準の ショートカットキー は:
Action | Windows & Linux | Mac |
---|---|---|
元に戻す | Ctrl+Z | Cmd+Z |
再実行 | Ctrl+Shift+Z or Ctrl+Y | Cmd+Shift+Z |
もしくは、ツールバーのボタンを利用します。:
この項では、表示 メニューで利用できるオプションと、スコア画面の上のツールバーにある ズーム と ページビュー/連続ビュー/単一ページ について説明します。また、各種ナビゲーションのコマンドと機能を詳しく説明します。
スコアをズームイン/アウトするには複数の方法があります。
キーボードショートカット
表示メニュー
マウス
ドロップダウンメニュー: 特定の倍率にするには、標準ツールバーのドロップダウンメニューを使って (25~1600 %) にしたり、"ページの幅"、"全ページ"、や、"2ページ" にすることもできます。
100% 倍率に戻るには: ショートカットキー Ctrl+0 (Mac: Cmd+0) を使います。
ツールバー の領域は メニューバー と スコアウィンドウ の間です。
次のツールバーが含まれています。
ツールバーを表示・非表示するには:
表示→ツールバー から "ツールバーを変更する…" を選びます。
このダイアログで、左には変更可能なツールバー、選択されているツールバーでのツールボタンが中央に、そして追加できるボタンが右に表示されています。左パネルでツールバーを選べば、次のことができます。
このオプションを選んで 新しいワークスペースの作成 あるいは 既存の ワークスペースの編集 を行います。
ステータスバーは画面下にあり、選択したスコア要素の情報を表示します。このオプションにチェックを入れる/外すと表示/非表示となります。
スコア表示領域を分割すると、別の2つのものを同時に見たり、同じものの異なる2つの部分を同時にみたりすることができます。タブを使って2つのうちのどちらかを選択することができます。2つのスコアの境をドラグすると、表示面積を変えることができます。
このセクションを使って、印刷されない要素を表示・非表示することができます。
拍子記号で設定されたものと異なる長さの小節は、その右上に"-"、"+"を表示します。
フルスクリーンモードでは MuseScore が画面一杯に広がり、より多くの内容が表示されます。
ツールバー にあるドロップダウンリストを使えばスコアを異なる表示に切り替えることができます。
スコアをスクロールするには:
ページビュー はスコアを印刷や PDF や画像にエクスポートするときの表示形式で、ページごとであり余白が付いています。MuseScore は、ページの設定 と スタイル… に従って、自動で譜表の折り返しや ページ 区切り を付けます。ご自身で 譜表の折り返し、ページ区切り、セクション区切り を加えることもできます。
水平 と 垂直 のページスクロールの選択は、環境設定: キャンバス (スクロールページ) で行います。
連続ビュー では、スコアは段で区分されることなく表示されます。始まりの点といった表示はなく、小節番号、楽器名、音部記号、拍子記号、調号は常にウィンドウの左に表示されます。
注: レイアウトが単純化されていて、ページビューより連続ビューの方が MuseScore の動きが速やかです。
単一ページ ビューでは、スコアはただ一つのページとして表示され、ヘッダーはありますが余白は無く、ページの上下幅に制限はありません。譜表の折り返し(区切り)は ページの設定 と スタイル: 一般 に従って自動的に加えられます。ご自身で譜表の折り返しや セクション区切りを加えることもできます。
ワークスペース、インスペクタ と 選択フィルタ は サイドパネル としてスコア画面の左や右に表示すると便利です。所定の位置から動かすには、次の方法を使います。
パネルを所定の位置にするには、次の方法を使います。
あるいは、そのパネルのタイトルバーをダブルクリックすると、元あった位置に戻ります。
スコアをより容易に行き来するのに役立つ様々なコマンドが用意されています。キーボードショートカット: ナビゲーション で一覧表にしています。
ナビゲーター はオプションのパネルで、スコアウィンドウの下あるいは右にページの概要を表示します。
ページを水平にスクロールするとスコア画面の下に、垂直にスクロールするとスコア画面の右に、ナビゲーターが表示されます。(環境設定: キャンバス をご参照ください)
青色の四角がその時点で表示されているスコア領域を意味し、 その四角をドラグするか、ナビゲーターパネルを直接クリックすればスコアのその箇所が表示されます。スクロールバーをドラグしてもできます。
タイムライン パネルはスコアの詳しい概要を提供し、ナビゲーションと相互作用の可能性を広げています。
詳細は タイムライン をご参照ください。
小節を探す 機能を使えば、特定の小節や リハーサルマーク、スコアのページ番号の位置に、速やかに移動できます。
次のいずれかのオプションを使います。
注: "R"、"r"、"P" や "p" の1文字や、それに整数を加えた "R1" や "p3" といった形式は混乱を生じやすく、リハーサルマークに使うことは避けるのがよいでしょう。
注: 小節を探すコマンドを行う際、ツールバーの "自動的にスコアを動かす" ボタンを有効にしておけば、スコア表示は該当する位置に移動します。
音符、小節、アーティキュレーションなどのスコアのオブジェクトの選択には、 (1) 一度に 一つ、(2) 連続する範囲、(3) 任意 (不連続) 、あるいは、(4)類似した要素 の方法があります。
選択は、例えば 削除、コピー/切り取りとペースト や 移調 などのコマンドを使う前に用いられます。
ほとんどのオブジェクトは、通常モード の中でクリックすれば選択できます。
注: 音符を一つ選択し、それをコピー・アンド・ペーストすると、音高だけがコピー・アンド・ペーストされ、音価や他の属性は対象となりません。全ての属性を含んだまま音符をコピーするには、Shift を押す必要があります。下のコードの選択と同じです。
注: 連続した小節を範囲として選択するには、下の Shift 選択 と Shift + クリック 選択 をご参照ください。
重なり合う複数の要素のうちの一つを選択するには:
連続する 範囲の音符、コード、小節を選択するにはいくつかの方法があります。
ある範囲の 音符 や 休符 を選択するには:
注: 最後に選択する要素が最初に選択した音符・休符のある譜表の上や下の譜表であっても構いません。選択された要素は青色の長方形で囲まれ、それに付属する線やアーティキュレーションもそこに含まれますが反復番号括弧は対象外です。 必要に応じ、この操作を繰り返して選択範囲を広げることができます。
MuseScore 3.5 では、Shift+クリック の方法は、連続する範囲のコード記号や歌詞などを選択できるように調整されました:
注: 音符の選択の場合と同じく、選択範囲を前後にも上下にも広げることができます。
この方法は、音符・休符の選択に、あるいは独自に、スタッカートの点や歌詞など、音符ではない記号選択するのに使います。
この方法は、音符・休符、それに付属する要素などスコアの楽譜要素全体が選択されます。次のどちらかの方法を使います。
この方法は、セクション区切り で区分けされたスコアの領域である セクション を選択するために使います。
選択フィルターを使えば、選択した範囲の特定のタイプの要素を含んだり排除したりすることができます。コピーと貼り付け: 選択フィルター をご参照ください。
スコア要素を 任意 (不連続) に選択するには:
注: この方法では小節の選択はできません。小節を一つ あるいは 範囲 選択を使います。
Ctrl+クリック の方法を使うと、選択したものに追加あるいは削除ができます。例えば:
"縦線をすべて"、"テキスト要素をすべて" とか ”スタッカート記号をすべて" といったような、同じタイプの要素を全て選択するには:
-あるいは-
* 選択したいタイプの要素を右クリックすると開くメニューで 選択… を選ぶと;
次のオプションがサブメニューに表示されます。
詳細...: ダイアログが開き、より多くのオプションを使って詳細に設定します。 例えば、符頭を選択すると、次のようなダイアログが表示されます。
選択
同じ小節:
アクション
MuseScore は標準的な コピー、切り取り、貼り付け と クリップボードと交換 の機能をサポートしています。これらの操作を適用できる範囲は、
コピー/切り取り/貼り付け/クリップボードと交換 には次の3つの方法でアクセスできます。
コマンド | キーボードショートカット (Win) | キーボードショートカット (Mac) | 右クリックメニュー | メインメニュー |
---|---|---|---|---|
切り取り | Ctrl+X | Cmd+X | 切り取り | 編集 → 切り取り |
コピー | Ctrl+C | Cmd+C | コピー | 編集 → コピー |
貼り付け | Ctrl+V | Cmd+V | 貼り付け | 編集 → 貼り付け |
クリップボードと交換 | Ctrl+Shift+X | Cmd+Shift+X | クリップボードと交換する | 編集 → クリップボードと交換する |
注: 切り取り、コピー、貼り付け、クリップボードと交換の手順の前に、通常モード でなくてはなりません。Esc を押し、通常モードに入ります。
次の方法で、コピー、切り取り、貼り付け、クリップボードと交換ができます。
単音をコピー/切り取りするには
ある範囲 の音符をコピー/切り取りするには
クリップボードと交換 の操作は、2つの内容から成っていて、
(1) 最初に、スコアの選択範囲をクリップボードの内容で、貼り付け コマンドと同じように、上書きし、
(2) 次に、スコアの上書きされた箇所の内容を、コピー コマンドと同じように、クリップボードに バックアップ します。
例として、スコアの同じ長さの範囲 A と B の交換に用いることができます。
他の属性を除き、一つの音符の 音高だけ をコピーすることができ、符頭をクリックし、標準的なコピーと貼り付け、あるいはコピーとスワップの手順で行います。貼り付け先の音高はコピー元と同じになりますが、音価は変わりません。
譜表テキスト、強弱記号、フィンガリングなど他の要素は、一度に一つ、切り取り、コピー、貼り付けることが可能です。スフォルツァンドやスタッカートなどアーティキュレーション 、フレットボードダイアグラム、と コード記号 は 一度に 複数選択" して切り取り/コピー/貼り付けできます。
注: クリップボードと交換のコマンドは、音符・休符のメロディー部分に使用するようになっていて、他のスコア要素には利用できません。
アーティキューレーションは、選択した元の要素と同じ連続・間欠の順に従って貼り付けられます。
音符・休符、小節やフレーズを速やかにコピーして貼り付けるには:
キーボードショートカット R を押します。
MuseScore は選択された内容を、選択範囲の最後の音符の後ろに即座に貼り付けます。貼り付け先の既存の記載は上書きされます。
テキスト、線や他のオブジェクトを簡単にコピー・貼り付けするには:
Ctrl+Shift (Mac: Cmd+Shift) を押しながらその要素をクリックし、スコアの目的の場所にドラグします。
マウスのボタンを離すと、その場所に選んだ要素の複製が作られます。
このコマンドを使って、スコアのある部分の音符の音価を半分あるいは倍にしてスコアの他の別の部分に貼り付けることができます。
選択フィルター を使って、どの声部や要素を選択に加えたいかを選ぶことができます。
既定値では パレット の下に選択フィルターが表示されます。表示位置を変えるには、表示メニューとナビゲーション: サイドパネル をご参照ください。
例: 次のようなフレーズの小節1と2をコピーしたい場合、
注: 選択フィルタは クリップボードと交換 コマンドでも同様に機能します。
リズムを変えることなく音符・休符を取り扱いたい場合には、コピーと貼り付けを リピッチモード と組み合わせます。
スコアの表示を、記譜された音高 か 合奏調(実音) のどちらにするかを選べます。 記譜した音高は、印刷されたものを音楽家が読む際に見るはずのスコアを表します。 でも、記譜中は、移調楽器 が移調ではなく 実際に響く実音 で表示されていると便利な場合があります。 この場合は、"合奏調(実音)" オプションを選択してください。
スコアの表示を 記譜された音高 か 合奏調(実音) かに切り替えるには、ツールバー の右上にある 合奏調(実音) ボタンを押します。 このボタンが強調表示されているときは、スコアは合奏調(実音)です。
スコアを印刷、PDFへエクスポート、オンライン保存したりする場合には、事前に、合奏調(実音) ボタンがオフであり、各パートが正しい調号になっているのを確認する必要があります。
Musescore.com で次のことができます:
コミュニティが作り出した大きな譜庫のスコアを見て、聴く
どのスコアでも MuseScore、MusicXML、PDF、MIDI、や MP3 のフォーマットでダウンロード
あなた自身のスコアをアップロードし、一般に公表、あるいは(内緒のリンクを経由して)私的に共用
あなたのスコアをYouTube ビデオ ("Videoscores")と同期
注: PD (Public Domain) あるいは "Original" work でなければ、MuseScore Pro account が必要で、後者に関しては スコア所有者の承認を要します。
スコアをオンライン保存するには:
メニューから ファイル→オンライン上にアップロード... を選びます。"Log in to MuseScore" ダイアログが表示されます。
あなたの Eメールアドレス、あるいは、MuseScore でのユーザー名を入力し OK ボタンをクリックします。
注: MuseScore アカウントをお持ちでない場合は新たに作成するべく "Create one" のリンクをクリックします。ブラウザーが開始され musescore.com/user/register が開きます。
4. ログインができ、そのスコアが既にオンラインにある場合には、自動的にアップデートされます。
新しいスコアとしてオンラインにほぞんする場合には、Update the existing score のチェックを外します。
これにチェックを入れると、MuseScore はそのスコアのオーディオを シンセサイザー 設定を使ったオーディオとしてMuseScore.com にアップロードします。
スコアを直接 MuseScore.com にアップロードすることもできます。
MuseScore.com に上げたあなたのスコアに変更を加えたい場合、ご自身のコンピューター上のその MuseScore ファイルを編集して保存したのち、次のステップを行います。
オンラインスコアを MuseScore の中から直接に更新できれば、スコアページに行って手動で更新するよりとても便利です。当初スコアを Upload page で行っていて、直接方式に変えたいのなら:
これにより、いつでも、ファイル→オンライン上にアップロード... でオンラインスコアを更新出来ます。
MuseScore 独自フォーマット (*.mscz および *.mscx) は 下位互換性 であり、MuseScore 4 は MuseScore 3 の *.mscz をエラーなく開きます。
MuseScore 独自フォーマットは 上位互換性がありません。フォーラム ディスカッション を参照ください。 データを部分的に抜き出す のは MuseScore 4.0.2 の時点でも可能ですが、スコア データの整合性のためにこれに依存しないでください。 MuseScore 3 に存在する一部の機能は、MuseScore 4 には (まだ) 含まれていません、古いバージョンのファイルを新しいバージョンで開くと内部データ変換が発生します プログラムを作成し、保存機能を使用してファイルを上書きします。
一部ユーザーは、異なる Musescore バージョンでの編集用に指定されたスコア ファイルを保存するための個別のフォルダーを作成する ことですべてのデータをそのままの状態にしておくのが便利だと考えるため、必要に応じ、ファイルを開く前に、ファイルを 複製 することをお勧めします。
ファイル メニューには、ファイルを開く、保存、エクスポート、印刷、のオプションがあります。
独自フォーマットのファイル (.mscz、.mscx) 以外に、MuseScore は MusicXML、圧縮 MusicXML、MIDI やその他多くの フォーマット のファイルを開くことができます。
サポートされているファイルを開くには:
1. 次のいずれかの方法を使い、:
* キーボードショートカット Ctrl+O
* ツールバーの左の方にある "ファイルからスコア読み込み" アイコンをクリック
* メニューバーから ファイル→開く... を選択
2. ファイルを選んで 開く を選ぶか、ファイルをダブルクリックします。
最近開いたファイル… を使えば、最近開いたファイルの一覧表から選ぶことができます。
保存…, 名前を付けて保存…, コピーの保存… および 選択内容の保存… では、MuseScore の独自ファイル形式 (.mscz and .mscx) で保存できます。
エクスポート... では、PDF、MusicXML、MIDI やその他の 様々なオーディオ・画像のフォーマット の MuseScore 以外のフォーマットのファイルを作成することができます。エクスポート・ダイアログで、エクスポートするフォーマットを選ぶことができます。
なお、MuseScore は最後に行った際のフォーマットを次回の既定値とします。
印刷... を使って、スコアを MuseScore からプリンターへ直接出力することができます。プリンタ機種による差はあるでしょうが、一般にはページ範囲、印刷部数と印刷順を指定することができます。
PDF プリンタがインストールされていれば、それを使って 印刷 からPDFに "エクスポート" することもできますが、通常、エクスポート の PDF オプションを選んで行う方がよいでしょう。注: Adobe PDF を使って印刷から PDF 化を行う際には、"Rely on system fonts only, do not use document fonts" というプリンタ設定は外しておきましょう。
前の →"基本" の章では、音符の入力 と パレット の取り扱いを学んでいただきました。
"記譜" の章では、より高度なものも含む様々な記譜の方法を記載しています。
参照 →"高度なトピック"
縦線
通常使用の小節線は、ほとんど縦線パレット(基本 ワークスペース)にあります。繰り返し小節線のみ、反復記号パレット(基本およびアドバンス)からも使用できます。 追加の小節線は、アドバンスワークスペースの縦線パレットにあります。 独自のカスタム縦線を作成することもできます (下記参照)。
既存の縦線を変えるには、次のいずれかの方法を使います。
一本線の縦線ではない縦線を一本線の縦線に変えるには:
縦線を隠すには:
既存の音符・休符の間に新しく縦線を挿入するには、次のどちらかの方法を使います。
小節線を挿入して、小節を2つの小節に分割できます。次の方法のいずれかを使用します。
注: バージョン3.1(またはそれ以前)では、この方法で入力されたすべての小節線は標準小節線として入力されます。 小節の分割も参照してください。
既存の縦線を選び インスペクタ の "縦線" セクションのプロパティを調整してカスタム縦線を作ることができます。
Mensurstrich をご参照ください。
インスペクタでは色や上下・左右のオフセットを変えることもできます。
ピアノの大譜表やオーケストラスコアで楽器群を纏めているように、縦線を複数の譜表にまたがって伸ばすことができます。縦線を連結するには:
縦線をクリック(3.4 より前のバージョンではダブルクリック)して 編集モード に入ります。
下側のハンドルをクリックして、接続する譜表まで下にドラグします。ハンドルは位置を細かく指定する必要はなく、適切な位置に収まります。
3.Esc を押して 編集モード を抜けます。それにより、関連するすべての縦線が更新されます。
縦線は小説の内容に応じて自動的にレイアウトされることから、縦の整列についての設定はありません。縦の整列を変える便法は、他の声部に短い給付を非表示でえ複数挿入するか、それを自動で行うプラグイン Anchors for Dynamics and Hairpins の利用です。
標準的な 調号 は基本・アドバンスワークスペースの調号パレットに用意されています。調号のカスタマイズ (下記) もできます。
ご留意いただきたいのは、調号は合奏調(実音)に関連するものと位置付けされている点です。移調楽器の譜表の場合、合奏調に相応した調号を加える必要があります。それにより、合奏調モードにいる場合を除き、その移調楽器に正しく移調された調号が表示されます。
次のいずれかの方法を使います。
他の譜表は変えず、1つの譜表の調号だけを変更したい場合:
次のどちらかの方法を使います。
他の譜表は変えず、1つの譜表でだけ調号を入れ替えたい場合:
次のどちらかの方法を使います。
MuseScore のデフォルト設定では、♯も♭も無い "ハ長調/イ短調" に変更した場合にのみ、ナチュラル記号を表示します。それ以外は取り消しの表示は無く、単に新しい調号を表示します。
しかし、全ての譜表の調号の変更 については、取り消しのナチュラルの表示を選べます。
メニュ-を フォーマット → スタイル... → 臨時記号 と進むと、次の選択肢が表示されます。
3つの選択肢から1つを選びます。
"変更後の調号の前に配置" を選ぶと次のようになり、
"シャープ系とフラット系が切り替わるときは変更後の調号の前に配置、そうでなければ後ろに配置" を選ぶと次のようになります。
調号の変更により 長休符 は中断します。
特定の 慣例の調号を表示しないようにするには:
全ての 慣例の調号を表示しないようにするには:
注: セクション区切り では、慣例の調号は表示されません。
調号を独自に作るには:
Shift+K を押して マスターパレット の 調号 セクションを開きます。
調号作成 パネルで、下側パレットから上側 "譜表" に臨時記号をドラグし、求める調号を作ります。注: ト音記号は例として表示されていて、ここで作成したカスタム調号は全ての譜表に適用できます。
クリア ボタンを押すと "譜表" 上の臨時記号が全て削除されるので、必要に応じてご利用ください。
新しい調号として中央パネルのライブラリに移動するには、追加 を押します。ライブラリから調号を削除するには、それを右クリック (Mac: Ctrl-クリック) し、表示されるドロップダウンメニューで削除 を選びます。
注: 特製の調号に対する制限があり、通常の方法では移調できません。移調が必要な場合、あるいは音部記号が変更となる場合には、新たにカスタム調号を作成する必要があります。
マスターパレットから調号を カスタムパレット に移動するには、
調号をマスターパレットから直接スコアに適用するには、次のどちらかの方法を使います。
よく用いられる 音部記号(ト音記号、ヘ音記号、アルト記号、テノール記号)は基本 ワークスペース の音部記号 パレット にあります。より広範囲なもの(次の図)は、アドバンスワークスペースの音部記号 パレットをご参照ください。
注: 小節の中の音部記号は、段の最初の音部記号より小さく表示されます。
例: 次の図で、上の譜表はト音記号で始まり直ぐにへ音記号に変わって、音符一つと休符一つの後、ト音記号に戻っています。
注: 音部記号を変えても各音符の音高は変わりません。従って、音符は音高を維持すべく動きます。必要なら、音部記号の変更と併せて 移調 することもできます。
段の頭で音部記号の変更を行うと、慣例の音部記号 が前の段の最後尾に加えられます。
慣例の音部記号を表示するかどうかは、
1. メニューから フォーマット→スタイル...→ページ を選び、
2. "慣例の音部記号を表示" のチェックボックスで行います。
ケースバイケースですが、別の方法もあります:
1. 上の "ページメニュ" メニューでの"慣例の音部記号を表示" のチェックは常に入っている状態で、
2. インスペクタ の "音部記号" セクションにある "慣例の音部記号を表示" のチェックボックスを使います。
注 : このオプションは TAB譜 を利用するユーザーで、各段で音部記号を繰り返したくない場合に便利です。
拍子記号 は基本とアドバンス ワークスペース のどちらにも、同名の パレット の中にあります。
_注:_ 拍子記号が実際に表示されるかどうかは 譜表プロパティ によって定まりますが、TAB譜 には表示されないデフォルト設定になっています。
次のどちらかの方法を使います。
もし既存の パレット に求める拍子記号が無い場合には、次の方法で作ることができます。
これを カスタムパレット に保存すれば、後に必要となった場合に利用できます。
拍子記号のプロパティ ダイアログを表示させるには、次のどちらかの方法を使います:
* 拍子記号を選択し、インスペクタ―の "拍子記号" セクションのプロパティを苦リック
* 拍子記号を右クリック (Mac: Ctrl-クリック) し、拍子記号のプロパティ… を選びます。
ある拍子記号に関連して音符の連桁を調整するには:
"且つ小さい音符に変更" のボックスをチェックすると、そのレベルに加えた連桁の変更は、より短い音符に関しても同じになるよう自動的に設定されています。リセット ボタンはそのセッションに加えた変更を取り消します。
変(複合)拍子は、一つの小節の中で拍を仕分けるのにつかわれます。変(複合)拍子を作るには:
注: マスターパレットの 拍子記号 セクションで変(複合)拍子を作ることもできます。(上記ご参照)
(訳者注: additive (composite) meters を「変(複合)拍子」としましたが、適切な用語についてフォーラムにご投稿をお願いします。)
別の譜表で異なる拍子記号が使われることがあります。次の例は、バッハのゴルトベルク変奏曲の第26変奏です。
全体の拍子記号 は 3/4 ですが、それとは異なり上側の譜表の拍子記号は独自に 18/16 に設定されています。
1つの譜表にだけ 局所的な拍子記号 を設定するには:
拍子記号を変える事無く一つの小節の長さを増減する必要が時として生じます。弱起小節とカデンツァが一般的な例です。小節の操作: 小節の長さ をご参照ください。
拍子記号の変更により 長休符 は中断します。また、 セクション区切り は、直前の小節の最後に慣例の拍子記号が表示されるのを妨げます。
臨時記号 の代表的なものはスコアの上の臨時記号ツールバーに、そして基本 ワークスペース の臨時記号 パレット に用意されています。アドバンスワークスペースの臨時記号パレットには、より包括的範囲の記号が用意されています。
音符のピッチを増減すると、適切な 臨時記号 が自動的に加えられます。
(i) ダブルフラットかダブルシャープ、 (ii) 慣例 (確認 あるいは 留意 ) の臨時記号、もしくは (iii) 標準的ではない臨時記号を加えるには、次のいずれかの方法を使います。
確認の臨時記号 に括弧を付けたい場合、次のいずれかの方法を使います。
臨時記号は、必要に応じ、それをクリックし Del を押せば削除できます。
記譜調・合奏調(実音)のどちらでも、1つあるいは複数の音符の異名同音を変更するには:
合奏調(実音)に影響しないように記譜上の異名同音を変更する、あるいはその逆、には:
注: 選択した音符のピッチが全て同じではない場合、どういった結果になるか予測できません。
アルペジオ、ストラムアロー、グリッサンド (スライド)、ポルタメント (グライド)、金管楽器・木管楽器のアーティキュレーション (フォール、ドイト、プロップ、スクープ) および ギターのスライドインまたはスライドアウト 記号は通常、「アルペジオとグリッサンド」パレット から追加します。
アルペジオ と グリッサンド の記号は、アドバンス ワークスペース の "アルペジオとグリッサンド" パレット にあります。ストロークの矢印、アルペジオの括弧、木管楽器用アーティキュレーションやスライドイン・アウトの記号も含まれています。
スコアに加えるには、次のどちらかの方法を使います。
記号の長さや高さを調整するには:
記号を選択すれば、インスペクタ の "グリッサンド" や "アルペジオ" セクションで有用な多くのプロパティを調整できます。
インスペクター:グリッサンド セクション
インスペクター:アルペジオ セクション
後の利用に備え、カスタムパレット に設定結果を保存することができます。
アルペジオやストロークの矢印をスコアに加えると、当初は1つの 声部 だけが対象となります。その高さを変え、他の声部にも拡げるには、上記 大きさの調整 をご参照ください。その記号の再生については、インスペクタ の中でオン・オフの切り替えができます。
上側の譜表でアルペジオを加え、それを選択してから Shift+↓ を使って範囲を下側の譜表に延ばせば、譜表の間隔に影響を及ぼすことはありません。
注: これを行うには、2つの譜表のどちらも音符が同じ声部にあることが必要です。また、これは再生に反映されません。
2 つの音符の間にスライドまたは「ポルタメント」を追加するには、グリッサンド記号 と 外観と再生を変更 を追加します。
音符の前後にスライドやポルタメントを追加する (弦楽器やギターのテクニック) には、[管楽器の 4 つのアーティキュレーション記号 (フォール、ドイト、プロップ、スクープ)] (#wind-instrument-) アーティキュレーション) または スライドイン/スライドアウト のいずれかを追加します。 代替する波状の記号は、マスター パレット の 記号 カテゴリにあります。 これらはすべて再生には影響しませんが、非表示の ベンド (アーティキュレーション パレット にあります) を使ってある程度まで模倣できます。
ピアノとボーカルのポルタメントの再生を制御するには、アーティキュレーションと装飾 と ピアノ ロール エディタ を試してください。
グリッサンド やスライドは、波状または直線状で、テキスト有りと無しが使えます。 例えば。:
ハンドルの端をその音符から次の音符へ、上下あるいは左右に移動するには:
この方法で 長さとアンカーを一緒に変更 します。
調整方法 を繰り返し使用して作成します。
Fall, Doit, Plop と Scoop の記号が用意されています。長さやカーブ具合を変えるには、その記号を選択して 編集 モードに入り、そのハンドルを スラー: メソッド1 の説明に従って調整します。
ギターのスライドインとスライドアウトの線。 線の長さと角度を編集するには、線をダブルクリックしてハンドルをドラッグします (または、インスペクターまたはキーボードの矢印を使用して微調整します)。 再生には影響しません。
該当する記号は、アドバンスワークスペースの アーティキュレーション パレット 、
そして、アドバンスワークスペースの 装飾記号 パレットにあります。
基本ワークスペースの アーティキュレーション パレットには縮小版があります。
アーティキュレーション は、音符やコードをどのように演奏するかを示すためにスコアに加えられる記号です。このグループの主な記号には次のものがあります。
擦弦楽器、撥弦楽器、木管楽器などに特有のアーティキュレーションも含まれています。
装飾記号 には次のものが含まれます。
注: 前打音 と 長前打音 は 装飾音符 パレットにあります。
次のどちらかの方法を使います。
既に加えたトリルなどの装飾記号に臨時記号を適用するには:
縦線 を選択してパレットにあるフェルマータをクリック(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)すれば、その縦線にフェルマータを直接に加えることができます。ただし、再生 には影響しません。
キーボードショートカットは MuseScore の 環境設定 で設定できます。
アーティキュレーションや装飾をパレットから加えた直後はその記号は自動的に選択された状態になっていますから、キーボードでの次の操作で 上 や 下 に移動できます。
キーボードで 各方向 に移動するには:
その記号をクリック(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)して編集 モードに入るか、あるいは、その記号を右クリック (Mac: Ctrl-click) して "要素の編集" を選択し、
矢印 を押して微調整 (1度に 0.1 sp); あるいは Ctrl+矢印 (Mac: Cmd+Arrow) でより大きく調整 (1度に 1 sp)
インスペクター で水平・垂直のオフセットを変更することもできます。複数の記号を一度に移動するには、それら記号を選択し、インスペクターでオフセットを調整します。
注:記号をクリックしてドラグすれば位置を変更することができますが、細かく調整するには上記の方法が良いでしょう。
インスペクタ の アーティキュレーション セクションで編集ができ、次のものが含まれます。
ベンド のプロパティについては ベンド をご参照ください。
スコア全体でのアーティキューレーションと装飾の設定は フォーマット… → スタイル… → アーティキュレーション、装飾記号 にあります。
Playback of note affected by articulation symbols varies among instruments, the general effect:
To find out the effect of each instrument, save your score as .mscx, open it as plaintext, find <Articulation>
and its <velocity>
and <gateTime>
values. see <Articulation name="sforzato">
for accent (>) symbol
To achieve your desired playback, either:
See this battle between jazz and classical musicians on the forum for more details.
ベンド ツール を使えば、様々な ベンド を作成できます。このツールは、アドバンスワークスペースのアーティキュレーション パレット にあります。スコアに適用した全てのベンドは、インスペクタの"ベンド"セクションでカスタマイズ可能です。
ベンドをスコアに適用するには、次のどちらかの方法を使います。
スコア全体のベンドでの文字と線のプロパティについては、フォーマットt→スタイル...→ベンド で編集できます。
3.4 以降のバージョンでは:
1. ベンドが選択されていることを確かめ、
2. インスペクタの"ベンド"セクションで、ベンドのタイプ のドロップダウンを使って用意されたものから選択します。既定値は "ベンド(チョークアップ)" になっています。
3. 必要に応じ、インスペクタに描画されるベンドを調整します。下記 描画表示を編集 をご参照ください。
3.4 より前のバージョンでは:
1. スコアの中のベンド記号を選択し、インスペクタ の ベンド セクションにある "プロパティ" をクリックします。あるいはベンドを右クリックし、 "ベンドプロパティ" を選びます。
ベンドはグラフで表示され、濃い青色の四角は 操作点 で、それが灰色の線で結ばれています。線の傾きはベンドのタイプを表しています。
グラフの 縦軸 はベンドの程度をピッチの上下で表し、 1 単位は 1/4 音、2 単位で半音、4 単位では1音といった具合です。グラフの 横軸 はベンドの長さを表し、1単位毎 1 space (sp) 伸びます。
グラフ上に操作点を加えたり削除することで、ベンドを変化させられます。
* 操作点を 加える には、空の交点をクリックします。
* 操作点を 削除する には、今ある操作点をクリックします。
操作点を加えると、ベンドは 1 sp 分 長く なり、削除すれば 1 sp分 短く なります。ベンドの 開始 と 終了 位置は上下にだけ移動可能です。
ベンド記号は譜表のすぐ上に表示されるよう、上下位置が自動調整されます。必要に応じて高さを減らすことができ、
位置を調整するには、次のいずれかの方法を使います。
ベンド記号をクリック(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)するか、
ベンド記号をクリックして Ctrl+E (Mac: Cmd+E) を押すか、
ベンド記号を右クリックして "要素の編集" を選択し、
そののち、矢印キーを使っての微調整 (1度に 0.1 sp); あるいは
Ctrl+Arrow (Mac: Cmd+Arrow) を使っての大きな調整 (1度に 1 sp)。
スコアでベンドを作成した後に、それを将来使えるように保存しておくことができます。Ctrl+Shift (Mac: Cmd+Shift) を押しながら、その記号をパレットにドラグ・アンド・ドロップします。カスタムワークスペース をご参照ください。
拍子記号のプロパティ... の設定に従って音符を連桁するのが、MuseScore の既定値です。この自動的に行われる連桁のパターンを変更することについては、デフォルトの連桁を変更 をご参照ください。
"基本" や "アドバンス" ワークスペース の 連桁のプロパティ パレットにある 連桁記号 を使って、音符に加えられるデフォルトの連桁を変えることができます。
一つあるいは複数の音符の連桁を変えるには (但し、下に記載している羽つき連桁は除きます)、次のどちらかの方法を使います。
羽付き連桁を適用するには、次のどちらかの方法を使います。
注: (1) 羽付き連桁はテンポと変更の速さによって2~3本の線を使います。 (2) 2本線の羽付き連桁にするには、連続する 16分音符の連桁から始めます。 (3) 3本線の羽付き連桁にするには、連続する 32分音符の連桁から始めます。 (4) 羽付き連桁の再生はサポートされていません。
アイコン | 名称 | 説明 |
---|---|---|
Beam start | その音符が前の音符と連桁になっている場合、その連桁を解きます。 | |
Beam middle | 選択した音符とその前の音符(があれば)を連桁します。 これは Beam 16th sub と Beam 32nd sub でも同様です。 | |
No beam | 選択した音符の前と後ろの連桁を解きます。 | |
Beam 16th sub | その音符から2段目の連桁を始めます。 | |
Beam 32nd sub | その音符から3段目の連桁を始めます。 | |
Automatic Beam | そこでの 拍子記号 によって定まるデフォルトの連桁を適用します。( 上記 ご参照) | |
Feathered beam, slower | 緩やかにテンポを遅くする指示の羽付き連桁を始めます。 | |
Feathered beam, faster | 緩やかにテンポを速くする指示の羽付き連桁を始めます。 |
注: 2つの音符・休符間の連桁はその2つの音符・休符によって定まります。例えば、連続する2つの音符がどちらも連桁の始まりとするとすれば、その2つの音符間に連桁は有り得ません。2つの音符が桁によって互いに結び付けられて良いのであれば連桁となり、そうでなければ2つの音符が連桁されることはありません。
キーボードやマウスで調整するには:
インスペクタ を使って調整するには:
キーボードやマウスで調整するには:
インスペクタ を使って調整するには:
もし、スコア全体にわたって連桁を水平にしたい場合には、フォーマット→スタイル…→符尾 の "すべての連桁を平らにする" オプションを使います。
羽付き連桁を調整するには:
MuseScore は音符をその音価に従って間隔を割り当て、その上で臨時記号や歌詞などの要素を加えています。複数の譜表からなるスコアの場合、次の例のように音符の間隔が均等ではない状態になることがあります。
インスペクター には ローカルレイアウト のオプションのチェックボックスが用意されていて、その段の他の譜表とは別に音符間隔を設定することができます。上の例の上側譜表で連桁に "ローカルレイアウト" を適用すると、より均分な音符間隔になります。
ローカルレイアウトを再調整するには:
連桁の符頭からの向きを上下変更するには:
連桁を楽譜上の拍子に従ったものに戻すには:
MuseScore で利用できるのは 角括弧 と 波括弧 で、アドバンス ワークスペース の 括弧 パレット に用意されています。
テンプレートを利用して新しいスコアを作成すると、MuseScore が自動的に適切な括弧を設定します。
括弧を段に加えるには、次のどちらかの方法を使います。
最初に括弧を追加した時点では、一つの譜表にだけ適用された状態です。それを他の譜表に広げるには:
括弧の太さや段との距離の既定値は フォーマット→ スタイル... → 段 で調整することができます。
段括弧 セクションで、左側の2つで角括弧のプロパティを、右側の2つで波括弧のプロパティを設定できます。
Musescore には基本的に異なる 2 つのタイプの記譜機能があり、それぞれ異なる目的のために最初から設計され実装されています。
スコアに追加されると機能を発する記号とテキスト、更にオプションで、
スコアに追加しても機能しないの記号やテキストを、
Musescore は通常、キーボード ショートカット を押したり、ツールバー ボタン をクリックしたり、または パレット から項目を追加したりと、これらが最も一般的です。 Musescore は内部でさまざまなクラスの要素を使用しますが、その使用法は互換性がありません。これらの要素には、印刷や視覚的表示以外の異なる目的を果たす個別のプロパティ フィールドがあります。 たとえば、譜表テキスト を追加して # と入力した場合、音符のピッチを変更するように設定することはできません。新しい 臨時記号 を作成する必要があります。 テキストのタイプ も参照ください。
Musescore には、Bravura フォントの SMUFL の下にある歴史的な音部記号など、Musescore によって (まだ) 解釈されていない 非機能 記号とテキストが同梱されています。Musescore は、ほとんどの機能項目の 非機能バージョン も提供します。 これらは、マスター パレット の 記号 カテゴリにあります。 次の場合には、機能しない記号またはテキストを使用します。
あるいは、画像 をスコアに挿入します。
スコア上の特定の機能しない記号やテキストは、サイズ変更機能が異なる 2 つのアプローチによって「場合によっては」実現できます。
スコアに挿入された画像はサイズ変更可能で、.svg ファイルはぼやけずに拡大されます。画像 を参照ください。
ブレス と 休止 の記号は、アドバンス ワークスペース の ブレスと休止 パレット に用意されています。
ブレスや休止記号(後者は "caesura" や "tram lines" とか "railroad tracks" と呼ばれることもあるそうです) をスコアに加えるには、次のどちらかの方法を使います。
記号は選択した音符・休符の 後ろ に加えられます。その位置を調整するには インスペクタ のオフセット X Y を使うか、編集モード に入って矢印キー を使います。
加えた休止記号の休止時間は、インスペクタ で、秒単位の調整が可能です。
装飾音符 は音楽的な飾りであり、通常の音符より小さく表示されるのが普通です。短前打音 (Acciaccatura) は符幹にスラッシュを付けた小さな音符として表示されます。長前打音 (Appoggiatura) にスラッシュはありません。
装飾音符は基本やアドバンスのワークスペースの "装飾音符" パレット にあります。
次のいずれかの方法を使います。
この操作で、対象とする音符と同じ音高の装飾音符が加えられます。通常の音符に連続する装飾音符を加えるには、同じ操作を必要な回数繰り返します。下記 音高を変える もご参照ください。
注: スコアに装飾音符を加えた時、スラーは自動的には作成されないので、別途加えます。スラー をご参照ください。
通常のコードと同じく、装飾音符をコードに積み上げます。
ステップ2で、音程で追加 のショートカットを使ってコードの装飾音符を作ることもできます。 Alt+1...9 で音程はユニゾンから9度です。
通常の音符と同じく、装飾音符の音高を変えることができます。
装飾音符を選択してツールバーの音価を選ぶか、キーで1...9 を入力します。 (音符入力 をご参照ください。)
装飾音符とそれが付属する通常の音符の間の水平距間隔を調整するには、次のどちらかの方法を使います:
装飾音符に関するその他のプロパティは、インスペクタ で調整できます。("要素"、"コード" と "音符" セクションをご参照ください)。例えば垂直位置、サイズ、符幹といったものが該当しますが、割振り/前との間隔は通常の音符にのみ有効です。
オクターブ線 は、記載された音高のオクターブ上あるいは下で演奏するよう指定するために使われます。線は点線でも実線でも構いません。オクターブ線は、基本とアドバンス ワークスペース の 線 パレット に用意されています。
8─────┐/ 8va─────┐: 記譜された音高の1オクターブ上で演奏
8─────┘/ 8vb─────┘: 記譜された音高の1オクターブ下で演奏
8va alta/bassa 線は特にピアノ譜で一般的ですが、他の楽器でも用いられることがあります1。15ma alta (2オクターブ上) や 15ma bassa (2オクターブ下) も時折用いられます。
MuseScore はスコアを再生する際、オクターブ線の箇所を自動的に正しい音高で行います。
スコアに線を適用する をご参照ください。
垂直位置を調整するには、線: 垂直位置の調整 をご参照ください。
線: 長さの変更 をご参照ください。
他の線と同じく、オクターブ線もカスタマイズ可能です。カスタム線と線のプロパティ をご参照ください。
オクターブ線特有のプロパティは、インスペクターの オッターヴァ セクションで調整できます:
* 種類: オクターブ線の文字表示を変更します。
* 配置: 譜表の "上" あるいは "下" に設定します。
* 数字のみ: チェックを入れれば数字のみ(例 "8")になり、チェックを外せば数字と文字両方(例 "8va") になります。
Gerou/Lusk. Essential Dictionary of Music Notation (Internet Archive). ↩︎
ヘヤーピン はスコアで音量を緩やかに変化させるための記号です。クレッシェンド (次第に大きく) と ディクレッシェンド (次第に小さく) の2つがあります。
それに替え、次の方法も利用できます。
* 一連の音符、あるいは小節を選択して、パレットの記号をクリック(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)
* パレットから記号をドラグし、譜線の上にドロップ
注: 同じ譜表の他の声部にヘヤーピンを同時に記譜したとしても望んだようにプレイバックされることはないのが MuseScore の限界 であり、プレイバック時の音量が有効な最小範囲 (Dynamic Range プロパティ) は譜表であり、声部ではありません。プレイバックを優先させるには、各声部を個別の楽器に分離します。
ヘヤーピン は プレイバックのプロパティ を持った 線 で、その 長さ の編集は:
そのヘヤーピンで 編集モード に入り、動かしたい方の端のハンドルをクリックします。
次のキーボードショートカットを使います。
この方法で 再生のプロパティ を維持したままクレッシェンド・デクレッシェンドを伸ばしたり縮めたりでき、また、小節線や譜表の折り返しを超えて利用できます。
ヘヤーピンの高さを変える
* 高さ のプロパティを調整するか、
* ヘヤーピンの開いている方の下側ハンドルを調整します。(下の図で青い表示の四角)
ヘヤーピンに加えて cresc. _ _ _ と dim. _ _ _ が同じ機能であり、線 パレットに用意されています。必要なら、テキストをインスペクタの 線のプロパティ セクションで編集できます。
ヘヤーピンを同等のテキスト線に変えるには
version 3.1 から、ヘヤーピンもテキスト要素と同じように、切り取り、コピー、貼り付けできるようになりました: 切り取り / コピー / 貼り付け コマンドのまとめ をご参照ください。
3.1 より前の version では、ヘヤーピンについてできるのはコピーだけです: 線をコピー をご参照ください。
ヘヤーピンのプロパティは、インスペクタの中で次のように編集できます:
MuseScoore の発展で目してきたのは、プレイバックと言うより記譜をサポートすることです。強弱記号が伴わなずにヘヤーピンを用いることは、現実の譜面では容認されていますが、MuseScore の中で求めるプレイバックを作り出すことができません。
ヘヤ-ピンによるプレイバックの音量の変化を作り出すには、次のいずれかの方法を使います:
* ヘヤーピン両端の音符に音量の差を作り(下の "望む音量を作り出す" をご参照)、その差がヘヤーピンの意味するところと違わないことを確かめます。
