装飾音符
装飾音符 は音楽的な飾りであり、通常の音符より小さく表示されるのが普通です。短前打音 (acciaccatura) は符幹にスラッシュを付けた小さな音符として表示されます。長前打音 (appoggiatura) にスラッシュは付けません。
装飾音符を作る
装飾音符は基本あるいはアドバンスワークスペースの パレット にあります。
装飾音符を加える
対のいずれかの方法を使います:
- 通常の音符を選んでから パレット の装飾音符をダブルクリックする、か
- パレットから装飾音符を通常の音符にドラッグする、か
- 短前打音に限っては、音符を選び / を押す
この操作で対象とする音符と同じ音高の装飾音符が加えられます。連続する装飾音符を加えるには、同じ操作を必要な回数繰り返します。音高を変える (下記) を参照ください。
注: スコアに装飾音符を加えた時点でスラーは自動的には作成されませんので、別途加えます。スラー を参照ください。
コードの装飾音符を加える
通常のコードと同じく、コードの装飾音符を作ることもできます。
- コードの最初の音符を上の方法で入力します。
- その装飾音符を選択し、それに続く音符を通常のコード入力同じように加えます。
(例えば、Shift+ 音名 (C, D, E etc...))
その2ステップ目で、音程の追加 のショートカットキーを使ってコードの装飾音符を作ることもできます。 (例えば、 Alt+1 ... 9Alt+1...9ユニゾンから9thまで)
音高を変える
通常の音符と同じく、装飾音符の音高を変えることができます。
- 対象とする装飾音符を選択します。
- 矢印キーを使って音高を変えます:
- ↑ or ↓ 音高を半音上下する
- Alt+Shift+↑ or Alt+Shift+↓ 調号に従って1音上下する
長さを変える
既に作成した装飾音符の長さを変えたい場合には、それを選び、ツールバーで音価を選ぶか 1 ... 9 (音符の入力 をご参照) とします。
手動で調整
トリルの終了など、音符の後ろ側の装飾音符の位置は、その音符を選択し、編集モードに入ってからキーボードの左右矢印キーを使うか、インスペクターのオフセット値を変更して調整しなくてはなりません。
外部リンク
- Grace note - Wikipedia英語版
- Appoggiatura - Wikipedia英語版
- Acciaccatura - Wikipedia英語版
- 装飾音 - Wikipedia日本語版