* (上述)"ベロシティの変化" の値を 0 以外にします。
望みの 音量 を作り出すには:
* 一般的なのは強弱記号を加えることで、時にはそれを インスペクタで非表示にする、例えば p crescendos f 、といった具合に。
* 音符の音量は主として MIDI ベロシティで決まるもので、スコアに記るされた 強弱記号 で指定されるのが最も一般的で、それが付された音符から始まり次の強弱記号までプレイバックに影響します。最後の終止線や休符が音量を既定値に戻すことはありません。強弱記号に影響を受けない音量の音符は mf (メゾフォルテ) として取り扱われて MIDI ベロシティは 80 となります。
望みのタイミングを作るには、ヘヤーピンの 長さを調整する アンカーポイントを作ります:
込み入った記譜ではこれは次のように取り扱いましょう:
Incorrect hairpins do not affect playback: 例えば f crescendo p といった不適切なヘヤーピンはプレイバックに反映しません。
全ての楽器に共通し、ヘヤーピンの影響を受ける各個別の音符は、その音符が始まる時点で ヘヤーピンを反映する。
MuseScore 3.1 以降
弦楽器、金管楽器など 短音での強弱 ができる楽器においては、その音符の範囲全体で音量の変化が生じ、さらに タイで結ばれた音符 も含まれます。シングルノートダイナミックスを使用 のチェックボックスのプロパティでオン・オフ切り替えができます。
全休符 は小節の中央に位置し(下図)、どの拍子であれ、一つの小節(あるいは小節の1つの声部)全体が休みであることを表すのに用いられます。
選択した小節が 特別な長さ ではない "標準" の小節であれば、次の方法を使います。
1. 小節を一つ、あるいは範囲 で 選択 し、
2. Del (Mac: Backspace). を押します。
特別な長さ の小節が含まれている場合には、次の方法を使います。
1. 小節を一つ、あるいは範囲 で 選択 し、
2. Ctrl+Shift+Del (Mac: Cmd+Shift+Backspace) を押します。
長休符 はその楽器が休止である期間を示します。譜表の上に小節の数として表示されます。
長休符は、例えば複縦線、リハーサルマーク、調号・拍子記号の変更、セクション区切り など重要なところ、また長休符区切り を設定した小節で、自動的に中断します。
長休符の表示をオン・オフするには:
* キーボードで M を押します。
あるいは:
1. メニューを フォーマット→スタイル... と進み、
2. まだ選択されていなければ、"スコア" タブをクリックして、
3. "長休符を作成" のチェックボックスを使います。そこでは1つの長休符に纏める最少の小節数を設定することもできます。(レイアウトとフォーマット: スコア をご参照ください)。
注: 長休符を有効にする 前 に音符・休符の入力を終えておかれるよう、お勧めします。
一つの長休符を二つに分けたい場合には:
1. 長休符の表示設定が オフ になっていることを確かめ、(上記 をご参照ください)
2. 二つ目の長休符を始めたい小節を右クリックし、
3. 表示されるメニューで 小節のプロパティ を選んで "長休符区切り" のチェックボックスをチェックします。
4. 長休符の表示設定を オン に戻します。
次の説明もご参照ください: 小節の操作: 長休符区切り
アドバンス・ワークスペースの 線 パレット には、次の 線 が含まれています。
パレットには、スラー、クレッシェンド・デクレッシェンド、反復番号括弧、オクターブ線 や他にも沢山あります。
ほとんどの線(スラー、反復番号括弧、アンビタスを除く)は、次の方法でパレットから適用します。
次のどちらかの方法を使います。
* 音符をクリックしてから、線の記号をクリック(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)
* 線の記号をドラグし、スコアの上にドロップ
例えばピアノのフレーズでペダルマークを端から端まで加えるなど、同じものを効率的に繰り返し適用するには、キーボードショートカットを設定して用います。パレット をご参照ください。
クレッシェンド・ディクレッシェンド、反復番号括弧、オクターブ線 など、ある種の線は、表示だけでなく再生時に反映されます。両端のハンドルは 点線 ( 編集モード で見ることができます) で譜表上の アンカー に繋がっています。このアンカーが再生時に反映される 範囲 です。
通常モード にあって、次のどちらかの方法を使います。
注: 編集 モードの中で、垂直位置を調整することもできます。
注: 次の2つの方法によって線 および その アンカー を 一緒に 動かせます。これにより、スコアを正しく再生することが確実になり、線は必要に応じて次の 段 に広がります。
アンカーの位置を変えずに線の先端位置を 微調整 するには:
テキスト線 とは、その中に テキスト を含んだ線を言い、反復番号括弧、 オクターブ線、ギターのバレー線などがあります。
テキスト線をパレットからスコアに適用した時点で、線 のプロパティ(下記ご参照)に変更はありませんが、それに含まれる テキスト のプロパティは状況によりテキスト線に対する スタイル の設定に準じます。詳しくは 適用したテキストや線の振る舞い をご参照ください。
スコアに適用した線は インスペクタ で以下のようにプロパティを調整することによりカスタマイズできます。
スコアに適用した後、線は通常の コピーと貼り付け 手順ではコピーできません。ですが、スコア内で 複製 が可能です。
トリル線など、拡張した装飾に臨時記号を加えるには、その線を選択し臨時記号パレットの記号をクリック(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)します。
スラー とは2つあるいはそれ以上の音符に渡る曲線で、それらの音符を区切ることなく レガート で滑らかに演奏することを示します。 同じ音高の2つの音符を繋ぐ タイ と混同しないように。
スコアにスラーを加える方法はいろいろありますが、状況により便利な方法があります。 線パレット を使ってスラーを加えることもできますが、お勧めしません。
スラーを始めたい音符を選択し、
S を押して次の音符につながるスラーを加えます。
(オプション) Shift を押しながら → (右矢印キー) を押すとスラーは更に次の音符に伸びます。必要に応じてこれを繰り返します。
(オプション) X を押すと、スラーの上下位置が変わります。
Esc を押して 編集モード を抜けます。
スラーの 位置だけ を調整するには:
スラーのプロパティの 全て (長さ、種類、位置) を調整するには:
注: 外側の2つのハンドルはスラーの始まりと終わりを、曲線上の3つのハンドルは曲がりの程度を調整します。直線の中央にあるハンドルは、スラー全体を上下左右に移動するのに使います。
スラーは段やページを跨ぐことができます。始点と終点は音符・休符にアンカーされます。レイアウト、拡張やスタイルの変更により音符の位置が変わる場合、自動的にスラーも動いてサイズを調整します。
次の例はヘ音記号の譜からト音記号の譜へと広がったスラーを表しています。マウスを使ってスラーの最初の音符を選択し、Ctrl (Mac: ?) を押さえながらスラーの最後の音符を選択してから、S を押してスラーを加えます。
X を使えば選択したスラーの方向を変えられます。
スラーが詩の韻律により変化する場合、点線のスラーが使われることがあります。また、点線のスラーは、作曲者自身の記載とは異なる編曲者の案を表わすために、使われることもあります。既存のスラーを点線あるいは破線に変えるには、そのスラーを選択し、インスペクター (F8) の "線の種類" を、"曲線" から "点線" 、"破線" や "幅広の破線" に変えます
タイ とは 同じ高さ の2つの音符に架かる曲線で、その2つを加えた長さの1つの音符として演奏することを示します (下の 外部リンク ご参照)。 同じ 声部 の直近の音符間に使われるのが一般的ですが、MuseScore は、直近ではなかったり、異なる 声部 の音符間のタイもサポートしています。
音符入力モード にあって、音符やコードを入力した直後にタイを指定すれば、MuseScore は自動的にタイで繋ぐべき適切な音符を生成します。あるいは、"既に入力した" 既存の音符間にタイを作成することもできます。
注: 同じ音高 の音符をつなぐタイを、スラー と混同しないように。スラーは 異なる音高 の音符を レガート に演奏することを示します。
次のコマンドで、選択したコードに、タイで結んだ同じコードを加えることができます:
1. 音符1つを選択している(色が変わります)のを確かめます。その音符は、コードの一部でも単独の音符でも構いません。
2. 必要に応じ、それに続く音符に新たな 音価 を選びます。(但し、下の "音符" ご参照ください。)
3. + かタイのボタン を押します。
注: 上に記載したショートカットは、選択した音符になんのコードも続いていない場合に有効です。もしコードが続いているのであれば、音価は無視され、タイで結ばれた音符が続くコードに加えられます。
"始める" コードで1つあるいは複数の符頭を 選択 し、
+ あるいはツールバーにあるタイボタン を押します。
選択した音符とその次にある同じ音高の音符との間に、タイが作成されます。
MuseScore 3.3.3 以降、タイを削除するには同じコマンドを使います(トグルスイッチです)。
この方法で、"開始"のコードの符頭の全てがタイで結ばれます。(該当があればですが)
選択したコードの音符のすべてが、その次にある同じ音高の音符との間にタイが作成されます。
MuseScore 3.3.3 以降、タイを削除するには同じコマンドを使います(トグルスイッチです)。
時により、タイで結んだ既存のコードに1つあるいは複数のタイで結ぶ音符を加える必要が出てきます。この場合には、別のコマンドを使います。
例えば:
1. 最初のコードに音符を加えます。
2. 音符入力モードにあって、最初のコードの音符を選択し、Alt++ を押します。引き続くコードに対応する音符が追加され、タイで結ばれます。
ユニゾンの音符間にタイを加えるには、回り道を要します:
1. 最初の音符を通常通りに作成します。
2. 追加するユニゾンの音符は、ユニゾンではなく、例えば2度・3度・4度など 他の音程 で加えます。
3. 上記 のようにタイのコードを作成します。
4. ユニゾンの音符を本来の位置に 移動 します。
X キーで選択したタイのふくらみの上下方向を変えることができます。
トレモロ は、1 つの音符・コードを素早く繰り返す、もしくは 2 つの音符・コードを交互に素早く繰り返すことです。 1 つの音符および 2つの 音符のトレモロ記号は、アドバンス ワークスペース の トレモロ パレット にあります。 テキストのマーキングについては、アーティキュレーション テキスト (譜表途中での音色の変更) を参照ください。
1音・コードのトレモロは、次の例のように音符の符幹で貫かれた斜線で表されます。全音符の場合には、音符の上か下に表わされます。
2音・コードのトレモロは、その間に斜線を引きます。
また、ドラムロールを表す場合にもトレモロの記号が使われます。
あるいは、トレモロパレットから記号を該当する音符にドラグしても可能です。
例: 2分音符の長さの2音のトレモロを入力するには、通常の4分音符2つを入力します。最初の音符にトレモロ記号を加えると、2つの音符とも自動的に2分音符となります。
反復番号括弧、あるいは1番括弧・2番括弧は 線 であり、単純な繰り返し において異なる終了の仕方を記すのに用いられます。スコアの再生は繰り返しの指示に自動的に従って行われます。
次のどちらかの方法を使います。
注: 開始・終了のハンドルを選択すると、譜表上の アンカー 位置につながる点線が表示されます。(下の図をご参照ください。)このアンカーが反復番号括弧の 再生 の開始・終了の位置を示しています。Shift を使ったコマンドだけが、再生時に有効な反復番号括弧の開始・終了の位置を変更できます。見た目の開始・終了位置の微調整にはキーボードの矢印キー コマンド を使うかマウスでハンドルをドラグしますが、これらの方法は再生のプロパティに影響しません。
反復番号括弧のテキストを変えるには
その反復番号括弧を選択し、インスペクタ の テキスト線のプロパティ セクションのプロパティを編集します。
反復の順の記載
注: 各反復番号括弧の終わりの小節は、最後のものを除き、反復終了の 縦線 にしておく必要があります。
注: 繰り返しは常に開始位置(直近の繰り返し開始の縦線か、その章の始まり)に基づいて捉えられる点にご留意ください。
1つの反復番号括弧が2回以上繰り返される場合があります。繰り返し回数を変更するには、反復終了の縦線がある小節にゆき、"再生回数" を変更します。詳しくは 小節の操作: プロパティ、その他 および 繰り返しとジャンプ の反復番号括弧の再生についての注をご参照ください。
反復終了の縦線がある小節の再生回数は、その小節が再生される数より1つ大きく設定しなくてはなりません。(その小節の繰り返し一覧の数+1)
次のスコアの場合:
第4小節の再生回数を4に設定します。
第6小節の再生回数を3に設定します。
単純な繰り返し を作るには、そのパッセージの 開始 と 終了 の位置に 反復開始 と 反復終了 の縦線を付けます。これらの記号は、縦線 や 反復記号 のパレットから適用します。
注: 繰り返しの開始位置が、その楽譜あるいは セクション の始まりである場合、反復開始の縦線を省略できます。
まず上記のような単純な繰り返しを作り、それから1番括弧、2番括弧を加えます。反復番号括弧 をご参照ください。
ツールバーの ボタンがトグルスイッチです。
単純な繰り返し、例えば上のイラストのものや1番2番括弧の繰り返しなど、1回目は適切に再生されます。より複雑な繰り返しには次のような調整が必要です。:
繰り返しに関する記号とテキストは、基本・アドバンスワークスペースの 反復記号 パレット にあります。そのパレットには次の記号があります。
* 小節の繰り返し、セーニョ、セーニョの変形(サーペント)、コーダ、コーダの変形(コーデッタ)の繰り返し記号
* D.S.、D.C.、To Coda、Fine のテキスト
* 繰り返し縦線
反復 記号をスコアに加えるには、次のどちらかの方法を使います。
* 小節を選択し、求める記号をパレットの中でクリック(3.4 より前のバージョンではダブルクリック)します。
* その記号をパレットからドラッグし、そうしたい小節上にドロップします。(そうすると小節の色が変わります)
ジャンプ とはスコア上の記号で、演奏上、指定された マーカー (下記参照) に飛ぶことを示しています。ジャンプには、D.C. (Da Capo)、D.S. (Dal Segno) の各種テキストが含まれます。
再生時のジャンプを正しく設定するには:
ツールバーの"反復再生" ボタンを選択します。これはトグルスイッチなので、同じボタンをクリックすることでオフにできます。
ジャンプの 後、通常の在り方に従い、単純な繰り返しの最後の回のみを再生します。もし、ジャンプの後にもその繰り返しを全て行いたい場合には:
注: ジャンプはそのセクションの単純な繰り返しが全て行われた後に実行されます。
ジャンプ をクリックすると、インスペクタ の ジャンプ セクションに、テキストボックスとチェックボックスが表示されます。それらは再生時に次の効果をもたらします。
注: スコアや セクション区切り の 開始 と 終了 に関連するタグは、黙示的 なものでユーザーが加える必要はありません。
マーカー とは ジャンプ で参照される場所です。黙示的なものに加え、”開始”と”終了”には次のものがあります。
マーカーをクリックすると、インスペクタの マーカー セクションに次のプロパティが表示されます。
注: ジャンプとマーカーのプロパティ (即ち tag 名) は インスペクター 経由で設定できます。
複数のジャンプ・マーカーを用いる場合にはそこでの調整が必要です。
連符 は、拍子記号によって通常用いられる拍を超えたリズムを記譜するのに使われます。例えば、3連符は、2つの音符の長さの中に3つの音符で構成されます。
そして、2連符は、3つの音符の長さの中に2つの音符で構成されます。
音符入力 モード にあるか、通常モード にあるかによって、連符を作成する手順は異なります。簡単な例として、8分音符の3連符を作ってみましょう。
作りたい3連符全体の長さとなる音符・休符を選択します。8分音符の3連符は、4分音符か4分休符を選ぶ必要があります。次の例をご参照ください。
メインメニューから [音符] → [連符] → [3連符] を選ぶか、Ctrl+3 (Mac: Cmd+3) を押します。そうすると、次のようになります。
3連符のキーボードショートカット (Ctrl+3 (Mac: ?+3) を押すか、メニューから 追加→連符→3連符 を選べば、次の結果となります。
MuseScore は自動的に音符入力モードに変わり、もっとも適切な音価 -この例では8分音符- を選択しています。続く音符・休符を入力しましょう。次の例をご参照ください。
Alternatively, use the Duration Editor to switch between tuplet and non-tuplet.
他の連符を作成するには、上記の手順の一部を次のコマンドに替えます。
より複雑なものについては、下記 ご参照ください。
例えば、4分音符1つの長さを16分音符の13連符にする、といった通常範囲ではない連符を作成するには:
求める数字比 (この例では 13/4 :4分音符の全体長さに13の音符)を "種類" セクションの "レシオ" に入力します。"表示形式" セクションのボタンを使って、"数字" と "括弧" を指定します。
OK を押し、ダイアログを閉じます。
音符・休符を入力します。
連符を削除するには、次のいずれかの方法を使います。
スコアの連符の表示プロパティを変えるには、連符の数字・括弧を選択して、インスペクター の "連符" セクションで求めるプロパティを調整します。
全ての連符のスコア内での表示を細かく調整を行うには、メニューから フォーマット → スタイル...→連符 を選びます。
下の図例は、スタイルの連符ダイアログで調整できるプロパティの一部を表しています。
(2) 符幹からの垂直距離
(3) 符頭からの垂直距離
(5) 先頭の音符の符幹の前との間隔
(6) 最後の音符の符幹の後ろとの間隔
移調 とは、一連の音符を同じ 音程 で高く・低くすることを言います。手動 での移調、あるいは 移調ダイアログ を利用した自動での移調を選べます。
MuseScore の 移調 ダイアログには、より多くのオプションがあります。
注: このダイアログは ツール メニューから開くのがデフォルトの設定ですが、キーボードショートカットを使う方法もあります。 (環境設定) をご参照ください。)
上下どちらか近い方の調に移動するには:
1. 移調したい音符を 選択(選択しない場合には "全て選択された" ものとして進みます)して、
2. メニューバーを ツール → 移調... と進み、
3. "半音階移調" と "調に" をチェックし、
4. 必要に応じて "調号も連動させる" や "コード記号の移調" のチェックボックスを設定し 、
5. "近いほう"、"上"、"下" のいずれかをチェックして、ドロップダウンメニューから移調先の調号を選んで、
6. OK をクリックします。
選択した音符を半音単位で上下に移動するには:
1. 移調したい音符を 選択(選択しない場合には "全て選択された" ものとして進みます)して、
2. メニューバーを ツール → 移調... と進み、
3. "半音階移調" と "音程で" をチェックし、
4. 必要に応じて "調号も連動させる" や "コード記号の移調" のチェックボックスを設定し 、
5. "上"、"下" どちらかを選び、ドロップダウンメニューから移動する音程を選んで、
6. OK をクリックします。
選択した音符を音階に沿って上下に移動するには:
1. 移調したい音符を 選択(選択しない場合には "全て選択された" ものとして進みます)して、
2. メニューバーを ツール → 移調... と進み、
3. "全音階移調" をチェックし、
4. 必要に応じて "度の変更を保持" や "コード記号の移調" のチェックボックスを設定し 、
5. "上"、"下" どちらかを選び、ドロップダウンメニューから移動する音程を選んで、
6. OK をクリックします。
半音階移調と全音階移調ともに、2つのオプションが使えます。
* コード記号の移調 : 必要に応じて
* [ダブルシャープ、ダブルフラットを使う] か [♯、♭のみ使用] か
B♭トランペットや E♭アルトサックスといった 移調楽器 は楽譜に記載された音高より低く、あるいは高く、音を奏でます。MuseScore はこういった楽器の記譜のための機能を備えています。
MuseScore のデフォルトの表示モードでは、記載された調 で記譜されますが、これに代え 合奏調(実音) での表示を選べます。合奏調(実音)では、全ての楽器の楽譜が再生時に聞くことができる実際の音高と同じです。
メインスコアやパート譜を印刷する際には、事前に合奏調(実音)ボタンが オフ であることをお確かめください。
移調楽器についての設定は MuseScore で既に行っていますが、MuseScore には用意されていない移調楽器については手動で移調設定を行う必要が出てきます。
「譜表/パートのプロパティ」ウィンドウにある 楽器の変更… ボタンを使えば、他の標準的な楽器に自動で移調できます。
無料の MuseScore Drumline (MDL) 拡張機能は、ドラムセット用に作成するためのさらに多くのオプションを提供します。インストールするには、言語、翻訳、および拡張機能 を参照ください。
打楽器の記譜での入力は、ピアノやバイオリンなど音高の楽器の記譜での入力とは少し異なっています。
新しいスコアのウィザード や 楽器 ダイアログを使って打楽器譜を作る際、MuseScore は自動的に1本線、3本線、5本線のうちその楽器に適切なテンプレートを選びます。必要であれば 楽器を選択 ページの "譜表のタイプ" の欄を使って、それを変更できます。あるいは、カスタムな譜表を作りたいのであれば、 高度なスタイルのプロパティ をご参照ください。
5線の打楽器譜では、線と線間の特定の上下位置と符頭の形が該当する楽器に割り当てられています。
符幹の方向は通常、楽器がハンドスティックで叩かれるかフットペダルで叩かれるかを表します。 Musescore は、符幹の方向が異なる音符を作るのにMusescore の声部の機能を使います。
ドラムセットの記譜には1つか2つの 声部 を使えます。上側の 声部1 は上向き符幹の音符で手で演奏するものを、下側の 声部2 は下向き符幹の音符で足で演奏するものを、というのが通常です。(下の図をご参照ください。)
打楽器譜に音符を加えるには、次のいずれかの方法によります。
これらの方法を自由に組み合わせて使うこともできます。
MIDIキーボード から打楽器譜に音符を加えるには:
MIDIキーボードが接続されていて、正しく機能することを確かめる。
注: 音符入力 モードに入らないで打楽器譜をクリックすれば、MIDIキーボードから打楽器の デモ ができます。
入力開始場所の音符・休符をクリックする。
注: どの打楽器がMIDIキーボードのどのキーに割り振られているかは、GM2 drum map を参考にします。例えば Casio のキーボードなどでは、ユーザーに便利なようにキーに打楽器の記号が付けてあるものもあります。
仮想 ピアノキーボード から打楽器譜に音符を加えるには:
ピアノキーボードが画面表示されていることを確かめる。キーボードショートカットの P を押すか、メニューから 表示 → ピアノキーボード → ) を選ぶ。
注: 音符入力 モードに入らないで打楽器譜をクリックすれば、MIDIキーボードから打楽器の デモ ができます。
入力開始場所の音符・休符をクリックする。
注: どの打楽器がピアノキーボードのどのキーに割り振られているかは、GM2 drum map を参考にします。
初期設定では、ピアノキーボードは画面下のドラム入力パレットの左に位置します。ただし、ドラグして移動し、別の場所に位置付けることもできます。
* パネルを下中央にドラグするとドラム入力パレットの上に重なって、左右いっぱいの長さとなります。2つのパネルはタブキーで切り替わります。
* パネルと左/右の下にドラグすると、ドラム入力パレットの左/右に位置します。
コンピューターキーボード使って打楽器譜に音符入力するには:
注: どの声部であるかはドラム入力パレットに音符の色で示されていて、青は声部1、緑は声部2です。
打楽器譜に音符を加えるには
新たな 音符を加えるか、既存の コード と入れ替えるには、次の方法を使います。
打楽器譜の既存のコードに、さらに音符を加えるには
注: どの声部になるかはドラム入力パレットに音符の色で示されていて、青は声部1、緑は声部2です。
打楽器譜が選択され 音符入力 モードが ON なら、画面下に ドラム入力パレット のウィンドウが開きます。このウィンドウは マウス 入力には 不可欠 ですし、コンピューターキーボード 入力でのショートカットを表示しますが、MIDI キーボード や仮想 ピアノキーボード 入力では無視して構いません。
パレットの音符はそれぞれの打楽器を意味していて、マウスポインターを音符の上に寄せると楽器名が表示されます。
そのパレットの上に表示される A–G の文字は、音高を表すのではなく、バスドラム、スネア、クローズドハイハットなどの打楽器を入力するショートカットとして割り当てられています。ドラムセット編集 ウィンドウを使って、それらを変更したり、割り当て直したりできます。
ドラム入力パレット が開いているときに、パレット内の音符をダブルクリックするか、ショートカット文字を入力すると、その楽器の音符が打楽器譜表に追加されます。 注意: ドラム入力パレットでは、声部は音符の色で表示されます。声部 1 は青、声部 2 は緑です。必要に応じて、ドラムセットの編集 ダイアログで変更します。
上で説明したこの声部の割り当ては、キーボード ショートカットによる音符入力とマウスによる音符入力に適用され、ほとんどの記譜のニーズに適合します。声部 1、声部 2、声部3、声部 4 の音符をすばやく入力するには、仮想ピアノ キーボードまたは MIDI キーボードを使います。 上記を参照
ドラムセット編集 ウィンドウを開くには、次のどちらかの方法を使います。
ドラムセットの編集 ダイアログには、使用できる打楽器と、それに対応する MIDI 音符・番号が表示されます。また、各打楽器が譜表上でどのように表示されるか、名称・位置・符頭の種類・符幹の方向、を定めます。ここでの変更は、母体である MuseScore ファイルに自動的に保存されます。
左欄で行をクリックすると、その音符に関する表示のプロパティを、次のように編集できます。
名称: マウスを寄せるとドラム入力パレットに表示されるその打楽器の名称。その音符をドラム入力パレットから削除する場合には空白のままにします。
符頭グループ: この楽器がこの譜表で使用するすべての音符となる符頭形状の符頭タイプ係数を変更します。符頭を参照してください。
符頭を編集と関連設定: カスタム 符頭タイプの詳細については、符頭 を参照ください。符頭の編集 がチェックされている場合、符頭グループ は「カスタム」を使用します。
標準の声部: 声部 を参照ください。4声部のうちの1つを指定。 MIDIキーボードや仮想ピアノキーボードからの入力には影響しません。
譜線: 音符が表示される譜表上での線/空白の数: "0" は5線の一番上の線の上に表示されることを意味します。マイナスの数は一段毎上になることを意味し、プラスの数だと同様に一段毎下になります。
ショートカットキー: その音符を入力するキーボードショートカットを指定
符幹の方向: 自動、上、あるいは、下
カスタマイズしたドラムセットは 名前を付けて保存 ボタンを押せば .drm のファイルとして保存できます。そうして保存したカスタム・ドラムセットは 読み込み ボタンを使って呼び出すことができます。
スティッキング記号 (R, L) を入力するには:
ドラムロールを作るには、トレモロ を使います。
フレットのある弦楽器の楽譜は タブラチャー(TAB譜)を使って表されることも一般的で、弦とフレット記号が視覚的に表示されます:
TAB譜は通常の譜表と併せて使われることもあります。
新しいスコアのパートとしてTAB譜を作るには、新しいスコアの作成ウィザードを使って 行います。既存のスコアにTAB譜を加えたい場合、楽器 ダイアログを使います。あるいはそれに代え、既にある通常の 譜表を変えて 行うこともできます。以下の説明をご参照ください。
新しいスコアにTAB譜を作成するには(譜表/TAB譜を併せたものについては → 下記 ご参照):
注: 楽器選択 の一覧の中に望みのTAB譜がない場合、上のステップ4でどれでもよいのでTAB譜を追加します。そして、それを 譜表/パートのプロパティ ダイアログを使って望むものに編集します。
既存のスコアに単体のTAB譜を加えるには(譜表/TAB譜を併せたものについては → 下記 ご参照):
既存の通常譜表をTAB譜に、あるいはTAB譜を通常譜表に変えるには:
注: 変更するのではなく 見る だけであれば、ステップ1と2だけにしましょう。
譜表を右クリックして 譜表/パートのプロパティ… を選びます。
ダイアログの下のほうにある 弦の設定… ボタンを押すと、弦を設定 ダイアログが開きます。:
弦のピッチをクリックし、弦を編集… をクリックします。あるいは弦のピッチをダブルクリックします。
音符選択 ボックスの中から新たなピッチを選んで OK をクリックします。あるいは新たなピッチをダブルクリックします。
OK をクリックして "弦を設定" ダイアログボックスを閉じます。それから OK ボタンをクリックして "譜表/パートのプロパティ" ダイアログを閉じます。
注: (1) その楽器のTAB譜のチューニングを変更する時点で既に音符が入力されている場合、フレット表示は可能な範囲で自動的に調整されます。 (2) 特定の楽器についてのチューニングの変更は、そのスコアについてのみ適用され、プログラムの規定値は変更されません。
注: TAB譜に弦を追加した後、譜表/パートのプロパティ ダイアログで弦の数を調整する必要があります。
注: TAB譜で弦を削除した後、譜表/パートのプロパティ ダイアログで弦の数を調整する必要があります。
この機能は低音で開放(ハープの弦のように開放状態で演奏される)を記すもので、バロックのリュートやテオルボが代表的です。これにより"0" (ゼロ) あるいは "a" がフレット記号として使え、他のフレット記号は 0/a に変換されます。
この数字は、TAB譜で記譜できるフレットの最大値を規定します。
TAB譜の表示やフレット記号の表示のオプションにアクセスするには譜表/パートのプロパティ を使います:
譜表を右クリックして 譜表/パートのプロパティ… を選び、
高度なスタイルのプロパティ… ボタンをクリックします。
楽器 ダイアログから基本的なTAB譜のオプションが得られます:
これらのオプションは、新しいスコアのウィザードの 楽器を選択 でも得られます。
例えばギターのような撥弦楽器は、普通の譜表 と TAB譜を併用した記譜も一般的です。MuseScore では2つの譜表を リンクしない と リンクする の2つを選んで利用できます。:
リンクしない譜表: この方法を使う利点は、各々の譜表を独立して編集できることです。記譜内容を一つの譜表から他に移動するには範囲を 選択 して、他の譜表に コピー・アンド・ペースト します。
リンクする譜表: 譜表は "相互関連" した状態です。一方の譜表で記譜した変更は、即座にもう一方の譜表に反映されます。
一つの音符でフレット記号が相反する場合: 同じ高さの音符が2つ別々の声部に入力されると MuseScore は同じ弦で重ならないようにします。重なりを 生じた 場合、赤い四角で囲みます。 これは 入力画面でのみ 表示されるもので、印刷した場合には 現れません。例えば6弦のフレット0から4で生ずる場合の多くは、重なるのが必然でそれ以上の調整は不要です。"表示" で "非表示属性を見せる" のチェックを外せば、赤色の四角を隠すことができます。
注: 上記のステップ"5"ではなくリンクしない譜表について別のミキサーチャンネルを作るには、左の欄のTAB譜を選んで 追加 をクリックします。それからステップ6と7に進んでください。
スコアにある撥弦楽器にTAB譜を加えるには:
0 から 9 を押すと現在の弦の0から9フレット記号が入力できます。複数桁を入力するには各桁を連続して押します: A から H そして K も使うことができます。 フランス式TAB譜で使うのに便利でしょう。L、M、N についてはアルファニューメリックキーボード使ってそれぞれ 10、11、12... とタイプします (注: 弦の設定 ダイアログに設定されている "フレットの数" を超える数値を入力することはできません。)
選択した長さの休符を入力するには; (セミコロン) を押してください。
別の 声部 に音符を入力することは、通常の譜表で行うのと同様に可能です
音符の編集 (下記) をご参照ください。
リュートやそれに類似のバス弦について記譜が行えます。
フランス式TAB譜: letters with prefixed slash-like strokes right under the tab body: i.e. 7th string: "a", 8th string: "/a", 9th string: "//a" and so on, all in the first position below the tab body.
イタリア式TAB譜: numbers with 'ledger line'- like segment of string above the tab body: i.e. 7th string: "0" one position above the tab body with one 'ledger line'; 8th string: "0" two positions above the tab body with two 'ledger lines' and so on.
フレット記号の入力はコンピューターキーボードからだけ行えます: by moving the note entry cursor below (French) or above (Italian) the tab body, 'shadow' slashes or ledger lines will indicate the target string to which the fret mark will be applied; pressing one of the fret keys, will enter (and lay out) the note on that string.
マウスを使ってTAB譜に音符を入力するには:
下の 音符の編集 をご参照ください。
TAB譜の音符入力モードでは、次のどの方法でも音符・休符の長さを設定できます。
音符入力モード で:
通常モード で:
注: 弦の設定 ダイアログに設定されている "フレットの数" を超える数値を入力することはできません。
音高を変えずに次の弦へフレット位置を移動するには(ただし、その弦が使用されておらずその音符を使うことができるのであれば):
音符入力モードに入り:
通常モードにいる場合:
フレット記号をクロスヘッドに変えるには:
Type: | to get: |
---|---|
↑ | 上の弦を作業中として選択 |
↓ | 下の弦を作業中として選択 |
Shift+1 to Shift+9 | 音価を選択 (128部音符~四倍全音符) |
NumPad1 to NumPad9 | 音価を選択 (128部音符~四倍全音符) |
Q | 現在の入力音価を小さくする |
W | 現在の入力音価を大きくする |
0 to 9 | フレット記号を入力 |
A to H, K | フレット記号を入力 |
Alt+Shift+↑ | 現在のフレット記号を大きく |
Alt+Shift+↓ | 現在のフレット記号を小さく |
; (semicolon) | 休符の入力 |
Type: | to get: |
---|---|
0 | 音符を休符に変更 |
1 ~ 9 | 選択した音符・休符の 音価 を変更 (128分音符~四倍全音符) |
Alt+Shift+↑ | 選択した音符の音高を上げる (MuseScore が弦を選択) |
↑ | 弦を変えること無く音高を上げる |
Alt+Shift+↓ | 選択した音符の音高を下げる (MuseScore が弦を選択) |
↓ | 弦を変えること無く音高を下げる |
Ctrl+↑ (Mac: Cmd+↑) | 音符を同じ音高で上の弦に移動 |
Ctrl+↓ (Mac: Cmd+↓) | 音符を同じ音高で下の弦に移動 |
Shift+X | クロスヘッドのオン・オフ |
添付 | サイズ |
---|---|
freight_train_tab.png | 10.3 KB |
Note selection_en.png | 68.4 KB |
LAS MUJERES LO BAILAN BIEN BANDA - Trumpet in Bb 2_240923_181258.pdf | 69.8 KB |
MuseScore の中では、内蔵されているシンセサイザーを利用して、あなたのスコアをプレイバックすることができます。この章は、強弱記号とテンポの記譜、プレイバックの取り扱いや楽器の音色を拡張する方法に対応しています。もしプレイバックに問題があるなら、HowTo の How to restore sound if playback stops working に助言されているものを試してみてください。
ピアノロールエディターを使って音符を個別に編集し、再生についての微調整ができます。
ピアノロールエディター (PRE) を開くには、スコアの小節を右クリックし、表示されたメニューから "ピアノロールエディター" を選びます。PRE にはクリックした譜表の小節が表示されます。既に PRE を開いている場合、表示は新たにクリックした譜表の小節に変わります。
PRE はいくつかのセクションに分かれています。
一番上の列に並んだボタンは 再生 に関連し、音符を修正することができます。編集中の パート名は右端にあります。
中央部は 音符表示エリア で、音符を見たり編集したりできます。各音符はブロックで表示され、黄色いブロックは現在選ばれている音符を示し、深緑色のブロックは選択されていない音符です(これらの色は "環境設定" で変えることができます)。各ブロックは、左側に音高を、右側には 声部 を表示できる大きさになっています。音符ブロックのサイズの変更については下の ナビゲーション の項で説明します。
音符表示エリアの左には キーボード があります。そのキーボードのキーをクリックするとその音符の再生音を聞くことができます。マウスを音符再生エリアやキーボード上に動かすと、キーボードのその音高のキーが色で表示されます。マウスを特定のキー上に位置させるとその音高についての情報が得られます。ドラムキットを使っている場合は、特定の音高に指定された特定のドラム名を表示します。実音 C ではない楽器については、キーボードの C を楽器の C に合うように調整します。
音符表示エリアの上に沿って 小節ルーラー があり、その時点での再生の開始位置と、ループ設定がしてあればその範囲を表示します。
PRE の一番下には レベル表示エリア があります。各音符の ベロシティ や カットオフ タイムといった各音符に指定された他のデータの値を示すグラフになっています。レベル表示エリアの左にはドロップダウンメニューがあって、表示・編集したいデータのタイプを選ぶことができます。
PRE の中を動き回る方法はいくつかあります。一つ目は、音符表示エリアの縁にあるスクロールバーをクリック・ドラグすることができる点です。
マウスホイールを使えば、次のように動いたりズームしたりできます。
特定の小節にジャンプするには、スコア表示に戻し、見たい小節を見つけます。そして、その小節を右クリックして PRE を選びます。 PRE はクリックした小節が真ん中になるようにスクロールします。
音符表示エリアで、音符を一つをクリックして選べますし、クリック・アンド・ドラグで一連の音符を選択することもできます。次のように補助キーを押しながら実行すると、選択のあり方を変えられます。
選択した音符の音高を変えるには: 選択した音符を上・下にドラグし、あるいは ↑・↓ 矢印キーで音高を変える; 注: 音符を左右にドラグして始まりのタイミングを変えるといった機能は、現在サポートされていません。
選択した音符を削除するには: Del キーを押します。
選択した音符を他の声部に移動するには: エディターの上にある声部番号で、移動したい先をクリックする。
音符を加えるには:
PRE では次のように補助キーを押しながらクリックすることで音符を挿入することができます。こういった編集操作では、音符を変更する場所としてクリックした位置の左のビート線かサブビート線を使います。
Ctrl: その時点の音価の音符が、クリックした位置に加えられます。音符を挿入するに要する時間は、スコアで音符を加えるのと同じです。音価を変えたい時は、現在の PRE にはそういったボタンが設けられていないので、スコアに戻って選択します。その場所に既に音符がある場合、既存の音符から挿入する音符に要するスペースを切り取りますが、既存の音符と同じ開始位置で同じ音価である場合には、重音として加えられます。今のところ連符はサポートされておらず、無視されます。
Shift: このサブビート線に関連するコードを探します。もしあれば、既存のコードに新たな音高を加えます。でなければ休符なので、既存の休符と同じ位置と長さの音符に入れ替わります。
Ctrl+Shift: そのサブビート線にあるコードもしくは休符を探します。そのコードはサブビート線で2つに分割されます。今のところ連符はサポートされておらず、無視されます。
音符イベントデータを編集するには:
音符イベントデータはレベル表示エリアで変更できます。例えばベロシティやカットオフタイムといったイベントデータを編集するには、編集したい音符を音符表示エリアで選択します。そして、それに応じた縦線をクリックし、レベルの値はクリックした位置に応じて変わります。このエリアで複数の音符を一括してクリック・アンド・ドラグで変更できます。すべてを同じ値にレベル設定した場合には、Shift したままドラグします。選択した音符のみその値が変わるので、他の音符の値を知らないうちに変更するといったことを防げます。
レベル表示エリアでは同じデータを複数の方法で表示できます。例えば、ベロシティのデータは絶対値(midi 出力の音量に応じて)と相対値(強弱の値に対するオフセットとして)で表示できます。これらからあなたに合う表示モードに切り替えることができます。
右から左に向かって次の機能となっています;
音符表示エリアで拍をさらに分割します。そこでの数値はその拍を分割する数です。4/4拍子であれば、分割を "1" とすると8分音符毎のグリッド線になり、分割を "2" すると16分音符毎のグリッド線になるといった具合です。オフビートで音符を加える場合に分割が必要です。
グリッド線はある濃さ以下では引けないことから、分割する数字を大きくするには追加されるグリッド線が見えるように大きくズーム・インする必要があるかもしれません。連符と併せて使うこともできます。
連符のリズム位置を表すようにグリッド線を加えます。例えば、連符の設定を3に設定すると、1拍が3つに分けられます。 分割と併せて使うこともできます。例えば連符を3にし分割を1にすると、連符の拍が更に2つに分けて表示され、即ち1拍が6分割されます。
連符で1以外の設定を選ぶと PRE での音符を挿入するツールが無効になります。グリッド線はある濃さ範囲を超えると表示されないことから、分割する数字を大きくする際、追加されるグリッド線が見えるようズームする必要があるかもしれません。
選択した音符(一つの音符のみ選択できます)のベロシティを表示します。その音符の強弱を示します。"オフセット" か "ユーザー設定" のどちらかで表わされます。
ユーザー設定からオフセットあるいはその逆に切り替えた時、値は他のシステムと合う最適値に再計算されます。これを使って、例えばユーザー設定モードに切り替えてMIDI出力で最適となる値に設定し、それからオフセットに切り替えれば、強弱記号を上書きすることがありません。もとに戻した時点で、オフセットでの値はユーザー設定での音量に合うよう再計算されますが、上書きされることはなく、後刻、強弱設定を変えることができます。
パソコンのキーで特定の機能に設定されているものがあります:
PRE は明モードと暗モードでの表示となります。これらモードでの PRE の表示の色を変えたい場合、環境設定のアドバンスタブで調整することができます。 PRE に関連するすべてのプロパティは、明モードは ui/pianoroll/light に、暗モードは ui/pianoroll/dark で始まります。
ミキサーを使うと楽器の音色、音量や広がりなどを変えたり、その他の再生の調整を各譜表毎に行えます。
次のどちらかの方法で、ミキサーを表示します:
ミキサーは、上の 明細領域 と下の トラック調整領域 に分かれています.
表示されるのは、左にマスターゲイン、右にトラック調整のコラムです。
MuseScoreの概要を示す楽器チャンネルとサウンドトラックは異なっています:
スコアの各譜表に対し、MuseScore は既定値 (詳細,fragment=) に従って 楽器 を設定します。その 楽器 なるは、記譜上の設定、記号の適用の設定や音色など、様々なものの詳細が含まれています。各楽器には特定の音色の一つあるは複数のチャンネルがあり、バイオリンでのアルコ・トレモロ・ピッチカート・レガートビブラートなどといった演奏テクニックや、市場のサウンドライブラリのアーティキュレーションサンプルに応じています。
各トラック・コントロールは一つの楽器チャンネル で、オーディオとMIDI出力設定を調整できます。まずトラック・コントロールをクリックして選択して編集を行うことが必要で、スコアでスクリーン範囲を選択してもミキサーに自動的に反映することはありません。
複数のチャンネルのある楽器は親トラック・コントロール上部に矢印が表示され、その矢印をクリックすることで全チャンネルを表示・非表示できます。親トラック・コントロールは最初の子トラックの色を変え、親トラック・コントロールの設定を変えると全ての子トラックに自動的に反映されます。親トラック・コントロールは以前 "パート・トラック" と呼ばれていました。チャンネルを追加・削除したりデフォルト値に設定するには、あなた独自の楽器を作成して instruments.xml を作り出し、それを編集する必要があります。 (更に詳細) MuseScore の中での追加や削除はできません。
スコアの各譜表に対し、MuseScore には4つのサブトラックからなる受け皿もあり、4つのパートあるいはクラシック合唱の 声部 に対応しています。楽器のチャンネルを個別にサブトラックに割り当てることができます。DAWs で一般的なサウンドトラックのコンセプトとは異なりますが、ミキサーはこれらのサブトラックにはミュート(jump to) 以外には関連していません。
(親トラックを広げるとピンクで表される子トラック)
マスターゲインは全体の音量を調整します。調整を行うには、スライダー・ハンドルをクリック・アンド・ドラグするか下の枠内に数値を入力します。
複数のチャンネルを含む楽器には親トラック・コントロールの上に矢印ボタンがあり、その矢印をクリックすると全チャンネルを表示・非表示できます。親コントロールは最初の子コントロールと背中合わせなっていて、親コントロールの値を変えると全部の子の値が変わります。
チャンネルの一番上には緑の S ソロ・ボタンと赤の M ミュート・ボタン:クリックしてオン・オフを切り替えます。ソロ・ボタンが選ばれていれば、ソロ指定ではないチャンネルはミュートボタンが押されているかどうかにかかわらずミュートされます。ソロボタンが全くおされていなかれば、ミュートに設定されていないチャンネルは再生されます。これが影響するのは 声部ではなくチャンネル です。声部をミュートすることについては 声部をミュート をご参照ください。
ミュートボタンの下にあるダイアルで左右へのパンができます。クリック・アンド・ドラグできます。中央値は 50 ではなく 64 ですのでご注意を。
The slider controls the playback volume. This is a final post process output volume. The data size 127 is an arbitrary number not related to MIDI velocity, default 100 value is 90% sound sample volume, more info.
譜表 / パートのプロパティ でいう楽器名とは混同しませんよう。
パート名 か チャンネル名 が表示されます。
スコアでの見え方には影響しません。
明細領域には選択したトラックの設定内容が表示され、それを細かく調整することができます。
譜表 / パートのプロパティ でいう楽器名とは混同しませんよう。
ミキサーの中でだけ表示される文字列で、譜表 / パートのプロパティ でいうパート名です。
スコアでの見え方には影響しません。
音色には影響しません。
MuseScore の中ではチャンネルの名称は変えることができませんので、それに代え、独自の instruments.xml を使います。より詳細は 更に詳細 をご参照ください。
全ての楽器に影響します:
理解なく変更すると、そのスコアのサウンドはひどいものになるでしょう。
Understand the concept of instrument channels and track controls and voices first, you may not want to edit this, use these instead:
The value in this field is the sound that an instrument channel is pointing to. The data reference method depends on the order of soundfonts in the Synthesizer, pay attention to Synthesizer setting before you close and restart Musescore.
The drop-down menu lists every sound from SoundFont loaded in the Synthesizer. Sounds are ordered as the order of soundfont files in the Synthesizer: SF2/SF3 by MIDI Bank first, then SFZs. It is not an alphabetical order. To jump to the sound you desire quickly, while the list is open press on your keyboard (once or more) the first letter of the name.
Sound is formerly named Patch.
トラック・コントロールでの音量 と同じです。
トラック・コントロールでのパン と同じです。
全部の楽器に影響します。ミキサーでの表示だけが対象です。変更するには資格の色の場所をクリックしてカラー・パレットから選択します。
スコアには視覚的な影響はありません。
MIDI のアウトプット・ポートと MIDI チャンネルを指定します。
Musescore 3.6.2 にあってはプログラムの MIDI アウトプット・ドライバーはポート1の16チャンネルだけを使っています。
MIDI 出力に送る リバーブ/コーラスの値。
この情報は MIDI デバイスにのみ送るものであって、MuseScore に内蔵されている音の再生には影響しません。
Affects voices of whole instrument instead of current channel.
Mute individual voices. Each row represents a different linked-staff. So pressing '2' on the top row will mute the second voice on the first staff of the part.
This field is different from all others in Mixer, this is the only field that affects the voices of the staff directly.
At the bottom of the detail area is a wide button with a tiny triangle on it. Clicking this button will hide the detail area to give you more room. Clicking on it again will restore the detail area.
Note: From Preferences > Score it is possible to check the box Show MIDI controls in the Mixer to preset it expanded when opening the Mixer.
Understand the concept of instrument channels.
You can also do these instead:
Some instruments come with multiple channels that you can switch audio playback to and from. For example, the build-in string instrument (violin, viola, cello etc.) has three channels: "arco" (or "normal"), "pizzicato" and "tremolo." The build-in trumpet has two channels "open" (or "normal") and "mute".
Switch sound (channel) midway through a score by using a Staff Text. Every subsequent notes will switch to playback the new sound until you use another Staff Text symbol. Eg After 'pizz.' text, to return to normal (arco) later in the piece, you must add 'arco' text. Designate which voice to affect in the text properties.
To switch channel, use Staff Text:
use these 5 build-in Staff Text in the Text palette (pizz., arco, tremolo, mute, open), these affects all voices :
or create custom Staff Text :
NOTE:
There's also S/A, T/B, T/L and B/B texts to separate Soprano, Tenor, Tenor and Baritone (voice 1 and 3) from Alto, Bass, Lead and Bass (voice 2 and 4), respectively, on closed scores using the Women and Men 'instruments' or the closed score SATB and Barbershop templates, this allows for different settings of those in the Mixer.
スコアに新しい楽器を加えたり、楽器の設定を管理するには、 楽器ダイアログ を使ってください。
スコア上のあらゆる場所 で楽器を切り替えたり、その譜表を変更するには、譜表 / パート プロパティ を使ってください。
同じ楽器で 楽器の音のサンプルの変更 (チャンネルの切り替え (例:pizz, con sordino) には、譜表テキスト を使ってください。
演奏者が曲の途中で他の楽器に持ち替えるよう求められる際には、譜面のその始まり部分に楽器を変更する旨の指示が記載されるのが一般的です。元の楽器に戻る際も同様です。
MuseScore ではその目的で 楽器の変更 という名の特別クラスのテキストを利用できるようにしています。これによりその譜表の楽器を スコアのどの位置でも 他の楽器に変更することができ、それがプレイバックに反映されます。
注意 "楽器の変更" はテキストパレットからも利用できますが、それについての MuseScore 3.x にはバグがあり、新しく選ばれたのが移調楽器の場合に不具合を生じます。そのバグを避けるため、メニューから楽器変更のテキストを使ってください。
MuseScore における楽器には、スコア設定、移調・演奏できる音域や音色などの特徴が含まれます。更に詳細については More info をご参照ください。
楽器の変更 テキストを使って音色の設定を変更すると:
例えば次のミキサーは多くのトラックの中で "チューバ" のトラック(最初のトラック)を示しています。チューバ・トラックの上部にある小さな矢印が薄い灰色で表示されていますよね。新しい楽器が何ら加えられていないことを意味しています。
そして、スコア上のチューバの譜に "楽器の変更" テキストが加えられて "オーボエ" になり、ミキサーのチュ-バ・トラック上部の矢印が黒く表示されています。
ミキサー・メニューでその矢印をクリックするとサブメニューが開き、そのチューバの音色がまだあることが最初の2つのチャンネルに示され、更に3つ目に新しい "オーボエ" のチャンネルが加わっています。それをクリックするとミキサー・メニューが開き、"サウンド" タブ からオーボエに対する音色を指定するこができます。(下図ご参照)
そのトラックを最初の楽器に戻すには、新たに "楽器の変更" テキストを譜に加え、元の楽器の名称を指定します。この例では、チューバの譜が元のチューバに戻るわけです。ミキサー・メニューには、"オーボエ" サブチャンネルの次に新しい "チューバ" のサブチャンネルが加えられています。
MuseScore 4.0 の Sound and playback は次のものをサポートしています:
ダウンロード可能な無料サウンドフォントの厳選リストにジャンプ して、お気軽にリストに追加ください。
すべての スコアに追加された楽器 は、追加のセットアップを行わずにオーディオ再生を作成できます。 オーディオ再生は、仮想楽器技術を使用する シンセサイザー によって生成されます。 MuseScore 3 には、仮想楽器や人間の声のサウンド、ドラム/パーカッション キットのサウンド、必要なサウンド エフェクトが含まれる無料の MuseScore_General.sf3 が付属しています。
カスタム バーチャル インストゥルメント ファイルを追加して使用することもできます。Musescore 3 は次の 2 つのタイプをサポートしています。
再生はリアルタイムで生成され、Musescore はレンダリングされたオーディオをスコア ファイルに保存できません。 Musescore が必要な仮想楽器を見つけられない場合、デフォルトのサウンドフォントを使用するようにフォールバックします。 スコアを共有し、受信機がコンピューター上の Musescore 内でまったく同じスコアのオーディオを聞く必要がある場合は、スコアとともに仮想楽器を提供する必要があります。 別の方法は、エクスポートされたオーディオ ファイル を共有することです。
サウンドフォント (.sf2/.sf3) は仮想楽器 ファイルです。 SF2 形式は、現在は消滅した会社によって発明されましたが、形式仕様のコピーはオンラインで参照できます。Soundfont、MIDI 速度、instruments.xml: オンライン リソース を参照ください。 サウンド データは SF3 では圧縮されますが、SF2 では圧縮されません。用語集 を参照ください。 特にサウンドフォントの使用を減らすことで、Musescore プログラムの起動を高速化できます。 SF3 ファイル。Musescore は起動時に処理する時間が必要です。
Musescore 3 は、1 つのサウンドフォント内の複数の楽器サウンドを理解して使用します。ミキサー、中央譜表サウンド (チャンネル) 変更 テキストと 譜表途中の楽器変更 テキストを参照ください。
1 つのサウンドフォントで、MuseScore 内で複数の楽器音生成に必要なすべてのデータを埋め込む(パッケージ化) ができます。 Musescore ではサウンドフォント内の埋め込みデータを編集できません。無料の Polyphone エディターをお試しください。 Polyphone は sf2/sf3 を sfz に、またはその逆に変換しますが、定義データが一部失われます。
MuseScore 3 には、無料のデフォルト MuseScore_General.sf3 が付属しています。 これはシステム ディレクトリにあるため、変更しないでください。 このディレクトリとそのデフォルトのサウンドフォント ファイルは次のとおりです。
%ProgramFiles%\MuseScore 3\sound\MuseScore_General.sf3
%ProgramFiles(x86)%\MuseScore 3\sound\MuseScore_General.sf3
%ProgramFiles%\MuseScore 3\sound\MuseScore_General.sf3
/Applications/MuseScore 3.app/Contents/Resources/sound/MuseScore_General.sf3
/usr/share/mscore-xxx/sounds/MuseScore_General.sf3
(with xxx
being the MuseScore version)簡略化した図
・SF2/SF3ファイル(以下のデータを埋め込む)
- 楽器 1 サウンド 1 (例: 通常のギター)
- サウンドサンプル(さまざまなピッチ)
- 楽器 1 サウンド 2 (例: ギターの開放弦)
- サウンドサンプル
- 楽器 2 サウンド 1 (ピアノなど)
- サウンドサンプル
- 楽器 3 サウンド 1 (例: ヴァイオリン アルコ)
- サウンドサンプル
- 楽器 3 サウンド 2 (例: ヴァイオリン ピッツ)
- サウンドサンプル
- 楽器 3 サウンド 3 (例: バイオリン トレモロ)
- サウンドサンプル
-など
GM サウンドフォントは、Musescore が使用する GM (General MIDI) プログラム/プリセット番号付け標準に準拠する sf2/sf3 ファイルです。 シンセサイザー の [Fluid] タブから組み込みサウンドフォントを削除し、新しいサウンドフォントを 最初に注文したアイテム として設定すると、スタッフは ミキサー。
SND サウンドフォントは、Musescore 3 の SND メカニズムによって作成された MIDI CC 2 信号に応答するサウンドを含む sf2/sf3 ファイルです。用語集: SND を参照ください。
問題が発生した場合は、ファイルを手動で移動/コピーしてください。 MuseScore の SoundFonts ディレクトリは、MuseScore の環境設定で表示または変更できます。デフォルトの場所は次のとおりです。
- Windows: %HOMEPATH%\Documents\MuseScore3\Soundfonts
- macOS and Linux: ~/Documents/MuseScore3/Soundfonts
仮想楽器をアンインストールするには、サウンドフォントディレクトリから仮想楽器を削除します。 これにより、シンセサイザーの仮想楽器の順序が変更される可能性があります。サウンドフォントの順序は再生に影響します ため、この Musescore プログラムで以前に作成されたすべてのスコアに影響します。 アンインストールしたばかりの仮想インストゥルメントが使用されていない場合でも、スコアでは間違ったサウンドが再生される場合があります。 Musescore がデータを見つけられない場合にのみ、譜表の再生はデフォルトのサウンドフォントの「グランド ピアノ」サウンドを使用するようにフォールバックされます。
SFZ は無料の仮想楽器フォーマットであり、 https://sfzformat.com を参照ください。 SFZ 定義ファイルはプレーン テキスト エディターで編集できますが、Musescore 内で編集することはできません。 無料の Polyphone エディタは、sf2/sf3 を sfz に、またはその逆に変換しますが、定義データが一部失われます。 SFZ 定義ファイルにはオーディオ データは埋め込まれません (パッケージ化されます)。
Musescore 3 は、1 つの楽器の 1 つのアーティキュレーション サウンドに対して 1 つの SFZ を理解して使用します。
SFZ にはオーディオ データが埋め込まれていません。オーディオ ファイル (WAV または FLAC 形式) は SFZ の隣のフォルダーにあります。
ファイルがシステムにインストールされたら、シンセサイザーにロード する必要もあります。
必要なサウンドが Musescore に同梱されている場合は、代わりに スコアに楽器 を追加して使ってください。サウンドはすでに適切に設定されています。
カスタム サウンドを追加するには、サウンドで使用するものと同様の譜表スタイルを使う インストゥルメントを選択して追加 して、そのサウンドを ミキサー で変更します。
カスタム サウンドをより簡単に使うには、configinstruments.xml をクリックして、"インストゥルメントの選択" メニューでカスタム インストゥルメントを作成します。 このリンクには、サウンド変更テキスト (pizz. など) サポートの追加、MIDI CC 応答の追加など、サウンドフォントを MuseScore 3 との互換性を高める方法に関する情報も提供されます。
SF3 Direct download from github
(13.8 MB).SF3 Direct download from osuosl.org
(35.9 MB)SF2 Direct download from osuosl.org
(208 MB)MuseScore\instruments\instruments.xml
4 つのファミリーの共通の楽器サウンドを含むファイル:
サウンドフォントはサイズが大きいため、.zip、.sfArk、.tar.gz などのさまざまな形式に圧縮 (圧縮) されることがよくあります。 これらのファイルを使用するには、事前に解凍(解凍)する必要があります。
ZIP は、ほとんどのオペレーティング システムでサポートされている標準圧縮形式です。
sfArk は、サウンドフォント ファイルを圧縮するために特別に設計された圧縮形式です。 解凍するには、Polyphone (クロスプラットフォーム ソフトウェア) またはこのオンライン サービス: https://cloudconvert.com/sfark-to-sf2 を使います。
.tar.gz は Linux でよく使われる圧縮形式です。 Windows ユーザーは 7-Zip を使用できます。 Mac ユーザーは、The Unarchiver、または macOS の組み込みアーカイブ ユーティリティを使用できます。 7-Zip を使用する場合は、解凍を 2 回適用する必要があることに注意してください (GZip に 1 回、TAR に 1 回)。
ツールバーの再生パネルがグレー表示になっている場合、または表示されていない場合は、次の手順に従ってサウンドを再び動作させてください。
初めてサウンドフォントを設定する場合は、上記の推奨サウンドフォントのいずれかを使用ください。
再生が途切れる場合は、コンピュータが使用されているサウンドフォントを処理できない可能性があります。 次のアドバイスが役立つかもしれません。
ドラム記譜 および ピッチなしレイアウト サウンド では、MIDI バンク番号を 128 に設定する必要があります
MuseScore の スウィング 機能で、スコアの再生を "ストレート" から "スウィング" リズムに変えることができます。スウィングはスコア全体、あるいは一部にと、柔軟に適用できます
段の全ての譜表にスウィングを適用するには:
1. スウィングを始める最初の音符をクリックし、
2. テキストパレットの中の Swing をクリック(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)します。これにより段テキスト・オブジェクトが挿入され、その段の全ての譜表に既定値60%でのスィングが適用されます。
段の特定の譜表にだけスウィングを設定するには:
1. スウィングを始める最初の音符をクリックして、
2. 譜表テキスト を加えます。
3. その譜表テキストは適宜 編集 しましょう。
4. その譜表テキストを右クリックして 譜表テキストのプロパティ... を選び、"スウィングの設定" タブを選んで、設定します。
5. 他の譜表にも設定が必要なら1~4のステップを繰り返します。
Swing のテキストは、他のテキストと同じように、 編集 し 書式の設定 をすることが可能です。
スウィングを指定するのにしばしば次の表記が使われます。
MuseScore にはテキスト中に3連符を使う方法がありませんが、簡単な回避策があります。
1. 上 で説明したようにスウィングテキストを加えてそれを非表示 (ショートカット V あるいは インスペクタ で "表示" のチェックを外す ) にします。
2. 適切な 画像 をスコアに加えます。その画像は "How To" ページ: How to create a visual swing marking の下の方にあり、ダウンロード可能です。
3. その画像を必要な大きさにし、位置決めします。
スウィングセクションの後、ストレートに戻って演奏したい場合、次の方法を使います。
ver 3.4 以降
* ワークスペースのテキスト・パレットで "さらに表示" を押すと表示される Straight のテキストを、ストレートを開始する最初の音符・休符に加えます。 (上 をご参照)
ver 3.4 の前までは
1. Swing テキストを "ストレート" セクションの最初の音符・休符に加えます。 (上 をご参照)
2. 必要に応じ、そのテキストを 編集 してストレートに戻る適切な指示にします。
3. そのテキストを右クリックして 段テキストのプロパティ… を選び、"スウィングの設定" タブをクリックして "スウィング" を "オフ" にします。
スコア全体をスウィング設定することもでき、メニューから:
1. メニューから フォーマット → スタイル... → スコア を選び、
2. "スウィングを設定" セクションで、音価と "スウィング比率" を設定します。
このページでは例えば ♩ = 80 , ♩ = ♪ といったテンポマークやフェルマータ記号とそれらの再生での詳細、そしてメトロノームが刻む音についてお知らせします。またスイング記号については スウィングをご参照ください。
テンポマーク は基本とアドバンス ワークスペース のテンポ パレット にあります。
次のいずれかの方法を使います:
注: パレットから、あるいはキーボード・ショートカットでテンポマークを使うのが有用な点は、その時点での拍子記号に自動的に従うことにより拍の単位が決められる点です。
注: この編集による変化は、想定する再生のあり方に反映される場合も、そうでない場合もあることを踏まえて、以下ご参照ください。
テンポマークはテキスト(文字)です。表示されている内容 とスタイルとプロパティ を思うように編集できます。なお フォント もご参照ください。
フェルマータは アーティキュレーション パレットにあります。
複数の楽器から成るスコアを再生する場合、一つの楽器の音符・休符がフェルマータ記号により延長されるなら、その音符の音の延長が終了するまで、他の音符全ても延長されます。
フェルマータ記号を選択し、Inspector で フェルマータ のプロパティを編集します。
配置: 音符の上あるいは下
フェルマータの長さ: その音符・休符の通常の再生時間に対する倍数を指定します。1.00 と値は実質的延長にならず意味がありません。
プレイバックを行うについて、MuseScoreは ♩ = 80 といった メトロノーム記号 や ♩ = ♪ といった記載を理解します。この働きは各記号毎個別に働きます。
MuseScore は Andante、Moderato、ritardando ("rit.") や accelerando ("accel.") などの文字によるテンポ表記を理解しません。メトロノームマークに付随した文字は見た目だけであり、それを意味あるものとすることはなくプレイバックにも反映されません。例えば、Andante ♩ = 75 とModerato ♩ = 75 はどちらも ♩ = 75 と理解されます。
テンポ記号 を選択し、インスペクタ の "テンポテキスト" セクションでそのプロパティを編集します。
注: プレイバックの実質テンポを最終的に定めるのは プレイパネル での設定です。スコアが適切な音とならない場合には. そこの設定も確かめてみましょう。
MuseScore はリタルダンド ("_rit.") や アッチェレランド ("accel.")といったテンポを表示するテキスト__を理解しないので、これらに応じたプレイバックをしません。
リタルダンド ("rit.") や アッチェレランド ("accel.") をプレイバックさせるには、テンポ記号を必要な数だけ加え、それらを非表示 に設定する必要があります。表示・非表示はプレイバックに影響はありません。テンポ変更 プラグインを使ってこの手続きを自動化することもできます。
印刷や読み取りのため、表現のテキストを 譜表テキスト/段テキスト とすることもできます。
次の図の例で、本来のテンポは 110 BPM (毎分拍) となっています。ritardando の指定位置でテンポを各小節の最初の音符で 10 BPM づつ下げます。テンポの各変更を インスペクタで 表示 のチェックを外すか、あるいはキーボード・ショートカットの V で非表示にすれば、印刷したスコアには ritardando だけが表示されます。
再生パネル を使って、テンポ表記を一時的に上書きして、スコアを任意のテンポでプレイバックします。
再生パネルを表示: 表示→再生パネル あるいは F11 (Mac: Fn+F11):
テンポのスライダーを上下に動かします。テンポはそこでのテンポ記号による絶対値とそれに対する相対値としてのパーセント表示の両方で示されます。テンポのスライダーをダブルクリックするとリセットされます。
注: BPM は実際のテンポ記号の表示に関わらず、1分当たりの4分音符で算定され表示されます。
MuseScoreの中での再生にメトロノームが刻む音を加えるには、再生のツールバーやプレイパネルの再生モードを使います。
オーディオ・エクスポートにメトロノームの音を加える方法については イシュー をご参照ください。
この手順を自動化した プラグイン が開発されています。: TempoChanges
MuseScore は次の場合に限り、メトロノームの音に柔らかな刻み音を追加します。
* 6/8 や 9/8 などの複合拍子であること
* 基本となる拍が 60BPM 未満であること
Note that compound time-signatures' main beat is one dotted quarter-note and as such, this is the natural note for the note=number text of compound signatures. If a different note is used, this does not enforce a metronome tick on that note, because it's the time signature that dictates the beat for the metronome. A different note merely affects the playback speed and if the result is less than 60 dotted quarter-notes per minute, the secondary ticks will be heard (e.g. using an eight-note, the number would have to be below 180 to give below 60 dotted quarter-notes per minute). 、
もう一つご留意いただきたいのは、楽譜に記載されているテンポに対してのみ機能し、再生パネルでの % 調整には対応していない点です。(この機能については #304412 で要請中です。)
コード記号をスコア上の音符として自動的に配置するには、代わりに コード表記法: コード記号を音符に転換 を参照してください。
コード記号 および ナッシュビルナンバー (ただし、ローマ数字 は除く) は、MuseScore 3.5 以降で作成されたスコアでデフォルトでサウンドを自動的に再生します。 手動で有効または無効 にすることができます。
必要に応じて、選択したコード記号の再生プロパティを次のように調整できます。
* 持続範囲: オプションは次のとおり
* 次のコード記号まで
* 小節終了まで
* コード/休符の長さ。
次の図は、解釈とボイシングのオプションが C メジャーセブンスのコード記号 (Cmaj7 または CM7) の再生にどのように影響するかを示しています。
注: 「密集」および「自動」ボイシング オプションは、この特定のコードでは同じですが、これは必ずしもすべてのコードに当てはまるわけではありません。 したがって、特に「密集」が必要な場合は、オプションを明示的に指定するのが最善です。
注: これらの再生設定は オーディオ および MIDI エクスポート に反映されます。
Musescore ソフトウェアのコード記号再生を有効または無効にするには (この設定は個々のスコアの設定を上書きします):
score/harmony/play/disableNew
をオン/オフにします (デフォルトはオフ、再生)score/harmony/play/disableCompatibility
をオン/オフにします (デフォルトはオンになっており、再生されません)すべてのコード記号の再生をオン/オフにするには、次のいずれかを実行します。
選択したコード記号の再生をオン/オフにするには:
または
注: ファイルに複数の パート が含まれている場合、「再生」設定はパートに保存されますが、パート間で共有されないため、必要に応じてパートごとにこれを個別に調整する必要があります。
コード記号は楽器に関係なく、デフォルトで「グランド ピアノ」サウンドを再生します。ただし、Musescore 3.5.1 以降でギター ソロを使用して作成されたスコア テンプレート、 デフォルトでは「ナイロンストリングギター」サウンドが使用されます。
コード記号の再生音を変更するには:
この設定はスコア ファイルに保存され、パー 間で共有されます。
注: ファイルに複数の パート が含まれている場合、トラック設定はパートに保存されますが、パート間では共有されないため、必要に応じてパートごとにこれを個別に調整する必要があります。
編集時に記号のサウンドをオン/オフにするには:
基本的な再生機能はドキュメント・ウィンドウの上にある ツールバー からアクセスします。
それらアイコンは左から右へ:
再生を開始するには:
再生中に音符・休符・をクリックすると、再生位置がそこに飛びます。
再生を停止するには:
再生を開始すると、次のコマンドが使えます。
再生中も キーボードショートカット を使って、再生、シンセサイザー、ミキサーなどの パネル をオン・オフ出来ます。
これで、青い旗で表示された範囲が繰り返し再生されます。
下の 再生パネル をご参照ください。
再生パネルを開くには、次のどちらかの方法を使います。
再生パネルを使って、テンポや音量を一時的に変更したり、特定の位置間をループ再生したりなどが可能です。
強弱記号 は音符やフレーズの相対的な音量を示す記号です。記号は、基本やアドバンス ワークスペース の強弱記号 パレット にあります。
追加の強弱記号が マスターパレット (Shift+F9) にあります。
クレッシェンドやデクレッシェンドを加えることについては、ヘヤーピン をご参照ください。
スコアに強弱記号を適用するには、次のいずれかの方法を使います。
注:
* パレットからの適用では既存の記号と置換しないので、まず手動で既存の記号を削除してから、前述のプラグインを使います。
再生は表示されている内容には影響されませんので、ベロシティ― プロパティ を使います。
強弱記号はテキスト・オブジェクトであり、テキスト編集 同様に編集できます。また フォント もご参照ください。
テキスト編集モード にあっては、専門的な絵文字は 記号と特殊文字 から、あるいは次のショートカットを使って、加えることができます。
臨時記号 | Windows & Linux ショートカット | Mac ショートカット |
---|---|---|
ピアノ p | Ctrl+Shift+P | Cmd+Shift+P |
フォルテ f | Ctrl+Shift+F | Cmd+Shift+F |
メゾ m | Ctrl+Shift+M | Cmd+Shift+M |
リンフォルツァンド r | Ctrl+Shift+R | Cmd+Shift+R |
スフォルツァンド s | Ctrl+Shift+S | |
ニエンテ n | Ctrl+Shift+N | Cmd+Shift+N |
Z z | Ctrl+Shift+Z | Cmd+Shift+Z |
選択 した強弱記号のプロパティを、インスペクタ の 強弱記号 セクションで編集できます。事前に編集したプロパティをスコアの強弱記号すべてに適用するには、プロパティの右にある小さい S の文字をクリックしてスタイルとして設定します。
注: 選択した特定タイプのオブジェクトに関する事項は、選択モード をご参照ください。
以下はインスペクタの 強弱 セクションにあるプロパティの一覧表です。
* 強弱の範囲: その記号の影響範囲:
* 段: スコアの全ての楽器
* パート: 一つの楽器 (その譜表の全部)、デフォルト設定
* 譜表: 声部に関係なく 1 つの譜表 (例: ピアノの片手)。 MuseScore 3.6.2 の時点では、このオプションは譜表 / パートのプロパティ: 単音ダイナミクス 再生メカニズムと互換性がありません。フォーラム を参照ください。
* ベロシティ: 0 ~ 127. 数字が大きければ出音は大きく、数字が小さければ小さい音。詳しくは 音の大きさ をご参照ください。
* ベロシティの変更: -127 ~ 127. 強弱記号を付した音符から次の音符への ベロシティ を変化させます。楽器の種類によってはこれは無視されます。より詳しくは SND をご参照ください。
* 速さの変更: ゆっくり、標準、速く。変化の速さは ベロシティの変更 に従います。その時点での店舗に影響されることはありません、既定値は 標準 です。
* スタイル: 使用するテキストのスタイル:既定値は 強弱記号 です。
* 配置: スコア上の位置で、譜表の上か下です。切り替えるには X を使います。
重要: 強弱記号をスコアに加えた時点で、その音符から次の強弱記号による指定まで、再生に影響を与えます。最後の縦線あるいは休符であっても音量を既定値に戻すことはありません。
シンセサイザー は音符をそれに指定された MIDI ベロシティ値に従って 0 (最もソフト) から 127(最大) までの音を作り出します。実際の音量の可能範囲は サウンドフォント クリエーターにより定まります。強弱記号はその ベロシティ のプロパティを使ってその時点の音符とそれに続く音符に対して基となる MIDI ベロシティを指定し、次の強弱記号が指定されるまで続きます。MuseScore 3.X にあって、MIDI ベロシティに指定される ベロシティ に何らの変更が加えられることはありません。MuseScore での良く用いられる強弱記号の ベロシティ については this table for default values で見てください。
強弱記号が全く指定されていない場合、そのスコア全体は mf となります。これは MuseScore が、強弱記号の影響を受けない音符に対して MIDIベロシティ 80 を適用することから来ています。なお、80 は mf (メゾフォルテ)に既定のベロシティです。
その音符自身 の ベロシティの種類 が "ユーザー設定" に設定されている場合には、その音符は強弱記号を無視します。これは、MIDIファイルからインポートされたスコアでは普通です。この状態を解消するには How to restore correct playback of dynamics and hairpins in an imported MIDI file をご参照ください。
また、MIDI ベロシティは 各音符 の ベロシティ と ベロシティの種類 のプロパティ、アーティキュレーションと装飾記号 (例:アクセント >、マルカート ^) と ヘヤーピン の影響を受けます。
以上、各音符の音量について記載してきましたが、より広く音量を調整することもできます。次のスライダーは音量に影響していますが、MIDI ベロシティには何の関連もありません。:
声部 毎の音量を調整することはできませんが、the Voice Velocity plugin を使ってその声部にある既存の音符の ベロシティ プロパティを調整することができます。
例えばドラムのタムを打つ音をより長く響かせるといったように、その音符の音を大きくより長く響かせたい場合には、シンセサイザーでリバーブ効果を加える をお試しください。
(After Musescore 3.1)
ゼロではない ベロシティ 変化のプロパティを伴う強弱記号は、楽器、シンセサイザー と サウンドフォント を適切に設定することで、アタック・エンベロープ効果(wikipedia) をシミュレートでき、その強弱記号をシングル・ノート・ダイナミクス(snd) と呼びます。なお、SND はソフトウェアーのさらなる発展によって 数種の異なる意味 もあります。SND は 速さの変更 プロパティ―を使います。
sfz (スフォルツァンド) と fp (フォルテピアノ) は特定の楽器で機能するようにデザインされており、例えば sfz はバイオリンには効果がありますが、ピアノにはありません。
MuseScore では、すでに行った記譜を変えることなく、譜表を移調して再生することができます。楽器に カポ (Wikipedia) を付けた効果を再現します。
注: カポ再生は譜表テキストを加えた音符から適用され、次のカポ設定の譜表テキストまで、あるいはそれが無ければスコアの最後まで適用されます。
カポ再生を譜表から削除して通常のチューニングに戻すには:
* 譜表テキストを加えて "カポの設置フレット" を "カポなし" に設定します。
MuseScore には多くのテキスト(文字)要素(下記ご参照)があり、線 を伴うテキストもあります。種類の異なるものは交換できません。それぞれ特有のプロパティがあり、情緒や視覚的とは異なる目的があります。例えば、譜表テキスト で使う mp は、ベロシティのプロパティがないので、プレイバックでの音量を借る目的には使えませんから、ベロシティ プロパティのある新しい 強弱記号 テキストを加えなくてはなりません。
次のチャートを使って、あなたが必要とするタイプは何かを定めましょう。
タイプをチェックするには:テキストを選択すると、そのテキストのタイプがステータスバーに表示されます。
下で述べる "プレイバック" とはプログラムで シンセサイザー が作り出すオーディオを意味します。
この章では以下のタイプについて述べます。どのように作成するか、フォーマットやその編集について読み取ってください。。
テキスト種類 | 使用 | |
---|---|---|
譜表テキスト | 単一の譜表に付ける一般用途のテキストで、その楽器のパートにだけ表示されます。 | |
段テキスト | 単一の譜表に付ける一般用途のテキストで、全ての楽器のパートに表示されます。 | |
コード記号 | メロディに関連付けた和音を、通常は譜表の上に表示されます。 | |
運指 | 音符に関連付けた番号か文字で、どの指を使うかを表します。 | |
歌詞 | メロディに順じた歌詞を作成します。 | |
リハーサルマーク | リハーサルの目的で、スコアを部分に分けたり、パッセージに印をつけたりします。 |
これらのタイプについては、それぞれの項で説明しています。
テキスト種類 | 使用 | |
---|---|---|
テキスト・パレット | 特定機能の譜表テキスト | |
テンポ記号 | メトロノームや文字表現 | |
強弱記号 | 音符あるいはフレーズの音の大きさ | |
譜表の中途での音を変えるテキスト | 例 テキストパレット の pizz.。プレイバックの音色を変えるよう予め設定された譜表テキスト | |
楽器を変更 | 譜表の中途での楽器の変更に適用 | |
通奏低音 | キーボードのための長さ | |
フレームテキスト | スコアの初めに、タイトル/作曲者/作詞者 の詳細 | |
ヘッダー/フッター | ページ番号、著作権情報等をページの上/下に | |
繰り返しとジャンプ | Da Capo、Dal segno、Fine など | |
ローマ数字分析(RNA) | コードの分析方法の一つ | |
スティッキング | (ドラムの)音符に L や R の文字を付けて、どちら側の手・足を使うかを示す | |
スウィングテキスト | ストレートからスウィングへ、またその逆への変更 | |
線テキスト | 番号付き括弧、オッターバ、ギターのバレー線、など |
Musescore のテキスト オブジェクトは 編集可能 であり、機能的 にすることができます。 テキストが 線 に組み込まれている場合もあります。
一般的な印刷や視覚的な表示の目的には、 譜表テキスト および 段テキスト を使うことをお勧めします。
タイプの異なるテキストベースのオブジェクトは互換性がありません。これらのオブジェクトには、印刷や視覚的表示以外の異なる目的を果たす個別のプロパティ フィールドがあります。 たとえば、譜表テキスト を使う mp は、ベロシティ プロパティがないため、再生ラウドネスを変更するように構成することはできません。テキストが再生ラウドネスに影響を与える場合は、ベロシティ プロパティを持つ新しい 強弱記号 テキストを作成する必要があります。
下の表を使って、必要なタイプを決定してください。
タイプを確認するには: テキストを選択すると、そのタイプがステータス バーに表示されます。
以下で使われる 「再生」 という単語は、シンセサイザー によって作成されたプログラム内オーディオを意味します。
この章では、次のタイプについて説明します。 それらを作成、フォーマット、編集する方法については、以下をお読みください。
テキスト タイプ | 用途 | |
---|---|---|
譜表テキスト | 単一の譜表に添付される汎用テキスト。それが加えられた パート譜 に表示されます。 再生サウンド サンプルを変更したり、カポ移調を使うように再生を変更したり、スイングを使うように再生を変更したりするように設定できます。 | |
段テキスト | すべての パート譜 に表示される汎用テキスト。 譜表テキストと同じ機能を提供。 | |
コード記号 | メロディーに関連付けられたコードを表示。通常は譜表の上にあり、コードの再生が可能です (音符は自動的に決定されます)。 | |
運指 | 使用する指を示すために音符に付けられた数字または文字 | |
歌詞 | メロディーに付随する歌詞を作成。自動的に音符に従う正確に刻印されたメリスマ。 | |
リハーサルマーク | リハーサルを容易にするよう、スコアをセクションに分割し、パッセージをブックマークするなど |
次のタイプについては、それぞれの章で説明しています。
テキスト タイプ | 用途 | |
---|---|---|
テキスト パレット のエクスプレッション ボタン | これはスタイル付きの譜表テキストであり、同じ機能 (および制限) です。 | |
テンポ記号 | 再生テンポを変更します。 メトロノームやエクスプレッションマークを適用します。 | |
強弱記号 | 音符またはフレーズの再生音量を変更します。 | |
譜表中途でのサウンド (チャンネル) 変更テキスト | たとえば、パレット の pizz. ボタン 」]。 再生サウンドサンプルを変更する事前設定された譜表テキストです。 | |
楽器の変更 テキスト | 譜表中途でのサウンド(チャンネル)変更テキストと混同しないでください。 楽器の変更 テキストは、ミュージシャンが楽器を変更する必要があることを示します。 Instrument (MuseScore abstraction) を変更したり、再生サウンド サンプルを変更したりするように設定 | |
数字付き低音 | キーボード奏者のためのピリオド表記。 | |
フレームテキスト | スコアの先頭にあるタイトル/作曲者/作詞者の詳細、 ソングシートの歌詞など | |
ヘッダー/フッター | ページの上部/下部にあるページ番号、著作権情報など | |
繰り返しとジャンプ | Da Capo, Dal segno, Fine など | |
ローマ数字解析 (RNA) | コード解析システム | |
Sticking | どちらの手または足を使用するかを示す (ドラム) 音符に添付された文字 (L と R) | |
Swing テキスト | ストレートからスイング タイムに変更し、その逆も同様 | |
テキスト線 | ボルタ、オタヴァ、ペダルライン、ギターバレーラインなど |
求めるのがどのタイプのテキストかを確かめるには テキスト (章の概要) をご参照ください。
一般的な目的で譜表に加えられた "テキストボックス" については、譜表/段テキスト をご参照ください。
スコアにテキストを基とする要素を加えるには、以下一般的な方法のいずれかを使います。
注: 加えようとするテキストはその種類により入力方法が異なるので、テキスト をご参照ください。
インスペクターのプロパティの各項についてより詳しく知るには、テキストスタイルとプロパティ をご参照ください。
MuseScore の中で テキストオブジェクト が作成された時点で、それに応じた テキストスタイル の対象となります。例えば 譜表テキスト にはそれ独自のテキストスタイルがあり、テンポマーク、強弱記号、コード記号なども同じです。それぞれのテキストスタイルはフォント名、フォントサイズ、フォントスタイルなど各種のテキストプロパティから成っていて、メニューを フォーマット→スタイル…→テキストスタイル と進んだ先の テキストスタイル ダイアログで見ることができます。
新しく作成された テキストオブジェクト は、テキストスタイルに対する同じテキストプロパティを使って始まります。それたをインスペクタで見ることができます。
でも、こういったテキストプロパティはテキストスタイルの既定値だけに限定されるものではありません。 必要に応じ、テキストスタイルから離れて、インスペクタで編集することができます。
最終的に特定のテキストオブジェクトの書式の設定(フォントタイプ・フォントサイズ・太文字・イタリック体・下線・上付き文字・下付き文字)を適用したい場合には、テキスト編集モード で行うことが可能です。
テキストオブジェクトの位置決めには、次の方法を使います。
スコアにテキスト要素を適用した際、そのテキストタイプによって アンカー 位置が異なります。
テキスト編集モード では、テキストの追加・削除と、個別の文字に太文字・イタリック体・下線などのフォーマットを適用できます。
テキスト編集モード に入るには、次のいずれかの方法を使います。
注: 新たにテキスト要素を作成 (Text basics ご参照) すると、自動的にテキスト編集モードに入ります。
画面下に次の表示ように表示される ツールバー から、各種のフォーマット機能にアクセスすることができます。
テキスト編集モード を抜けるには、次のどちらかの方法を使います。
テキスト編集モード では、次のキーボードショートカットを使用できます。
Function | Windows & Linux | Mac |
---|---|---|
太文字 切替 | Ctrl+B | Cmd+B |
イタリック体 切替 | Ctrl+I | Cmd+I |
下線 切替 | Ctrl+U | Cmd+U |
カーソル移動 | Home, End, ←, →, ↑, ↓ | (Alt+) ←, →, ↑, ↓ |
カーソル左の文字を削除 | Backspace | Delete |
カーソル右の文字を削除 | Del | → Delete or Fn+Del |
改行 | ↵ | return |
特殊文字の挿入 (下記ご参照) | F2 | Fn+F2 |
特殊文字 ウィンドウを使って、4分音符・分数などの特別な記号や文字をテキストに挿入することができます。記号の一部は下に説明します ショートカット でも行えます。
特殊文字 を開くには、次のどちらかの方法を使います。
注: (1) これらの方法は テキスト編集モード においてのみ可能です。 (2) 特殊文字ダイアログを macOS バージョンの MuseScore で用いられている同名のメニューとは区別してください。
ダイアログは、一般的な記号、音楽記号、Unicode 記号の3つのタブに分かれています。音楽記号とUnicode 記号のタブは更に分かれ、分野別でアルファベット順になっています。
特殊文字ダイアログ内の項目をダブルクリックすると、そのテキストがカーソル位置に即座に加えられます。ダイアログボックスを閉めなければ更に項目を適用することができますし、開けたままで通常のように文字をタイプ、削除したり、コードを入力したりできます。
テキスト編集モード にあっては、以下キーボードショートカットを使って一部の特殊文字を入力することができます。
特殊文字 | Windows & Linux | Mac | 注 |
---|---|---|---|
シャープ ♯ | Ctrl+Shift+# | Cmd+Shift+# | 注:キーボードによっては機能しない場合があります |
フラット ♭ | Ctrl+Shift+B | Cmd+Shift+B | |
ナチュラル ♮ | Ctrl+Shift+H | Cmd+Shift+H | |
ピアノ p | Ctrl+Shift+P | Cmd+Shift+P | |
フォルテ f | Ctrl+Shift+F | Cmd+Shift+F | |
メゾ m | Ctrl+Shift+M | Cmd+Shift+M | |
リインフォルツァンド r | Ctrl+Shift+R | Cmd+Shift+R | |
スフォルツァンド s | Ctrl+Shift+S | Cmd+Shift+S | |
ニエンテ n | Ctrl+Shift+N | Cmd+Shift+N | |
Z z | Ctrl+Shift+Z | Cmd+Shift+Z | |
Elision ‿ | Ctrl+Alt+- | Cmd+Alt+- |
テキスト 要素を作成した際、まず、それが相当するクラスに適用される全てのプロパティが適用されます。例えば、譜表テキストのオブジェクトはそれ独自のスタイルを持ち、テンポマーク、歌詞、コード記号なども同様です。
テキストスタイル を見たり編集したりするには、メニューの [フォーマット] &rarr [スタイル…] &rarr [テキストスタイル] を選びます。そうして、各スタイルに対する次の テキストプロパティ にアクセスします。
角の丸み: フレームが四角の場合、角の丸み半径
注: 透過度は "色を選択" ダイアログの中の "アルファチャネル" パラメーターで設定し、値は "0 透明" と "255 不透明" の間です。
また、スコアの中の求めるスタイルのオブジェクトを選択して インスペクタ の中でプロパティを調整することにより テキストスタイルのテキストプロパティを編集して、スタイルに設定__ ボタンをクリックすれば設定できます。そうすることにより、テキストスタイル とスコアにある関連テキストオブジェクト全てが自動的に更新されます。
テキストスタイル とは異なるフォーマットを 特定の テキストオブジェクト に適用したい場合には、それを選択しインスペクタ の中でテキストプロパティを調整します。
インスペクタ内で特定のテキストプロパティの変更を行ったが テキストスタイル 定義のプロパティに戻したい場合には、スタイルをデフォルトに戻す" ボタンを押します。
テキストスタイルをそのスコアの他のスタイルともに スタイルファイル として保存し、他の MuseScore ファイルに読み込むことができます。スタイルの保存と読み込み をご参照ください。
譜表テキスト や 段テキストは 全般に利用するテキストとして有用です。スコアに適用するには次のいずれかの方法を使います。
こうすると、 テキスト入力 用の空の枠が作られます。抜けるには、Esc を押すか、その枠の外の空白の場所をクリックします。
それぞれが意味するところとは別に、譜表テキストと段テキストには次のような再生プロパティのオプションがあります。
異なる点の概要
テキストスタイル | 対象は? | 再生 (該当あれば) | パート譜に表示? |
---|---|---|---|
譜表テキスト | その譜表のみ | その譜表のみ | その楽器の譜表のみ |
段テキスト | 段の譜表全て | 段の譜表全て | 段の楽器全て |
譜表テキスト は、そのスコアの中の1つの 譜表 (あるいは大譜表) に適用され、その譜表に対してのみ行われる指示で、再生に関する指示の場合はその譜表のみ反映されます。このテキストはその楽器の パート譜 に表示されます。
空の譜表を隠す を選んでいる場合には、空の譜表に属する譜表テキストも非表示となります。
フォント、サイズ、イタリック体などの通常のテキスト・プロパティはインスペクターで直接に見ること、変更することができますが、譜表テキストの中には再生に関連するプロパティもあります。
例として、譜表テキストは Solo や Pizzicato といったスコアの1つの譜表への指示を適用するのに用いられます。譜表テキストの指示内容にもよりますが、その指示テキストのある譜表の再生をそれに応じるようにすることができます。その譜表テキストの再生プロパティをアクセスするには次にどちらかの方法を使います:
ダイアログ・ウィンドウがひらき、次の再生プロパティのためのタブが含まれています:
譜表テキストを同じスコア内でコピペしたり、カスタム・パレット に加えたりすると、再生に関するプロパティもコピーされます。
段テキスト の記載はスコアの中の1つの譜表にしますが、段の 全ての 譜表に対する指示です。それに付随する再生のプロパティはその段全てに適用されます。段テキストは全ての パート譜 に表示されます。
段テキストは 空の譜表を隠す 設定があっても、非表示となることはありません。
スウィング を加えたり編集するには:
コード表記 とは、音楽の和音・和声を簡略に表したものです。(詳しくは 和音 (ウィキペディア)をご参照ください) 例:
注: 小節をスラッシュで埋めることについては、スラッシュで埋める や リズミックスラッシュ表記 切替 をご参照ください。
MuseScore は次のものをサポートしています:
Am
([wikipedia] (https://en.wikipedia.org/wiki/Chord_notation)) といったコードの性質を併せたもの6m
(wikipedia) といったコードの性質を併せたものvi
(wikipedia) といったコードの性質を併せたものアルファベット A-G のコード名にコードの性質を併せたもの
コード記号の入力から抜けると、タイプした文字は適切な文字に自動的に切り替わります。既定値の設定では、小文字で入力された根音は大文字に変わります (他のオプションについては、下の 自動大文字 をご参照ください)。
臨時記号は専用の書体に自動的に変換されます。例えば "#" (ハッシュタグ)は自動的にシャープ記号(♯)に変わります・
ユニコード文字の U+266F(sharp sign, ♯) や U+266D(flat sign, ♭) を入力したりコピー・ペーストなどはしないでください。MuseScoreはそれらを適切に変換することができません。
コード記号の入力中、次のコマンドが使えます。
MuseScore は、コード記号で使われる省略法の多くを理解できます。
既に入力したコード記号は通常のテキストと同じような方法で編集できます。テキスト編集 をご参照ください。
コード記号が含まれる小節でメニューの 移調 コマンドを使うと、コード記号も自動的に移調されます。そうしたくない場合には、ダイアログの中の "コード記号の移調" のチェックを外します。
全て の コード記号 テキストの表示を調整するには、次の方法を使います。
併せて フォント をご参照ください。
コード記号 のフォーマットオプションにアクセスするには:
3つの選択肢: 標準、ジャズ と ユーザー定義 があり、ラジオボタンを使って選びます。
標準 スタイルでは、コード記号テキスト スタイルで指定したフォントでの簡単な表示です。
ジャズ スタイルでは、 MuseJazz フォントを使った手書き風で、上付き文字や他の形式も使えます。ジャズ テンプレートを選択した場合には ジャズスタイルが既定値として選ばれます。
カスタム スタイルでは、コード記号の表示をカスタマイズでき、以前のバージョンで作成したスコアでも利用可能です。
カスタマイズした コード記号 スタイル ファイル を下のフィールドで選びます。 "スタイル" フォルダーに予め用意されているファイルをコピーして編集して作ることもできます。関連説明は同じフォルダーに用意されています。但し、この機能は上級者用であることと、将来にわたってこういったファイルが利用できるかどうかは不明である点、ご留意ください
標準で、MuseScore はコード記号に文字名を使います。他の名付け方を使う地域のユーザー用に、MuseScore は次の方式を提供しています。
MuseScore の規定値では、入力が大文字小文字のいずれであっても音名の全てを入力次第自動的に大文字とします。ですが、自動大文字で他の設定を選ぶこともできます。
また自動的に大文字とする機能を全てオフにすることもでき、その場合、音符名は単に入力した通りになります。
注: ここに記載した設定に加え、テキストスタイル ダイアログでの設定がコード記号のディフォルト位置を決定しています。これは累積的に影響はします。
カポ位置のフレット番号を入力すると、そのスコアの全てのコードの後ろに、括弧書きでカポ適用による代替コードが表示されます。
プレイバック:コード記号 / ナッシュビルナンバー に設定されたようにプレイバックで聞くことができるよう、スコア上にコードの音符を並べるには:
次のようなプラグインを使います:
(MuseScore 3.3 以降)
ナッシュビルナンバーシステムはコードを文字ではなく音階に従ってコードを表す方法です。
それにより、異なる調でも同じコードチャートを使って演奏できる利便があります。
ナッシュビル表記の入力を始めるには:
1. 開始する音符を選択し、
2. メニューから 追加→テキスト→ナッシュビルナンバー を選びます。
通常のコード記号と同じように、ナッシュビル記譜をタイプすると、MuseScore がそれを認識し適切な記号に変換します。通常のコード記号入力と同じキーボードショートカットがナッシュビル記譜でも使えます。(例えば Space 、上記 をご参照ください
(MuseScore 3.3 以降)
通奏低音 と混同しませんよう。
ローマ数字分析は 大文字・小文字のローマ数字 (I, ii, III, iv 等)、上付き文字、下付き文字やその他の記号を用いた和音の分析方法です。調に縛られることなく和音とその関係を記述するよう音楽の教科書で一般的に用いられています。(さらに詳細は 外部リンク ご参照ください。)
注:MuseScore は通常のコード記号とナッシュビル記譜には独自のアルゴリズムを用いていますが、 RNA の表示には プログラムと一緒にプレインストールされる Campania フォント を既定値としています。これにより、入力後ではなく 記号をタイプした時点で MuseScore がフォーマットします。また、Compania フォントを通常使うフォントとしてシステムにインストールすれば、他のプログラムでも利用できます。
通常のコード記号と同じように RNA をタイプでき、MuseScoreはそれを認識して適切な記号に変換します。RNA でも通常のコード記号と同じキーボードショートカットを使うことができます。(上記 ご参照)
次のようにタイプすると:
次の結果となります:
(MuseScore 3.3 以降)
プレイバック: コード記号 / ナッシュビルナンバー をご参照ください。
次のようなプラグインを使います:
色々な楽器で用いられるフィンガリングの記号は、アドバンスワークスペースのフィンガリング パレット にあります。
鍵盤楽器 の楽譜では左右の手の指を数字の 1–5 で表します。
ギター の楽譜では左手の指を数字の 0–4 で表します(親指を表すのに T が使われることもあります)。右手の指には文字の p, i, m, a, c を使います。丸で囲んだ数字は弦を表します。
パレットの最後5つの記号は、リュート の古楽の楽譜のフィンガリングを表します。
注: TAB譜にフィンガリングを表示するには、TAB譜を右クリックし、譜表/パートのプロパティ...→高度なスタイルのプロパティ... を選んで、"TAB譜のフィンガリングを表示" にチェックを入れます。
次のどちらかの方法を使います。
音符にフィンガリングを加えた際、その記号は選択された状態になるので、引き続き調整が可能です。
この機能を使って、連続する音符へすばやく簡単にフィンガリングを追加できます。
次のどちらかを選びます。
次のどちらかの方法を選びます。
1つの記号の位置を変えるには、次のいずれかの方法を使います。
複数のフィンガリング記号の位置を変えるには:
記号を既定位置に戻すには、それを選択して Ctrl+R を押します。
フィンガリングはテキスト型の記号で、他のテキスト同じように 編集 ができ、スタイルも変えられます。その記号を右クリックすると使えるオプションが表示されます。
現在ある歌詞の行に、2番・3番といった次の歌詞の行を加えるには、
例:
ほとんどの場合、歌詞を 通常のテキストと同じように 編集 できます。ただし、次の文字を入力するには特殊文字のショートカットを使うことが必要です。
空白文字: Ctrl+Space (Mac: Alt+Space)
- (ハイフン): Ctrl+- (Mac: +-)
_ (下線): Ctrl+Shift+_ (Mac: Alt+Shift_).
改行: Ctrl+↵ (Mac: ⌥+Return) か Enter (テンキーパッドで)
歌詞の番号の入力は、最初の音節の前に単純に (1.) といった数字をタイプし 空白 を入力します。MuseScore は番号を自動的に適切な整列配置にします。
メリスマ とは、二つ以上の音符に割り振られた一つの音節・語をいいます。その音節からメリスマの最後の音符までの下線で示されます。下線を加えるには、音節の終わりにカーソルを位置させ、メリスマの音符毎に Shift+_ を押します。次の例を御参照ください。
この歌詞は次のように入力されます。
1. 文字とコンマを soul, とタイプし、
2. その語の終わりで、Shift+___ を押し、
3. 文字 To をタイプした後、Esc を押します。
語の最後ではない音節を伸ばすには、- を複数追加すれば一つだけが表示され、前述の例と同じように、その音節は、上のメリスマと同じように、最初の音符に正しく位置付けられます。
二つの音節を一つの音符の下で続けるには、"歌詞スラー" や "シナレファ" とも言われる エリジョンスラー を使います。
この例にある歌詞テキストを作るには、テキスト "te" の音節で始めます。
te をタイプし、
画面左下角のキーボードアイコン をクリックするか、F2 を押して 特殊文字 パレットを開き、
次のどちらかの方法を使います。
注: 全てのフォントが "undertie" 記号を持っているわけではありません。(特殊文字にある U+203F ‿ "undertie" は MuseScore 1.x スコアとの互換性を目的としています。) あなたのパソコンでどのフォントを利用できるかは"fontlist" を参照ください。("te" と "A" の間にあるタイを示すフォントを探しましょう。)
A をタイプします。
Ver 3.6 以降: Ctrl+Alt+- か AltGr+- (Mac: Cmd+Alt+-)
そのスコアの歌詞全体について プロパティ を調整するには、
特定 の歌詞の行の位置を調整するには、
歌詞を 全て クリップボードにコピーするには、
歌詞を、テキストファイルから、スコアにコピー・アンド・ペーストするには、
リハーサルマーク は次のように使われます。
リハーサルマーク には文字や数字、その組み合わせが多く使われます。A, B, C, や 1, 2, 3... といった一連の文字や数字で表されたり、小節番号を含んだりすることもあります(通常の小節番号より大きく、太文字だったり、丸や四角で囲んだりします)。長休符はリハーサルマークで中断し、その前と後ろが分かれます。
リハーサルマークは (i) 一連に名付けるよう 自動的に、あるいは(ii) 自由に 手動で 加えることができます。
手動でリハーサルマークを加えるには:
次のどちらかの方法を使います。
注: (1) リハーサルマークは A, B, C 順が既定値です。 (2) 引き続いて加えるリハーサルマークの書式を変更 (小文字や数字) にするには、前のリハーサルマークをそのように編集します。(3) 既存のリハーサルマークの間に追加したリハーサルマークは、前のマークに数字・文字が追加されます。後で、下に記載する 再配置 コマンドを適用すると良いでしょう。
さまざまな理由で順番が狂ったリハーサルマークを、MuseScore では自動で再配置することができます。次の方法を使います。
MuseScore は、選択範囲の 最初のリハーサルマーク に従って自動的に修正を行います。次の順列が適用可能です。
リハーサルマークは 段テキスト の一つで、スコア上にも各パート 譜上にも表示されます。
デフォルト設定では、リハーサルマークは大きな太文字で、枠で囲まれています。これら外観は、スコア全体として、リハーサルマークの テキストスタイル で変更できます。
表示メニューとナビゲーションの 検索 をご参照ください。
スコアに対するレイアウトとフォーマットのオプションは、フォーマット メニューから利用できます。
スコアのレイアウトに関連する 主な コマンドとダイアログは次の通りです。フォーマットの他のオプションは、それ以降に記載しています。(但し、テキストについては、テキストスタイルとプロパティ をご参照ください。)
ページの設定: ページのサイズ、ページ余白やスケールなど、スコアの全体の大きさを調整します。
間隔を広くする/狭くする : 選択した小節を広げたり狭めたりして、スコア上の間隔を調整します。
スコア: 音楽記号フォント、長休符の表示、空の譜表の非表示など、スコア全般に係る詳細を設定します。
ページ: 譜表と段の間隔、歌詞の余白を調整します。
小節スタイル: 段当たりの小節数に影響する小節幅を設定します。
サイズ: 小音符、装飾音符、小譜表と小音部記号のサイズの既定値を設定します。
他のコマンド:
「譜表の折り返し」の追加/削除 : 段当たりの小節数を設定します。
区切りとスペーサー: 譜表の折り返し、ページ区切り、セクション区切り、を適用します。特定の 段や譜表間に、より大きなスペースを加えることもできます。
スタイル のサブメニューには、スコアの多くの要素のフォーマットをスコア全体について調整するためのダイアログがあります。スタイル を開くには次のいずれかの方法を使います:
スタイル ダイアログは次の通りです:
スコア ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル…→スコア を選びます。
このダイアログで、音楽記号フォント、長休符の表示、空の譜表の表示・非表示、スウィング再生など、スコア全体のプロパティを設定することができます。
音楽記号フォント: Emmentaler、Bravura、Gonville のフォントから選択します。"自動でフォントに基づいたスタイル設定を読み込む" にチェックを入れます。
テキストフォント: Emmentaler, Bravura, Gonville or MuseJazz のフォントから選択します。
合奏調(実音)で表示: このオプションをチェックすると、合奏調(実音) でスコアに表示されます。チェックを外せば、記譜された調での表示になります。
長休符を作成: 長休符 での表示には、ここにチェックを入れます。
最初の段のインデントを有効にする: インデントを可能とするオプション
空の譜表を隠す: ある段で全てが空の小節である譜表を非表示とすると、省スペースになります。スコアを凝縮したい場合に用います。
小節線を越えて音の長さを表示する: 初期音楽の記譜で有用な機能です。縦線の無い(一定の区切りが無い)記譜 をご参照ください。
楽器が1つの場合、楽器名を非表示に: そんな場合には楽器名を表示する必要がないのが一般的でしょう。
スウィングを設定: スコア全体にスウィングの程度を設定することができます。
自動配置 :譜表の垂直揃えの対象となる [垂直方向の範囲] と [最小の垂直距離] を設定できます。
範囲の設定は次の3種類です。
ページ ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→ページ を選びます。
このダイアログで、 スコア全体についての余白、譜表の距離、段間隔、垂直フレームの余白のプロパティを設定することができます。また、音部記号、調号、拍子記号の表示に関する設定も行えます。
下の図は、このダイアログに関連する各種パラメーターの案内です。
次のチェックボックスで、音部記号、拍子記号と調号の表示を変えることができます。
サイズ のダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→サイズ を選びます。
次のもののサイズの%を設定します。これを変更することは稀でしょう。
* 小譜表のサイズ
* 小音符のサイズ
* 装飾音符のサイズ
* 小音部記号のサイズ
ヘッダー、フッター のダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→ヘッダー、フッター を選びます。
これを使うことで、メタタグ(see スコアのプロパティ)を利用してヘッダーとフッターのテキストを加えることができます。例えばページ番号を、奇数ページでは右に表示し偶数ページでは左に表示と、異なるヘッダーフッターを作ることができます。
ヘッダー・フッターテキスト領域にマウスポインタ―を持ってゆくとマクロのリストが表示され、その意味やメタタグとその内容が示されます。
特定のパートにヘッダーフッターを作成するには、そのパートがアクティブである必要があります。リンクするパートを持ったスコアにヘッダーフッターを作成するには、主たるスコアがアクティブであることを確かめてください。
小節番号 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→小節番号 を選びます。
スコアに小節番号を表示するか、表示するならどのように表示するかを設定します。
段 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→段 を選びます。
このダイアログでは全ての段に関するプロパティを調整できます。
段括弧:
* 括弧の太さ: 角括弧の 太さ を設定
* 波括弧の太さ: 波括弧の 太さ を設定
* 括弧の距離: 角括弧と段の開始縦線との 間隔 を設定
* 波括弧の距離: 波括弧と段の開始縦線との 間隔 を設定
括弧 もご参照ください。
段のセパレータ:
* 左 / 右: 段のセパレータの表示の有無、そのシンボル、位置のオフセット値(スコア全体)を設定
音部記号 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→音部記号 を選びます。
既定のタブ記号のスタイル: 標準タブ記号 あるいは セリフ体タブ記号
臨時記号 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→臨時記号 を選びます。
調が変わる場合のスコア上の調号表示に関する臨時記号の扱いを、設定することができます。 調号を変更する場合のナチュラル記号の扱い をご参照ください。
小節 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→小節 を選びます。
詳細は 小節 をご参照ください。
縦線 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→縦線 を選びます。
他のプロパティは、細い縦線・太い縦線・複縦線の太さ、複縦線の間隔、反復記号とその付点の距離を設定します。
音符 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→音符 を選びます。 このダイアログは、スコアのどれか一つの音符を右クリックし "スタイル…" を選べばより直接的に開くこともできます。
ここでは、音符に関連する符幹、臨時記号、付点、加線の距離と太さを調整することができます。これを変更するのは稀でしょう。
符尾 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→符尾 を選びます。
ここでは音符の連桁のプロパティをスコア全体について設定できます。:
* 連桁の太さ:
* 桁間隔(桁太さ対比): 桁の間の垂直距離
* 分断した連桁の最小長さ: 音符と音符を跨がない複次の桁に適用
すべての連桁を平らにする にチェックを入れると、全ての音符の連桁は水平になり、斜めのものはなくなります。
連符 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→連符 を選びます。
音符からの垂直距離:
* 最大斜度: 連符括弧の傾き
* 符幹からの垂直距離: 連符の数字と括弧に対して
* 符頭からの垂直距離: 連符の数字と括弧に対して
音符からの水平距離:
* 先頭の音符の符幹の前との間隔: 連符括弧の始まりと符幹との間隔
* 先頭の音符の符頭の前との間隔: 連符括弧の始まりと符頭との間隔
* 最後の音符の符幹の後ろとの間隔: 連符括弧の始まりと符幹との間隔
* 最後の音符の符頭の後ろとの間隔: 連符括弧の始まりと符頭との間隔
括弧:
* 括弧の太さ:
* 括弧のかぎの高さ; 連符括弧の両端の垂直フックの長さの既定値を設定
プロパティ:
* 方向 / 数字の種類 / 括弧の種類
アルペジオ ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→アルペジオ を選びます。
次のアルペジオ・ストラム記号の "音符までの距離"、"線の太さ" と "フックの長さ"の変更をここで行います。
スラー/タイ ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→スラー/タイ を選びます。
ここでスラー と タイタイのプロパティの既定値を設定できます。
* 線終端の太さ
* 線中間の太さ
* 点線の太さ
* タイの最小長さ
* 自動配置の最小距離
クレシェンド/ディクレッシェンド ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→クレシェンド/ディクレッシェンド を選びます。
ここで クレシェンド・ディクレッシェンド のプロパティの既定値を設定できます。
* 配置: 譜表の上か下か
* 上位置/下位置: sp 単位で数値設定
* 高さ: 開口幅
* 継続部の高さ
* 自動配置での強弱記号との距離
* 線の太さ
反復記号 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→反復記号 を選びます。
ここで 反復番号括弧 プロパティの既定値を設定できます。
* 位置: X Y のオフセット値
* フックの高さ: 終端の下降線の長さ
* 線の太さ
* 線の種類: "接続" が既定値ですが、点線や破線も選べます。
オッターヴァ ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→オッターヴァ を選びます。
ここで、オッターヴァ (オクターブ線) のプロパティ既定値を設定できます。
* 数字のみ: このチェックを外すと、オッターバの数字の後にの "va" か "vb" が表示されます。
* 上位置/下位置: X Y のオフセット値
* 上側/下側フックの高さ: 終端の下降線の長さ
* 線の太さ
* 線の種類: "接続" が既定値ですが、点線や破線も選べます。
ペダル ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→ペダル を選びます。
ここで ペダル 線 のプロパティ既定値を設定できます:
* 配置: 譜表の上か下
* 上位置/下位置: X Y のオフセット値
* 線の太さ:
* 線の種類: "接続" が既定値ですが、点線や破線も選べます。
トリル ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→トリル を選びます。
ここでトリル 線 のプロパティ既定値を設定できます:
* 配置: 譜表の上か下
* 上位置/下位置: X Y のオフセット値
ビブラート ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→ビブラート を選びます。
ここでビブラート 線 のプロパティ既定値を設定できます:
* 配置: 譜表の上か下
* 上位置/下位置: X Y のオフセット値
ベンド ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→ベンド を選びます。
ここで ベンド のプロパティ既定値を設定できます。
テキストライン ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→テキストライン を選びます。
このダイアログで テキストライン のプロパティ既定値を設定できます:
* 配置: 譜表の上か下
* 上位置/下位置: X Y のオフセット値
アーティキュレーション、装飾記号 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→アーティキュレーション、装飾記号 を選びます。
このダイアログで、アーティキュレーションと装飾記号 のプロパティ既定値を設定できます。
フェルマータ ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→フェルマータ を選びます。
このダイアログで、フェルマータ の位置の既定値を設定できます。
譜表テキスト ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→譜表テキスト を選びます。
このダイアログで、譜表テキスト のプロパティ既定値を設定できます。
テンポテキスト ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→テンポテキスト を選びます。
このダイアログで、テンポテキスト のプロパティ既定値を設定できます。
歌詞 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→歌詞 を選びます。
歌詞のテキスト
* 配置: 譜表に対する歌詞の行の位置; 上か下
* 上位置/下位置: 配置の X Y オフセット値
* 行の高さ: 歌詞行間の距離
* 最小の上余白: 歌詞の行とそれに関連する譜表との間の最小距離
* 最小の下余白: 歌詞の行と次の譜表との間の最小距離
* 最小の距離: 歌詞の音節感の最小距離
* 歌詞の数字を揃える:
歌詞ダッシュ
* 最小のダッシュ長さ: 音節間ダッシュの最小長さ
* 最大のダッシュ長さ: 音節間ダッシュの最大長さ
* ダッシュの最大距離: ダッシュ間の最大距離。この値を小さく・大きくすると、音節間のダッシュを増やす・減らすことができます。
* ダッシュの太さ: ダッシュの縦方向の太さ
* ダッシュ パッド:
* ダッシュ Y 位置: ダッシュの垂直位置に反映
* 常にダッシュを表示する: これをチェックすると、音節間のダッシュが常に表示されます。
歌詞メリスマ
* メリスマの太さ: メリスマ の縦方向の太さ
* メリスマパッド:
* 整列:
メリスマ もご参照ください。
強弱記号 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→強弱記号 を選びます。
このダイアログで、強弱記号 の位置と自動配置のプロパティ既定値を設定できます。
リハーサルマーク ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→リハーサルマーク を選びます。
このダイアログで、リハーサルマーク の位置と自動配置のプロパティ既定値を設定できます。
通奏低音 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→通奏低音 を選びます。
このダイアログで、通奏低音 のフォント、位置、位置合わせ、スタイルのプロパティ既定値を設定できます。
コード記号 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→コード記号 を選びます。
このダイアログで、 コード記号: の位置と自動配置のプロパティ既定値を設定できます。:
表示:
* コード記号スタイルの選択ー標準、ジャズ、ユーザー定義
音符のスペル:
* コード記号の記載と自動太文字についての方法を選択
配置:
* フレットボードダイアグラムまでの間隔: 一つの譜表の同じ位置に適用されたコード記号とフレットボードダイアグラムの間隔 (sp 単位)。負の数を入力すれば、フレットボードダイアグラムから下にコード記号が配置されます。
* 最小のコードの間隔: コード記号間の最小間隔
* 縦線の距離の最大値: 一つの小節の最後のコード記号と次の縦線との間隙。スコアで、小節最後の記号と次の小節の最初の記号がしょっちゅう重なる場合にだけ、この値を調整するのが良いでしょう。
カポ:
* カポのフレット位置: カポのフレット位置を入力すれば、そのスコアの全てのコード記号について、カポによる代替コードが表示されます。
フレットボードダイアグラム ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→フレットボードダイアグラム を選びます。
このセクションで フレットボードダイアグラム のフォーマットと位置を調整することができます。
テキストスタイル ダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→テキストスタイル を選びます。
このダイアログで、全ての テキストスタイルのフォーマットを設定できます。個別のテキストスタイルは インスペクタ を使って設定できます。
スタイル ダイアログで行った変更は即座にスコアに適用されますが、キャンセル か Esc を押しダイアログを抜ければ、いつでも取り消すことができます。 OK か Return を押すとその変更はスコアに保存され、ダイアログが閉じます。
ある楽器の パート にフォーマットの調整を行った場合、全要素に適用 ボタンを押すと、そのスコアの全てのパートに変更が適用されます。
ページの設定 をご参照ください。
このツールは 譜表の折り返し をそのスコア全体、あるいはパート譜に、追加/削除します。
メニューから フォーマット→譜表の折り返しを追加/削除… を選ぶと次のダイアログが表示されます。
次のいずれかを選びます。
選択した小節内の音符の水平方の間隔を、広く・狭く・リセット、します。
間隔をリセットして既定値の 1sp にするには:
小節の操作: 小節幅の伸縮 もご参照ください。その方法で、より細かく伸縮を設定することができます。
テキストスタイルの 全て を既定値にリセットするには、:
連桁を、拍子に応じて定義されたモードにリセットするには:
また 連桁 もご参照ください。
この 形と位置をリセット のコマンドは、選択したスコアの要素について、その位置、符幹の方向、スラーやタイなどの形をリセットします。適用するには:
1つのスコアのスタイル設定の全て (スタイル全般の設定、 テキストスタイル と ページの設定 の全部) を簡単に移動するのに、スタイルの読み込み/保存 を使います。
カスタマイズ・スタイルを 読み込む には:
1. メニューから フォーマット→スタイルの読み込み... を選び、
2. スタイルファイル (.mss) を選んで 開く をクリックするか、そのファイルをダブルクリックします。
作業しているスコアのスタイルは全て自動的に変更されます。
カスタマイズ・スタイルを 保存 するには:
1. メニューから フォーマット→スタイルの保存... を選び、
2. その スタイルファイル に名をつけて保存します。(保存フォルダーの既定値は 環境設定 で設定します。) スタイルは *.mss
の拡張子で保存されます。
注: スコアとパート譜それぞれに好みのスタイルを、MuseScore の環境設定の スコア セクションで指定できます。
小節 のダイアログを開くには、メニューから フォーマット→スタイル...→小節 を選びます。
それを使えば、小節の中の各アイテムの間隔を調整できます。
小節のスタイル のプロパティを変更すると、MuseScore は自動的に音符・休符の間隔を記譜実務的に最適になるよう調整します。また、運指・強弱記号・線など音符・休符に付随する各種の要素を適切に再配置します。
小節幅と音符間隔に関連するプロパティは、全て 最小値 です。ページ余白 を維持する必要に応じて、小節は自動的に伸ばされます。
以下全てのプロパティでは、sp と略される基本単位の 譜線間隔 を用いています。その詳細については、ページ設定: スケール をご参照ください。
小節の最小幅: 小節の水平長さの最小値を設定します。例えば全音符や全休符だけといったような内容がごく少ない小節の場合、小節はこの最小幅まで縮まります。
スペース (1=狭い): 音符・休符の後ろのスペースを伸縮します。この設定は、音符間だけではなくその小節の最後の音符と終わりの縦線との間隔にも反映されます。小節の 始まり と最初の音符・休符の間隔については、下の 音符の左余白 をご参照ください。
音符の左余白: 小節の始まりの縦線と、最初の音符との距離を設定します。
縦線と装飾音符の距離: 小節の始まりの縦線と最初の音符の前に位置する装飾音符との距離を設定します。("音符の左余白" 設定とは別の設定です)
縦線と臨時記号の距離: 小節の始まりの縦線と最初の音符の前に位置する臨時記号との距離を設定します。("音符の左余白" 設定とは別の設定です)
音符と縦線の距離: 小節の最後の音符・休符とそれに続く縦線との距離を設定します。
最小音符間隔: 各音符に続く空白の最小値を設定します。(他の要因により、それより多い 間隔が割り当てられる場合があります。)
音部記号の左余白: 段の始まりと音部記号との距離を設定します。(このオプションを利用することは稀でしょう。)
調号の左余白: 小節の始まりと調号との距離を設定します。
拍子記号の左余白: 小節の始まりと拍子記号 (その間に調号が無い場合) との距離を設定します。
拍子記号と縦線の距離: 追加
音部記号/調号の右余白: 譜表途中の音部記号や調号とそれに続く音符・休符との距離を設定します。
音部記号と縦線の距離: 縦線とその前で変更となる音部記号との距離を設定します。
音部記号と調号の距離: 音部記号とそれに続く調号との距離を設定します。
音部記号と拍子記号の距離: 音部記号とそれに続く拍子記号 (その間に調号が無い場合) との距離を設定します。
調号と拍子記号の距離: 調号とそれに続く拍子記号との距離を設定します。
調号と縦線の距離: 追加
段ヘッダーの距離: 段の始めの音部記号あるいは調号と最初の音符・休符との距離を設定します。
拍子記号のある段ヘッダーの距離: 段の始めの拍子記号と最初の音符・休符との距離を設定します。
長休符の余白: 長休符 とその前後の縦線との距離を設定します。
譜線の太さ: 譜線の太さを設定します。印刷で視認性を良くしたい場合、譜線がより太く濃い色になります。
注: フォーマット→間隔 → 間隔を広く/狭くする を使って 伸縮 した小節個別の設定は、それに応じた算定が、全体の スペース 設定の後に行われます。
ページの設定 では、ページサイズ・ページ余白・スケール など、スコア全体の大きさを調整することができます。フォーマット→スタイル… と並び、MuseScore におけるレイアウト関連の主要ツールの一つです。
ページの設定 ダイアログを開くには、メニューから フォーマット → ページの設定.... を選びます。
ここで用紙を、例えばレターサイズやA4などの標準から選ぶか、あるいはラジオボタンで mm か inch を選んで高さと幅を指定します。初期設定のページサイズは国指定により異なり、日本では A4 が標準です。
楽譜を「縦」 か「横」にするかもラジオボタンで選べます。「両面印刷」を選べば本のように左右ページのの余白が偶数・奇数ページで反転する設定になります。下記 ご参照ください。
奇数ページの余白 と 偶数ページの余白 の設定で、印刷領域を指定できます。楽譜周囲の余白の設定に関連し、例えばヘッダー・フッターの位置は、その余白を基に算定されます。
"ページサイズ”の下の方にある "両面印刷" を選ぶと、対になる奇数・偶数ページに異なった余白を設定できます。"両面印刷" のチェックを外せば単一の余白設定が全ページに適用されます。
印刷ではなく画面上でスコアのページ余白を表示するには、表示→ページ余白の表示 を選びます。。
スケール プロパティでスコアのサイズを伸縮できます。
MuseScore では例えば符頭、符幹、臨時記号や音部記号などスコアの要素の大きさを、譜表のスペース (省略記号 sp) と呼ぶ尺度で規定しています( Glossary ご参照)。1 スペース (1sp) は、譜表の2本の線の間の距離、あるいは 5 線の幅の4分の1 です。
"譜表のスペース" 設定を変更すると、すべてのスコア要素がそれに応じ、適切な配置が維持されます。例外は テキスト で、"スケール" の設定に関わらない 絶対値 での設定です。
注: "スケール" を変更しても、1ページ当たりの段数が常に変わるわけではありません。段の間隔は、"最小段間隔" と "最大段間隔" の間でのみ変化するためです。(フォーマット→スタイル...→ページ をご参照ください。)
表示をインチ、ミリメートルのどちらかにするかを選べます。
そのスコアの最初のページのページ番号を設定します。1 より小さいページ番号は表示/印刷されません。例えば "最初のページ番号" を -1 とすると、第1ページ (ページ番号 -1)と第2ページ (ページ番号 0) にはページ番号は表示されず、ページ番号 1 は第3ページに表示されます。
全要素に適用 ボタンは、メインスコアではなく パート譜 を変更した場合に利用できます (詳細は パート譜の抽出 をご参照ください)。1つのパート譜でページ設定を変更し他全てのパート譜を同じ設定にしたい場合、このボタンを使えば全パート譜を一挙に変更できます。
区切りとスペーサー パレット には、印刷では非表示となる次の記号があります。
最初の3つの記号は 区切り で、縦の線は スペーサー です。
区切り は小節あるいは フレーム に適用でき、次の3つの種類があります。
注: (1) 区切りは画面で見えますが、印刷では表示されません。(2) スコアの全体あるいは一部に譜表の折り返しを加える(削除する)ことについては、譜表の折り返しを追加/削除 をご参照ください。(3) 小節を分けることについては、 小節の操作: 小節の分割 をご参照ください。
区切りを加えるには、(1)キーボードショートカット か、あるいは (2) パレット の 区切り 記号を使います。
譜表の折り返し か ページ区切り を加えるには、
1. 次のいずれか1つを選択します。
* 縦線
* 小節
* 符頭
* 譜表に付随したテキスト要素 (例:歌詞の音節、コード記号、譜表テキストなど)
* ある範囲の小節 (このオプションを選ぶと、選択範囲の前と後ろに区切りが加えられます。)
2. 次のどちらかの方法を使います。
* 譜表の折り返し: ↵ を押します(トグルスイッチです) 。
* ページ区切り: Ctrl+↵ (Mac: Cmd+↵) を押します(トグルスイッチです) 。
ワークスペースの パレット からどの記号でも加えることができます。
1. 次のいずれか1つを選択します。
* 縦線
* 小節
* 符頭
* 譜表に付随したテキスト要素 (例:歌詞の音節、コード記号、譜表テキストなど)
* ある範囲の小節 (このオプションを選ぶと、選択範囲の前と後ろに区切りが加えられます。)
2. パレットの区切り記号をクリック(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)します (トグルスイッチです)。
フレーム に区切りを加えるには、次のどちらかの方法を使います。
* 区切り記号をパレットからフレームにドラグします。
* フレーム を選択し、パレットの区切り記号をクリック(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)します。
次の方法を使います。
譜表の折り返しを追加/削除 もご参照ください。
必要に応じて区切りの位置を変えることができます。その区切り記号で 編集モード に入り、コンピューターのキーボードの矢印キーを使います。(テキストオブジェクトの位置を調整 をご参照ください。)
セクション区切り は、その名の通り、同じスコアの中で別のセクションを作成するために使います。譜表の折り返し と同じように、その次の小節あるいはフレームを新たな段で始めることになり、必要なら ページ区切り を併用することもできます。セクション区切りは、例えば楽章を分けるといった場合に利用できます。
スコアの中で、各セクションはそれぞれ独立した小節番号で始まります。セクションの最初の小節の番号は1という初期設定で始まりますが(次の図をご参照)、スコアと同じく、第1小節の番号は画面表示されないようになっており、小節のプロパティ のダイアログでその設定を変えることができます。そのダイアログでは小節番号に関する他の要素も設定できます。
新しいセクションの最初で拍子記号あるいは調号を変えても、前節最後の小節の終わりに "慣例の記号" は表示されません。次の例を参照ください。
スコアを再生する際、プログラムは各セクションの間に短いポーズを加えます。また、一つのセクションで最初の 反復終了の縦線 に達すると、再生カーソルはそのセクションの最初に戻ります。反復開始の縦線 の設定は任意です。
3.4 以降のバージョンでは、セクション区切りを選択すると、インスペクタ の中で次のプロパティを調整できます。
* 一時停止: そのセクション終わった後の停止長さを秒で指定
* 楽器名を省略せず新しいセクションを開始(チェックボックス)
* 小節番号をリセットして新しいセクションを開始(チェックボックス)
* 新しいセクションの最初の段をインデントして開始(ver 3.6 から、チェックボックス)
3.4 より前のバージョンでは、セクション区切りを右クリックして セクション区切りのプロパティ... を選択することで、同じプロパティにアクセスできます。
次の3種類の スペーサー があります:
* 譜表スペーサー(下): 下向き矢印で、下の譜表との間隔を増やします。高さの最小値を設定できます。それはレイアウトの変更によって必要となれば自動的に増加しますが減少することはありません。
* 譜表スペーサー(上): 上向き矢印で、上の譜表との間隔を増やします。高さの最小値を設定できます。それはレイアウトの変更によって必要となれば自動的に増加しますが減少することはありません。
* 譜表スペーサー固定: 英語大文字の "I" に似ています。下の譜表との間隔を固定します。ユーザーが設定した間隔は常に維持され他の自動設定の影響をうけません。その1箇所に限って、スタイルや自動配置の設定を無視したい場合に使えます。
注: (1) スペーサーはその場のみの限定です。スコアの全体に渡って譜表の間隔を調整したい場合には、 フォーマット → スタイル... → ページ で行います。スペーサーはフレームには適用できません。
フレーム は、スコアに空白の領域、テキストや図を入れたりする四角い入れ物です。次の3つのタイプがあります。
水平フレーム は段に区切りを作るために使います。例えば:
下の フレームの作成 をご参照ください。
次のどちらかの方法で行います。
* そのフレームをクリックし(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)、表示されたハンドルを左右にドラグする。
* そのフレームを選択し、インスペクタ の "幅" で調整する。
テキストを加えるには: そのフレームを右クリックし、メニューから 追加 → テキスト を選びます。
図を加えるには: そのフレームを右クリックし、追加 → 画像 を選びます。
垂直フレーム は段の上に挿入したり、最後の段の次に追加することができます。そこに複数のテキストや図を入れることができます。高さは調節でき、幅は段の幅と同じになります。
次の例のように利用できます。
* スコアの冒頭に領域を設け、タイトル/サブタイトル/作曲者/作詞者などのテキストを記載する。(下の例をご参照ください)
* スコアの最後に一つあるいは複数の覧を設けて歌詞テキストを加える。
* タイトルのページを設ける。
* 段の間にサブタイトルなどの記載を加える。
下の フレームの作成 をご参照ください。
次のどちらかの方法を使います。
* そのフレームをクリック(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)し、表示されたハンドルを上下にドラグする。
* そのフレームを選択し、インスペクタ の "高さ" で調整する。
垂直フレームを選択すると、その各種パラメーターをインスペクタで調整することができます。
上外側余白: フレームとその上側の要素との間隔を調整します。
下外側余白: フレームとその下側の要素との間隔を調整します。
高さ: フレームの高さを調整します。
左余白: テキストオブジェクトの左の揃えを右に移動します。
右余白: テキストオブジェクトの右の揃えを左に移動します。
上余白: テキストオブジェクトの上の揃えを下に移動します。(併せ、フォーマット → スタイル... → ページ もご参照ください。)
下余白: テキストオブジェクトの下の揃えを上に移動します。(併せ、フォーマット → スタイル... → ページ もご参照ください。)
テキストを加えるには: そのフレームを右クリックして 追加 から "テキスト" を選びます。
画像を加えるには: そのフレームを右クリックして 追加 から "画像" を選びます。
一つのフレームの中にはいくつでもオブジェクトを作成できます。それぞれの位置はそれぞれをドラグすれば個別に調整でき、より正確な調整にはインスペクタでオフセット値を変更します。テキスト要素の編集については、テキスト編集 や テキストスタイルとプロパティ をご参照ください。
水平フレーム は自動的に 左揃え となり、その垂直フレーム全体を占めます。
右揃えにするには:
1. 水平フレームの 幅 を小さくし、
2. その水平フレームの選択を解除した後、右にドラグします。
左揃えに戻すには、そのフレームを左にドラグします。
スコアを新たに作成するとその冒頭に垂直フレームが自動的に作成され、ニュースコア・ウィザード の第1ページに記載されているタイトル、サブタイトル、作曲者、作詞者などを、記載できるようになっています。
冒頭位置に垂直フレームがない場合には、次のようにして作ります:
1. メニューから 追加 → テキスト → タイトル/サブタイトル/作曲者/作詞者 と進み;
2. 要するテキストをタイプし;
3. Esc を押すか、空白場所をクリックして、抜けます。
テキストフレームは、見た目は垂直フレームと同じですが、テキスト入力に特化しています。1つのフレームに入力できるのは1つのテキスト要素のみです。高さは内容に応じて自動的に伸びるので、高さを調節するハンドルはありません。
テキストフレームは次の例のように使います。
* スコアの後に歌詞テキストを作る。
* 段の間にサブタイトルや他の記載を設ける。
下の フレームの作製 をご参照ください。
テキストフレームを選択すると、インスペクタで各プロパティを調整することができます。
上外側余白: フレームとその上側の要素との距離
下外側余白: フレームとその下側の要素との距離
左余白: 左の揃えのテキストオブジェクトを右に移動
右余白: 右の揃えのテキストオブジェクトを左に移動
上余白: 上の揃えのテキストオブジェクトを下に移動
下余白: 下の揃えのテキストオブジェクトを上に移動
メニューから:
1. 小節を 選択 し、
2. メニューから 追加 → フレーム → 水平フレームの挿入/垂直フレームの挿入/テキストフレームの挿入 を選びます。
小節から:
1. 小節を右クリックし;
2. 追加 → 水平フレームの挿入/垂直フレームの挿入/テキストフレームの挿入 を選びます。
次のいずれかを使います。
小節に対するのと同様、譜表・ページ・セクション 区切り をフレームにも適用できます。次のどちらかの方法を使います:
イメージ(画像) を使ってスコアを描いたり、標準の パレット には無い記号を加えたりできます。MuseScore は次のフォーマットをサポートしています。
* PNG (.png)
* JPEG (.jpg と .jpeg)
* SVG (.svg) (現在、MuseScore は SVG の影付き、ぼかし、切り抜き、マスキングをサポートしていません。)
次のどちらかの方法を使います。
* MuseScore の外にあるイメージファイルを、フレーム の中やスコアの小節・音符・休符にドラグ・アンド・ドロップします。
* フレームを右クリックして 追加→画像 を選び、ファイル選択のウィンドウからイメージを拾い上げます。
スコアに加えられた画像は必要に応じて他のスコア要素と同様にパレットに追加できます。
イメージの幅や高さを編集するには、それをクリック(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)し、示されたハンドルをドラグします。幅か高さだけを調整したい場合には、インスペクタ の "縦横比固定" のチェックを予め外しておきます。
イメージの位置の調整は、それをドラグします。
MuseScore の イメージキャプチャ は、表示されているスコアのどんな部分でもイメージとして保存できるように用意されています。PNG、PDF、SVG フォーマットに対応しています。
保存形式は PNG (既定値)、SVG、PDF を選べます。
SVGでの保存では、Musescore はpixel based dataではなく可能な限りline based vector graphics dataとします。vector graphics が良いのは、イメージを拡大したりズームインする際にボケたりギザギザしたりしない点です。
選択枠を右クリックすると、イメージキャプチャ メニューが開きます。(Mac: Ctrl + click, or 2-finger-tap):
要素を選んでドラグする際:
スナップ・ツー・グリッド は、きっちりした位置決めに役立つよう、一定間隔で要素をドラグする機能です.
スナップ・ツー・グリッドをするには、要素を選択し、インスペクタ のオフセット X (水平)・Y (垂直) の右にあるグリッドボタンを押します。これで グリッドスペース 毎にドラグできます。グリッドスペースの既定値は 0.5 sp です。
グリッドスペース を変更するには:
1. インスペクタのグリッドボタンを右クリックし、表示されるメニューで グリッドの設定 を選び、
2. 水平グリッドと垂直グリッドのスペースを設定します。分数で設定する点、ご留意ください。
MuseScore は MIDI ファイル (.mid/.midi/.kar) をインポートし、楽譜に変換できます。
画面の下に MIDI インポートパネル が現れ、そのウィンドウの境界をドラッグすれば、広げられます。
音符・休符のあるものに限り、全トラックを表示し、変換に影響するパラメーターを調整できます。複数のトラックがある場合、一番上にもう一つのトラックが加えられ、全トラックを一括して選択できます。
既定値に基づく変換を受け入れるには: インポートパネルの左肩にある "X" 記号を押し、パネルを閉じます。作業中に再び開くには、いつでもドキュメントウィンドウの下にある MIDIインポートパネルを表示する を押します。
ファイルを再度インポートするには: インポートパネルで望みのパラメーターを調整し( 下記ご参照)、 適用 を押します。インポートパネルに変更を加えたが元に戻したい場合、取り消し を押します。インポートパネルを閉じるにはパネルの左肩にある "X" 記号を押します。
一時的に生成されたスコアに変更を加えた後に再度インポートを行うと、MuseScore はその変更を加えたスコアをどのように取り扱うか、どこかに保存するか、廃棄するか、取り消すかを、を聞いてきます。
保存 を選べば元の MIDI ファイルに変更を加えることなく、MuseScore ファイルとしてパソコンの \bin ディレクトリに保存します。その後にオリジナルの MIDI ファイルを再度インポートし、インポートパネルの設定を適用します。インポートパネルの設定は、保存したファイルには適用されていません。
廃棄 を選ぶと MuseScore ファイルでの変更を基に戻して元の MIDI ファイルを再度インポートし、新しい設定を適用します。
取り消し を選ぶと最初のタブに元の MIDI ファイルを再度インポートしてインポートパネル設定を全て適用し、その後に変更を加えたスコア用にインポートパネルの設定を適用することなく新たなタブを設けます。2つ目のタブは、保存を押してからそのh損したファイルを開くのと同じです。なので、変更を加えたスコアにインポートパネル設定を適用することができません。最初にインポートパネル設定を適用し、変更の全てをスコアに加えた後に標準の保存 コマンドをつかって保存します。
MIDI インポートパネルで マウスホイールをスクロールすると: 上下スクロールするのが既定値です。左右スクロールするには、Shift か Ctrl を押したままホイールを使います。
毎に利用可能な操作を表示します。これらの設定をトラック単位で変更しデータを再インポートすることができます。一番上の “適用” ボタンで変更を即座に有効にできます。 "キャンセル" ボタンは、保存していない変更を直ちに取り消します。
Shift+Wheel あるいは Ctrl+Wheel を使ってトラックオプションを水平スクロールできます。; 垂直スクロールに Shift や Ctrl は要りません。
でも実際の升目のサイズは弾力的であり短い長さの音符の時は升目を小さくしますから、各音符の数値は異なります。ですがクアンタイズ値には最大値があり、それをユーザーが "最大クオンタイズ" として設定します。
例えば、長い音符、仮に2分音符で最大クオンタイズが8分音符であるなら、その音符は2分音符ではなく8分音符の升目、あるいはアルゴリズムによっては4分音符の升目、でクオンタイズされます。そういったクオンタイズがスコアの全ての音符に対して行われます。
importmidi_clef.cpp
) のアルゴリズムにバグがあると報告できます。)このオプションはドラム以外のトラックに限り利用できます。To setup a transposing instrument, visit Staff / Part properties instead.
The default tuning is equal temperament (12-EDO/12-TET), and the default concert pitch setting is A4 = 440Hz. Concert pitch is configurable in synthesizer.
MuseScore supports tuning systems such as Just intonation, Pythagorean tuning, and Scordatura etc. indirectly, see create desired playback below.
Default notation uses 7 accidentals: b (flat), ♮ (natural), # (sharp), x (double sharp), bb (double flat), #x (triple sharp), bbb (triple flat), see source code.
You can add these 7 accidentals using any of the following:
See the main chapter Accidentals for more information.
MuseScore supports microtonal notation systems such as Helmstolk Ellis notation, Johnston notation etc., so that tuning systems such as Just intonation, Pythagorean tuning etc can be notated precisely. MuseScore development focuses on engraving support, rather than playback support, see create desired playback below.
Professional glyphs of some SMuFL (Wikipedia) symbols are shipped with Musescore, add them by using any of the following:
Note: Adding symbols other than the 7 accidentals used in the default notation system may damage compatibility with plugins such as Chord Identifier (Pop Jazz), because of the implicit change explained in microtonal playback below.
To create desired playback for a custom tuning or notation system, use one of the following methods:
With some tweaking, you can create desired playback on a whole score or a phrase to:
To create the desired playback, use:
Direct playback of microtonal notation is not supported, create desired playback by using:
Points to consider when adjusting Tuning property.
Alternatively, use a software in microtonal composition and playback such as Mus2, see a list on Xenharmonic Wiki.
Tuning, Temperament, Intonation, Notation, EDO (Equal Division of the Octave), TET (Tone Equal Temperament), HEJI (Helmholtz-Ellis Just Intonation), HEWM (Helmholtz-Ellis-Wolf-Monzo), Sagittal notation system, Stein, Dicot, Porcupine, Meantone, Superpyth, Well-tempered.
アルバムの機能は 3.x では無効で、4.x (x > 0!) で復活する予定です。
アルバムマネージャは複数のスコアを一覧表として用意し、その一覧表をアルバムファイル ("*.album") として保存することができ、全てのスコアを連続したページ番号で一挙に印刷したり、複数のスコアを新しく一つの MSCZ スコアに結合することもできます。練習帳を準備したり、複数の楽章のオーケストラ譜を繋いだりする際に理想的です。
アルバムマネージャーを開くには、メニューを ファイル → アルバム... と進みます。
新しくアルバムを作成するには、 新規 ボタンを押し、 上部にある "アルバム名:" のボックスにタイトルを記入します。
スコアをアルバムに追加するには、スコアの追加 をクリックします。ファイル選択のダイアログが現れるので、収録しているファイルから1つあるいは複数のスコアを選び、開 をクリックします。
追加したスコアがアルバムマネージャーの一覧表に表示されます。 並び順を変えるには、変えたいスコアを選択し↑ か ↓ のボタンをクリックします。
以前作成したアルバムは、アルバムマネージャーで 読み込み ボタンをクリックして開きます。ファイル選択のダイアログが表示されるので、収録しているファイルから .album のファイルを読み込みます。
アルバムをあたかも単一の書類として印刷するには、印刷 をクリックします。アルバムマネージャーに読み込まれたスコアは、その並び順に連続したページ番号で印刷されます。レイアウト → ページ設定... → 最初のページ番号 は最初のスコアでのみ有効です。 アルバムは一回の印刷として実行され、両面印刷も設定通りに機能します。
複数のスコアを一つの .mscz ファイルに結合するには、スコアの結合 をクリックします。スコアは並び順に従って結合され、一つのスコアとなります。 各スコアの最後の小節には、未だ設定されていないのであれば、譜表の折り返し と セクション区切り が加えられ、各々のスコアに フレーム が加えられます。
一番目のスコアのスタイル設定の全てが用いられ、続くスコアでの異なるスタイル設定は無視されます。
スコアの結合が正しく機能するには、全てのスコアは同じパート数と譜表数でなくてはならず、同じ楽器が同じ順になっているのが理想です。楽器全部の数は同じでも種類が同じではなかったり並び順が違うといった場合には、最初のスコアの楽器名がその後のスコアにも適用されます。最初のスコアより楽器の数が少ない場合、空の譜表で埋められます。最初のスコアには無いパートや譜表は、結合後のスコアでは失われています。
閉じる ボタンをクリックすると、そのアルバムを .album ファイルとして保存するように促されます。このファイルは スコアの結合 とは異なり、単にスコアの一覧表が入っているのです。 アルバムファイルをアルバムマネージャーに読み込む方法は、上 に記載した通りです。
スコアのプロパティ ダイアログには、"workTitle"、"Composer"、"Copyright" など、スコアのメタタグが収められています。そのダイアログを表示するには:
1. 対象のスコアか楽器のパート譜のタグが選ばれていることを確かめ、
2. メニューから ファイル → スコアのプロパティ を選びます。
メタタグのあるものは 新しいスコアのウィザード を使ってスコアを作成する時点で自動的に生成され、そうでないものはその後に追加できます。必要に応じて、メタタグをヘッダー・フッターに持ち込むこともできます。下記ご参照
どのスコアでも スコアプロパティ に次のフィールドが表示されます。
ヘッダーやフッターで表示するメタタグを複数行のテキストにしたい場合、まずテキスト・エディター(例えばWindowsではNotepad、MacではTextEdit、LinuxではNano)を使ってその複数行のテキストを記述し、そのテキストを関連するメタタグのマスにコピー・アンド・ペーストします。copyright のメタタグを例にすると、次のように:
Words: © 2000 The Archbishops' Council. Used with permission.
Music: © 2006, 2021 The Royal School of Church Music. All Rights Reserved.
"新しいスコアのウィザード" を使って 章のタイトル をタイトルとして作成すると workTitle にそう記録されますが、その後に引き続いてスコアを作成し、スコアのプロパティのダイアログでその情報を修正することは良く行われます。
各 パート譜 にはその作成時点で次のメタタグが付されます。
* partName: パート作成時で付されたパート名(一番上の垂直フレーム内のパート名の文字列としても使われます。後になされる一方への変更は他方には反映されないことにご留意ください。)
スコア・パート譜のヘッダーやフッターにメタタグの内容を表示するには:
1. 対象のスコアか楽器のパート譜のタグが選ばれていることを確かめて、
2. メニューから フォーマット → スタイル... → ヘッダー、フッター を選びます。
マウスをヘッダー・フッターテキスト領域に位置させると、マクロの一覧表が表示され、その意味、存在するメタタグとその内容を表示します。
この一覧表のなかで、$I と$i は パート譜 でのみ利用できます。スコアプロパティの partName はその項でだけ定義されるものだからです。ただし、メインのスコアプロパティに手動で加えた場合を除きます。この表には表されていませんが、$:partName: meta tag. というメタタグも利用できます。
また、$v と $r は MuseScore 3.6 で初めて利用できるようになりました。
3. 例えば $:workTitle: のタグ(始めと終わりのコロンにご注意)と $M のマクロ(こちらはコロン無しです)を適切なボックスに加え、
4. OK ボタンを押して、スコア上でヘッダー・フッターがどのように表示されるか見てください。必要なら、ダイアログで修正しましょう。
5. パート譜が有効であれば、全パート譜に適用 ボタンを押せば、その設定はそのスコアの全パート譜に適用されます。
5. OK ボタンをクリックしてヘッダー・フッターを適用し、ダイアログを抜けます。
スコア比較ツール を使えば、一つのスコアの2つのバージョンの差異を見ることができます。
スコア比較ツールを開くには:
メニューから 表示→スコア比較ツール を選びます。
スコアの下にダイアログが開き、次の3つのセクションが表示されます。
スコアを選ぶのが第1ステップです。"スコア1" の右にあるボックスを使い、その時点で開いているスコアから選ぶか、あるいは 閲覧 ボタンをクリックしてファイルエクスプローラーを開き、ディスクからスコアを選びます。第2のステップは、その右のボックスで、スコア1が "現在の版" か "最後に保存した版" かを選びます。"スコア2" はスコア1と同じに設定されていますが、開いているのであれば別のスコアを選ぶこともできます。
スコアと版を選んだら、比較する ボタンを押し、比較を始めます。
"インテリジェント" 比較が 差モード の規定値で、2つのスコアの差異を、例えば: E4 から B3 に変更された 小節3: 音符: プロパティ pitch のように、人が読める形で表示します。XML code での結果表示としたい場合にには 差モード を "行" に変えます。
比較する を押すと差異の一覧が右側に表示され、スコアは自動的に重なった表示となります。...の比較 セクションで、一覧中の差異の一つをダブルクリックすると2つのスコアは差異のある要素に自動的に動いてハイライト表示します。
スコア比較を終えるには、表示 メニューの "スコア比較ツール" 及び "楽譜を左右に表示する" の2つの設定をオフにします。
次の2つのスコアにはちょっとした違いがあります。
最後に保存した版:
現在の版:
比較の結果は、次のように:
タイムラインは2017年の Google Summer of Code の一部として開発され、MuseScore 3.0 で初めて導入されました。
タイムラインは、小節番号と楽器名の順でスコアの概要を表示する閲覧ツールです。
タイムラインの左上角にあり、メタ行の名称です。
タイムラインの左下角にあり、主グリッドの行の名称です。
タイムラインの右上角にあり、そのスコアのメタ値です。
タイムラインの右下角にあり、複数の "セル" (スコア上の各譜表の各小節)があります。
メタとはスコア上の音符以外の要素であって、スコアにとって重要なもの(テンポ、拍子記号、リハーサルマーク、調号、縦線、および、Jumps and Markers)です。
タイムラインの中で小節を選択するには、セルの上でマウスボタンを押します。選択したセルの周りは青色の四角で囲まれ、スコア上でも該当する小節が選択されます。スコアは選択された小節がある位置の表示になります。
主グリッドで、Shift を抑えながらマウスの左ボタンを押しドラグすると、選択の青い四角が現れます。マウスボタンを離す際、青い四角の中のセル全てが選択され、スコア上のそれら小節も選択されています。
セルの一つが既に選択されている状態で Shift を押したままタイムライン上の他のセルを選択すると、そのセルまで選択範囲が広がり、スコア上も同様です。
セルがまったく選択されていない状態で Ctrl を押したまま一つのセルを選択すると、その小節全体が選択されます。
Ctrl を押しながら主グリッドあるいはメタ行のどこかをクリックすれば、その時点での選択が全て解除されます。
タイムライン上でメタ値を選択するには、スコアの中で該当するメタ値を選択しておきます。
マウスホイールを上・下にスクロールすると、それに応じて下・上に主グリッドと楽器ラベルが動きます。メタラベルとメタ行は動きません。
Shift を押したままマウスホイールを上・下にスクロールすると、それに応じて左・右に主グリッドとメタ行が動きます。メタラベルと楽器ラベルは動きません。
Alt を押したままマウスホイールを上・下にスクロールすると、それに応じて左・右に主グリッドとメタ行が、Shift スクロールより早く動きます。メタラベルと楽器ラベルは動きません。
タイムラインの内容をドラグするには、マウスの左ボタンを押したまま動かします。
小節メタの隣にあるメタラベルのすべては、いろんな方法で再配置できます。メタラベルの一つの上にマウスカーソルを動かすと、小さな上・下矢印が現れます。上矢印の上でマウスの左ボタンをクリックすると、一つ上のメタラベルと入れ替わります。下矢印の上でマウスの左ボタンをクリックすると、一つ下のメタラベルと入れ替わります。
タイムライン上のメタ情報を全てそのままにしたままメタラベルを全て隠したい場合、小節メタの上にマウスを動かすと矢印が現れます。その "上" 矢印の上で左マウスボタンをクリックすると、その時点で見えていた行が消えて1行だけになり、そこにメタ値が寄り集まります。"下" 矢印の上でマウスの左ボタンをクリックすると、再びメタ行に広がります。
非表示であるかないかにかかわらず、タイムラインではすべての楽器が表示されます。この相互機能を開始するには、マウスカーソルを楽器ラベルの上に移動します。そのラベルの右端に小さな "目" が表示され、スコア上でその楽器が表示の状態であれば目は開いていて、非表示なら閉じています。その目は表示・非表示のトグルスイッチで、マウスの左ボタンでクリックします。
スコアをズームイン、ズームアウトするには Ctrl を押したままマウスホイールを上・下にスクロール (Mac: Cmd + scroll) します。
コンテキストメニューを表示するには、タイムラインの上を右クリックします。次の場所で3つのコンテキストメニューがあります。メタラベル、楽器ラベル、メタ行
メタラベルの上でマウスの右ボタンをクリックすると、対象となるメタラベルと "全て隠す" と "すべて表示する" の選択しが表示されます。メニューでの各メタラベルにはその隣にチェックボックスがあり、タイムラインで表示するかどうかを選べます。"全て隠す" を選べば小節メタ以外のメタラベルは全て非表示となります。"すべて表示する" を選べば全部のメタラベルが表示されます。
メタ行の上でマウスの右ボタンをクリックすると、メタラベルと同じコンテキストメニューが表示されます。
楽器ラベルの上でマウスの右ボタンをクリックすると、"楽器の編集" のコンテキストメニューが表示されます。それを選ぶと 編集>楽器... あるいはキーボードショートカット I を押すのと同じダイアログに導かれます。
役に立ついろいろなコマンドが ツール メニューにあります。
これを使うと 移調 ダイアログが開いて、楽譜を移調する各種のオプションが表示されます。
自動で移調 をご参照ください。
パートに分解 コマンドは、1つの譜表 のフレーズを選んで、次のように、重音を連続する音符あるいは声部分解します。
* そのフレーズが全て声部1にある場合、重音の1番高い音符は1番上の譜表に残し、低い音符は下の譜表に移動します。
* そのフレーズが複数の 声部 から成る場合、声部1の音符は1番上の譜表に残し、他の声部は下の譜表に移動します。分解して移動した音符はそれぞれの譜表で声部1になります。
スコア上の選択した部分を分解するには:
1. 元となる譜表の下に続く譜表が十分であることを確かめます。必要なら 楽器 ダイアログを使って、追加する譜表を作ります。
2. 次のどちらかのオプションを選びます。
* 「元の譜表」で小節の範囲を 選択 します。元の譜表に続いて十分な譜表があれば、全ての音符が分解されます。
* 「元の譜表」とそれに続く「分解先の譜表」と共に、小節の範囲を 選択 します。選択した譜表の数により、分解される音符/声部が制限されます。
3. メニューから ツール→分解 を選びます。
注: (1) 「元の譜表」で選択したものが全て声部1にある場合で、和音の音符の数が「分解先の譜表」の数を超える場合には、MuseScore は一番下の音符を切り捨てます。
(2) 元の譜表」で選択したものが全て声部1にある場合で、和音の音符の数が選択した譜表の数より少ない場合、すべての譜表に音符が配置されるよう音符が複製されます。
(3) 分解先の譜表に既に入力がなされている場合、上書きされます。
(4) 小節の部分のみが選択されている場合でも、その小節全体が選択されたものとしてパートの分解が行われます。
1つのパートに集結 コマンドは、"パートに分解" とは逆の働きです。
* 選択が 1つの譜表 であれば、声部1~4の全ての音符が声部1に集結します。
* 選択が 複数の譜表 であれば、2つめの譜表 の音符は一番上の譜表の次の声部にコピーされ、その次の譜表 の音符は一番上の譜表のその次の声部にコピーされます。
その譜表で選択した音符全てが声部1に表示さるはずです。
選択範囲の小節にある音符を、声部間で交換できます。声部の音符の交換 をご参照ください。
小節の分割・結合ができます。小節の操作: 分割と結合 をご参照ください。
このコマンドで、1つの要素あるいはある範囲の要素を、スコアから完全に削除します。
小節を削除するには(小節の一部分を含みます):
1. 連続する範囲の音符・休符、あるいは 連続した小節 を選択します。
2. 次のどちらかの方法を使います。
* Ctrl+Del (Mac: Cmd+Del) を押す。
* メニューから ツール→選択した範囲を削除 を選ぶ。
注: 選択範囲に小節の一部分がある場合、拍子記号 の表示より短い小節となります。
小節を結合
1. 縦線をクリック(選択)し、
2. 次のどちらかの方法を使います。
* Ctrl+Del (Mac: Cmd+Del) を押す。
* メニューから ツール→選択した範囲を削除 を選ぶ。
次の表は、 削除 と 選択した範囲を削除 コマンドを単一の要素に適用した場合の比較です。
選択した要素 | 削除の場合 | 選択した範囲を削除の場合 | |
---|---|---|---|
音符 | 休符に変わる | そのセクションがスコアから削除 | |
休符(声部 1) | 影響なし | そのセクションがスコアから削除 | |
休符(声部 2-4) | 休符が削除 | そのセクションがスコアから削除 | |
縦線 | 影響なし | 縦線が削除され小節が結合 | |
小節 | 内容が休符に変わる | 小節が削除 |
注: 音符を 挿入 すには、挿入 をご参照ください。
このコマンドは、選択範囲を一拍に一つのスラッシュで埋めます。
1. 1つあるいは複数の小節を 選択 し、
2. メニューから ツール→スラッシュで埋める を選びます。
小節が空であれば、その小節の中央の声部1にスラッシュが加えられます。
注: (1) 選択した小節に既に音符がある場合には、空の声部にスラッシュが加えられます。
(2) 声部2のスラッシュは、譜表の中央に表示され、 声部3でのスラッシュは譜表の上に小さく表示されます。 声部4のスラッシュは、譜表の下に小さく表示されます。
(3) 4つの声部全てに入力がある小節の場合には、声部1が上書きされます。
(4) スラッシュは全て移調・再生されない設定になっています。
このコマンドは、通常の音符表記とリズミックスラッシュ表記を切り替えます。
1. 音符・小節範囲を 選択 します (注: 特定の声部を排除したい場合には、選択フィルター を使います。)
2. メニューから ツール→リズミックスラッシュ表記 切り替え.
選択した音符の符頭は スラッシュ に代わり、移調・再生されません。
声部1・2でのスラッシュ符頭の音符は真ん中の譜線に位置し、声部3・4では小さく "アクセント" 表記で譜表の上・下に位置します。
パーカッション譜表 では、声部3と4の音符は、小さなスラッシュではなく小さな音符で譜表の上か下に表示されます。
その時点での調号に応じた臨時記号に補正します。臨時記号: 臨時記号の自動補正 をご参照ください。
このオプションで音符の タイ、長さと 連桁 を補正し、標準の表記に従って再グループ化します。例:
前:
後:
符点音符と長さが同じとなるタイで結ばれた音符は、次の2つの条件の下、付点音符に変わります。
(i) タイで結ばれた一連の音符の最後の音符だけが付点となる。複付点音符はこのオプションでは生成されない。
(ii) 連桁の全ての音符が同じ長さである場合を除き、付点音符は連桁を超えて広がることはない。
複付点の音符はこれらの方法に従って再グループ化されます。
適用するには:
1. 対象となるスコアのセクションを 選択 します。選択しない場合には、スコア全体が対象となります。
2. メニューから ツール→リズムの再グループ化 を選びます。
注: これは試験段階の機能で、既知のバグがあります。アーティキュレーションと装飾音符は削除され、臨時記号は補正される場合があります。縦線を超えるタイは UNDO で失われることがあります。
リハーサルマークの順が狂った場合、このコマンドで、数字/文字の リハーサルマーク を並べなおすことができます。詳細については リハーサルマークの自動再配置 をご参照ください。
このコマンドは、そのスコアのコピーを新しいタブで、繰り返し縦線を使わず繰り返し部分を全て記譜して作ります。
このコマンドは、そのスコアの全ての歌詞をクリップボードにコピーします。
* メニューから ツール→歌詞をクリップボードにコピー を選びます。
ドキュメントウィンドウの選択範囲のスナップショットを撮ります。PNG、PDF と SVG フォーマットがサポートされています。イメージキャプチャ をご参照ください。
スコアの最後にある空の小節を自動的に削除します。
MuseScore 声部の機能 と混同しないよう、また、Glossary: Part も参照ください。
パート譜 は、フルスコアを作成して印刷するだけでなく、そこから個々のプレーヤーのパートを生成することもできる MuseScore 機能です。 パート譜はレイアウトと書式スタイルの設定のみを含む独立したプロファイルであり、パート譜間で同じ楽譜データが使用されます。 1 つのパート譜を表示しているときに音符の音高などのデータを変更すると、他のパート譜の同じ場所に反映されます。
楽器を追加、複製、編集、または削除するには、代わりに 新しいスコアを作成: 楽器の順を変更 を参照してください。
パート譜は、メイン スコア内の特定の楽器譜表から、または譜表内の特定の 声部 からも作成できます。 これにより、スコア内の 1 つの譜表に複数のパート (フルート 1 と 2 など) を表示しながら、それらを別のパート譜として抽出することができます。
再生中に MuseScore がそのパート譜を "ソロ" (即ち他のパートは際せしない)指定しているのが見られるでしょう。これは "パート譜のみ再生" ボックスが既定値でチェックされていることによります。
パート譜を見ながら他の有効なトラック全てを鳴らしたい場合には、"パート譜のみ再生" のチェックを外します。加えて、ミキサーの ソロとミュートボタンを使えば、利用できるトラックを任意に合わせることができます。これを利用すれば、他のトラックを聴きながら、予め確かめてみたり、編集したり、パートの組み合わせを考えたりできて、便利です。
これが全てのパート譜を作成するの一番直接的な方法です。スコアにある各楽器に1対1で対応するパート譜が作られます。
全てのパート をクリックします (MuseScore 3.2-3.3.4 では 作成; MuseScore 3.2 より前のバージョンでは 全て新規)。パート譜は楽器名で名付けられ、同じ名前でスコアに記載されている場合には仕分けるために番号が付されます。
OK をクリックします。
パート譜にはドキュメントウィンドウの上にあるタブをクリックすれば、アクセスできます。
この方法では、全てを一挙にではなく、選択した楽器の対する 特定 のパート譜を作成できます。
更にパート譜を作成するには、それぞれについて (上) の1~3のステップを繰り返します。
これでパート譜の設定は終了です。総譜に楽器を加えたり削除したりしなければ、この手続きを再度行う必要はありません。
Once you have generated a part (or all parts), you can select any part at the top and use the controls at the bottom to control not only what instrument is in the part, but also which staves and voices within the instrument are included.
To add instruments to an existing part:
To remove instruments from an existing part:
To select the staves of an instrument to include in the part:
Note: If you select only voice 1 for a given staff, then only the content in voice 1 for that staff will be included in the part. Thus, in order to share flute 1 & 2 on the same staff, you will need to enter all notes onto both voices, even in passages where they share content. You also cannot enter the two parts as chords in the passages where they share rhythms.
これで、ファイル名は "<接頭辞>" + "-" + "<パート名>.<拡張子>" となります。加えて、PDF としてエクスポートすると、 "<接頭辞>" + "-Score_And_Parts.pdf" と言う名になります。
パート譜とスコアは "リンク" していて、一方の内容が変更されるともう一方にも影響しますが、レイアウトの変更は関係しません。 パート譜を作成すると、スコアとともに保存されます。(そのスコアを開くと、スコアと作成した各パート譜のタブが表示されます。)
でも、パート譜を個別に保存したい場合には、
1. そのパート譜が表示されている状態で、
2. メニューから ファイル → 名前を付けて保存... を選びます。
[ファイル] → [印刷] と進んで印刷のダイアログを開きます。
1. そのパート譜が表示されている状態で;
2. メニューから ファイル → 印刷 を選んで印刷のダイアログを開きます。
添付 | サイズ |
---|---|
Part_Creation5_en.png | 10.48 KB |
Part_Creation4_en.png | 11.28 KB |
Part_Creation3_en.png | 11.06 KB |
Part_Creation2_en.png | 10.36 KB |
Part_Creation1_en.png | 10.01 KB |
Parts-create-all_en.png | 18.89 KB |
Parts-create-voices_en.png | 19.64 KB |
Parts_create_All_Parts_en.png | 48.29 KB |
Parts_create_Single_Part_en.png | 51.83 KB |
MuseScoreは広範囲なファイルフォーマットでのインポート/エクスポートができるので、あなたのニーズに合うファイルフォーマットでスコアの共用や公開が可能です。
独自フォーマットの互換性 も参照してください。
MuseScore は次の独自フォーマットで、ファイルを 保存 します:
フォントについての注: MuseScore はファイルの保存やエクスポートにテキストフォントを含みません。もし他のパーティと MuseScore ファイルを共用する場合には、テキストに対して Edwin (ver. 3.6 以降) か FreeSans ファミリーのフォントを使用するか、あるいは他のパーティがあなたと同じフォントをインストールしていることを確かめておく必要があります。システムにこれらフォントが無い場合、MuseScore はフォールバックオプションを使うことになり、それによりそのスコアは異なった表示となる場合があります。詳細については、フォント を参照ください。
*.mscz
)MSCZ は MuseScore の標準フォーマットで、ほとんどの用途に推奨されます。このフォーマットで保存したスコアは小さなディスクスペースで済みますが、必要な情報を維持しています。このフォーマットは .mscxファイルを ZIP 圧縮したもので、スコアに含まれる画像と表題を含みます。
注:'.mscz' ファイルを ZIP ソフトウェア―ユーティリティーを使って解凍すると '.mscx" ファイルが得られます。(注:使用するソフトウェアーによっては、ファイルの拡張子 '.mscz' を '.zip' に変えておくことが必要な場合があります。)
*.mscx
)MSCXは 非圧縮バージョンの MuseScore ファイルフォーマットです。このフォーマットで保存したスコアは、画像を除く全ての情報を保持しています。テキストエディターで開くことができ、ファイルのソースコードにアクセスすることができます。
.*.mscz,
) or (.*.mscx,
)バックアップファイルは自動的に作られ、通常の MuseScore ファイルと同じフォルダーに保存されます。バックアップコピーは前回保存された MuseScore ファイルで、通常のファイルが壊れた場合や、そのスコアの以前のものを見たい場合に重要です。
バックアップファイルは、ファイル名の最初にピリオド ( . ) 、そして最後にコンマ ( , ) が付きます (例: 通常ファイル名が "untitled.mscz
" であれば、バックアップコピーのファイル名は ".untitled.mscz,
" となります。) から、バックアップファイルを MuseScore で開くには、そのピリオドとコンマを削除する必要があります。バックアップファイルは通常の MuseScore ファイルを保存しているのと同じフォルダーに保存されるので、固有の名称(例 ".untitled.mscz,
" を "untitled-backup1.mscz
") にしておく必要もあるでしょう。
注: MuseScore のバックアップファイルを見るには、システムを "隠しファイルの表示" の設定に変更する必要がある場合があります。詳細は How to recover a backup copy of a score をご参照ください。
MuseScore はスコアを一つのグラフィックファイルとして、PDF、PNG あるいは SVG フォーマットで エクスポート できます。
*.pdf
)PDF (Portable Document Format) ファイルは、内容を編集しなくても良い人と楽譜を共用するのに理想的です。広く用いられており、ほとんどのユーザーは既に PDF を見るコンピュータソフトを持っているでしょう。
エクスポートする PDF の解像度を設定 :
1. メニューバーから 編集→環境設定... (Mac: MuseScore→環境設定...) へと進み、"エクスポート" タブを選んで;
2. "PDF" セクションの [解像度]を設定ます。.
*.png
)PNG (Portable Network Graphics) ファイルはビットマップ画像フォーマットに基づいていて、Windows、Mac OS、や Linux などのソフトウェアーで広く用いられていて、ウェブではごく一般的です。MuseScore は印刷するのと同様、1頁を1画像として PNG 画像を作ります。
エクスポートする PNG 画像の解像度を設定:
1. メニューバーから 編集→環境設定... (Mac: MuseScore→環境設定...) と進み 、"エクスポート" タブを選んで;;
2. [PNG/SVG] セクションで [解像度] と [背景の透過] を設定します。
注: スコアの一部のみの画像を作成するには、フレームボックス・非表示の音符・音域外表示の音符など画面表示の有無に関わらず、 イメージキャプチャー を使います。
*.svg
)SVG (Scalable Vector Graphics) ファイルは、version 9 より前の Internet Explorer を除くほとんどのウェブ・ブラウザー、およびベクター・グラフィック・ソフトウェアで開くことができます。 ただし、SVGは組み込みフォントをサポートしていないので、これらのファイルを正しく見るには適切なMuseScoreフォントをインストールしておかなくてはなりません。MuseScore.com に 保存 されたスコアは全てSVG フォーマットです。
エクスポートする SVG ファイルの [解像度] と [背景の透過] を設定するには、前述 PNG の説明を参照ください。
注:スコア内の画像ではグラデーションに対応していますが、エクスポートにおいては現在未対応です。
MuseScore はスコアを WAV, MP3, OGG VORBIS, FLAC の形式で標準的なステレオ音源を作成することができます。音源ファイルにエクスポートするには:
1. メニューからファイル → エクスポート... と進み;
2.ドロップダウン・メニューでファイル形式を選び、保存(S) を押します。
全てのオーディオフォーマットについて、サンプルレート を調整することができ:
1. メニューから 編集→環境設定... (Mac: MuseScore→環境設定...)と進み、エクスポート タブをクリックして:
2. [オーディオ] セクションの [サンプル レート] を設定します。
*.wav
)WAV (Waveform Audio Format) は非圧縮の音声フォーマットです。Microsoft と IBM により開発され、Windows、OS X と Linux 用のソフトウェアで広範囲にサポートされています。音質の全てが保存されるのでCDを作成するのに理想的なフォーマットです。しかし、Eメールやインターネットで共用するには MP3 などの圧縮版が代替して使われます。
*.mp3
)MP3 は圧縮型の音源フォーマットとして、とても広く用いられています。MP3はファイルサイズが比較的小さいことから、インターネットでの共用やダウンロードするのに理想的です。
MP3 ビットレート を設定するには:
1. メニューから 編集→環境設定... (Mac: MuseScore→環境設定...)と進み、エクスポート タブをクリックして:
2. [オーディオ] セクションの [MP3 ビットレート] を設定します。
*.flac
)Free Lossless Audio Codec (FLAC) は圧縮型のオーディオ・フォーマットです。FLACファイルは、良い音質を保ちながら非圧縮オーディオのほぼ半分のサイズです。WindowsやMac OSはFLACを予めサポートするようにはなっていませんが、無料でオープンソースの VLC media player はどのOSでもFLACファイルを再生することができます。
*.ogg
)Ogg Vorbis は、人気のMP3オーディオフォーマット (上記の通り MuseScore もサポートしています) に対するパテント・フリーな後継となることを目しています。MP3 と類似に、Ogg Vorbis ファイルは比較的小さい(非圧縮オーディオファイルの1/10と言われる)が、ある種の音質が損なわれています。WindowsとMacOS は Ogg Vorbis を予めサポートするようにはなっていません。が、[VLC media player] (http://videolan.org/vlc) や Firefox などは、どの OS でも Ogg ファイルを再生することができます。
MuseScore は MusicXML や MIDI ファイルを インポート したり、その形式で エクスポート できます; また、他の音楽記譜プログラムの独自フォーマットのファイルをインポートすることもできます。
*.musicxml
, *.xml
)MusicXML は、楽譜を MuseScore、Sibelius、Finale など100を超える楽譜作成ソフト間で共用できる、世界標準のフォーマットです。MuseScore は、エクスポート・インポート両方をサポートしています。
*.mxl
)圧縮 MusicXML は、通常の MusicXML より小さなファイルを作ります。これは新しい基準であり、現時点では他の楽譜作成ソフトで広くサポートされているわけではありませんが、MuseScore はインポート、エクスポートのすべてに対応しています。
*.mid
, *.midi
, *.kar
)MIDI (Musical Instrument Digital Interface) はシークエンサーや楽譜作成ソフトで広く用いられているフォーマットです。そのプロトコールの詳細については、MIDI Association のウェブサイトを参照ください。
MIDIファイルはプレイバックにはとても有用なのですが、フォーマット、ピッチの表記、声部、装飾音、アーティキュレーション、繰り返しや調号など、スコアのレイアウトに関する情報はわずかしか含まれていません。他の音楽作成ソフトとファイル交換を行う目的には、それに代わるものとして MusicXML をお勧めします。
MIDI ファイルのインポートについては、MIDI インポート をご参照ください。
*.md
) (インポートのみ)MuseData Walter B. Hewlettが開発したフォーマットで、ソフトウェア間での音楽の共用の初期的方法として1983年に始まりました。MusicXMLにより影が薄くはなりましたが、何千ものスコアがこの形式で現在もオンライン提供されています。
*.cap
, *.capx
) (インポートのみ)CAP と CAPX ファイルは、楽譜作成ソフト Capella で作られます。version 2000 (3.0) 以降のものはMuseScoreでかなり正確にインポートできます。
*.bww
) (インポートのみ)BWW ファイルは、楽譜作成ソフト Bagpipe Music Writer で作られます。
*.mgu
, *.sgu
) (インポートのみ)BB ファイルは、楽譜作成ソフト Band-in-a-Box で作られます。
MuseScoreでのサポートは、現在試験段階です
*.ove
, *.scw
) (インポートのみ)OVE ファイルは、楽譜作成ソフト Overture の 4 以前のバージョンで作られます。このフォーマットは、中国本土、香港や台湾など、主として中国語環境で人気があります。Overture の現在のバージョンは 5 で、MuseScore で読み取ることはできません。
SCW ファイルは Score Writer で作られるもので、OVE ファイルとは拡張子が異なるほかは全く同一です。
MuseScoreでのサポートは現在試験段階であり、Overture / Score Writer のバージョン 3 と 4 のみサポートできているように思われます。
MuseScore は Guitar Pro のファイルで拡張子が *.gtp, *.gp3, *.gp4, *.gp5, *.gpx, のものを、そして version 3.5 ではさらに *.gp のものを開くことができます。
*.ptb
) (インポートのみ)PTB ファイルは Power Tab Editor で作られます。 MuseScoreでのサポートは、現在試験段階です。
MuseScore のユーザー・インタ^フェースの外観を変えることについては、この項ではなく 環境設定 をご参照ください。
音のサンプルを編集することについては、この項ではなく サウンドフォントとSFZファイル をご参照ください。
フォント (ウィキペディア) は、書体の特定のサイズ、太さ、スタイルです。 ライセンス上の理由により、Edwin (テキスト オブジェクト で使用) や Mscore、MuseJazzText (記号で使用) などの限られたフォント セットが MuseScore デスクトップ プログラムに組み込まれており、これらを使用するテキストと記号は、すべてのオペレーティング システムの Musescore および Web サイト musescore.com で共有されるスコアで正しく提供されています。 フォントは スコア ファイル に埋め込まれてはいません。
テキストのみの場合は、オペレーティング システム上で フォントを選択して使用する インストールができます。(google how-to) Times New Roman、Arial などの一般的に利用可能なフォントは、すべてのオペレーティング システムで正しく表示されるはずです。
コード記号にはデフォルトで Edwin が用いられますが、新しいスコアの作成 で "Jazz Lead Sheet" テンプレートを選んだ場合は例外的に MuseJazzText がデフォルトになります。なお、すべてのテキスト・オブジェクトにおいて他のフォントを選ぶことができます
音楽記号については自由性は若干そがれ、要素のタイプにより別れます:
Musescore 3.6.2 では、音楽記号の場合、提供されるオプションでの選択には制限がありますが、How can I add third party SMuFL Fonts? と 回避策 source1、source2 を参照ください: スコアを参照するのに Musescore は通常、Musescore に付属しているフォントを使いますが、同じフォントの別のバージョンをオペレーティング システムに手動でインストールすると、Musescore はそのフォントを楽譜の表示、PDF のエクスポート、印刷機能に使います。 手動でインストールしたフォントは、スコア ファイルに自動的には埋め込まれないことに注意してください。
一部のフォントは SMuFL 互換であると考えられますが、グリフとコードポイントのマッピングは Musescore 独自のスキーマを使用しているため、アーカイブされたソース コード を調べてください。
音符を分析し、運指図などの音楽記号を追加する プラグイン は、 https://musescore.org/plugins で入手できます。 MuseScore Drumline 拡張機能には追加のピクトグラムも含まれています。ダウンロードするには、言語、翻訳、および拡張機能 を参照ください。
注: _このページは version 3.1 以降の MuseScore に適用します。3.1 より前の version をお使いなら、フレットボードダイアグラム (version 3.1 より前) をご参照ください。
MuseScore では フレットボード (あるいは コード) ダイアグラム の利用と作成が可能です。リードシートやピアノ譜の上に表示されるのが通常です。ギターのコードに広く用いられていますが、MuseScore ではどの楽器に対してでもダイアグラムを作成できます。
下の図はフレットボードダイアグラム利用の例です。
(注: フレットボードダイアグラムは TAB譜 に類するものですが、弦楽器奏者に好まれる特別な記譜の方法であるTAB譜とは大きく異なっています。
フレットボードダイアグラムのメカニズムはいくつかの異なる方法で用いられます。
標準コード: 21のよく用いられるコードのダイアグラム一式が、アドバンスワークスペースのフレットボードダイアグラム パレット にあります。ダイアトニックスケールトーン (CDEFGAB) それぞれのメジャー、マイナー、セブンスコードから成っています。これら21のコードは、簡単なポップスやフォークミュージックのスコアに対しては十分でしょう。下の このパレットの概要 をご参照ください。
カスタムコード: 多くの場合、フレットボードダイアグラム パレットの標準コードは、インスペクタ を使って変形コードダイアグラムを作り出す素材として使われます。この方法で、コードの拡張、変更、異なるボイシング、異なる位置などを21標準ダイアグラムに加えることができます。文字通り何千というギターコードが一般的に使われています。包括的なパレットや辞書を作ることは現実的ではありません。その例については How to use Fretboard Diagrams for custom/complex chords をご参照ください。
"フリーハンド" コード: より高度なギタリストは時として空のコード升目から始め、望むコードトーンを書き上げてゆくのを好みます。その例については How to use Fretboard Diagrams for custom/complex chords をご参照ください。
注: 記譜の様々な面は、確立された標準に従っています。ギターのコードダイアグラムはその例外です。用い方は年を追うごと、出版社ごと、教師ごと、編曲者ごとに大きな変化を生じてきました。 今日も多くの矛盾した慣習が存続しており、異なる音楽ジャンルや地域では異なるスタイルのコード表記が好まれています。 このため、MuseScore のフレットボードダイアグラムのインタフェースはさまざまなタイプの図をサポートしています。 ユーザーは自分の好みを自由に選択できます。
アドバンスワークスペースの フレットボードダイアグラム [node:278614、title = "パレット"]には、ダイアトニックスケールトーン(CDEFGAB)それぞれのメジャー、マイナー、セブンスコードからなる21のダイアグラムがあります。 各ダイアグラムの名前は、カーソルがその上にあるときに表示されます。
注: この範囲のコードダイアグラム、あるいはどんな選択であれ 21 だけのコードでは、出版目的に十分とはならないでしょう。 編曲者は様々なボイシング、ポジション、そしてコードの質を考慮しなければなりません。 このパレットも、上で説明したように、使用されているさまざまな図のフォーマットの例です。 これらの21のコードはオープン / ミュートの弦記号(ダイアグラムの上のXとOの記号)が組み込まれることがあります。 これらの記号は出版されたスコアに よく 現れますが、使い方は内容によって異なります。 たとえば、ジャズのアレンジでは、内容的に重要でない限り、弦のミュート記号を省略し、弦のオープン記号を使用することはめったにありません。
より広い範囲の標準コードを含む追加のパレットが将来利用可能になる予定です。 特定の音楽ジャンルと状況の必要性に対応する試みとなるでしょう。
カスタムフレットボードダイアグラムは、パレットから既存のダイアグラムを 追加 して 編集 することで作成できます。 標準のコードを修正することで、演奏可能なコードのフレットボードダイアグラムを作成し、チューニング、弦の数、またはフレットの数に関係なく、西洋のフレット弦楽器のフィンガリングに反映することができます。 以下の資料の大部分は、ダイアグラムを修正して新しいダイアグラムを作成する手順を扱います。
カスタムダイアグラムは、将来の使用に備えて カスタムパレット に保存できます。 修正されたダイアグラムは、もちろん通常の方法でスコア内にコピー/ペーストすることができます。
スコアにフレットボードダイアグラムを加えるには、次のどちらかの方法を使います:
パレットの中で選びたいダイアグラムの上にカーソルを運ぶと、その名称が ポップアップヒント として表示されます (概要 の例をご参照ください)
スコアにフレットボードダイアグラムを加えると、コード記号 も自動的に作成されます。通常、コード記号はダイアグラムの上に位置し、コードパレットのセルに使われているコード名が用いられます。自動配置とダイアグラムでのコード記号のフォーマットは、 スタイル設定に従います (下の スタイル設定 をご参照ください)。
フレットボードダイアグラムが作り出すコード記号は、他のテキスト要素と同様に、選択し、移動し、修正することができます。追加→テキスト→コード記号l やキーボードショートカット Ctrl+K を使って加える通常の コード記号 と類似の振る舞いです。
注 1: "フレットボードダイアグラムまでの間隔" は、(スタイル の コード記号 サブメニュー (Format→Style…→Chord symbols)にあって、フレットボードダイアグラムのサブメニューではありません。
この値は、インスペクタの要素セクションの "最小の距離" と相互に作用し、ダイアグラムでのコード記号の自動配置を制御します。 フレットボードダイアグラムの "上端" には、たとえその領域が空であっても、オープン/ミュート弦を表す記号用のスペースが含まれます。 これは不都合なほど大きな空白となるかもしれません。 いつものように、手動設定で自動配置を上書きすることができます。
注 2: フレットボードダイアグラム用に自動生成されたコード記号は、譜表上の音符に直接関連付けられた通常のコード記号と全く一緒ということにはなりません。 特に、Spaceを使ってコード記号を移ってゆく場合、フレットボードダイアグラムのコード記号からページ上の他の記号のシーケンスにフォーカスが移動しません。 この問題は将来のアップデートで対処される予定です。
フレットボードダイアグラムの 位置 は、編集モード の中でキーボードの矢印キーを使うか、インスペクタ の一番上にある要素セクションで、オフセット X Y を使います。
表示、色 および 積み重ね順 も "要素" セクションで調整します。(下のフレットボードダイアグラムを編集 をご参照ください。)
フレットボードダイアグラムのある種の全体・既定値のプロパティ(下図を参照)は、スタイル のサブメニューで調整できます。 フォーマット→スタイル…→フレットボードダイアグラム を選びます。 これらのプロパティの中には、インスペクタ を介して上書きされるものがありますが、そのほとんどがスコア内のすべてのフレットボードダイアグラムに影響します。
インスペクタ に表示されるフレットボードダイアグラムののプロパティのほとんどには、 "スタイルをデフォルトに戻す" と "スタイルに設定" のボタンがあります。これらの値はスタイルページに表示されませんが、インスペクタを介して扱うことができます。
フレットボードダイアグラムを選択すると、次のように インスペクタ で扱うことが可能です。
インスペクタ はフレットボードダイアグラムに関連する3つのセクションを表示します。
下の図は、フレットボードダイアグラムを選択した時の インスペクタ の例です。
(編集 の例として上のインスペクタ・プロパティをご参照ください。)
(編集 の例として上のインスペクタ・プロパティをご参照ください。)
ある種の編曲者や教育者はフレットボードダイアグラムをより進んだ形で使っていて、a) 数種の "点" を使ったり、b) 1つの弦に複数の点を使ったりしています。
こうしたテクニックは Ted Greene やそれを習って出版された多くの本や編曲に取り入れられています。(注: 他のソフトウェアでこういったフレットボードダイアグラムのスタイルをサポートしたものはありません。)
マルチドット(複数の点)の記譜スタイル: このアプローチでは、丸い点が最初に演奏されます。そして続く拍で他の点が意味する音符が演奏されます。これにより、一つのフレットボードダイアグラムが数拍のフレーズを表します。 (通常のあり方は: 点→X→四角→三角。ただし、用い方は様々です。) 次は、マルチドットのフレットボードダイアグラムの2つの例です。
音符選択の記譜スタイル: また別に、1つの弦に複数の点を使うあり方で、連続した音符ではなく、音符を選ぶオプションとするという方法があります。特徴的には関連するコードの転回を示すもので、使いたい拡張音とか
根音の無いコードであるといった具合です。次は、拡張音の例です。
MuseScore のフレットボードダイアグラムはこれらを作成することができ、他の複数の記号を使うフレットボードダイアグラムも可能です。 まず 上に記載した基本のステップ に従ってフレットボードダイアグラムを作って編集します。そののち、 フレットボードダイアグラムの上の各所のボタン を使って記載を加えます。
(注: Ted Greene スタイルのフレットボードダイアグラムに慣れたユーザー達は、Ted's diagrams での第2段階機能のいくつかが MuseScore ではサポートされていないことがおわかりでしょう。それは、a. 表示された最初のフレットから離れたフレットの番号の表示; b. 現在サポートしている4種の点の記号だけではなく、音符記号に数値を入れることができる; c. 特定の音符を囲んだり、または隣接するフレットボードダイアグラムの音符の間を結ぶ線を描くなど、フレットボードダイアグラムの上または間に注釈を作成、といった件を含みます。 でも、MuseScoreはこれら方法の代わりになる描画や注釈のための多くのツールを提供しています。
(注: 複数の音符記号は標準化されてはいませんから、Ted Greene コミュニティ内であっても、それを使ったスコアではどのように使われるべきかに注意を払わなくてはなりません。)
注: このページは version 3.1 より前の MuseScore に適用します。MuseScore 3.1 以降をご利用なら、フレットボードダイアグラム をご参照ください。
ギター用フレットボード(コード)ダイアグラムを各種、アドバンスワークスペースのフレットボードダイアグラム パレット に用意しています。
既存のものを 編集 して、どのフレット楽器用のコードダイアグラムも作ることができます。それを カスタムパレット に保存することで、後に必要となった際に利用できます。
スコアにフレットボードダイアグラムを加えるには次のどちらかの操作を行います。
フォレットボードダイアグラムを選択すれば、インスペクタ- で編集できます。
フレットボードダイアグラムの 位置 は通常の 編集モード で調整できますし、インスペクターの X-Y- オフセットでも可能です。
色 と 積み重ね順 はインスペクターの一番上にある "要素" セクションで調整できます。
バレーの線の太さ、垂直位置、スケール、フレット番号のフォントサイズと位置、といったフレットボードダイアグラムの初期設定は、スタイル で調整できます。メニューを フォーマット→スタイル…→フレットボードダイアグラム と進みます。ここで加えた変更は、既存及びその後作成するフレットボードダイアグラムの全てに反映されます。
新しいプラグインの作成、あるいは既存のものの編集については、Developers' Handbook の Plugins for 3.x 章で手順を一つ一つ説明しています。
プラグインは小規模なプログラムで、MuseScore に特定の機能を加えます。プラグインを有効にするとプラグインメニュー に新しい項が付け加わり、そのオプションを選ぶと、スコアで所定の機能を果たします。
MuseScore には既にある種のプラグインが内蔵されています。 下の 既定値としてインストールされているプラグイン をご参照ください。プラグイン貯蔵庫 で、多くのプラグインを見ていただけます。あるプラグインは MuseScore 3 で動作し、他は以前のバージョンの MuseScore で動作し、両方で使用できるものもあります。これを識別するのは拡張子で、MuseScore 3.0用とMuseScore 2.0 用は ".qml" で、それ以前のバージョン用は ".js" です。
警告: プラグインは、スコアの内容を変えたり損付けたりする悪意あるコードを含んでいる可能性があります。デフォルトで組み込まれている ものを除き、プラグインは賭けだといっても良いでしょう。それを作った人の信頼性によるか、自らコードを点検する必要があります。
注: プラグインのあるものは、例えばフォントといった他の要素のインストールを前提とすることがあることに、ご留意ください。そのプラグインの文書を点検し、詳細を得てください。
ほとんどのプラグインは ZIP 圧縮形式で提供されているので、そのプラグインの .zip ファイルをダウンロードし、以下に記載するディレクトリ (OS により異なります) にそれを解凍します。非圧縮の .qml ファイルのままで提供されている場合は、それをダウンロードしてディレクトリに保存します。
プラグインはそれ用に独立したフォルダーに解凍しないまま保存しておくのがおススメで、そうすることで意図せずにプラグイン間の関連が上書きされた場合に対応できます。
プラグインをインストールしたなら、それを使うべく プラグインマネージャー で有効化する必要があります — 下の プラグインの有効化・無効化 をご参照ください。
MuseScore はプレインストールされたプラグインを、次のディレクトリに保存しています。
32-bit versionsでは:
%ProgramFiles%\MuseScore 3\Plugins(or
%ProgramFiles(x86)%\MuseScore 3\Plugins
Windows 7 以降では:
%LOCALAPPDATA%\MuseScore\MuseScore 3\plugins
このフォルダーを新しいプラグインのインストールに使ったり、変更したりしてはなりません。そうではなく、%HOMEPATH%\Documents\MuseScore2\Plugins、あるいは他のフォルダーをMuseScore の 環境設定 で定義します。
macOS で、MuseScore に予めインストールされているプラグインは、
/Applications/MuseScore 3.app/Contents/Resources/plugins
に収録されており、そのファイルを見るには MuseScore 3.app を右クリックし、"Show package contents" を選択して ~/Library/Application Support/MuseScore/MuseScore 3/plugins をチェックします。
このフォルダーを新しいプラグインのインストールに使ったり、変更したりしてはなりません。そうではなく、~/Documents/MuseScore3/Plugins あるいは別のフォルダーにして MuseScore の 環境設定 で定義します。
Linux で MuseScore に予めインストールされているプラグインは、
/usr/share/mscore-3.0/plugins と
~/.local/share/data/MuseScore/MuseScore 2/plugins
です。
このフォルダーを新しいプラグインのインストールに使ったり、変更したりしてはなりません。そうではなく、~/Documents/MuseScore3/Plugins あるいは別のフォルダーにして MuseScore の 環境設定 で定義します。
プラグインメニューからインストール済みプラグインへのアクセスを可能とするには、それを プラグインマネージャー で有効化する必要があります。:
有効化するにはチェックボックスをチェックします。それによりそのプラグインの名称が プラグインメニュー の一覧表に入ります。
新しいプラグインを作ったり、既存のプラグインを編集したり、それを稼働させるには、プラグインクリエーター を使います。:
Plugin documentation も参照ください。
MuseScore に予めインストールされているプラグインがあり、有効化されていない状態が既定値です。プラグインを有効化するには上の プラグインの有効化・無効化 をご参照ください。
このプラグインは、ファイルやクリップボードから ABC テキストをインポートし、Wim Vree の abc2xml Python スクリプト を使って MusicXML に変換します。 変換には https://abc2xml.appspot.com/ の外部 Web サービスを使用するため、インターネット接続が必要です。
注: 2023 年 6 月の時点で Web ドメインの有効期限が切れたため、プリインストールされている ABC Import プラグインは機能しなくなります。 有効な代替手段は:
このデモ用プラグインは、選択した範囲あるいはスコア全体の音符に音高に依って色付けします。全譜表と声部の全ての音符の符頭を BoomWhackers 式に従って色付けします。各音高は異なる色です。 C と C♯ は違う色ですが、C♯ と D♭ は同じです。
全ての音符を黒にするには、プラグインを同じ選択でもう一度実行させます。'Remove Notes Color' プラグインを使ってもできます。
このデモ用プラグインは、新しいスコアを作ります。C D E F の 4 つの 4 分音符の新しいピアノ譜を作ります。スコアを新しく作り音符を入力することを学び始めるのに、このプラグインは良いでしょう。
このデモ用プラグインは、基本的な作業を行ってくれします。
このプラグインは、選択範囲あるいはスコア全体で、音符に音符の英語名を 譜表テキスト として付けます。声部1と3は譜表の上に、2と4は下に、和音は一番上の音符からコンマで区切ったリストとして、表示します。
このデモ用プラグインは、GUI パネルを作成します。
でたらめなスコアを作ります。
このデモ用プラグインは外部コマンドとして稼働します。おそらく Linux でのみ稼働可能でしょう。
この試験的プラグインは、スコアの一覧表を繰り返します。
このデモ用プラグインは、ScoreView を使うとどうなるかを見せてくれます。
この試験的プラグインは、スコアの全要素を歩いてゆきます。
マスターパレット は基本・アドバンス・カスタム の 各 ワークスペース に配置されている記号の集積です。新たな 拍子記号 や 調号 を作成するのにも用います。
それを開くには、次のどちらかの方法を使います。
マスターパレットは記号の種類によりセクション分けされています。マウスを記号の上にかざすと、黄色の背景に黒色でその記号の簡略な ツール情報 が表示されます。
マスターパレット上の記号を カスタムパレット に移すには:
注: 記号 セクションを除き、マスターパレットからスコアに直接作業をするのは通常ではありません。 それに代えワークスペースパレットを使います。でも、必要であれば、(i) ドラグ・アンド・ドロップ、あるいは (ii) 音符・休符を選択して記号をクリック(Ver.3.4 の前まではダブルクリック)する、のいずれからの方法で行うことはできます。
マスターパレットの 記号 セクションには既定の ワークスペース にあるものに加え数百の音楽記号が収録されています。マスターパレットから開くか、スコアでの作業からキーボ-ドショートカットの Z を使って直接開くことができます。
記号 内では更にカテゴリーに分かれていて、"記号" をクリックすると表示されます。
ボックス右下にある フォントメニュー を使って Emmentaler、Gonville、Bravura 系の記号を指定します。検索ボックス にキーワードを入力すれば特定の記号を検索できます。
記号セクションのアイテムをスコアに加えるには、次のどちらかの方法を使いますどちらかの方法を使います。
記号の位置調整はマウスでドラグしたり、 インスペクタ で水平/垂直オフセットを変更することで行います。インスペクタでは色や表示・非表示の設定も調整できます。
注: マスターパレットの他セクションの要素とは異なり、記号セクションから利用する要素には位置決めのルールは適用されませんし、スコアのプレイバックには影響しません。
記号セクションの要素はスコア上で他の要素に次の手順で結合させることができ、一体として移動が可能となります。
一番目の要素をドラグすると二番目の要素がくっついてきます。
この文書は、視覚障害者が MuseScore 3 を利用することを目的に書かれています。MuseScore の全機能を詳細に解説するものではないので、通常の MuseScore 文書と併せて読んでください。
MuseScore は Windows に対する無償でオープンソースな NVDA screen reader への対応が含まれています。また、install a script することで JAWS のサポートを有効にできますし、Linux について install a script して Orca を利用できます。
現在、VoiceOver や Narrator など他の画面読み上げ機能もサポートしたいと思っています。現在サポートしていないスクリーンリーダーは、メニューとダイアログを読むのが通常であり、スコア上の音符を読み上げるにはサポートされているスクリーンリーダーが必要です。
MuseScore 3.3 からMuseScore のほとんどすべての機能にアクセスでき、スコアを読み、編集する両面で機能します。
初めて MuseScore を利用する際、開始時設定の質問がなされます。既定値を了承されることをお勧めしますが、"ツアーを表示" はできませんので、その問いには "no" を回答ください。
MuseScore が開始されると最初に目にするのは スタートセンターのウィンドウです。最近使用したスコアのリストが表示され、Shift+Tab と左右矢印キーででアクセスできます。ファイルメニューから直接にスコアを開く方が簡単と思われるのでしたら、Esc を押してスタートセンターを閉じましょう。ずーとそうしたいという場合には、スタートセンターを閉じ、(Alt+E) で編集メニューを開いて [環境設定] を選び、[一般] タブで [スタートセンターを表示する] のチェックを外し、[環境設定] のウィンドウを閉じます。
MuseScore でのコマンドの多くにはキーボードショートカットが用意されていますが、既定値では用意されていないものでも、[編集] の [環境設定] でショートカットをカスタマイズできます。
MuseScore のユーザーインターフェースは他のスコア編集や文書を扱うプログラムと類似に働きます。ドキュメントウィンドウが一つあり、その中でスコア作業をします。このウィンドウの中で、MuseScoreは複数の文書をタブを付けて取扱えます。また、2つの文書を同時に作業できるよう、分割スクリーン表示もサポートしていて同時に2つのドキュメントで同時に作業できますし、各々のウィンドウで複数のタブを使うことができます。
スコアのウィンドウに加え、MuseScoreにはメニューバーがありますし、個別のメニューへショートカットキーでアクセスすることもできます。:
ヒント: メニューを開いたら、全項目が読み上げられるまで、Up や Down キーを何度か押してみてください。また、スクリーンリーダーが読み上げをやめた位置では、再スタートする良い方法は Alt を使ってメニューに目を向かせ、Esc でスコアに戻ります。時には別のアプリケーションソフトに切り替えてからまた戻るというのも役に立つことがあります。
MuseScore ではメニューバーに加えて各種ツールバー、パレットやサブウィンドウがあり、Tab を使って項目を順に、あるいは Shift+Tab でそれを逆順に、進むことができます。MuseScore を最初に開始し際やスコアを読み込んだ時には、スコアのウィンドウに注目しましょう。
何も選択されていない(Esc を押すと全ての選択をクリアできます)場合、Tab を押すと各種ボタンが並ぶツールバーに移動します。Tab は有効ではないボタンをスキップします。それらボタンの名前と(もしあれば)ショートカットがスクリーンリーダーで読み上げられるはずです。
ツールバー上のボタンを一巡したら、次のタブで、パレットに行きます。これはスコアに強弱記号・アーティキュレーションなど様々な要素を加えるのに使われます。
スコアの中の要素を選択している場合、Tab を押して最初に向かうのはインスペクタで、スコアに手動で調整を行うのに使われます。その多くがスコアの視覚的な表示に基づくもので、わずかですが再生に関するものもあります。
例えば選択フィルターといったオプションのウィンドウを開いていると、Tab キーでそこに行けます。いらなくなったウィンドウを閉めるには、表示メニューにゆき、最初の一組のサブメニューのチェックボックスがどれも選択されていなことを確かめましょう。既定値では、パレットとインスペクタだけが選択されている状態でなくてはなりません。スタートセンターを無効にする説明は 当初の設定 をご参照ください。パレットの表示には F9、インスペクタの表示には F8 が切り替えスイッチです。
ツールバーやサブウィンドウを訪問した後にスコアウィンドウに焦点を戻すには、ESC キーを押します。他のウィンドウに向かう前に行っていた選択は、Esc キーを一度押すことにより解除されます。下に記載するユーザー補助コマンドを使った移動ではその選択は自動的に元に戻ります。
MuseScore 3 を始めて開始した際、空のスコアが例として読み込まれる初期設定になっています。編集機能を試してみたいなら、これを利用するのも良さそうです。でなければ、でなければ、スコアの読み込みから始めたいということでしょう。MuseScore で利用できる標準のシステムコマンドへのショートカットキーは、例えば:
Ctrl+O (Mac: Cmd+O) ファイルを開く、Ctrl+S (Mac: Cmd+S) 保存する、
Ctrl+W (Mac: Cmd+W) 閉じる、
などです。
スコアを読み込もうと Ctrl+O (Mac: Cmd+O) を押すと、標準のファイルダイアログが示されます。 MuseScore は独自フォーマット (MSCZ あるいは MSCX) のスコアを開くことができ、標準 MusicXML フォーマット、MIDI フォーマットのスコアや、 Guitar Pro、Capella、Band-in-a-Box のソフトで作られたスコアをインポートすることが可能です。スコアを読み込むと、スコアウィンドウの中に新しいタブで表示されます。スコアウィンドウの複数のタブからタブへ Ctrl+Tab (Mac での対応はありません) で動いて行くことができます。ヒント: 現在作業中のタブのスコアの名前が読めない場合、スクリーンリーダーにはタイトルバーを読み上げるようにします。
読み込んだスコアは、下記のごとく音符から音符へと読んでゆきますが、読み込んだスコアには他にも面白いことがあります。スペースキーを押せば MuseScore がスコアを演奏してくれます。ファイル/エクスポートを使って、 PDF、PNG、WAV、MP3、MIDI、MusicXML など他のフォーマットに変換できます。そして、もちろん、ファイル/印刷あるいは Ctrl+P (Mac: Cmd+P) でスコアを印刷できます。
スコアが複数の楽器で成るものなら、関連するパート譜が既に作られていることもあるでしょう。関連するパート譜は、スコアタブの中にパートタブとしてありますが、現在は、これらパート譜をタブをキーボード操作で動きまわる方法はありません。パート譜がスコアとは異なる情報を含んでいるといったことは通常はなく、各パートがそのページに異なって表示されているだけです。まだパート譜が作られていないのなら、ファイル/パートで行うことができ、表示されるダイアログを使います。パート譜を印刷したいのなら、ファイル/パートのエクスポートのダイアログを使って、ひと手間で全パート譜を自動的にPDFでエクスポートでき、各パートタブを個別にアクセスする不便さを避けることができます。
スコアを読み込むとまずスコアウィンドウはキーボードに焦点を当てていますが何も選ばれていません。スコアを読む第一歩は何かを選ぶことであり、もっとも自然な開始場所はスコアの最初の要素です。スコアを読み込み Alt+Right (Mac: Alt+Right) でまさに最初の要素、タイトル、が選択されます。Ctrl+Home (Mac: Cmd+Home) で "楽譜" としての最初の要素、通常は音部記号あるいは冒頭の縦線、が選択されます。
要素から要素へと動いてゆくに連れ、スクリーンリーダーは、選ばれている要素の名を読み上げるはずです。(例えば”ト音記号”といった)要素の名前が読み上げられるのが聞こえ、(例えば、第一小節、第一拍、譜表1、バイオリン、といった)位置情報も読み上げられます。読み上げられ情報量を変更のない情報は繰り返さないよう最良化することができます。Shift キーを押して読み上げを中断するのも、有用でしょう。
MuseScore内の移動は音符と休符周りのみに集中していて、音部記号、調号、拍子記号、縦線やその他の要素はスキップします。標準のRight と Left キー操作でスコアの中を移動し、音符と休符(そしてそれに付属する要素を)のみを聞くことになります。しかし、2つの特別なナビゲーションコマンドがあり、スコア全体をよりよく把握するのに有用でしょう。
これらコマンドは他のコマンドはスキップする音部記号や他の要素を含み、同じ譜表の全ての声部をナビゲートすることができます。一方、Right や Left といった他のナビゲーションコマンドは、意図的に他の声部に変更するまで、その時点で選択されている声部の中のみを移動します。例えば、2つの声部がある第1小節第1拍の4部音符にいるとすれば、Right を押すと声部1の次の音符、即ち第2拍、に移動しますが、 Alt+Right (Mac: Alt+Right) を押した場合は第1拍のままで声部2の音符に移動します。その時点の譜表のその時点の拍にある全ての音符を移動した場合に限り、このショートカットキーで次の拍に動きます。スコアの内容を全て知ることができるようナビゲーションをするのに有益であるよう、このショートカットキーは設けられています。
ある要素をナビゲートする際、スクリーンリーダーはそれについての情報を読み上げます。音符と休符に関しては、歌詞、アーティキュレーション、コード記号など、それに付属する要素についての情報も読み上げます。悪せっしびりてぃコマンドを使ってそれら要素を個別にナビゲートします。
重要な点が一つ: Up と Down 単独で、あるいは Shift や Ctrl / Cmd を付けても、ナビゲーションでの有効なショートカットにはなりません。むしろ、それらはその時点で選択している音符の音高を変化させます。読もうとしているスコアを、うっかり編集してしまわないようご注意を。 ナビゲーションでは Up や Down は Alt オプションでのみ利用可能です。次のナビゲーションでのショートカットキーの表をご参照下さい。
スコアを”水平”移動するショートカットキー:
スコアを”垂直”移動するショートカットキー:
次の要素: Alt+Right
Alt+Up と Alt+Down は、Alt+Right と+Alt+Left と類似に、スコアの内容を探検する補助となるよう考えられています。一つのコードにいくつ音符があるか、一つの譜表にいくつの声部があるか、スコアにいくつ譜表があるかを知らなくても、これらのコマンドにより"垂直”に動いてゆくことができるのです。
スコアを読む際に、選択フィルタ (F6) を使って歌詞やコード名といった要素を排除することが出来ます。読み上げしたくない要素のチェックを外します。ただし、この機能は現在は導入されていません。
Space キーでプレイバックの開始と停止の両方ができます。音符を選択している場合にはその音符から再生が開始し、選択していない場合には再生が最後に停止したところから、初めての再生であればスコアの最初から始まります。
MuseScoreは、練習の為に楽譜の一部を繰り返すことができるよう、ループ再生をサポートしています。ループ再生の”開始” と ”終了” 位置の設定には、再生パネル F11 を使います。:
表示/再生パネル F11 を使うと、スコアの元のテンポを変更するなど、ループ再生と再生のパラメーターを操作できます。
スコア編集の上級技術ではスコアを見て点検する必要があり、強弱記号ではマウスが必要であったりはしますが、MuseScore 3.3 から、スコア編集昨日のほとんどが利用できるようになりました。
既定の空のスコア(譜表が一つで、ピアノの音色)に音を入力することができたり、すでに開いている既存のスコアを編集したり、望みの楽器を使った新しいスコアを作成することができます。
新しくスコアを作成するには、ファイル/新規作成 か Ctrl+N を使います。ウィザードに従ってスコア作成の手順を進みます。
ウィザードの最初の画面は、タイトル、作曲者と他の情報を入力するフィールドです。
2つ目では、コーラスの SATB、やジャズ・ビッグバンドといった一般的なアンサンブルのスコアを事前に定義したテンプレ―トを選んだり、楽器を選定します。
3つ目は、当初の調とテンポを選択します。時にはこの画面がスキップされたりするので、その場合には、Back Space ボタンを押して戻します。Up と Down キーで調を選びます。スクリーンリーダーによってはうまく機能しない場合がありますが、NVDA+L であれば "read current line" コマンド で指定した調を読み取りできるかもしれません。
次はウィザードの最後の画面で、当初の拍子、弱起 (anacrusis) と開始する小節数を選びます。
スコアの設定を終えると、その編集が始まります。
音符を入力するには、音符入力モードにいる必要があります。
最初に、音符を入力したい小節に行き、N を押します。音符入力のほとんどすべてはキーボードで行えるようにデザインされていて、その手順を通して標準の解説が役に立つでしょう。MuseScore には音符入力モードと通常モードの2つがあって、時にはどちらなのかが不確かな場合があります。疑問を生じたら Esc を押しましょう。音符入力モードにいる場合には、それを抜けます。通常モードであれば、そのままですが、何かを選択していたとしてもそれが解除されます。
音符入力の基本手順は、まず音価を選択し(例:ショートカット 4-5-6 は、8分、4分。2分音符)、その次に文字名をタイプ入力します。選択した音価で同じ長さの音符を続けて入力でます。休符の入力には 0 を押します。
Up と Down キーは音高を半音高め/低め、必要な臨時記号を加え・削除します。異名同音の変換には J を押します。
タイを入力するには、タイで繋ぐ音符の音価を選択してから + を押します。
3連符を作るには、連符全体の長さを選んでから Ctrl+3 を押します。4連符や他の連符も同じようにします。
一つの譜表に複数の声部を入力するには、Ctrl+Alt + 1 ~ 4 を押して声部を切り替えます。どの譜表においても最初の声部は声部1であることを、お忘れなく。
MuseScore にはその他にも音符入力に関するものが沢山あります。ハンドブックの音符の入力のセクション をご参照ください。
MuseScore は選択に対する通常のキーボードショートカットをサポートしています。移動は単一の要素を選択するのと同じです。 ある範囲の要素を選択するには、まず最初の要素に移動し、Shift を押しながら次に移動します。スコア全体を選択するには Ctrl+A を使います。
先に述べました通り、音符以外に多くの記号をパレット・ウィンドウから入力することができます。基本となる入力の例は、まず記号を加えたい要素をスコアの中で選択し、パレットの中の記号適用します。パレットの記号を選択するにはいくつか異なったやり方があります。
一番簡単な方法は、まずパレット・ウィンドウをキーボードでブラウズすることです。パレット・ウィンドウに到着したら Shift+Tab を押します。スクリーンリーダーはパレット・ウィンドウに入ったことを告げないかもしれませんが、移動することによってそれと分るでしょう。今までにパレットを使ったことがあるかどうかにより、焦点はあなたが通り過ぎた場所、あるいは一番上になるでしょう。Tab を何度か押すとウィンドウ内の最初のパレット(音部パレット)に行きます。Up と Down のカーソルキーでパレット・リストをブラウズします。Right カーソルキーでパレットを開くと、4つのカーソルキーで一覧で用意されているパレット内の各要素に移動することができます。Tab を使えば、パレットの名前と内容を移動することができます。
適用したいパレットの記号が分かったら、Enter を押し、選択しているスコアの要素に適用します。次にShift+Tab を押すとそのパレットに戻り、最後に利用したパレットの記号が引き続いて選ばれている状態となっていますから、Enter を押せば再度それを適用できます。スクリーンリーダーはパレットの記号を適用すると、焦点がスコアに戻っていてもそれ以上反応しませんが、まず Alt を、そして Esc を押すことで、再度機能し始めるはずです。
パレットの記号を早く探し当てるべく、パレット検索機能を使うこともできます。パレットの先頭にある最初の要素の一つが検索ボックスで、そこに行くか、あるいは編集/環境設定/ショートカットで "パレット検索" コマンドを定義して使います。検索ボックスでは、検索対象について数文字をタイプすると、それに応じたパレットだけが表示されます。検索結果に行き、目的の要素を見つけましょう。Down カーソルで最初検索結果に進み、その後 Right を使います。しかし、スクリーンリーダーを用いてパレット検索機能を使うと MuseScore がクラッシュする場合があります。
パレットウィンドウに至る別の方法は、パレットウィンドウの表示を切り替える F9 ショートカット を使うことです。パレットウィンドウは表示されるのが既定値で F9 はそれを閉じるために使いますが、それを再度押してパレットウィンドウを開き、検索ボックスにカーソルを位置させます。
パレットへのアクセスにはもう一つ有用な方法があり、"現在のパレット要素を適用" コマンドをショートカットに定義します。スコア内にいるのであれば、このショートカットで最後に使ったパレット記号を自動的に適用することが可能です。 (Shift+Tab と Enter の組み合わせと同じです。)
要素はメニューコマンドやキーボードショートカットを経て加えられ、編集されます。
編集メニューは標準的なコピーと貼り付けです(通常のショートカットも機能します)。
追加メニューは、音符、連符、小節、フレーム、テキストと線を加えるコマンドがあります。
フォーマットメニューは、ほとんどがスコアの視覚的外観に関連するコマンド(ページ、譜表のサイズ、位置、記号のサイズ、テキストに使用するフォントなど)で、大きい印刷の作成、スコアの譜表の記譜を集成するなどで大変役立ちます。
ツールメニューは、小節など選択範囲の削除、選択範囲の移調、小節の結合・分離など、有用なコマンドが多くあり、それらコマンドにはスクリーンリーダーで読み上げられるべきショートカットがあります。その他については、編集/環境設定/ショートカットでカスタマイズすることができます。
パレットの要素の多くにはショートカットがあり、そうできないものもありますが、他のものについてショートカットに定義できる可能性があります。
Ctrl+T: 譜表テキスト
Alt+Shift+T: テンポ
Ctrl+L: 歌詞
Ctrl+K: コード記号
Ctrl+M: リハーサルマーク
S: スラー
Shift+S: スタッカート
Shift+V: アクセント
Shift+N: テヌート
Shift+O: マルカート
slash: 装飾音符・短前打音
less than: クレッシェンド
greater than: ディミヌエンド
キーボードショートカットはカスタマイズ可能であり、編集メニューを開き、環境設定を選択し、ショートカットタブに移動します。そこに至れば、タブでショーカットの一覧に入って上下矢印キーで一覧を移動することができますが、かなり長い表です。タブを何度か押すことで検索ボックスに達し、コマンドの数文字をタイプすると表がフィルタリングされますから、そこに戻って移動しましょう。
カスタマイズしたいコマンドが見つかれば、Enter を押します。ショートカットにしたいキーの組み合わせを押します。一つのキーでも、Shift Ctrl や他のキーとの組み合わせ、あるいは2つ以上のキーを連続して押すといったものも可能です。望みのショートカットを入力したのち、Tab を押して追加あるいは置き換えボタンを押します (Tab は唯一ショートカットの一部と見做されないキーです)。追加や置き換えが表示されることなくキャンセルに至った場合は、選択したショートカットが他のショートカットと衝突していることを意味します。ショートカットをタイプした場所に戻ると、衝突したコマンドの名称が示されます。Tab を押してクリアボタンを使ってクリアし、他のショートカットを試しましょう。
いずれか、アクセッシビリティに特化したショートカットを提供できるかもしれません。ショートカットのダイアログにはすでにショートカットの定義を保存したり読み出したりする機能があり、他のユーザーとショートカットの定義を共用できる可能性があります。
この機能は試験的なもので、'-e' オプションで MuseScore を開始した場合(Command line options をご参照)に見ることができます。
オープン・ゴルドベルグ・プロジェクトで、スコアの異なるバージョンを作成す機能が必要となりました。一つ目のバージョン "Urtext" はバッハの本来のスコアに近いものです。2つ目は "Czerny バージョン" で Urtext に運指が加えられます。
レイヤー機能は、一つのスコアファイルから異なるバージョンを作り出せます。運指を加えたい場合、レイヤーを作成し、レイヤーの名前として運指要素とタグを付けます。
最初に、レイヤーを作ります:
2つ目に、スコアの変化形を作ります。:
スコアの変化形に目に見えるレイヤーを加えて全ての運指を選択し、スコアの変化形の名のタグにします。:
デフォルトのレイヤー:
Czerny レイヤー:
MuseScore には、古楽 (特に中世とルネッサンス期) の記譜を20世紀以降の商業的な編集に近しく作成する機能があります。
MuseScore では通常、1つの小節の長さより長い音符は縦線を超えるタイで表現されます。しかし、MuseScore の特別な機能により、音符を分離しタイで結ぶのではなく、その音符の音価のままの表現が可能です。それにより、ルネッサンス期 にそうであったように、小節を分ける縦線のない楽譜を記譜することができます。:
例
1. 次の例は、Nicolas Champion 作曲の4声の "De Progundis Glaman" のオリジナルスコアの一部抜粋です。
2. その抜粋を MuseScore で表示すると:
3. それに "小節線に超えて音の長さ表示....." を有効にすると:
4. 縦線を排除するには、"譜表/パートのプロパティ" ダイアログで "縦線を表示" のチェックを外します。下の Mensurstrich もご参照ください。
注:この機能は引き続き開発中であり、バグがあるかもしれません。サポートしている最長の音価は longa で、付点の longa は引き続き分割されタイで繋がれます。
縦線が全くないことにより現在の音楽家にとって演奏がより困難となることから、現代の浄書では Mensurstrich と称される妥協が行われ、縦線は譜表を横切るのではなく譜表の間に描かれることになりました。
譜表の間に縦線を描くには:
1. 段の一番下の譜表の Mensurstrich を要する位置で、 譜表/パートのプロパティ ダイアログで "縦線を表示" のチェックを外します。
2. Mensurstrich を行いたい上の譜表で縦線の一つをクリックし、3. インスペクタ の 縦線 セクションで、"縦線を下の譜表まで伸ばす" にチェックを入れます。
4. インスペクタの 縦線 セクションの "上位置" を使って、縦線の上側がその譜表の下に合うよう(即ち8に)調整します。
5. 縦線セクションの "既定値に設定" ボタンをクリックします。
注: 一番下の譜表から 上に向かって 作業することが肝心です。
絶対音高という考え方ができる以前は、演奏者はその際のアンサンブルに合わせて歌曲を歌える範囲に移調するよう求められていました。それを助けるべく、音域 が含まれることがあり、楽譜の初めにその声部全体の音域が記されました。
音域を示すには次のどちらかの方法を使います:
適用すると、スコアでの音符の範囲が自動的に表示され、セクション区切り があると、そのセクションにだけ音符範囲が表示されます。セクション区切りの先では新たな音域が適用できます。
音域は手動で調整でき、それを選択し、インスペクタ の 音域 セクションで "最高音" "最低音" を変更します。自動調整するには、範囲を更新 ボタンをクリックします。
定量的な記譜法で、拍子記号は小節の長さではなく breve や semibreve の長さを定義します。MuseScore は定量拍子を記号としてではなく表示の方法として、拍子記号プロパティダイアログでサポートしています。記号は単に表示に過ぎず、例えば、2分音符が全音符に対する割合は変えられません。
これらの記号を使う方法の一つは、ルネッサンス期の作曲家が多くの声部を異なった拍子で連符を使うこともなく同時に扱った方法を真似ることです。全ての譜表が始まりと終わりで一致するよう、譜表毎に拍子を編集します。もし一致しない場合には、最小公母数に小節を大きくします。
De Profundis Clamavi for 5 voices by Josquin Des Prez
Period Tablature を古楽的に表現するのは例えばリュートやテオルボなどの楽器で可能です。フレットマーク、音符記号フォント、オプションの上下逆タブラチャー、バス弦音に対応する特別な記号を選択することにより、様々な歴史的スタイルもサポートされています。TAB譜 をご参照ください。
MuseScore あるいはパソコンがクラッシュしたり電源を喪失した場合などで MuseScore を再起動した際に、直前の状態に戻しますかという確認画面が表示されることがあります。
はい をクリックすると中断したセッションの回復を試み、いいえ をクリックすれば何も行いません。
MuseScore がクラッシュ後にファイルを回復した時点で、その元々のファイル名の前にそれに至るフル・パス名が加えられたファイル名となっています。このとても長い名前がタブに表示されます。
ファイルの元の場所への保存を確実にするために、回復したファイルは即座に "名前を付けて保存..." を使って適切なフォルダー・ディレクトリに保存すべきです。単なる "保存" コマンドだと、元の場所とは異なるその時点の場所への保存となります。
回復されたファイルを "名前を付けて保存..." ではなく "保存" とした場合、あなたのコンピューター上でそのファイルを探さなくてはなりません。コンピュータの O/S により、また MuseScore がインストールされているフォルダーにより、どこに保存されたのかは異なります。
Windows 7 のコンピュータで、MuseScore が初期値の プログラムファイル・ディレクトリ にインストールされている場合、回復したファイルは自動で C:\Program Files\MuseScore 3\bin (実質 '%ProgramFiles%\MuseScore 3\bin') に保存されます。
Windows 10 でしたら、C:\Users[User Name]\AppData\Local\VirtualStore\Program Files\MuseScore 3\bin (実質 '%LOCALAPPDATA%\VirtualStore\%ProgramFiles:~3%\MuseScore 3\bin')を覗いてみてください。
回復直後にファイルをコンピュータ全体で検索する必要があるかもしれません。元々のファイル名やワイルドカードをキーワードとしたり、修正を加えた日付といったものも役に立つかもしれません。
How to recover a backup copy of a score (MuseScore HowTo)
メニューを 編集→環境設定... (Mac: MuseScore→環境設定...) と進めば、MuseScore 既定の動作をカスタマイズできます。
環境設定ダイアログには各種のタブがあります。
すべての設定を既定値にリセット を使えば、環境設定は MuseScore を当初インストールした際の既定値に戻ります。OK で設定を保存しダイアログを閉じます。キャンセル で変更を適用せずダイアログを閉じます。適用 でダイアログを閉じる事なく変更を有効にします。
ここでは次の設定ができます。
キャンバスを使えば、背景や用紙の色・壁紙を設定することができます。既定値で、"背景" は暗灰色 (RGB 20, 36, 51; Alpha 255) で "用紙" は白です。
このタブには音符入力モードとMIDIリモートコントロールがあり、次の設定ができます:
MIDI リモートコントロール を指定すれば、パソコンのマウスやキーボードではなく MIDI キーボード上のキーで音符・休符を入力したり、音価を選択したり、 音符入力モード に出たり入ったすることができます。既定値はオフです。
MIDI キーにコマンドを指定するには:
キーの設定を行った後は、音符入力にMIDIキーボードを使うことができます。MIDIキーを押しながら 音符入力のツールバー を見て、キー設定を確かめることができます。
MIDIリモートコントロールを一時的に作動しないようにするには:"MIDI リモートコントロール" のチェックを外ずせば、全てのMIDI入力キーが灰色に変わります。注: あなたの設定は常に保持されていて、MIDIリモートコントロールをオフにしても失われません。
注: (1) "クリア" ボタンで、その時点の MuseScore セッションに使っていた緑色ボタンは全て消えますが、ユーザーが設定した MIDIキー設定は保持されていて、次のセッションで再度読み込まれます。
(2) 設定した MIDIキー設定はそれ以後オフとすることはできず緑色ボタンは点灯のままとなりますが、赤色ボタンを再度使って別の MIDIキーで上書きすることができます。
(3) 同じ MIDIキーを誤って2つあるいはそれ以上の音符の入力に割り当てた場合、それら全ての緑色ボタンは点灯しますが、実際に機能するのは1つだけです。修正するには上記 (2) の方法を使います。
スコアでは次の設定ができます。
MuseScore 3.6.2 の既知のバグ: このボックス内の設定を変更した後、オーディオおよび MIDI デバイスの再起動 を押して変更を適用する必要があります。 適用 または OK ボタンだけでは変更は適用されません。
API および デバイス:
MIDI 入力、MIDI 出力、MIDI 出力レイテンシー :
JACK Audio Connection Kit を使う場合に、このオプションをチェックする必要があります.
音が出力されないとかMIDIが働いていないなど、MuseScore がオーディオデバイスや MIDI キーボードとやりとりできなくなった場合、オーディオエンジンを再起動 をクリックして復元します。
他のソフトウェアで作られたファイルをどのようにインポートするかを設定します。
* インポートに使用するスタイル: MuseScore に組み込まれたスタイル か、スタイルファイルを使う (スタイルの読み込み/保存 をご参照ください)
* MusicXML: MusicXML をインポートする際のオプションを設定します。
* バイナリファイルをインポートするときに使用する文字セット: Guitar Pro や Overture の文字セットのバイナリファイルに使う文字セット
* MIDI: MIDIファイルをインポートする際の最短の音符を定義
* 前のバージョンの MuseScore で作成されたスコアを開いた時: これを有効にすると、ver.3.6の前のMuseScore で作成されたスコアを開く際、記譜・スタイル設定に新しい既定値を滝要するかどうかのプロンプトが表示されます。
MuseScoreのファイルをどのようにエクスポートするかを設定します。
このタブには MuseScore の全てのコマンドとそれに関連するキーボードショートカットが表になっています。環境設定に一覧となっているショートカットは、それに関連するメニューでのコマンドに合わせて表示されています。
注: デフォルトのショートカットを含む一部のショートカットは、一部のキーボードでは機能しない場合があります。
特定のコマンドを検索するには: ウィンドウの下の方にある "検索" ボックスに操作の名称を入力します。
あるコマンド用に新しいショートカットを作成するには:
一つのショートカットをシステムの既定値に戻すには: 表のコマンドを選択して、ショートカットキーを初期状態にリセット を押します。
ショートカットの表を保存するには: 保存 を押し、ファイル名を指定して保存します。
ショートカットの表を読み出すにはt: 読み込み を押します。
一つ入力でのショートカット全てを解除するには: 入力を選択し、クリア を押します。
ショートカットの表を印刷するには (pdfでのエクスポートを含んで): 印刷 を押します。
MuseScore の開始時にアップデートを自動でチェックするかどうかを設定します。
アップデートを手動でチェックするには、メニューから ヘルプ→更新の確認を選びます。
"application"、"export"、 "i/o"、"user interface" と色の設定について設定することができます。
標準譜表について、9つの 符頭スキーム の1つを選べます。
* 譜表の上を右クリックして 譜表/パートのプロパティ… を選び、高度なスタイルのプロパティ… をクリックして "符頭スキーム" のドロップダウンリストから選びます。
各スキームは次の通りです。
標準: 初期設定はこれであり、多くの人が利用しています。また MuseScore 1 と 2 は、これのみとなっています。通常の符頭が用いられ、符頭パレットかインスペクタで変更可能です。
音名: 符頭には自動で英語の音名が表示され、音高が変わればそれに応じて変化します。
ドイツ式音名: 上とほぼ同じですが、 B は H に、B♭は B となります。
ソルフェージュ式相対ド (トニック・ソルファとも言われます): ソルフェージュ式読みが符頭に表示され、スケールにより Si に代え Ti が使われます。
ソルフェージュ式固定ド: ソルフェージュ式読みが符頭に表示され、フランス、イタリア、スペインなどでは Ti に代え Si が使われます。
4形状 (Walker): 符頭は William Walker’s Southern Harmony (1835) 等書籍に記載されている4つの形状です。
7形状 (Aikin): 符頭は Jesse B. Aikin’s The Christian Minstrel (1846) 等書籍に記載されている7つの形状です。Ruebush & Kieffer Publishing Company 発行の書籍ではこの7形状が良く用いられています。
7形状 (Funk): 符頭は Joseph Funk’s Harmonia Sacra (1851) 等書籍に記載されている7つの形状です。
7形状 Walker: 符頭は William Walker’s Christian Harmony (1867) 等書籍に記載されている7つの形状です。
(符頭の形状についてその他の方法を調べるには SMuFL specification が参考になるでしょう。)
該当の譜表に設定された符頭の入力と編集について、次の例をご参照ください。
利用できる符頭の種類は、アドバンス ワークスペース の 符頭 パレットにあります。インスペクタ を経由しても得られます (下の 符頭種類の変更 をご参照ください)。
注: 符頭のデザインは選択しているミュージックフォント (Leland, Emmentaler, Gonville, Bravura, MuseJazz, Petaluma) によって異なります。パレットに表示されている2分音符は Bravura フォントのものです。
MuseScore は符頭の形状を各種サポートしています。
* 標準: 標準の符頭
* クロス符頭 (ゴースト): 打楽器のシンバルの記譜に使います。また、ギターなどの弦楽器で音を消したり打楽器の効果音を表すこともあります。
* ダイアモンド符頭: ギターやバイオリンなどでハーモニックス音を表すのに用いられます。
* スラッシュ: ギターのストラムなど、リズムを表すのに用いられます。
* 三角符頭 上向き/下向き: 打楽器の記譜に用いられます。
* シェイプ符頭: ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ
* 丸囲み符頭: 打楽器の記譜に用いられます。
* 大丸囲み符頭
* スラッシュ付き符頭: それを貫く斜めの線を伴った符頭
* プラス符頭
* 代替ブレヴィス: 古楽の記譜に用いられます。
* 括弧: 既存の符頭や臨時記号を括弧で囲みます。
スコアにある一つあるいは複数の符頭の 形状 を変えるには、次のいずれかの方法を使います。
* 符頭を選択し、パレットにある符頭をダブルクリック
* パレットにある符頭を、スコアの音符にドラグ
* 一つあるいは複数の音符を選択し、インスペクタ の中で、 音符 → 符頭の形状 のドロップダウンリストを使います (打楽器譜ではこの方法はサポートされていません)。
符頭の表記上 の長さを変更する必要がある場合 — 即ち、音符の実際の音価を変更することことなく、符頭の種類だけを変更 するには:
1. 一つあるいは複数の音符を 選択 して、
2. インスペクタ の 音符 → 符頭の種類 で、次のオプションの一つを選びます。
* 自動: 自動的、即ち 表記された長さ = 実際の長さ
* 全音符: 実際の長さに関わらず、全音符の符頭
* 2分音符: 実際の長さに関わらす、2分音符の符頭
* 4分音符: 実際の長さに関わらす、4分音符の符頭
* 倍全音符: 実際の長さに関わらす、倍全音符音符の符頭
異なる声部にある同じ音高の2つの音符が同じ拍に位置する場合、次のいずれかとなります。
* 二つの音符が一つの符頭を 共用
* 音符の位置をオフセットし、隣接 して表示
MuseScore は次のルールによって取り扱います。
* 符頭が同じ方向の符幹を伴う場合、符頭を共用しない。
* 付点を伴う音符は付点のない音符とは符頭を共用しない。
* 黒い音符と白抜きの音符は符頭を共用しない。
* いかなる場合でも、全音符は符頭を共用しない。
注: 同じ声部で2つのユニゾン音符が生ずる場合、常に隣接表示します。
次のどちらかの方法で、隣接表示から符頭共用に代えることができます。
* 音価の小さいほうの音符の符頭を選択し、キーボードショートカット V と使うか、インスペクタ の "表示" のチェックを外して非表示とする。
音価のちいさい方の音符に付点があるなどいくらかの場合には、この方法は使えないので、次の方法によります。
次の1つ目の例は、既定値により声部1と2の音符が符頭を共用しています。音符は全て黒丸で、付点ではないからです。
それとは違い、次の例では、白抜きの符頭は黒丸の符頭とは符頭を共用できず、右側に隣接表示されています。
符頭を共用するには、黒丸符頭を白抜きの符頭種類に変えるか、あるいは、ver. 3.5 より前であれば上に記載したように非表示にします。
共用する符頭を TAB譜 にペーストすると、隣の弦の異なるフレットに位置付けられる場合があります。それを修正するには、そのタブ譜上の音符を選択してキーボードショートカット V かインスペクタを使って "非表示" にします。
MuseScore の 自動配置 機能 (AP) により、各要素がくっついたり重なったりせず適切な間隔で配置されるように働きます。
注:要素を一つ加えると自動的に AP が動きますが、必要に応じてオフにできます。( 自動配置をオフにする をご参照ください。)
例えば譜表テキストや運指といった新たに入力した要素は、自動的にその要素クラスに対する既定位置に収まります—スタイル メニューに表示されています。 そのプロパティはその要素の表示だけではなく、既定位置を示しています。
設定できる位置のプロパティは、要素タイプ毎に個別設定でき、次のものを含みます。:
* 配置: その要素の表示は譜表の上か下か
* オフセット: "配置 上/下" のプロパティがない要素について、既定位置を記載します。オフセット X/Y をご参照ください。
* 最小の距離: 自動配置が有効な場合、他の要素との最小距離
各要素タイプに対して用いられる設定の詳細については、レイアウトとフォーマット: スタイル をご参照ください。
次のどちらかの方法を使います:
* メニューから フォーマット→スタイル と進み; 要素のタイプを選んで配置/位置の設定を調整します。
* スコアの中の該当要素を選択し、インスペクタ の中の配置/位置の設定を変更し、: スタイルに設定 ボタン (S) を押して スタイル の設定を更新します。
次のいずれかの方法を使います:
* その要素を選択し、インスペクタの中の X Y オフセットを調整する。(X Y オフセット をご参照)
* 矢印キーを使ってその要素を移動する。必要に応じ、最初に 編集モード に入ります。
* マウスを使ってその要素をドラグ・アンド・ドロップする。例えばスラーを跨いでフィンガリング記号を移動する場合のように、他の要素を超えて移動したい場合に、この方法がよく使えます。移動先に位置させたら、インスペクタの X/Y オフセットを使ったり矢印キーを使って微調整ができます。
インスペクタ の中の "配置" を使って、要素を譜表の上から下へ、またその反対にも簡単に移動することができます。:
注: ある要素で自動配置を有効にした場合、他の要素と衝突を生ずるような位置に置くことはできません。
その要素は既定位置に戻ります。他の要素との接触が避けられなくとも、どの場所にも移動できます。
積み重ね順 の数値を変更するには:
* 該当する要素を選択し、インスペクタ の中の "積み重ね順" の値を変更します。
複数の要素が重なることを許す場合、積み重ね順 に従って重なり合います。数値が小さい要素は後ろに位置します。
積み重ね順のデフォルト値 (元資料)
項目 | 積み重ね順のデフォルト値 |
---|---|
Accidental | 1600 |
Ambitus | 2200 |
Arpeggio | 1500 |
Articulation | 2800 |
Barline | 1100 |
Beam | 3200 |
Bend | 4800 |
Breathmarks | 2500 |
Caesura | 2500 |
Change instrument | 4400 |
Clef | 2000 |
crescendo - diminuendo | 5100 |
D.C. | 3700 |
D.S. | 3700 |
Dynamic | 3100 |
Fall etc. | 3000 |
Fermata | 2900 |
Fingering | 3800 |
Flag | 3300 |
Fretboard diagram | 4700 |
Glissando | 6100 |
Hairpin | 5100 |
Hook/Flag | 3300 |
Instrument names | 800 |
Key signature | 2100 |
Ledgerlines | 1700 |
Line | 5700 |
Minus sign measure | 1099 |
mf + hairpin | 5100 |
Note anchored line | 5700 |
Note dot | 6600 |
Noteheads | 1900 |
Ornament | 2800 |
Ottava's | 5200 |
Palm mute | 5600 |
Parenthesis | 500 |
Pedal lines | 5900 |
Rehearsal mark | 4300 |
Repeat measure sign | 2600 |
Rest | 2400 |
RH fingering | 2800 |
Sawtooth | 5500 |
Segno | 3600 |
Slide etc. | 3000 |
Slur | 900 |
Stafflines | 1200 |
Staff text | 4100 |
Stem | 1800 |
System text | 4200 |
Tempo | 4000 |
Text line | 5700 |
Thumb pos | 2800 |
Tie | 1000 |
Time signature | 2300 |
Title text | 600 |
Tremolo | 6700 |
Tremolobar | 4900 |
Trill lines | 5300 |
Volta | 5800 |
譜表/パートのプロパティ ダイアログでは、譜表 の表示を変更したり、チューニングや移調を調整したり、楽器を変更したりすることができます。ダイアログを開くには:
譜表/パートのプロパティ ダイアログ (バージョン 3.5 以降)
実用を目的に、次の 4 つの異なるタイプの譜表があります。
1a. 標準譜表 I: フレット付きの撥弦楽器を除くほとんどの楽器に使用される音高の譜表
1b. 標準譜表 II: フレット付きの撥弦楽器を含む音高の譜表。楽器の弦の数とチューニングを設定するオプションが含まれています。
2. タブラチャー譜表(TAB譜): フレット付きの撥弦楽器を含む譜表で、音楽を弦上の一連のフレットマークとして表示します。 楽器の弦の数とチューニングを設定するオプションも含まれています。
3. 打楽器譜表: 打楽器用の音高の譜表
元の譜表に正しく楽器が読み込まれている限り、楽器 ダイアログを使って、譜表を別の種類に変更することができます。 たとえば、標準の譜表をTAB譜に変更するには、その譜表が撥弦楽器を含んでいる必要があります。 同様に、標準譜表を打楽器譜表に変更するには、適切な打楽器が記譜されていることなどを確認する必要があります。
「譜表/パートのプロパティ」ダイアログのほとんどのオプションはすべての譜表に共通ですが、各タイプには 1 つまたは 2 つの独自のオプションもあります。
次の譜表プロパティ オプションは、すべての譜表に共通です。
譜線
譜表を構成する線の数
譜線の間隔
隣り合う 2 本の譜線の距離。spaces (略語: sp) で表されます。 注: 表示されているこの値のデフォルトを変更することはお勧めしません。 譜表を拡大または縮小する必要がある場合は、代わりに ページ設定 ダイアログを使ってください。
譜表の上の余白
選択した譜表と、段で 上の譜表との間の距離を増減します。 注意: この設定は、段の最上部の譜表には適用されません。段の最小/最大間隔によって制御されます。 (レイアウトとフォーマット: スタイル→ページ を参照)
注: 特定の段で一譜線間分だけ間隔を変更するには、改行とスペーサー を参照ください。
スケール
選択した 譜表とそれに関連するすべての要素のサイズを変更します。 100% を超える値を使うと、望ましくないレイアウトが発生する可能性があります。そのような場合は、ページ設定: スケーリング を使って全体のスコア サイズを調整することをお勧めします。
空の譜表を隠す
フォーマット → スタイル ... → スコア の「空の譜表を隠す」設定と合わせて、空の譜表を非表示にするかどうかを決定します。
可能な値:
音部記号を表示
譜表の 音部記号 を表示するかどうか。
拍子記号を表示
譜表の 拍子記号 を表示するかどうか。
縦線を表示
譜表の 縦線 を表示するかどうか。
組段の縦線を隠す
譜表の左端の縦線を表示するかどうか。
同じ休符を統合する (バージョン 3.5 以降)
同じ長さ、同じ位置、異なる声部の休符を 1 つにまとめます。
段が空のときは非表示にしない
段全体が空であっても、この譜表を決して非表示にしない。 これは、フォーマット → スタイル ... → スコア の「空の譜表を非表示にする」設定を無効にします。
少譜表
サイズを縮小した譜表を作成します。 形式 → スタイル ... → サイズ のメニューからデフォルトを設定できます。
譜線非表示
譜表を非表示にします。
譜線の色
カラーピッカーを使って譜線の色を変えます。
カッタウェイ
音符を含む小節のみが表示されるカッタウェイ譜表を作るために使います (例: ossias (Wikipedia); またはカッタウェイスコア)。 これは、「空の場合は非表示」または「空の譜表を非表示」とは独立して使用できます。
楽器
楽器 (I) または Select Instrument ダイアログにロードされた楽器。 この楽器に関連付けられたサウンドは、必要に応じて ミキサー で変更できます。
注意: 以下のプロパティ (つまり、パート名、長い楽器名など) は、MuseScore instruments.xml ファイルで定義されたデフォルト値に設定されます。
パート名
パート の名前。 これは、ミキサー や 楽器 ダイアログ (I) にも表示されます。 パート名に加えた編集は、その特定の楽器にのみ反映され、他の楽器には影響しません。
注意: パート名は、instruments.xml ファイルの trackName 要素の値によって定義されます。 trackName が定義されていない場合は、longName の値 (つまり、「楽器名称」-下記参照) が代わりに使われます。
楽器名称
スコアの最初の段の譜表の左側に表示される名前。 楽器名称は、テキスト オブジェクトとして直接編集することもできます。(テキスト編集 を参照)
楽器略称
以降の段で譜表の左側に表示される名前。 楽器略称は、テキスト オブジェクトとして直接編集することもできます(テキスト編集を参照)。 編集はスコア内のすべての箇所に影響します。
使用可能jな音高の範囲
範囲外の音符への色付けを無効にするには: メニューから、編集→環境設定... を選択します (Mac: MuseScore→環境設定...)、「音符入力モード」タブをクリックし、「使用可能な音域外の音符に色をつける」のチェックを外します。
併せて 楽器の音域外の音符を色付け も参照ください。
移調
このオプションを使うと、移調楽器の譜表に、書かれた正しいピッチで音楽が表示されます。 移動を音程(必要に応じてオクターブを加えたもの)で上下に設定します。
楽器を移調する場合は、「異名同調の時 シャープ/フラットを優先する」という追加オプションが表示されます。 次の 3 つのオプションがあります。
シングルノートダイナミクスを使用 (as of version 3.1)
再生に MIDI ベロシティを使うには、チェックを外します。強弱記号: 音符の音量 を参照ください。
チェックを入れると、MIDI 連続コントローラー / コントロール チェンジ (MIDI CC) メッセージ (wikipedia) を利用する代替再生メカニズムに切り替わります。シンセサイザー: 強弱記号 を参照ください。
どちらのオプションでも、互換性のあるサウンドを使用する必要があります。サウンドはサウンドフォント作成者によって定義され、MuseScore 内で編集することはできません。Soundfont, MIDI velocity and instruments.xml を参照ください。
強弱記号: 音符の音量 にあるスコアごとのマスター コントロールを使用して、譜表の設定をオーバーライドします。
MuseScore 3.6.2 時点で、強弱記号 の ダイナミック レンジ プロパティ の 譜表 オプションと ヘヤーピン ,title="ヘアピン"] は、代替再生メカニズムと互換性がありません。フォーラム ディスカッション を参照ください。
ナビゲーション矢印
「譜表プロパティ」ウィンドウの左下にある ↑ と ↓ ボタンを使えば、前の、または、次の譜表に移動できます。
フレット付きの撥弦楽器の譜表には、上記 のものに加えて、追加のオプションがいくつかあります。
弦の数
楽器の弦数を表示します。
弦の設定…
このボタンをクリックするとダイアログ ボックスが開き、弦の数とチューニングを設定できます。 チューニングを変更する を参照ください。
高度なスタイルのプロパティ... ボタンをクリックするとウィンドウが開き、譜表の詳細表示オプションにアクセスできます。 これらは、選択した 譜表タイプ によって異なります。詳細については、以下の関連セクションを参照ください。
[高度なスタイルのプロパティ] ダイアログの下部には、次の項目を簡単に変更できるボタンが多数あります。
音部記号/拍子記号/縦線/調号/加線を表示
これらの要素の表示をオンまたはオフにするオプション。
符幹なし
チェックすると、譜表に符幹、符尾、連桁がなくなります。
符頭スキーム
符頭スキーム を参照ください。
上下逆
チェックされていない場合、タブ譜の上部の行は最高音の弦を参照し、タブ譜の下部の行は最低音の弦を参照します (これが最も一般的なオプションです)。 チェックすると、上のタブ譜のラインは最低音の弦を参照し、下のタブ譜のラインは最高音の弦を参照します (イタリア式リュートのタブ譜など)。 例えば:
「逆さま」タブ譜。
フレットマークは、指板上の音符の位置を示すために使用される数字または文字です。 次のプロパティのグループは、フレット マークの外観を定義します。
フォント
フレットマークを描画するために使うフォント。 8 つのフォントが提供されており、8 つの異なるスタイル (モダン セリフ、モダン サンズ、ルネサンス、ファレーズ、ボヌイユ ド ヴィゼ、ボヌイユ ゴルチエ、ダウランド、リュート教訓) での必要な記号すべてをサポートしています。
サイズ
タイポグラフィーポイントのフレットマークのフォントサイズ。 組み込みフォントは通常、9 ~ 10 pt のサイズで適切に表示されます。
垂直位置
MuseScore は適切な方法で記号を配置するので、通常、組み込みフォントの場合はこの値を変更する (0 に設定する) 必要はありません。 フォントの記号がベースラインに揃っていない場合 (または MuseScore が予期しないその他の方法で)、このプロパティを使ってフレットマークを上 (負のオフセット) または下 (正のオフセット) に移動して、垂直方向の位置を改善することができます。 値は sp 単位です。
表示形式
フレットマークとして 数字 (「1」、「2」...) または 文字 (「a」、「b」...) を選びます。 文字を使う場合、「j」は省略され、9 フレットには「k」が使われます。
表示場所
フレットマークを __ 線に重ねる__ か __ 線の上側__ に配置するかを選びます。 例えば:
線の上に配置されたフレットマーク文字。
線は
接続 (線がフレットマークを通過する) または 分断 (フレットマークが表示される線に小さなスペースが表示される) を選びます。 例えば:
分断でのタブ譜
タイで繋がれたフレットの数字を表示する
チェックを外した場合、一連の音符の最初の音符のみが表示されます。 チェックを入れると、関連付けられたシリーズ内のすべての音符が表示されます。
TAB譜のフィンガリングをを表示
パレット から適用された運指記号の表示を許可する場合にチェックを入れます。
このプロパティのグループは、音価を示す記号の外観を定義します。
フォント
値記号の描画に使用されるフォント。 現在、 5 つのフォントが提供されており、5 つの異なるスタイル (モダン、イタリア語タブ譜、フランス語タブ譜、フランス語バロック (ヘッドレス)、フランス語バロック) で必要なすべての記号をサポートしています。
音符記号 のオプションと一緒の場合にのみ使われます。
サイズ
フォント サイズ (タイポグラフィック ポイント単位)。 組み込みフォントは通常、15pt のサイズで適切に表示されます。 音符シ記号 オプションと一緒の場合にのみ使われます。
垂直位置
[注記記号] が選択されている場合にのみ適用されます (下記を参照)。 音価記号を上げるには負のオフセット値を使用し、音価記号を下げるには正の値を使用します。
表記:
反復:
連続する複数の音符の長さが同じ場合、同じ音符記号を繰り返すかどうか、またどこで繰り返すかを指定できます。 つまり
注: このオプションは、「表示: 音符記号」が選択されている場合にのみ使用できます(上記を参照)。
符幹のスタイル:
注: このオプションは、「表示: 符幹と符尾」が選択されている場合にのみ使用できます(上記を参照)。
符幹の位置:
注: このオプションは、「表示形式: 符幹と符尾」および「符幹のスタイル: 譜表の外」が選択されている場合にのみ使用できます(上記を参照)。
2分音符:
注: このオプションは、「表示形式: 符幹と符尾」および「譜幹のスタイル: 譜表の外」が選択されている場合にのみ使用できます(上記を参照)。
休符を表示する
休符を示すために音符記号を使用するかどうか。 休符に使用する場合、音符記号は少し低い位置に描画されます。 音符記号 オプションと一緒にのみ使用されます。
現在のすべてのパラメータが適用された短いスコアをタブ譜形式で表示します。
スコア内の楽器はいつでも別の楽器に変更できます。 次の方法は、楽器の音色、譜表名、移調を一度に更新します。
譜表途中の楽器変更 と混同しないでください。
譜表の種類を変更 の記号を小節に加え、そのプロパティをインスペクタ で調整すると、譜表の途中でその外観を変えることができます。
インスペクタで "譜表の種類を変更" のプロパティを変えると、新たな設定値が譜表のプロパティ によるスコア全体に対する設定値に先んじて適用されます。"譜表のプロパティ" での設定値の内、"譜表の種類の変更" により変更されないものだけが、スコアを通して有効です。
インスペクタの "譜表の種類の変更" で変更できるプロパティは次の通りです。
オフセット
変更した譜表をどれだけ上下移動するか: 設定は spaces 単位 (表示 sp) で行います。
小譜表
このボックスをチェックすると、譜表が小さいサイズになります。
大きさ
譜表と関連する要素のサイズを変更する割合です。
譜線
その譜表で表示される譜線の数です。
譜線の間隔
2本の譜線の間隔で、spaces 単位 (表示 sp) です。
ステップオフセット
音符表示を上または下に何段階ずらすかを設定します。
縦線を表示
小節の縦線を表示するかどうか。
加線を表示
譜表の譜線を超える音符に対して、加線を表示するかどうか。
符幹なし
音符を符幹なしで表示するかどうか。
符頭スキーム
表示する符頭スキームを選択します。
音部記号作成
その譜表に音部記号を表示するかどうか。
拍子記号の作成
その譜表に拍子記号を表示するかどうか。
調号の作成
その譜表に調号を表示するかどうか。
譜表の種類を変更 使用の例として、下の譜表は次のステップを使って作成したものです。
1. 第2小節に "譜表の種類を変更" を適用
2. "小譜表" に設定
3. "譜線" を4本に設定
4. 第3小節に2つめの "譜表の種類を変更" を適用
5. "譜線" を7本に変更
その後 譜表のプロパティ を使って、スコア全体の譜表プロパティを変更しました。
1. "譜線" を2本に設定
2. "譜線の色" を変更
見ての通り、"譜線" の変更は "譜表の種類を変更" での設定の範囲で有効ですが、"譜線の色" の変更は、スコアを通して有効です。
ピアノ譜では、へ音記号とト音記号の2つの譜表に跨って曲のフレーズが記譜されるのが一般的です。MuseScore では次のように入力できます。:
まず一つの譜表に記譜します。:例
音符を選択し、Ctrl+Shift+↑/↓ (Mac: Cmd+Shift+↑/↓) を押します。これにより、同じ声部 の音符は全てその楽器の上/下の譜表に移動します(他の楽器の譜表は対象になりません)。:例
注:したがって、操作中に音符が同じ譜表に残るようにしたい場合は、上で選択した声部とは異なる声部にする必要があります。別の譜表に移動された音符は、論理的には元の譜表に属していることに注意ください。 移動した音符の元の場所に休符が表示されないのはこのためです。
コード表記法: ローマ数字分析 と混同なさらないように。
数字を直接入力します。複数の数字をグループとして積み重ねるには、文字を一つ一つ直接入力し、都度 Enter キーで積み重ねてゆきます。:
臨時記号は通常のキー操作で入力できます。:
入力 | タイプするのは: |
---|---|
ダブルフラット | bb |
フラット | b |
ナチュラル | h |
シャープ | # |
ダブルシャープ | ## |
これらの文字は、エディターを抜けた時点で本来の記号に自動的に変換されます。臨時記号は求められるスタイルに従い数字の前あるいは後ろ(3度の音を変化させる場合には、もちろん、3の数字が入るべき場所)に入力すれば、臨時記号は左あるいは右に "ぶら下がって" 表示されます。
/ や + 付きの数字は \, / や + を数字の後ろに加える (合体接尾辞) ことで入力でき、エディターを抜ける時点で、適切な合体記号に変わります。:
組み込まれているフォントは、組み合わせをより一般的な形となるよう取り扱います。:
1+, 2+, 3+, 4+ の結果 (もしくは )
そして 5\, 6\, 7\, 8\, 9\ の結果は (もしくは )
/ は 5 とだけ組み合わすことができ、他のスラッシュ付き数字はクエスチョンマークと組合すということを、覚えておいてください。
+ は数字の前にも使えます。その場合には合体されるのではなく、そのまま数字の左にぶら下がった表示となります。
丸括弧 '(', ')' 角括弧 '[', ']' のどちらも、臨時記号、数字、継続線の前後に挿入できます。括弧を加えても、主となる文字の配置には影響しません。
注 : (1) エディターは、括弧の始まりと終わり、丸か角かが適切に対になっているかはチェックしません。(2) 同じ行に多くの括弧があっても構文的には意味をなさず、入力された文字の適切な認識を阻害します。(3) 数字と付随する接尾辞 ('+', '\', '/') の間に括弧をいれることはできますが、記号の組み合わせ表示が崩れます。
継続線の入力は、その行の終わりに '_' (下線) を一つ加えます。グループ内の各数字に各々の継続線を設けることができます。:
継続線は通奏低音のグループが継続する全体長さに描かれます。
'拡張' 継続線
時に依り、コードディグリーが2つのグループを跨いで維持されなくてはならず、継続線を次のグループの継続線に続けたいことがあります。例 (両方とも J. Boismortier, Pièces de viole, op. 31, Paris 1730):
1つ目のケースは各グループには各々独自に継続線があります。
2つ目は、最初のグループの継続線が2つ目の "中 " に持ち込まれています。そうするには、最初のグループの文字行の終わりで下線 "__" を複数(2つ以上)入力します。
通奏低音のグループには長さがあり、その上に薄い灰色の線で表示されます。(もちろんこの線は情報用のみで、印刷されませんし PDF へもエクスポートされません。)
初期的には、グループはそれが付属する音符と同じ長さです。一つの音符に複数のグループを対応させたい場合や、グループを複数の音符に広げたい場合に、異なった長さが必要になります。
そうするには、下の表にあるキーの組み合わせで行い、(1) 表示された長さに編集ボックスを広げ、且つ,
(2) 前のグループの長さを、新たな編集ボックスの位置に設定します。
通奏低音の文字を入力することなく、それらのキー組み合わせを何度も押すと、前のグループを繰り返し延長させることができます。
Type: | to get: |
---|---|
Ctrl+1 | 1/64分音符 |
Ctrl+2 | 1/32分音符 |
Ctrl+3 | 1/16分音符 |
Ctrl+4 | 1/8分音符 (quaver) |
Ctrl+5 | 1/4分音符 (crochet) |
Ctrl+6 | 2分音符 (minim) |
Ctrl+7 | 全音符 (semibreve) |
Ctrl+8 | 倍全音符 (breve) |
(数字は、音符の長さと同じです。)
次の2つのケースでは、通奏低音グループの長さを正確に設定することが必須です。:
しかし、プラグインと MusicXML を念頭に、長さは常に所定の値に設定しておくのが実務的に良いでしょう。
既に入力された通奏低音の表示を編集するには:
通常のテキスト編集ボックスが開き、単なる文字として表示されます (臨時記号は 'b', '#' や 'h' に、合体接尾辞は分離して、下線、など) が表示されます。
編集が終われば、Space を押して次の音符に移動して新たな入力をするか、編集ボックスの外をクリックしてそれを抜けます。
通奏低音のありかたを設定するには、フォーマット → スタイル… → 通奏低音 を選びます。
フォント: ドロップダウンリストには通奏低音で使える全てのフォントが含まれています。標準インストールでは "MuseScore Figured Bass" の一つだけで、これが既定のフォントです。
サイズ: フォントのサイズをポイントで設定します。注: この値はスケーリング (フォーマット → ページの設定…) の変更、あるいは スケール ("譜表プロパティ") でも修正することができます。
垂直位置: 譜表の上から通奏低音のテキストの上側余白迄の (sp 値での) 距離です。負の数値であれば (譜表の上の通奏低音が) 上がり、正の数値であれば(譜表の下の通奏低音が)下がります。 (譜表の下の通奏低音: 譜表を超すには4より大きな数値が必要です。)
行の高さ: 各通奏低音のベースライン間距離です。: フォントサイズに対する% で表現します。
各数値パラメーターの関係を、次の図に表します。:
位置合わせ: 垂直方法の配置を選びます。: 上 Top であれば、上の線が主垂直位置に合わせられ、各グループはそれに "ぶら下がる" 形になります。 (これが通常の通奏低音記譜であって既定値です); 下 Bottom であれば、下の線が主垂直位置に合わせられ、各グループはその上に "座る" 形になります。 (ある種のハーモニー分析のための記譜で使われることがあります。):
スタイル: 現代 Modern / 古典 Historic__ ラジオボタンで合体記号の印刷上のスタイルを選びます。2つのスタイルの違いは、次の通りです。:
関連する代替方法と記号の組み合わせが効果を表し適切な配置となるには、通奏低音のテキストが次のルールに従うことが必要です。
これらルールに反した文字入力は処理の対象とはならず、あるがままに保存され表示されますが、レイアウトからは外れます。
Type: | to get: |
---|---|
Ctrl+G | 選択した音符に新しく通奏低音グループを加える |
Space | 編集ボックスを次の音へ進める |
Shift+Space | 編集ボックスを前の音へ進める |
Tab | 編集ボックスを次の小節に進める |
Shift+Tab | 編集ボックスを前の小節に進める |
Ctrl+1 | 編集ボックスを64分音符分進める、前のグループの長さの設定 |
Ctrl+2 | 編集ボックスを32分音符分進める、前のグループの長さの設定 |
Ctrl+3 | 編集ボックスを16分音符分進める、前のグループの長さの設定 |
Ctrl+4 | 編集ボックスを8分音符分進める、前のグループの長さの設定 |
Ctrl+5 | 編集ボックスを4分音符分進める、前のグループの長さの設定 |
Ctrl+6 | 編集ボックスを2分音符分進める、前のグループの長さの設定 |
Ctrl+7 | 編集ボックスを全音符 (semibreve) 分進める、前のグループの長さの設定 |
Ctrl+8 | 編集ボックスを倍全音符 (breve) 分進める、前のグループの長さの設定 |
Ctrl+Space | 実際の空白を挿入; 数字を "2行目に表示する" のに有益 (例 5 4 -> 3). |
B B | ダブルフラットを入力 |
B | フラットを入力 |
H | ナチュラルを入力 |
# | シャープを入力 |
# # | ダブルシャープを入力 |
_ | 継続線を入力 |
_ _ | 拡張継続線を入力 |
_注__: Mac でのコマンドは Ctrl に代え Cmd を使います。
MuseScore では音符入力モードを選べます。既定値は ステップタイム (下記ご参照)で、他のモードには、音符入力ツールバー の音符入力ボタンの隣にある小さなドロップダウン矢印をクリックすればアクセスできます。
これが既定の音符入力方法で、1度に1つの音符を入力します:最初にマウス・パソコンキーボードを使って音符の長さを選び、それからマウス・パソコンキーボード・MIDIキーボード・バーチャルピアノ を使って音高を指定します。
より詳しくは 音符入力の基本 をご参照ください。
リピッチモードでは、一連の音符について、音価を変更することなく音高を修正することができます。(臨時記号: 音高の変更 とは異なります。)
リピッチ 機能を使えば、同じ長さのシークエンスを既存のフレーズをコピー・アンド・ペーストし、それをリピッチすることで新たなフレーズを作り出すこともできます。
リズムモードでは、キーを一度押すことで音の長さを入力できます。リズムとリピッチモードを組み合わせると、音符入力を効率的に行うことができます。
リアルタイム・モードでの基本は、MIDIキーボード (あるいは MuseScore の 仮想ピアノキーボード) で演奏し、それを記譜することができます。しかし、現時点では次の制限があることをお忘れなく。:
一方で、これらの制限により MuseScore の想定作業範囲が限定できることになり、リアルタイム・モードの信頼性を維持するのに役立っています。
リアルタイムの自動バージョンでは、メトロノームのクリックに従った固定のテンポで演奏します。そのテンポは、メニューから: 編集 → 環境設定... → 音符入力モード (Mac: MuseScore → 環境設定... → 音符入力モード) で調整できます。
キーを放すと即座にスコアでの動きが止まります。休符を入力するなどスコアを次に進ませたい場合には、リアルタイムアドバンスショートカット を使ってメトロノームを開始します。
リアルタイムの手動バージョンでは、キーやペダルをタップしてあなたの入力テンポを示す必要がありますが、自由なスピードで良く、一定である必要はありません。 テンポを設定する初期設定のキー ("リアルタイムアドバンス" と呼びます) は10キーパッドの Enter (Mac: Fn+Return ですが、これを MIDIキー あるいは MIDIペダル に変更することを強くお勧めします (下記 ご参照)。
リアルタイム・アドバンス・ショートカットは、手動のリアルタイム・モードにおいて拍を打つためや、あるいは、自動のリアルタイム・モードにおいてメトロノームの開始のために用いられます。 スコア上の入力位置を先に進めることから "リアルタイム・アドバンス" と呼ばれます。
リアルタイム・アドバンス・キーの初期設定は10キーパッドの Enter (Mac: Fn+Return), キーですが、 MuseScore の MIDI リモートコントロール を使って MIDIキー あるいは MIDIペダル に変更されるよう強くお勧めします。MIDI リモートコントロールは、メニューから: 編集 → 環境設定... → 音符入力モード (Mac: MuseScore → 環境設定... → 音符入力モード) に有ります。
他には、USB 型フットスイッチやコンピュータ・ペダルなど、キーボードでのキー操作ができるものがあり、それに10キーパッドの Emter キーの機能をさせる可能性があります。
入力した音符は開始位置として選択した要素の直前に位置づけられ、青いるの四角いマーカーで強調表示されます。開始位置の要素と同じ小節でそれに続く音符・休符は後ろに押し下げられます。矢印キー → ・← を使って入力位置を前後に移動することができ、新たな入力位置が強調表示されます。
挿入 入力モード (ver. 3.0.2 以前では タイムワイズ の名称) では、小節内の音符・休符の挿入・削除ができ、それに続く要素は自動的に移動します。操作に従って 小節の長さ は自動的に更新されます。
音符1つか2つだけ入力するのであれば、ショートカットを使うこともできます。:
その小節の音符・休符全体の長さが 拍子記号 と合わなくなった場合、小節の上に小さなl + か - 記号が表示されます。
選択した範囲を削除 (ツール) もご参照ください。
音符入力モードを抜けるには、音符入力ツールボタンをクリックするか、N を押すか、Esc を押します。これにより 通常モード に入ることになり、音価を変更したり、次のように音符・休符を削除することができます。:
この章では、MuseScore を使う上でのサポートを見つける方法として 参照すべき最適な所、フォーラムで質問する最適な方法、そしてバグを報告する際の要領について説明します。
MuseScore のソフトウェアとドキュメンテーションをあなた自身の言語に翻訳することについてお手伝いいただけますので、Translation instructions を見てください。
MuseScore has the option to revert back to the standard built-in presets or "factory-settings". This can be necessary if your settings are corrupted. Warning: Reverting to factory settings removes any changes you have made to the preferences, palettes, or window settings. This is not a commonly needed procedure; consult the forums first, as there may be a way to solve your problem without resetting everything.
If MuseScore still starts, it is possible to revert from within MuseScore.
Go to Help→Revert to Factory Settings. A warning dialog will appear:
Clicking Yes resets all MuseScore's settings as if the program was installed for the first time, and MuseScore will immediately restart. No will safely cancel the revert.
If MuseScore does not start, you must run this process via the command line.
Click Open to leave the Browse dialog and return to the Run dialog. The following text (or something similar) should display in the Run dialog
C:\Program Files\MuseScore 3\bin\MuseScore3.exe
(actually %ProgramFiles%\MuseScore 3\bin\MuseScore3.exe
)
For the 32-bit version of MuseScore in a 64-bit version of Windows, the location is
C:\Program Files (x86)\MuseScore 3\bin\MuseScore3.exe
(actually %ProgramFiles(x86)%\MuseScore 3\bin\MuseScore3.exe
)
For the Windows Store version (Windows 10), it is pretty well hidden, search for it via Windows Explorer
Click after the quote and add a space followed by a hyphen and a capital F: -F
After a few seconds, MuseScore should start and all the settings reverted to "factory settings".
For advanced users, the main preference file is located at:
C:\Users\[USERNAME]\AppData\Roaming\MuseScore\MuseScore3.ini
%APPDATA%\MuseScore\MuseScore3.ini
)The other preferences (palettes, session, shortcuts, workspaces...) are in:
C:\Users\[USERNAME]\AppData\Local\MuseScore\MuseScore3\
(actually %LOCALAPPDATA%\MuseScore\MuseScore3\
)
For the Windows Store version (Windows 10), these are pretty well hidden, search for them via Windows Explorer
Type (or copy/paste) the following command into your terminal line (include the '/' at the front):
/Applications/MuseScore\ 3.app/Contents/MacOS/mscore -F
This resets all MuseScore preferences to factory settings and immediately launches the MuseScore application. Note that you cannot quit the Terminal without quitting MuseScore. You can safely quit MuseScore, quit the Terminal, and then reopen MuseScore in the normal fashion, ready to continue using.
For advanced users, the main MuseScore preference file is located at ~/Library/Preferences/org.musescore.MuseScore3.plist
. Often, deleting this file has no effect: macOS stores a cached copy of the settings in some unknown location. The correct way to delete this file, is by running the following command in the Terminal app:
defaults delete org.musescore.MuseScore3
The other preferences (palettes, session, shortcuts, workspaces...) are in ~/Library/Application\ Support/MuseScore/MuseScore3/
. (Those are not cached by macOS.)
The following is true for Ubuntu, and most likely all other Linux distributions and UNIX-style operating systems.
Type, (or copy/paste) the following command into your terminal line (Ctrl+Shift+V to paste in Terminal):
mscore -F
Or, if you are using the AppImage version, you must first use the cd
command to change directory to wherever you saved the AppImage. For example, if you saved it to your Desktop (and there is only one):
cd ~/Desktop
./MuseScore*.AppImage -F
This resets all MuseScore preferences to factory settings and immediately launches the MuseScore application. You can now quit Terminal, and continue using MuseScore.
For advanced users, the main MuseScore preference file is located at ${XDG_CONFIG_HOME:-~/.config}/MuseScore/MuseScore3.ini
.
The other preferences (palettes, session, shortcuts, workspaces, …) are in ${XDG_DATA_HOME:-~/.local/share}/MuseScore/MuseScore3/
.
musescore.org のイシュー・トラッカーは 2023 年 3 月に廃止されましたので、それに代わり GitHub でバグを報告してください:
https://github.com/musescore/MuseScore/issues
イシュー・トラッカー にバグ レポートや機能リクエストを提出する前に、まず 類似の件を検索 し、関連するものが何も見つからない場合は フォーラム に投稿すれば、そのバグが本物であることを確かめる手助けだったり、新機能についてのアイデアやセカンドオピニオンを提供したり、コンセンサスを集めるのに役立ちます。
musescore.org のイシュー・ラッカー の役割は、github の課題 を開く前にトリアージすることです。 想定されることは、.org トラッカーがある時点で、github の問題へのリンクを容易にするためにいくつかの変更が加えられることです。 (出典)
そのイシューが github に報告され次第、musescore.org でのそのイシューには重複と記され、トリアージ・システムは整理されます。
イシュートラッカー に投稿する前に:
最新の nightly でイシューの状況が再現されるかを確かめてましょう。更新履歴 を参照して、そのイシューが既に解決・導入されたものかを確かめましょう。
一件の報告は一件のイシューに限定し、次の情報をできる限り多く含めてください:
問題を生じているスコアを、その問題のある部分だけでもよいので、添付してください。- 投稿をタイプするページの下にある 保存 と プレビュー ボタンのすぐ上にある "ファイル添付" のオプションを使います。
issue detail field に正確に記載してください。例えば、フォーラムで類似の経験を集めたことがなければ、Frequency: Once と記載しましょう。Once the issue is referred/reposted to github, the one on musescore.org will be marked Duplicate to unclutter the triage system, jump to triage above.
フォーラムのトピックにコメントを書く場合、次の表記を使ってイシュー・トラッカーの問題を参照できます: '[#number]'
こうすることで、コメント内のリンクにイシューのタイトルが含まれ、イシューの現在のステータスが反映されます。 さらに、フォーラムのトピックがイシュー自体にリストされるようになります。
[#153286] と入力すると #153286: Change instrument causes a crash が得られます。
ほとんどのキーボードショートカットはカスタマイズでき、編集→環境設定...→ショートカット (Mac: MuseScore→環境設定...→ショートカット) で行います。以下、当初ショートカット設定の一部です。
スコアの最初へ: Home (Mac: Fn+←)
スコアの最終頁へ: End (Mac: Fn+→)
検索 / GO TO (小節番号、リハーサルマーク、あるいは XXをページ番号として pXX): Ctrl+F (Mac: Cmd+F)
次のスコアへ: Ctrl+Tab
前のスコアへ: Shift+Ctrl+Tab
ズームイン: Ctrl++ (システムに依存) (Mac: Cmd++); あるいは Ctrl (Mac: Cmd) + 上スクロール
ズームアウト: Ctrl+- (Mac: Cmd+-); あるいは Ctrl (Mac: Cmd) + 下スクロール
次のページへ: Pg Dn; or Shift + 下スクロール (Mac: Fn+↓)
前のページへ: Pg Up; or Shift + 上スクロール (Mac: Fn+↑)
次の小節へ: Ctrl+→ (Mac: Cmd+→)
前の小節へ: Ctrl+← (Mac: Cmd+←)
次の音符へ: →
前の音符へ: ←
下の音符 へ (コードの中や下の譜表): Alt+↓
上の音符へ (コードの中や上の譜表): Alt+↑
コードの中の一番上の音符へ: Ctrl+Alt+↑ (Ubuntu ではこのショートカットはワークスペースへの移動)
コードの中の一番下の音符へ: Ctrl+Alt+↓ (Ubuntu ではこのショートカットはワークスペースへの移動)
次の要素 (ユーザー補助): Alt+→
前の要素 (ユーザー補助): Alt+←
音符入力モードを開始: N
音符入力モードを終了: N or Esc
1 ... 9: 音価を指定 音符の入力 をご参照
前の音符の半分の音価: Q
前の音符の倍の音価: W
音価を付点分短く: Shift+Q (例: 付点 4分音符 は4分音符になり、4分音符は付点 8分音符 になる。)
音価を付点分長く: Shift+W (例: 8分音符は付点8分音符になり、付点8分音符は4分音符になる。)
音符入力モードにあって、声部を選ぶには:
声部 1: Ctrl+Alt+1 (Mac: Cmd+Option+1)
声部 2: Ctrl+Alt+2 (Mac: Cmd+Option+2)
声部 3: Ctrl+Alt+3 (Mac: Cmd+Option+3)
声部 4: Ctrl+Alt+4 (Mac: Cmd+Option+4)
ピッチは音名 (A-G) の文字入力で、あるいは MIDI キーボードで行えます。詳しくは 音符の入力 をご参照ください。
前の音符やコードの繰り返し: R (異なる音価での繰り返しには、入力前に 音価 を選んでおきます。)
選択したものの繰り返し: R (選択 した最後の音符の次の音符から繰り返します)
ピッチを1オクターブ高く: Ctrl+↑ (Mac: Cmd+↑)
ピッチを1オクターブ低く: Ctrl+↓ (Mac: Cmd+↓)
ピッチを半音上げる (♯): ↑
ピッチを半音下げる (♭): ↓
1音階上げる: Alt+Shift+↑
1音階下げる: Alt+Shift+↓
異名同音を、記譜調・合奏調とも、順に表示: J
異名同音を、その時点の表示についてのみ、順に表示: Ctrl+J (Mac: Cmd+J)
休符: 0 (ゼロ)
現在の音符に上の音程の音符を加える: Alt+[数字]
上下反転 (符幹、スラー、タイ、連符の括弧など): X
符頭を左右反転: Shift+X
小節の間隔を 広くする: }
小節の間隔を狭くする: {
選択した縦線で譜表を 折り返す: Return
選択した縦線でページを区切り: Ctrl+Return (Mac: Cmd+Return)
スタッカート: Shift+S
テヌート: Shift+N
スフォルツァンド (アクセント): Shift+V
マルカート: Shift+O
装飾音符 (acciaccatura): /
クレッシェンド: <
デクレッシェンド: >
譜表テキスト: Ctrl+T (Mac:Cmd+T)
段テキスト: Ctrl+Shift+T (Mac: Cmd+Shift+T)
テンポ テキスト: Alt+T
リハーサルマーク: Ctrl+M (Mac: Cmd+M)
音符に歌詞を入力: Ctrl+L (Mac: Cmd+L)
歌詞の前の音節へ: Shift+Space
歌詞の次の音節へ: 現在と次の音節が "-" で分けてある場合': -、でなければSpace
音節を左に 0.1sp 移動: ←
音節を右に 0.1sp 移動: →
音節を左に 1sp 移動: Ctrl+← (Mac: Cmd+←)
音節を右に 1sp 移動: Ctrl+→ (Mac: Cmd+→)
音節を左に 0.01sp 移動: Alt+←
音節を右に 0.01sp 移動: Alt+→
上の歌詞へ: Ctrl+↑ (Mac: Cmd+↑)
下の歌詞へ: Ctrl+↓ (Mac: Cmd+↓)
歌詞に関するショートカットキーの詳細は歌詞 をご参照ください。
タイムライン: F12 (Mac: Fn+F12)
再生パネル: F11 (Mac: Fn+F11)
ミキサー: F10 (Mac: Fn+F10)
パレット: F9 (Mac: Fn+F9)
インスペクタ: F8 (Mac: Fn+F8)
ピアノキーボード: P
選択フィルタ: F6
全画面表示: Ctrl+U (Mac: ショートカットキーはなく、次のコマンドを利用 View→Full screen )
選択した要素の表示・非表示、トグルスイッチ: V
楽器ダイアログの表示: I
長休符のオン・オフ、トグルスイッチ: M
要素をディフォルト位置にリセット: Ctrl+R (Mac: Cmd+R)
MSCORE(1) — General Commands Manual Page
mscore, MuseScore3 — MuseScore 3 sheet music editor
You can launch MuseScore from the command line by typing
[options] and [filename] are optional. For this to work the MuseScore executable must be in %PATH%
(Windows) resp. $PATH
(Mac and Linux). If it is not, see Revert to factory settings for detailed instructions on how and where to find and execute the MuseScore executable from the command line on the various supported platforms.
A more detailed synopsis follows:
mscore [-deFfhIiLmnOPRstvw]
[-a | --use-audio driver]
[-b | --bitrate bitrate]
[-c | --config-folder pathname]
[-D | --monitor-resolution DPI]
[-d | --debug]
[-E | --install-extension extension file]
[-e | --experimental]
[-F | --factory-settings]
[-f | --force]
[-h | -? | --help]
[-I | --dump-midi-in]
[-i | --load-icons]
[-j | --job file.json]
[-L | --layout-debug]
[-M | --midi-operations file]
[-m | --no-midi]
[-n | --new-score]
[-O | --dump-midi-out]
[-o | --export-to file]
[-P | --export-score-parts]
[-p | --plugin name]
[-R | --revert-settings]
[-r | --image-resolution DPI]
[-S | --style style]
[-s | --no-synthesizer]
[-T | --trim-image margin]
[-t | --test-mode]
[-v | --version]
[-w | --no-webview]
[-x | --gui-scaling factor]
[--diff]
[--long-version]
[--no-fallback-font]
[--raw-diff]
[--run-test-script]
[--score-media]
[--score-meta]
[--highlight-config]
[--score-mp3]
[--score-parts]
[--score-parts-pdf]
[--score-transpose]
[--source-update]
[--template-mode]
[file ...]
MuseScore is a Free and Open Source WYSIWYG cross-platform multi-lingual music composition and notation software, released under the GNU General Public Licence (GPLv2).
Running mscore without any extra options launches the full graphical MuseScore program and opens any files specified on the command line.
The options are as follows:
Use audio driver: one of jack, alsa, portaudio, pulse
Set MP3 output bitrate in kbit/s
Override configuration and settings directory
Specify monitor resolution (override autodetection)
Start MuseScore in debug mode
Install an extension file; soundfonts are loaded by default unless -e is also specified
Enable experimental features, such as layers
Use only the standard built-in presets (“factory settings”) and delete user preferences; compare with the -R option (see also Revert to factory settings)
Ignore score corruption and version mismatch warnings in “converter mode”
Display an overview of invocation instructions (doesn’t work on Windows)
Display all MIDI input on the console
Load icons from the filesystem; useful if you want to edit the MuseScore icons and preview the changes
Process a conversion job (see EXAMPLES below)
Start MuseScore in layout debug mode
Specify MIDI import operations file (see EXAMPLES below)
Disable MIDI input
Start with the New Score wizard regardless whether it’s enabled or disabled in the user preferences
Display all MIDI output on the console
Export the given (or currently opened) file to the specified output file. The file type depends on the extension of the filename given. This option switches to “converter mode” and avoids the graphical user interface.
When converting to PDF with the -o option, append each part’s pages to the created PDF file. If the score has no parts, all default parts will temporarily be generated automatically.
Execute the named plugin
Use only the standard built-in presets (“factory settings”) but do not delete user preferences; compare with the -F option
Set image resolution for conversion to PNG files. Default: 300 DPI (actually, the value of “Resolution” of the PNG option group in the Export tab of the preferences)
Load a style file first; useful for use with the -o option
Disable the integrated software synthesizer
Trim exported PNG and SVG images to remove whitespace surrounding the score. The specified margin, in pixels, will be retained (use 0
for a tightly cropped image). When exporting to SVG, this option only works with single-page scores.
Set test mode flag for all files, includes --template-mode
Display the name and version of the application without starting the graphical user interface (doesn’t work on Windows)
Disable the web view component in the Start Center
Scale the score display and other GUI elements by the specified factor; intended for use with high-resolution displays
Print a conditioned diff between the given scores
Display the full name, version and git revision of the application without starting the graphical user interface (doesn’t work on Windows)
Don’t use Bravura as fallback musical font
Print a raw diff between the given scores
Run script tests listed in the command line arguments
Export all media (except MP3) for a given score as a single JSON document to stdout
Set highlight to svg, generated from a given score
Export score metadata to JSON document and print it to stdout
Generate an MP3 for the given score and export it as a single JSON document to stdout
Generate parts data for the given score and save them to separate mscz files
Generate parts data for the given score and export it as a single JSON document to stdout
Transpose the given score and export the data to a single JSON file, print it to stdout
Update the source in the given score
Save files in template mode (e.g. without page sizes)
MuseScore also supports the automatic Qt command line options.
The argument to the -j option must be the pathname of a file comprised of a valid JSON document honoring the following specification:
The top-level element must be a JSONArray, which may be empty.
Each array element must be a JSONObject with the following keys:
in
: Value is the name of the input file (score to convert), as JSONString.plugin
: Value is the filename of a plugin (with the .qml
extension), which will be read from either the global or per-user plugin path and executed before the conversion output happens, as JSONString. Optional, but at least one of plugin
and out
must be given.out
: Value is the conversion output target, as defined below. Optional, but at least one of plugin
and out
must be given.The conversion output target may be a filename (with extension, which decided the format to convert to), as JSONString.
The conversion output target may be a JSONArray of filenames as JSONString, as above, which will cause the score to be written to multiple output files (in multiple output formats) sequentially, without being closed, re-opened and re-processed in between.
If the conversion output target is a JSONArray, one or more of its elements may also be, each, a JSONArray of two JSONStrings (called first and second half in the following description). This will cause part extraction: for each such two-tuple, all extant parts of the score will be saved individually, with filenames being composed by concatenating the first half, the name (title) of the part, and the second half. The resulting string must be a valid filename (with extension, determining the output format). If a score has no parts (excerpts) defined, this will be silently ignored without error.
Valid file extensions for output are:
flac
metajson
mid
midi
mlog
mp3
mpos
mscx
mscz
musicxml
mxl
ogg
pdf
png
spos
svg
wav
xml
See below for an example.
SKIP_LIBJACK
XDG_CONFIG_HOME
~/.config
if unset.XDG_DATA_HOME
~/.local/share
if unset.Note that MuseScore also supports the normal Qt environment variables such as QT_QPA_GENERIC_PLUGINS
, QT_QPA_PLATFORM
, QT_QPA_PLATFORMTHEME
, QT_QPA_PLATFORM_PLUGIN_PATH
, QT_STYLE_OVERRIDE
, DISPLAY
, etc.
/usr/share/mscore-3.0/
contains the application support data (demos, instruments, localization, system-wide plugins, soundfonts, styles, chords, templates and wallpapers). In the Debian packages, system-wide soundfonts are installed into /usr/share/sounds/sf2/
, /usr/share/sounds/sf3/
or /usr/share/sounds/sfz/
, respectively, instead.
The per-user data (extensions, plugins, soundfonts, styles, templates) and files (images, scores) are normally installed into subdirectories under ~/MuseScore3/
but may be changed in the configuration. Note that snapshot, alpha and beta versions use MuseScore3Development
instead of MuseScore3
in all of these paths.
$XDG_CONFIG_HOME/MuseScore/MuseScore3.ini
contains the user preferences, list of recently used files and their locations, window sizes and positions, etc. See above for development version paths.
$XDG_DATA_HOME/data/MuseScore/MuseScore3/
contains updated localization files downloaded from within the program, plugin information, cached scores, credentials for the musescore.com community site, session information, synthesizer settings, custom key and time signatures and shortcuts. See above for development version paths.
mscore -o 'My Score.pdf' 'My Score.mscz'
mscore -j job.json
This requires the file job.json
in the current working directory to have content similar to the following:
[
{
"in": "Reunion.mscz",
"out": "Reunion-coloured.pdf",
"plugin": "colornotes.qml"
},
{
"in": "Reunion.mscz",
"out": [
"Reunion.pdf",
[ "Reunion (part for ", ").pdf" ],
"Reunion.musicxml",
"Reunion.mid"
]
},
{
"in": "Piece with excerpts.mscz",
"out": [
"Piece with excerpts (Partitura).pdf",
[ "Piece with excerpts (part for ", ").pdf" ],
"Piece with excerpts.mid"
]
}
]
The last part of the job would, for example, cause files like “Piece with excerpts (part for Violin).pdf
” to be generated alongside the conductor’s partitura and a MIDI file with the full orchestra sound, whereas the equivalent part of the Reunion conversion will be silently ignored (because the Reunion piece (a MuseScore demo) has no excerpts defined).
The attached midi_import_options.xml
is a sample MIDI import operations file for the -M option.
The mscore utility exits 0 on success, and >0 if an error occurs.
fluidsynth(1), midicsv(1), timidity(1), qtoptions(7)
Online Handbook, full user manual
Support Forum
Reverting to factory settings (troubleshooting)
Project Issue Tracker — Please check first to if the bug you’re encountering has already been reported. If you just need help with something, then please use the support forum instead.
Documentation of automatic Qt command line options
MuseScore attempts to implement the following standards:
MuseScore was split off the MusE sequencer in 2002 and has since become the foremost Open Source notation software.
MuseScore is developed by MuseScore BVBA and others.
This manual page was written by mirabilos <tg@debian.org>.
The automatic Qt command line options are removed from the argument vector before the application has a chance at option processing; this means that an invocation like mscore -S -reverse
has no chance at working because the -reverse
is removed by Qt first.
MuseScore does not honor /etc/papersize.
Probably some more; check the project’s bug tracker (cf. SEE ALSO).
MuseScore — January 12, 2021
MuseScore 3.6 introduces a new music font, Leland, a new default text font, Edwin (a version of New Century Schoolbook), and many new default settings. It also introduces a number of new features which are available in all newly-created scores by default, and which can also be applied automatically or manually to existing scores.
The three main features, which are interrelated, are:
The first two features apply at score creation time and are available in the New Score Wizard, though they can also be accessed later in the Instruments panel. Previously, it was up to the user to arrange instruments and add brackets manually once the score was created. The aim of these new features is to save time and give a better default result in the majority of cases, but it is not intended to accommodate every possible score setup. For unusual layouts, the results can be customised after the score is created, the features can be turned off completely, or a template could be used.
When creating a new score via 'Choose Instruments', there is now an 'Ordering' dropdown showing the current system of instrument ordering. 'Orchestral' is the default. As instruments are added to the score, they will be added in the correct position according to the select ordering. (Previously, each instrument would appear below whichever was currently selected in the right-hand list.) This also makes it easy to, for instance, add a double wind section, by selecting Flute, Oboe, Clarinet and Bassoon in the left-hand list, and clicking 'Add to score' twice.
Each ordering defines a position in the score for solo instruments. For example, in an orchestral ordering, this is above the strings. With an instrument selected in the right-hand list, the 'Make soloist' button will move it to that position. You can designate multiple soloists; within the soloist 'section' the overall ordering will apply. Solo instruments will have "solo" added to their name by default, and will be numbered separately from non-solo instruments, where relevant. Note that the soloist designation is a score layout feature only and has no impact on playback.
One quirk is that, for now, only a single soloist position is defined per ordering, so a work with a chorus plus both vocal and instrumental soloists will place the instrumental soloists above the chorus. These will need to be moved manually.
As before, instruments can be moved up and down manually with the buttons that are now to the right of the list. In the dropdown the ordering will have '(Customised)' appended to its name. The customised ordering is saved with the score. You can reset the order by selecting the original ordering (or a different one) from the dropdown.
Selecting the 'Custom' ordering disables this feature entirely, as well as the automatic bracketing.
The predefined ordering assigns instrument families (flutes, oboes, clarinets, etc.) and arranges those families into sections (woodwind, brass, percussion, etc.). Brackets are added automatically according to these simple rules:
Again, while this should provide reasonable defaults for most scores, it won't give perfect results for every possible style or layout. Fortunately, it is easy to make adjustments once the score is created.
There is a new algorithm for vertically justifying staves to properly fill the page, which is turned on by default for new scores in MuseScore 3.6. To turn this off, untick Format > Style > Page > Enable vertical justification of staves.
The basic principle of the algorithm is to try to make the space between staves equal, subject to two settings (all in Format > Style > Page):
The space between a brace and bracket will be determined by the larger of these two values. The "Max. great staff distance" setting is used to limit the amount of distance between staves joined by a curly brace. This is useful as these staves generally need to be read at once in a single glance by the player.
The "Max. system distance" and "Max. stave distance" should have reasonably large values to enable the routine to fill even quite sparse pages. Sometimes a page will not have enough staves for it to make sense to justify. In this case, once the algorithm first equalises the space as described above, it then adds extra space between the staves up to a maximum of the setting given in "Max. page fill distance" (multiplied by any relevant factor setting). If you find many pages are not fully justified, but you'd like them to be, try adjusting this setting. In general, a low value is likely to be best for a score with a small number of staves per system, and a larger one for larger numbers of staves.
The vertical justification is dynamic, and not tied to the section assignments of instruments used to determine the score order at the setup stage, so if you add or remove brackets the spacing will change accordingly. In the same way, if empty staves are hidden on a given system, the spacing will be determined only by the brackets which are present on that system.
Hopefully the default settings give good results in most cases, but it might take a bit of experimentation with the settings depending on the makeup of a score. If you are used to using spacers to achieve similar results, it is best to try to find settings which give a good result for the majority of the score, and use spacers only where local adjustments are necessary. It is planned for future versions to make this more configurable. For example, extra space could be suppressed for a specific bracket, or the value might be increased or decreased for a particular page or system.
This new option, which is turned on by default, is found in Style > Score > Enable indentation on first system. As the name suggests, it will indent the first system of a section in the customary way for classical scores. (The old workaround of using a frame for this is no longer necessary.) If there are instrument labels present, the maximum of either the value given for this setting or the length of the labels will apply.
When opening an old score, a dialog box gives the option to apply either the new notation font Leland, or the new text font Edwin, or both. Each of these applies a subset of the new default 3.6 style settings beyond just the font changes, for example, line widths and text sizes, but does not apply every one of the the new defaults, in the interest of minimising disruptive layout changes.
To apply all of the new defaults, including these text and notation font changes, open the Format > Style window and click the "Reset All Styles to Default" button at the bottom. This was formerly the Format > Reset Style menu option. The button behaves the same way, except that it no longer resets the page layout options which are set in the Format > Page Settings window; that window now has its own equivalent button, which will reset only those settings it contains. This means that the new style options can be tried out without completely ruining the layout of the score, though a few settings in the Score and Page settings of the Style window may need to be re-set manually.
If it is an option, delete any non-essential system and page breaks, then select the whole score and select Format > Stretch > Reset Layout Stretch. Also delete spacers if you want to see the default results of the new vertical justification algorithm (see below).
Edwin has wider character sizes in general than FreeSerif (though slightly smaller default point sizes are used) so it is quite likely that the Edwin option will cause layout changes, particularly in scores with lyrics. Leland will affect the spacing less radically, but some adjustments may still be necessary.
Text items which have local style overrides applied will not have those customisations removed, either as part of the score migration process, or via the Reset Styles options. This may result in an inconsistent score where some text retains its old font face or size. The new menu option Format > Reset Text Style Overrides will remove these customisations, resetting all text items to match the currently defined text styles. (This is equivalent to clicking 'Reset to style default' for each attribute in the Text area of the Inspector.) Note that this does not remove Custom Formatting, which must be done manually if required.
Press I to open the Instruments panel, or choose the Edit > Instruments menu item. Assuming the score was created pre-3.6, the selected ordering will be 'Custom'. If you wish to apply a standard ordering, select one from the menu, for example 'Orchestral'. The instruments in the score will be reordered according to that definition, and have brackets and braces applied accordingly. Note that any existing brackets and braces will be deleted.
If you want to use this feature but have previously been using spacers to create extra or fixed distance between staves, it would be best to delete all those spacers first, as they will distort how the new algorithm works. A quick way to do this is by right-clicking any spacer, choosing Select > All Similar Elements, and pressing Delete.
Turn this feature on by selecting Style > Page > Enable vertical justification of staves. Then you can reintroduce spacers if there are specific places where the default spacing needs adjustment.
In the process of investigating style settings, engraving issues, and creating a new music font, many issues were uncovered which needed to be corrected and which may have a small impact on the appearance of existing scores. In some cases it is possible to undo these manually.
A long-standing error in the interpretation of the beamDistance setting that is defined alongside SMuFL fonts meant that this value was frequently half as big as it ought to be in MuseScore, including with Emmentaler and Bravura. (MuseScore defines the distance between beams as a percentage of the thickness of a beam, but for SMuFL the setting is an absolute distance in stave spaces. The normal thickness of a beam is 0.5sp, and the standard distance between beams is also 0.25sp, which MuseScore interpreted as 25% of 0.5sp, i.e. 0.125sp.)
The new correct interpretation of this value, 50%, will be applied even to existing scores, unless this value had been explicitly overridden. The extra space is added inwards, so the position of the outermost beams remains the same. If you really want the old, very-tight spacing, set Style > Beams > Beam distance manually to 25%.
Before (beam distance 25%):
After (beam distance 50%):
In a similar way, MuseScore interpreted this SMuFL value as the total extension of the ledger line beyond the notehead (i.e. x/2 at each side), when the value is meant to be the extension at each side. This error was also masked by a square cap being used for the line, rather than a straight cap, thus also adding half of the line thickness at each end.
As with beam spacing, if this setting was not explicitly overridden in the file, a new default will be applied even in old scores, but this will give identical results. If you did adjust this value, this value will be preserved, but will produce ledger lines that are too long. You can convert the value manually with the formula:
new value = (x / 2) - (y / 2)
where x is the previous 'Ledger line length' value, and y is the 'Ledger line thickness' value. Or, just use the now correctly-interpreted default settings for each font:
Round caps were previously drawn on stems. This has been replaced with a flat cap. Partly this is to make the length of the stem more exact, but mainly it is so that the round cap does not obscure the design of the tip of the flag symbols in each font. Emmentaler's flags, for instance, are designed with a flat tip; Bravura and Leland have rounded tips which are not exactly symmetrical.
The placement of flags was also previously at odds with SMuFL fonts: a calculation was made of how much to extend the stem for a given number of flags, and then the flag symbol was drawn with the top or bottom of its bounding box at the end of the stem. Now, the presence of flags does not affect stem length (i.e. a normal length stem is used for a note according to its vertical position and stem direction) and the flag symbol is then placed with its y=0 at the end of the stem. Any 'extension' of the stem is thus determined by the extent to which the flag symbol extends above or below y=0. The flags in Emmentaler, as used within MuseScore, have been repositioned to reflect this, and to match other SMuFL fonts.
The result of this is that flags may appear slightly lower or higher than they did previously; however, their positioning now reflects the intentions of the designers of each of the available fonts. Beamed notes are not affected.
Before (Bravura, in 3.5):
After (Bravura, in 3.6):
Previously MuseScore did not add any space between the bounding boxes of accidentals and brackets around them. Now a small amount of padding is added, which can be customised via Style > Accidentals > Padding inside parentheses.
Before (Bravura, in 3.5):
After (Bravura, in 3.6):
These have been replaced with those taken from Parnassus. For details, see PR #6747.
MuseScore 3 には新機能や強化された機能がいくつも含まれています。それを短くまとめた Release notes for MuseScore 3 をご参照ください。もう少し詳しい解説をハンドブックの該当ページを参照しつつ、以下お知らせします。
MuseScore はスコア上の各要素を (a) スタイル デフォルトに設定されたプロパティと (b) 手動による調整に従って位置決めします。自動配置が可能な要素については、MuseScore は重なり合うことを避けるよう、必要に応じて1つあるいは複数の要素を移動します。
自動配置 をご参照ください。
ほとんどの要素のデフォルト位置は フォーマット → スタイル の設定によって決まります。そのデフォルト設定を変えることができますし、インスペクタ で手動で調整(下記ご参照)し、さらにその右側にある "S(スタイルに設定)" を使ってスタイルに設定することができます。
要素のタイプによりプロパティは異なりますが、概ね次のものが含まれます。
自動配置 をご参照ください。
多くの要素は譜表の上あるいは下に配置することができます。ある要素の位置を上から下、あるいは下から上に変えるには インスペクタ の "配置" で設定するか、キーボードショートカットの "X" を押します。
位置を手動で調整するにはドラグするか、あるいはインスペクタのオフセットを変更します。ただし、どちらの方法でも他の要素と重なるような設定はできません。自由に位置決めをしたい場合には、自動配置のチェックを外します。
自動配置 をご参照ください。
その要素の自動配置を不可とするには、インスペクタの "自動配置" のチェックを外します。その要素はデフォルト位置に戻り、他の自動配置となっている要素の影響を受けません。
自動配置 をご参照ください。
インスペクタの "積み重ね順" 設定で、複数の要素が重なり合い自動配置によって動かない場合にどの要素が積み重なるかをコントロールします。
自動配置 をご参照ください。
テキストのフォーマットは3つの条件で行われます。
テキストの基本、テキストスタイルとプロパティ をご参照ください。
それぞれのテキスト要素はそれに応じた テキストスタイル を伴っています。その要素の種類によりデフォルトのスタイルが設定されていて、譜表テキストには譜表テキストスタイルがあり、強弱記号には強弱記号テキストスタイルといった具合です。テキストスタイルはフォント、サイズ、太文字/イタリック体/下線の要否、アライメント、フレームの要否を定める既定値です。
フォーマット → スタイル → テキストスタイル を使えば、これらテキストスタイルの既定値を変更できます。例えば、リハーサル記号を大きくとか、歌詞をイタリック体にすることができます。こうした変更はそのスタイルを使う他の記号で既に入力済みのものも、その後加えるものについても適用されます。フォーマット→スタイルのダイアログで、テキストスタイル設定の一部が含まれている要素もあります。設定はリンクしていて、小節番号のフォントサイズはフォーマット→スタイル→小節番号でも、フォーマット→スタイル→テキストスタイル→小節番号でも変更可能です。効果は同じで、スコア上の小節番号全部がそのサイズになります。インスペクターを使ってテキストスタイルの既定値を変更することもできます。下の テキストプロパティ をご参照ください。
譜表テキスト、リハーサル記号や歌詞など直接入力したテキスト要素のほとんどについて、インスペクターのスタイルコントロールを使って別のテキストスタイルにすることができます。そうすることで、その要素の "本来の" スタイルとは異なるスタイルを使った表示となります。例えば、譜表テキストを選択し、テンポスタイルを与えることによって、あたかもテンポ記号のような表示にすることができます。
テキストの基本, テキストスタイルとプロパティ をご参照ください。
テキストコントロールはそのスタイルが使われる要素のプロパティの既定値を定めていますが、インスペクターを使えば特定の要素について、それらプロパティを変えることができます。例えば Ctrl+クリック で複数の譜表テキストを選択して、インスペクターでそれを大きくすることが可能です。各要素の右側にある "元のスタイルに戻す" ボタンを使えは、既定値に戻ります。
"S(スタイルに設定)" ボタンをクリックして、スタイルを一致させることもできます。従って、たとえば小節番号全部のサイズを変える方法として、小節番号を一つ選んでインスペクターでサイズを変更し、"S(スタイルに設定)" をクリックする方法もあります。
以前のバージョンと同じように、主ウィンドウの下に表示される ツールバーを使ってテキストをカスタムフォーマットを適用できます。したがって、一つの文で一語だけを太字にして他は通常のままとしたり、特定の文字を上付き文字としたりできます。また、インスペクターの[カスタムフォーマットを削除]ボタンを使用して選択したテキスト要素からカスタムフォーマットを全て取り除くこともできます。
テキスト編集をご参照ください。
スコアの中間で、譜表のサイズ、符頭の形状といった符頭の在り方、拍子記号の生成など、譜表プロパティを変更することができます。譜表タイプの変更のシンボルはテキストパレットにあります。これを、変更したい小節に加えてから、 インスペクターを使って 譜表の種類を変更 のプロパティを変更します。
譜表の種類を変更 をご参照ください。
特定の段について一時的な譜表を作成するには、まず通常の手順(編集→楽器)で譜表を加え、音符・休符を入力した後、その譜表を右クリックして 譜表/パートのプロパティ... を選び、"空の譜表を隠す" を "常に" に設定します。こうすることにより、(フォーマット→スタイルで)スコア全体に対する "空の譜表を隠す" を有効にしなくても、その譜表は必要な個所でのみ表示されることになります。
"空の譜表を隠す" の既定値は "自動" で、"(スタイルで)空の譜表を隠す" が有効であって、その譜表が空のときに非表示になります。
他の設定の "確認しない" は "(スタイルで)空の譜表を隠す" が有効であってもその譜表は非表示になりません。"楽器" は複数の譜表からなる楽器についてそれら全ての譜表が空の場合にのみ非表示となります。
カッタウェイ譜表は オシア や カッタウェイ スコアと呼ばれる音符が記譜されている小節のみを表示するもので、それを作るには、譜表を右クリックして"譜表/パートのプロパティ..." を選び、 "カッタウェイ" オプションを有効にします。これは "空の譜表を隠す(スタイル)" や "空の譜表を隠す(譜表/パートのプロパティ)" とは関わりなく利用できます。
"段のセパレータ" は短い斜線の集まりで、一つのページにある複数の段を見た目で分けるために使われます。MuseScore ではこれを自動的に加えることができ、フォ-マット → スタイル → 段 でセパレータの位置を左、右、あるいは両方に設定できます。個々のセパレータのスコア上の位置は手動で調整でき、非表示とすることもできます(現時点でこれらの設定は保存できません)。
MuseScoreにおける自動配置機能の一部として譜表の距離は自動で設定されるので、最小の間隔を設定しておいて、あとは必要に応じてより広くするよう MuseScore に任せておくことができます。MuseScore 2 では "譜表スペーサー" で譜表の距離を 増やす ことができましたが、MuseScore 3 では 減らす "譜表スペーサー固定" も "区切りとスペーサー" パレットにあり、そのスペーサーを適用して高さを調整します。そうすることで重なり合いを避けるべく MuseScore がスペースを加えるのではなく、自ら対応することができます。
スペーサー をご参照ください。
現在利用できません
In addition to the system, page, and section breaks familiar from MuseScore 2, the "Breaks & Spacers" palette now contains a new "Don't Break" element. This allows you to force two measures to be kept together, for example, if there is some complex passage that spans the measures and you want to make sure they are adjacent. If both measures don't fit on a system, MuseScore moves them both to the next system. (currently, this leaves a "hole" at the end of the first staff - is this a bug or is there some purpose behind it?)
スコア上の様々な楽器から パート譜 を作成することができる機能に加え、一つの楽器の特定の譜表、あるいは特定の譜表の特定の声部をパートとすることもできます。これにより、例えばフルート1とフルート2といった複数のパートをそれぞれ異なるパートとしたまま、それを合わせた1つの譜表を作ることができます。
パートのダイアログの下側に、"スコア記載の楽器" と "パート譜の楽器" の2つのセクションが設けられました。"新規" (あるいは "すべて新規")を使ってパート譜を作り出せば、上側にあるどのパートについても、下側で、そのパートにどの楽器を選ぶかだけではなく、選ばれた楽器のどの譜表のどの声部を選ぶかを選べます。
ある楽器をパート譜に加えるには "スコア記載の楽器"でその楽器を選び、"+" を押します。パート譜からある楽器を削除するには "パート譜の楽器" でその楽器を選び、"-" を押します。パート譜で譜表や声部をカスタマイズするには、"パート譜の楽器" のその楽器の前にある矢印をクリックすると、その楽器のすべての譜表と声部が拡大表示されます。譜表を削除するにはそれを選んで "-" を押し、声部を削除するにはそれのチェックを外します。
限定: 譜表で声部1だけを選択した場合、そのパート譜の譜表には声部1だけが含まれることになります。ですから、フルート1とフルート2を同じ譜表に記譜するには、たとえ途中で同じフレーズであるとしても2つの声部をその譜表に記譜する必要があります。また、そのフレーズのリズムが同じであったとしても2つのパートを重音で記譜するわけにはゆきません。
"パートに分解" は音符に加え声部を分けることができるよう、進歩しました。パートに分解 をご参照ください。
"1つのパートに集結" には次の2つのモードがあります。
一つの譜表を選択して "1つのパートに集結" を使えば、同じ拍で同じ音価の異なる声部の音符をコードに合算します。この機能は MuseScore 2 でも同じでしたが、若干のバグが修正されましたが。
複数の譜表を選択して "1つのパートに集結" をすると、各譜表の4つまでの声部で記譜されてる内容を合わせ、一番上の譜表に複数の声部としてまとめることができます。この点、声部とするのではなくコードにまとめることから同じリズムでなければならなかった MuseScore 2 とは異なります。この MuseScore 3 の在り方により、異なるパートが異なるリズムであっても元のまま維持して一つの譜表にまとめることができ、(4つの譜表の)SATB オープンスコアを(2つの譜表の)クローズド版に縮小するのに使えます。さらに、できる範囲で声部をコードにまとめたいといった場合には、この機能を再度働かせます。
ツール をご参照ください。
音符の入力や削除について、それによる変更に応じて小節を自動的に伸ばしたり縮めたりします。拍子のない音楽の作曲や通常の編集でも有用です。
現在選択されている音符の前にもう一つの音符を挿入するには、Ctrl+Shift を押しながら通常のように音符を加えます。例えば、音符入力モードにあって Ctrl+Shift+クリック すると、現在選択されている音符と同じ長さの音符をクリックした位置に挿入することがきます。Ctrl+Shift+B で現在のカーソル位置に現在選択している音価で B が挿入されます。ツールバーの音符入力ボタンの隣のドロップダウンメニューを使って挿入モードに切り替えることもできます。このモードでは、音符入力が Ctrl+Shift を押したままのように働き、その位置の既存の音符・休符を書き換えるのではなく、音符・休符を挿入してゆきます。
音符・休符を削除するには、音符入力モードではなく通常のモードでなくてはなりません。音符を選択し Ctrl+Del を押します。
音符入力モード, 選択した範囲を削除 (ツール) をご参照ください。
特定の音符の前の小節を分割するには、その位置にパレットから小節線を Ctrl を押しながら入力します。具体的には、音符を選択し、パレットの小節線を Ctrll+ダブルクリックします。また、ツール → 小節 → 選択した音符/休符の前で小節を分割、を使うこともできます。
2つの小節を結合するにはその間の小節線を選んで Ctrl+Del します。メニューの、ツール → 小節 → 選択した小節の結合、を使うこともできます。
小節の操作 をご参照ください。
タイムラインはスコア全体を画像的に表示します。表示 → タイムライン (F12) でアクセスします。上にはテンポ、調号、拍子記号の変化や、リハーサルマーク、繰返しや小節の複重線を表示しています。下はスコアの譜表を表し、空の小節がハイライトされています。その表示をクリックした箇所に応じたスコアの位置に移動します。
タイムライン をご参照ください。
スコア比較ツール(表示/スコア比較ツール)を使って、一つのスコアの異なる2つのバージョンを比較し、その差を見つけることができます。比較したい2つのスコアを選択し、"現在の版" あるいは "最後に保存した版" と比較したいかを指定して "比較する" ボタンをクリックします。(そのスコアの現在版を最後に保存した版と比べると、最後に保存した後に変更したものを見ることができるわけです。)差異が一覧となって右側に表示されます。選択したスコアは自動で左右表示となります。一覧に表示された差をダブルクリックすると、2つのスコアの変更された要素がハイライト表示されます。
通常は規定値の Intelligent 比較を使って人が読める形式 (例 "小節 1: 音符: property pitch changed from B4 to C5")の差異表示にします。また Raw モードを使えば実際の XML コードによる結果を表示することもできます。
スコア比較 をご参照ください。
ミキサー をご参照ください。
ピアノロールエディター をご参照ください。
"カポの設定" は譜表テキストのプロパティになり、その位置以降、次のカポの設定が行われるまで、すべての音符の音高を自動的に変化させることができるようになりました。
カポ再生 をご参照ください。
新しいユーザーインターフェースです。フレットボードダイアグラム をご参照ください。
インストール に記載のページから最新版をダウンロードし、インストールします。
MuseScore 3 のインストールには、1.x や 2.x をアンインストールする必要はありません-全バージョンは安定的に共存でき、並行して使用することもできます。ですから、アップグレードというより、異なるプログラムを新たにインストールするということです。
MuseScore 3 は、スコアが魅力的で読みやすい品質で表示されるよう改善しました。連桁の傾き、符幹の高さ、コードでの臨時記号や音符間隔のレイアウトなど、改善は多岐に渡っています。しかしながら、これは同時にMuseScore 1.x や 2.x で作られた楽譜が、3.x で作られる楽譜とは若干異なって見えることを意味します。
また、3.x で保存されたスコアは 1.x や 2.x では開けないという意味でもあります。
1.x や 2.x のスコアを誤って上書きすることの無いよう、3.x はインポートとして次のように扱います。:
1.x や 2.x のスコアのレイアウトを手動で調整していなければ、MuseScore は 3.x のレイアウト設定を使います。もし 1.x や 2.x のスコアのレイアウトを調整した場合、MuseScore 3.x で開いた際にそれは残っているはずですが、その周辺における若干の変更のため正しく表示されない場合があります。手動調整を全て 3.x のレイアウト設定で行う場合は、ショートカット Ctrl+A (Mac: Cmd+A) でスコア全体を選択し、 Ctrl+R (Mac: Cmd+R) でレイアウトをリセットします。
注: 1.x や 2.x のファイルを MuseScore 3 で開く際、レイアウトを既定値に再設定するかを問われます。
2.x/3.x でのサウンドは相当改良されていますが、MuseScore 1.x のサウンドが好みかも知れません。その場合、1.x のサウンドを 3.x で得るには、1.3サウンドフォントをダウンロードし、3.x に追加します。次の2段階で行います。
開発チームのメンバー全員が、使いやすくバグのないソフトウェアを作るために最善を尽くしましたが、MuseScore 3.xには既知の問題や制限があります。
異なる五線譜に異なる拍子記号を同時に設定できるローカル拍子記号は、非常に限定的な機能です。 ローカル拍子記号を追加できるのは、空の小節で、かつリンクしているパートがない場合のみです。 ローカル拍子記号を持つ小節に音符を追加する場合、音符入力モードで普通に入力できますが、コピー&ペーストは正しく動作せず、破損やクラッシュの原因となる場合があります。 ローカル拍子記号を持つ小節では、結合コマンドと分割コマンドは無効です。
ツールメニューにある リズムの再グループ化
コマンドは、意図しない副作用をもたらすことがあります。例えば、音程のスペルを変更したり、アーティキュレーション、グリッサンド、トレモロ、装飾音、特にアンドゥの場合はタイを削除したりします。このツールは、選択範囲が限定されている場合に注意して使用し、不要な変更が加えられたかどうかを判断できるようにしてください。
リンクする譜表/TAB譜システムで複数の音符の和音を入力する場合、正しいフレットの割り当てのために、音符は(最初の)上弦から下弦の順に入力する必要があります。
この制限は、TAB譜に直接音を入力する場合や、リンクしない譜表/TAB譜システムを使用する場合は適用されません。
ミキサーでサウンド以外の設定を変更しても、ウィンドウには「*」記号(訳注 ファイルの未保存状態を表す)はつきません。つまり、スコアを閉じても「閉じる前にスコアを保存しますか?」という警告が表示されない場合があります。 また、ミキサーの値を変更しても、元に戻すことはできません。
ヘッダーとフッターWYSIWYG方式で編集する方法はありません。フォーマット → スタイル → ヘッダー, フッター から表示されるフィールドは、プレーンテキストによる入力です。HTMLのような記法を含めることはできますが、テキストのスタイルやレイアウトなどはWYSIWYGエディターで編集することはできません。
以下のソフトウェアは、起動時にMuseScoreをクラッシュさせることが確認されています:
MuseScoreは、AVGでインターネット接続にアクセスする必要があります。MuseScoreはインターネット接続がなくても機能しますが、AVGがそれをブロックするとMuseScoreはハングアップします。
AVG がプロンプトを表示したら、MuseScoreを許可し、"Save my answer as a permanent rule and do not ask me next time."をチェックしてください。
それ以上プロンプトが出なくなったら
MuseScoreは、macOSで一部のフォントが破損している場合、音符が四角く表示されることが知られています。
この問題を解決するには
1.アプリケーション → フォントブック
2. Select a font and press ⌘+A to select them all
3. Go to File → Validate Fonts
4. If any font is reported as damaged or with minor problems, select it and delete it
5. 必要に応じて、MuseScoreを再起動
このフォーラムの記事では, "Adobe Jenson Pro (ajenson)"というフォントを発見し、そのフォントを削除することで問題を解決した方がいらっしゃいますので、こちらも確認してみてください。
デスクトップ環境アプリケーションのデフォルトフォントが太字に設定されている場合、MuseScoreは音符を正しく表示しません。
この問題を解決するには(gnome 2.*/MATEユーザー)
GNOME 3/SHELL ユーザーの場合は
Debian 6.0とLubuntu 10.10で、「名前を付けて保存」ダイアログが空白になるという報告がありました。
この問題を解決するには
ターミナルに次のように入力します
which mscore
コマンドを実行すると、mscore のパスが返ってきます。それをお好みのテキストエディタで編集し、冒頭に以下の行を追加してください
export QT_NO_GLIB=1
MuseScoreを起動すれば、問題は解決するはずです。
The list below is a glossary of frequently used terms in MuseScore as well as their meaning. The differences between American English and British English are marked with "(AE)" and "(BE)", respectively.
<singleNoteDynamics>
. Instruments' settings can be ignored by the master control in Synthesizer.A curved line between two adjavent notes of the same pitch to indicate a single note of combined duration:
The act of moving the pitches of one or more notes up or down by a constant interval. There may be several reasons for transposing a piece, for example: